つみたてNISAはどの銀行・証券会社で口座開設するのがおすすめ?選ぶポイントごとにランキング形式で紹介
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つみたてNISAは、長期、積立、分散投資を支援する非課税制度であり、2018年にスタートしてから年々口座開設数を伸ばしています。

つみたてNISAは銀行や証券会社などの金融機関で扱っていますが、どの金融機関で始めたらいいのか迷っている人が多いのではないでしょうか。

結論として、つみたてNISAを始めるなら銀行よりも証券会社がおすすめです。

本記事では、つみたてNISAの口座選びで重要な7つのポイントごとに主な銀行や証券会社をランキング形式で比較します。つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. つみたてNISAの口座選びで重要な7つのポイント
    1. ①取扱銘柄数
    2. ②取扱銘柄の信託報酬
    3. ③クレカ積立のポイント還元率
    4. ④投資信託の保有でもらえるポイント数
    5. ⑤ポイント投資の自由度
    6. ⑥銀行引き落しの利便性
    7. ⑦最低積立金額の安さ
    8. つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3
      1. 1位:SBI証券
      2. 2位:楽天証券
      3. 3位:マネックス証券
    9. つみたてNISAをはじめとしたNISA制度をおさらい
      1. 2023年までのつみたてNISAや一般NISAの概要
      2. 2024年からの新NISAの概要
    10. つみたてNISAについてよくある疑問や質問
      1. 手数料はかかる?
      2. おすすめ銘柄は?
      3. 積立頻度はどうすればいい?
    11. つみたてNISAは銀行ではなく証券会社で口座開設しよう!
著者

著者・苛原 寛

金融系ライター兼ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。 また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。 現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。

編集者

編集者・北川真大

金融系ライター・個人投資家

明治大学法学部卒業後、証券会社に入社。入社後すぐに2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、個人営業に従事。証券営業の経験をもとに金融系の記事執筆やKindle出版を開始し、現在はフリーライターとして活動中。日本株、投資信託、暗号資産、不動産を保有する個人投資家でもあり、日本株の投資歴は累計7年以上に及ぶ。

・保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
証券外務員一種
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つみたてNISAの口座選びで重要な7つのポイント

つみたてNISAの口座選びで重要なポイントは、以下の7つです。主な銀行と証券会社、合計14の金融機関で比較します。

①取扱銘柄数

つみたてNISAの口座選びでまず確認したいのが、「取扱銘柄数」です。つみたてNISAでは、金融庁が認めた235本の投資信託やETFが投資対象商品となっています(2023年7月3日現在)。

ただし、現状全ての投資信託やETFを取り扱う金融機関はなく、金融機関によってつみたてNISAで購入可能な銘柄数は異なります。

購入する銘柄がまだ決まっていない人は、選択肢を広げるためにもできるだけつみたてNISAの取扱銘柄が多い金融機関で口座を開設しましょう

取扱銘柄数ランキング

■つみたてNISAの取扱銘柄数ランキング

順位 金融機関 取扱銘柄数
1位 SBI証券 197本
2位 楽天証券 192本
2位 auカブコム証券 192本
4位 松井証券 190本
5位 マネックス証券 169本
6位 SMBC日興証券 158本
7位 大和証券 26本
8位 イオン銀行 20本
9位 三菱UFJ銀行 12本
10位 野村證券 12本
11位 みずほ銀行 10本
12位 ゆうちょ銀行 8本
12位 みずほ証券 8本
14位 三井住友銀行 4本

取扱銘柄数が多い上位5社は、すべて大手ネット証券です。主な金融機関のなかで最も多いSBI証券と最も少ない三井住友銀行との差は193本になります(2023年7月3日現在)。

どの銘柄に投資するか決めかねている人は、最も取扱銘柄数が多いSBI証券がおすすめです。

\取扱銘柄数が業界No.1/

②取扱銘柄の信託報酬

つみたてNISAの口座を開設する金融機関を選ぶ際は、「取扱銘柄の信託報酬」も確認しましょう。信託報酬とは、投資信託を保有するためにかかるコストのことで、購入した投資信託から随時コストが計算され、間接的に負担することになります。

例えば、信託報酬が年率1.0%の投資信託100万円分を1年間保有した場合、年間で1万円のコストがかかります。一方で、信託報酬が年率0.1%の投資信託であれば、100万円保有しても年間で1,000円しかコストがかかりません。

特に、つみたてNISAは長期運用が前提となるため、信託報酬が高いと負担するコストも増えます。できるだけコストを抑えて運用したい人は、信託報酬が低い銘柄を取り扱う金融機関を選びましょう

信託報酬ランキング

主な金融機関が取り扱うつみたてNISAの銘柄の中で、最もコストが低い銘柄の信託報酬ランキングは以下のとおりです。

■つみたてNISAで購入できる銘柄の信託報酬ランキング(低い順)

順位 金融機関 最もコストが低い銘柄の信託報酬
1位 野村證券 年率0%
(野村スリーゼロ先進国株式投信)(※)
2位 SBI証券 年率0.05775%
(日興-Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式))
3位 大和証券 年率0.066%
(iFreeETF TOPIX(年1回決算型))
4位 楽天証券 年率0.09372%
(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
4位 auカブコム証券 年率0.09372%
(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
4位 マネックス証券 年率0.09372%
(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
4位 SMBC日興証券 年率0.09372%
(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
4位 みずほ銀行 年率0.09372%
(たわらノーロード(S&P500))
4位 みずほ証券 年率0.09372%
(たわらノーロード(S&P500))
10位 松井証券 年率0.09380%
(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
11位 三井住友銀行 年率0.0968%
(SMBC・DCインデックスファンド(S&P500))
12位 イオン銀行 年率0.154%
(iFree日経225インデックス)
13位 ゆうちょ銀行 年率0.1944%
(つみたて日本株式(TOPIX) )
14位 三菱UFJ銀行 年率0.198%
(つみたて日本株式(TOPIX))
(2023年7月3日現在、Wealth Bridge編集部調べ)

現時点で最も信託報酬が低い銘柄は野村證券の「野村スリーゼロ先進国株式投信」ですが、2031年からは年率0.11%以内の率の信託報酬が発生します。後述するクレカ積立のポイント還元率や投資信託の保有でもらえるポイントを考慮すると、2位のSBI証券をはじめとした大手ネット証券のほうがお得といえるでしょう。

取扱銘柄の信託報酬の低さを考慮しつつ、ポイント還元などでお得につみたてNISAを始めたいなら、SBI証券を選びましょう

\コストを抑えて運用できる/

③クレカ積立のポイント還元率

「クレカ積立のポイント還元率」も、つみたてNISA口座を開設する金融機関を選ぶ際に検討したいポイントです。クレカ積立とは、クレジットカード決済で投資信託の積立投資をすることをいい、つみたてNISAにも対応しています。毎月の積立金額やカードの種類などに応じて、ポイントがもらえます。

主な銀行、証券会社のなかでクレカ積立に対応している金融機関は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券です(イオン銀行では、全自動おまかせ資産運用サービスであるWealthNavi for AEON CARDでのみクレカ積立可能)。

クレカ積立のポイント還元率で金融機関を選ぶ場合は、見た目のポイント還元率よりも年会費と比べて割に合うのかが重要です。

クレカ積立でもらえるポイントと年会費を比べた場合、年会費(実質)無料のカードでポイントをもらうほうがお得なため、年会費無料のクレジットカードでポイント還元率が高い金融機関を選びましょう

ポイント還元率ランキング

年会費実質無料のクレジットカードを使ったクレカ積立における、金融機関ごとのポイント還元率ランキングは以下のとおりです。

■クレカ積立のポイント還元率ランキング

順位 金融機関 ポイント還元率
1位 マネックス証券 1.0~1.1%
2位 auカブコム証券 1.0%
3位 楽天証券 0.5% or 1.0%
4位 SBI証券 0.5%
(2023年7月3日現在、Wealth Bridge編集部調べ)

最もクレカ積立のポイント還元率が高いのはマネックス証券となっています。マネックス証券でクレカ積立ができるマネックスカードは、年間1回以上クレカ積立などでカードを利用すれば年会費が無料になるため、他にメインのクレジットカードがある人でも発行しやすいです。

貯まったマネックスポイントは、dポイント、Tポイント、Pontaポイント、Amazonギフトカードなどと等価交換できます。ポイント還元率を重視する人は、マネックス証券でつみたてNISAを始めましょう。

\ポイント還元率最大1.1%/

④投資信託の保有でもらえるポイント数

つみたてNISAの口座を開設する金融機関を選ぶ際は、「投資信託の保有でもらえるポイント数」も確認しましょう。

一部の金融機関では、投資信託の保有金額に応じてポイントがもらえます。金融機関によってもらえるポイント数が異なるので、より多くのポイントが獲得できる金融機関を選びましょう。

投信の保有でもらえるポイント数ランキング

金融機関ごとの信託報酬がもっとも低い銘柄を40万円保有した場合、1年間でもらえるポイント数のランキングは以下のとおりです。

■投信の保有でもらえるポイント数ランキング

順位 金融機関 獲得ポイント
1位 マネックス証券 120ポイント
2位 SBI証券 70ポイント
3位 楽天証券 30ポイント(※)
4位 auカブコム証券 20ポイント
5位 その他金融機関 0ポイント
(2023年7月3日現在、Wealth Bridge編集部調べ)

金融機関ごとの信託報酬がもっとも低い銘柄で比較すると、最も多くのポイントがもらえるのはマネックス証券です。銘柄によってはSBI証券のほうが多いこともありますが、クレカ積立のポイント還元率を含めて比べるとマネックス証券がお得です。

\投信の保有でポイントがもらえる/

⑤ポイント投資の自由度

ポイントをよく貯める人や使う人は、「ポイント投資の自由度」から金融機関を選んでもよいでしょう。

ポイント投資とは、ポイントを使って投資信託などの金融商品を購入する投資方法です。金融機関によって、使えるポイントを選択できたり、株などにもポイント投資ができたりします。

ポイント投資の自由度ランキング

■ポイント投資の自由度ランキング

順位 金融機関 使える
ポイント
投資対象
1位 楽天証券 楽天ポイント 投資信託
つみたてNISA
日本株
米国株
2位 SBI証券 Tポイント
Pontaポイント
投資信託
つみたてNISA
3位 auカブコム証券 Pontaポイント 投資信託
プチ株
4位 マネックス証券 マネックスポイント 投資信託
暗号資産
5位 SMBC日興証券 dポイント ポイ株
6位 松井証券 松井証券ポイント 投資信託
(3銘柄)
(2023年7月3日現在、Wealth Bridge編集部調べ)

つみたてNISAでポイント投資ができるのはSBI証券(Tポイント、Pontaポイント)と楽天証券です。なかでも楽天証券は、投資信託だけでなく日本株や米国株にも1ポイント単位でポイント投資ができます。

楽天証券でポイント投資ができる楽天ポイントは、楽天グループのサービスを利用する人なら簡単に貯められるので、ポイント投資を始めたいなら楽天証券を選びましょう

\ポイント投資の対象商品が豊富/

⑥銀行引き落しの利便性

クレカ積立でなく銀行引き落としでつみたてNISAを利用する人は、「銀行引き落としの利便性」を確認しましょう。銀行引き落としに対応した提携先の銀行がいくつあるかが確認すべきポイントです。

銀行引き落しの利便性ランキング

■銀行引き落しの利便性ランキング

順位 金融機関 提携銀行口座
1位 SBI証券 494行
1位 楽天証券 494行
3位 auカブコム証券 400行以上
4位 マネックス証券 100行以上
4位 松井証券 100行以上
6位 SMBC日興証券 70行
7位 野村證券 各金融機関
7位 みずほ証券 各金融機関
10位 大和証券 大和ネクスト銀行などの所定の銀行
10位 イオン銀行 イオン銀行
10位 三井住友銀行 三井住友銀行
10位 三菱UFJ銀行 三菱UFJ銀行
10位 みずほ銀行 みずほ銀行
10位 ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行

銀行引き落しの利便性でも、大手ネット証券が有利です。メガバンクや主なネット銀行なら大手ネット証券の銀行引き落としには対応しているので、どの銀行が対応しているのかそこまで気にする必要がありません。

クレカ積立に比べると銀行引き落としはポイントがつきませんが、ポイントなどにこだわりがないなら、提携銀行や取扱銘柄数が多いSBI証券がおすすめです。

\スマホで簡単に始められる/

⑦最低積立金額の安さ

少額からつみたてNISAを始めたい人は、「最低積立金額の安さ」に注目しましょう。金融機関によって最低積立金額が異なります。

できるだけ少額でつみたてNISAを始めたい人は、最低積立金額が100円の金融機関を選びましょう。

最低積立金額の安さランキング

■最低積立金額の安さランキング

順位 金融機関 最低積立金額
1位 SBI証券 100円
1位 楽天証券 100円
1位 マネックス証券 100円
1位 auカブコム証券 100円
1位 松井証券 100円
1位 大和証券 100円
7位 SMBC日興証券 1,000円
7位 イオン銀行 1,000円
7位 三菱UFJ銀行 1,000円
7位 野村證券 1,000円
7位 みずほ銀行 1,000円
7位 ゆうちょ銀行 1,000円
7位 みずほ証券 1,000円
14位 三井住友銀行 1万円

大手ネット証券なら月100円からつみたてNISAが始められます。ポイントなどにこだわりがないなら、「簡単積立アプリ」で簡単につみたてNISAが始められるSBI証券を選びましょう

\取扱銘柄数が豊富/

つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3

7つの比較ポイントから、つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3を紹介します。

つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3

1位:SBI証券

SBI証券
引用元:SBI証券

つみたてNISAにおすすめの口座1位は、SBI証券です。SBI証券のつみたてNISAは取扱銘柄が197本と最も多く、TポイントやPontaポイントならつみたてNISAにポイント投資ができます。

SBI証券のクレカ積立について詳しくは、SBI証券のクレカ積立におすすめのクレジットカードは?登録方法も解説!にて解説しています。

SBI証券は「簡単 積立 アプリ」で簡単に投資ができるので、パソコンを日常的に使っていない人にもおすすめです。

\スマホアプリで簡単に注文できる/

2位:楽天証券

楽天証券
引用元:楽天証券

つみたてNISAにおすすめの口座2位は、楽天証券です。楽天ポイントはつみたてNISAを含む投資信託や日本株、米国株に利用できます

楽天証券のポイント投資について詳しくは、楽天ポイント投資とは?楽天ポイント運用との違いからメリット・デメリットまで徹底解説にて解説しています。

普段から楽天グループのサービスを使っている人は、楽天証券でつみたてNISAを始めましょう。

\ポイント投資の対象商品が豊富/

3位:マネックス証券

マネックス証券

つみたてNISAにおすすめの口座3位は、マネックス証券です。マネックス証券は、年会費が実質無料のマネックスカードを使ったクレカ積立によるポイント還元率が最大1.1%と高いです。

毎月3万円、年間36万円のクレカ積立をすれば、3,960円分のポイントを獲得できます。

クレカ積立で少しでも多くのポイントを獲得したい人は、マネックス証券でつみたてNISAを始めましょう

\クレカ積立のポイント還元率が最大1.1%/

つみたてNISAをはじめとしたNISA制度をおさらい

ここで、つみたてNISAをはじめとしたNISA制度をおさらいしましょう。

つみたてNISAをはじめとしたNISA制度をおさらい

2023年までのつみたてNISAや一般NISAの概要

つみたてNISAや一般NISAは、2023年まで新規の投資が可能です。18歳以上が利用でき、つみたてNISAか一般NISAかのいずれかを選択します。それぞれの特徴は下表のとおりです。

■つみたてNISAと一般NISA

  つみたてNISA 一般NISA
非課税期間 20年間 5年間
年間投資
可能額
40万円 120万円
買付方法 つみたて つみたて/一括
購入可能商品 一部の投資信託 投資信託
株式
ETF
REITなど

また、つみたてNISAで購入できる投資商品は金融庁が厳選した235本の投資信託に限られますが、一般NISAは投資信託以外にも株式やETF、REIT、IPO(新規公開株)などに投資できます。自分の投資スタイルに応じて、つみたてNISAか一般NISAのどちらで投資するかを判断してください。

2024年からの新NISAの概要

つみたてNISAや一般NISAは、2024年からは新NISA(新しいNISA)に切り替わります。新NISAは、つみたてNISAが「つみたて投資枠」に、一般NISAが「成長投資枠」に生まれ変わり、併用できるようになります

新NISAの制度概要は下表のとおりです。

■2024年にはじまる新NISAの概要

  つみたて投資枠 成長投資枠
非課税期間 無期限
年間投資可能額 120万円 240万円
非課税保有
限度額
1,800万円
(成長投資枠は1,200万円まで)
買付方法 つみたて つみたて/一括
購入可能商品 一部の投資信託 一定の上場株式・投資信託など※

現行のNISAとは異なり、非課税保有限度額(生涯投資枠)1,800万円については投資商品を売却すれば枠の再利用が可能です。例えば、1,800万円の上限額に達した場合でも、300万円分の投資商品を売却すれば新たに300万円分の投資ができます。

つみたてNISAや一般NISAを2023年中に開設した人は、2024年からはじまる新NISAは自動的に口座が開設されます。

つみたてNISAについてよくある疑問や質問

つみたてNISAに関するよくある疑問や質問を紹介します。

つみたてNISAについてよくある疑問や質問
手数料はかかる?
つみたてNISAでは、口座管理手数料や購入手数料は発生しません。ただし、投資信託の保有による「信託報酬」が発生します。信託報酬は毎年かかるため、コストを抑えたい人は信託報酬が低い投資信託を選びましょう。

証券会社に口座開設するのは難しい?証券口座を開設するのは、難しくありません。SBI証券や楽天証券をはじめとした大手ネット証券なら、店舗に行かずにスマホで口座開設ができます。証券口座とNISA口座を同時に申し込めば、最短1〜2日でつみたてNISAを始められます。
おすすめ銘柄は?
許容できるリスクや投資の目的などによっても異なりますが、多くの人から人気を集めている銘柄は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。

信託報酬が年率0.1133%以内(2023年7月3日現在)と低く、1銘柄だけで世界中の株式に分散投資できます。他におすすめの銘柄が知りたい人は、つみたてNISAのおすすめ銘柄10選!組み合わせやおすすめの証券会社を解説を確認してみましょう。
積立頻度はどうすればいい?
積立頻度は、クレカ積立ができる「毎月」を選びましょう。毎日積立を選べる金融機関もありますが、15年間積立投資をした場合のリターンの差は0.3%未満とごくわずかです。

クレカ積立のポイント還元率は積立金額の0.5%以上あるので、クレカ積立ができる毎月積立を選んだほうがお得になります

つみたてNISAは銀行ではなく証券会社で口座開設しよう!

つみたてNISAの口座を開設する場合、銀行ではなく証券会社がおすすめです。特に、大手ネット証券は取扱銘柄数が多く、クレカ積立などのサービスも充実しています。

大手ネット証券のなかでも、SBI証券のつみたてNISAは取扱銘柄数が業界No.1であるほか、クレカ積立や投資信託の保有でもらえるポイント、ポイント投資にバランスよく対応しています。

つみたてNISAをどこで開設したらいいか迷っている人は、SBI証券を選びましょう

\スマホアプリで簡単に注文できる/