つみたて(積立)NISAでクレジットカード決済!ポイント還元率と証券会社を徹底比較
著者

著者・北川真大

金融系ライター・個人投資家

明治大学法学部卒業後、証券会社に入社。入社後すぐに2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、個人営業に従事。証券営業の経験をもとに金融系の記事執筆やKindle出版を開始し、現在はフリーライターとして活動中。日本株、投資信託、暗号資産、不動産を保有する個人投資家でもあり、日本株の投資歴は累計7年以上に及ぶ。

・保有資格
 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
 証券外務員一種
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目次

  1. つみたてNISAでクレジットカード決済をするメリット
    1. ポイントが貯まる
    2. 証券口座へ入金せずに積み立てられる
  2. つみたてNISAでクレジットカードを利用するときの比較ポイント
    1. クレカ積立のポイント還元率
    2. カードの年会費
  3. つみたてNISAのクレジットカード決済(クレカ積立)おすすめランキング
    1. 1位:マネックス証券×マネックスカード
    2. 2位:SBI証券×三井住友カード
    3. 3位:auカブコム証券×auPAYカード
    4. 4位:楽天証券×楽天カード
    5. 5位:SBI証券×アプラスカード
    6. 5位:SBI証券×UCSカード
    7. 6位:tsumiki証券×エポスカード
    8. 7位:大和コネクト証券×セゾンカード
    9. 8位:スマートプラス×セゾンカード
    10. 9位:SBI証券×東急カード
    11. 10位:SBI証券×大丸松坂屋カード
    12. 11位:SBI証券×タカシマヤカード
  4. つみたてNISAでクレジットカード決済をするデメリット
    1. 利用できる証券会社とクレジットカードが限られる
    2. クレジットカードによっては年会費がかかる
    3. 注文方法が制限される
  5. つみたてNISAのクレジットカード決済についてよくある質問
  6. つみたてNISAはクレジットカード決済(クレカ積立)をするとお得になる

つみたて(積立)NISAのクレジットカード決済とは、指定の証券会社とクレジットカードを組み合わせて投資信託を積み立てることです。このように 投資信託をクレジットカード決済で積み立てることを一般的にクレカ積立 と呼ばれています。メリットとしてポイントが貯まり、証券口座に入金しなくていいことです。

この記事では、つみたてNISAでクレジットカード決済をするメリット・デメリットや比較ポイント、おすすめの証券会社とクレジットカードの組み合わせを解説します。

<つみたてNISAのクレジットカード決済おすすめランキング>
・1位:マネックス証券×マネックスカード
・2位:SBI証券×三井住友カード
・3位:auカブコム証券×auPAYカード

つみたてNISAでクレジットカード決済をするメリット

つみたてNISAでクレジットカード決済をするメリットはありますか?

質問者①
編集部

ポイントが貯まるだけでなく証券口座に入金せずに積み立てられます

ポイントが貯まる

つみたてNISAでクレジットカード決済をすると、ポイントが貯まります。証券会社ではクレジットカードで投資信託を積み立てることを「クレカ積立」と呼んでおり、つみたてNISAにも対応しています。

つみたてNISAの上限は月3万3,333円ですが、クレカ積立は月5万円まで可能 です。

クレカ積立は証券会社同士の競争が激しく、各社でポイント還元率やポイント投資、ポイントの使いやすさを競っています。

証券口座へ入金せずに積み立てられる

つみたてNISAでクレジットカード決済をすると、証券口座へ入金する必要がありません。銀行口座から証券口座への入金は、指定のネット銀行と連携するかネットバンクを使えば即時反映されますが、入金手続きを行うのは手間がかかります。

クレジットカード決済にすれば、普段使っている銀行口座から自動的につみたてNISAの積立金額が引き落とされるので便利 です。

つみたてNISAでクレジットカードを利用するときの比較ポイント

つみたてNISAでクレジットカードを利用するときの比較ポイントは何ですか?

質問者①
編集部

ポイント還元率やカードの年会費です

クレカ積立のポイント還元率

クレカ積立のポイント還元率は、証券会社によって0.1〜5.0%と大きな差があります。

最もポイント還元率が高い証券会社は、「三井住友カード プラチナプリファードまたはOlive プラチナプリファード」なら積立金額の5.0%のポイントがもらえるSBI証券です。

■クレカ積立のポイント還元率比較表

マネックス証券 SBI証券 auカブコム証券 楽天証券 tsumiki証券 大和コネクト証券 スマートプラス
ポイント還元率 1.0~1.1% 0.1~5.0% 1.0% 0.5~1.0% 0.1~0.5% 0.1~1.0% 0.1~0.5%
ポイント還元率(年会費実質無料) 1.0~1.1% 0.5% 1.0% 0.5%or1.0%(※) 0.1~0.5% 0.1~0.5% 0.1~0.5%

2023年5月13日時点

※信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料が年率0.4%以上の13銘柄のみ1.0%

年会費永年無料または年会費実質無料(年1回の利用で年会費が無料)のカードで比べて、ポイント還元率は最大11倍の差 があります。

カードの年会費

ポイント還元率が高くても、もらえるポイント以上の年会費を払っていたら意味がありません。「SBI証券×三井住友カード」でクレカ積立をした際の内容を表にまとめました。表ではポイント還元率が高いカードが必ずしもお得とはいえないことがわかります。

■「SBI証券×三井住友カード」で月3万円のクレカ積立を1年間行った場合

もらえるポイント(還元率) 年会費 収支
三井住友カード プラチナプリファード 1万8,000円分 (5.0%) 3万3,000円(税込) -1万5,000円
三井住友カード ゴールド(NL) 3,600円分 (1.0%) 通常:5,500円(税込) 条件達成(※)で無料 通常:-1,900円 条件達成時:+3,600円
三井住友カード(NL) 1,800円分 (0.5%) 永年無料 +1,800円

2023年5月13日時点

※年間100万円の利用で翌年以降の年会費に適用

つみたてNISAをクレカ積立する場合は、年会費永年無料または年1回でも利用すれば年会費が無料になるカードを選んだほうがよいでしょう。

年間100万円以上クレジットカードを利用する人は、 2年目から年会費が無料になる三井住友カード ゴールド(NL)で月3万円、4年以上積み立てると年会費無料の三井住友カード(NL)よりお得 になります。

つみたてNISAのクレジットカード決済(クレカ積立)おすすめランキング

つみたてNISAのクレジットカード決済(クレカ積立)でおすすめの証券会社とクレジットカードの組み合わせは、マネックス証券とマネックスカードです。

■つみたてNISAのクレジットカード決済おすすめランキングトップ5

証券会社×クレジットカード ポイント還元率 (年会費実質無料) 取扱銘柄数
1位 マネックス証券×マネックスカード 1.0~1.1% 167
2位 SBI証券×三井住友カード 0.5~1.0%(※1) 193
3位 auカブコム証券×auPAYカード 1.0% 190
4位 楽天証券×楽天カード 0.5%or1.0%(※2) 190
5位 SBI証券×アプラスカード (仲介口座) 0.5% 193
6位 SBI証券×UCSカード (仲介口座) 0.5% 193

2023年5月13日時点

※1:年間100万円の利用で翌年以降無料になる三井住友カード ゴールド(NL)を含む
※2:信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料が年率0.4%以上の13銘柄のみ1.0%

ここでは、つみたてNISAでクレジットカード決済ができる証券会社とクレジットカードの組み合わせ全12パターンについて、ポイント還元率順にまとめています。

1位:マネックス証券×マネックスカード

マネックス証券×マネックスカードは、年会費実質無料のクレジットカードで最もポイント還元率が高い証券会社とクレジットカードです。

■マネックス証券×マネックスカードの概要

ポイント還元率 1.0~1.1%
貯まるポイント マネックスポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 167
ポイント投資 (つみたてNISA)
毎月の積立金額 1,000円~5万円

2023年5月13日時点

マネックス証券とマネックスカードでクレカ積立をすると、最大1.1%のマネックスポイントがもらえます。マネックスカードは2年目以降、年1回でも利用すれば年会費無料で利用できます。

クレカ積立の利用金額100円ごとに1ポイントのほか1,000円ごとに1ポイントもらえるので、月1,000円単位で積み立てるとポイント還元率は1.1%です。

貯まったマネックスポイントは、dポイント、Tポイント、Pontaポイントのほか、Amazonギフトカードにも交換できます。 クレジットカード決済で少しでもお得につみたてNISAをはじめたいなら、マネックス証券 を選びましょう。

2位:SBI証券×三井住友カード

SBI証券×三井住友カードは、クレジットカード決済で貯まったポイントの使い勝手やポイント投資、アプリの使い勝手に優れた証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×三井住友カードの概要

ポイント還元率 0.5~5.0%
貯まるポイント Vポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ◯(※)
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

※TポイントまたはPontaポイント

SBI証券は6社のクレジットカードでクレカ積立ができます。その中でも三井住友カードのポイント還元率が高く、ポイントの使い勝手も良いです。三井住友カードは、カードのランクや種類によってポイント還元率が変わります。

■三井住友カードのポイント還元率比較表

カード名 ポイント還元率 年会費
三井住友カード プラチナプリファード 5.0% 3万3,000円
Olive プラチナプリファード 5.0%
ポイント投資 (つみたてNISA) ◯(※) 3万3,000円 (初年度無料)
各種プラチナカード 2.0% 5万5,000円
三井住友カード ゴールド(NL) 1.0% 通常:5,500円 条件達成(※)で無料
Olive ゴールド 1.0% 通常:5,500円 (初年度無料) 条件達成(※)で無料
三井住友カード(NL) 0.5% 永年無料
Olive 0.5% 永年無料

2023年5月13日時点

※年間100万円の利用で翌年以降の年会費に適用

年間100万円以上クレジットカードを利用する人は、 実質無料で積立金額の1.0%のVポイントがもらえます。

貯まったVポイントは、「Vポイント」アプリで現金に交換(チャージ)すると、1ポイント=1円としてAmazonなどのネットショップやお店のタッチ決済で使えます。TポイントやPontaポイントを持っている人は、つみたてNISAでのポイント投資も可能です。

ポイントの使い勝手やポイント投資だけでなく、SBI証券なら「かんたん積立」アプリでつみたてNISAの注文ができます。スマホ1台で手軽に投資をはじめてみたい人はSBI証券を選びましょう。

3位:auカブコム証券×auPAYカード

auカブコム証券×auPAYカードは、auのサービスをよく使っている人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■auカブコム証券×auPAYカードの概要

ポイント還元率 1.0%
貯まるポイント Pontaポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 190
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

auカブコム証券と年会費実質無料のauPAYカードでクレカ積立をすると、1.0%のPontaポイントがもらえます。年会費が1万1,000円のauPAYゴールドカードもありますが、ポイント還元率は変わりません。

貯まったPontaポイントは、ローソンやライフなどのお店で使えます。つみたてNISAでのポイント投資はできませんが、投資信託の購入や日本株の1株投資(単元未満株)に1ポイント=1円として利用できます。

auカブコム証券の商品ラインナップはSBI証券、楽天証券、マネックス証券に及ばないものの、つみたてNISAの取扱銘柄数は楽天証券と同じ190銘柄です。 auのサービスをよく利用する人でauPAYカードを持っている人は、auカブコム証券 を選びましょう。

4位:楽天証券×楽天カード

楽天証券×楽天カードは、楽天グループのサービスをよく利用する人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■楽天証券×楽天カードの概要

ポイント還元率 0.5〜1.0%
貯まるポイント 楽天ポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 190
ポイント投資 (つみたてNISA)
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

楽天証券と楽天カードのクレカ積立によるポイント還元率は、2022年4月に低コストの投資信託のみ0.2%へ改悪されましたが、2023年4月に0.5〜1.0%へ引き上げられました。

■楽天カードのポイント還元率比較表

カード名 ポイント還元率 年会費
楽天プレミアムカード 5.0% 3万3,000円
楽天ゴールドカード 0.75or1.0%(※) 2,200円(税込)
楽天カード 0.5%or1.0%(※) 永年無料

2023年5月13日時点

※信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料が年率0.4%以上の銘柄のみ1.0%

年会費永年無料の楽天カードでクレカ積立をする場合、つみたてNISAで投資できる銘柄では190銘柄中177銘柄のポイント還元率は0.5%です。マネックス証券、SBI証券、auカブコム証券と比べてポイント還元率は低いものの、楽天ポイントの使いやすさは優れています。

貯まった楽天ポイントはつみたてNISAで1ポイント=1円として投資に使える だけでなく、楽天経済圏やコンビニでのお買い物にも使えます。

楽天のサービスをよく使う人は、楽天証券を選びましょう。

5位:SBI証券×アプラスカード

SBI証券×アプラスカードは、「APLUS CARD with」や「アプラスゴールドカード」を利用している人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×アプラスカードの概要

ポイント還元率 0.5〜1.0%
貯まるポイント アプラスポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

年会費無料の「APLUS CARD with」で0.5%、初年度年会費無料、2年目以降は5,500円(税込)の「アプラスゴールドカード」で1.0%のアプラスポイントが貯まります。

なお、アプラスカードでクレカ積立をはじめる場合は、 SBI証券で口座を開設したあとでコース変更を申し込む必要があります(SBI新生銀行の金融商品仲介口座)。 購入できる商品や手数料は、通常のSBI証券と同様です。

5位:SBI証券×UCSカード

SBI証券×UCSカードは、UCSマークのついたクレジットカードを利用している人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×UCSカードの概要

ポイント還元率 0.5%
貯まるポイント Uポイント、/majicaポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

カードの種類を問わず、UCSマークがついているクレジットカードでクレカ積立をすれば0.5%のUポイントまたはmajicaポイントがもらえます。

なお、UCSカードでクレカ積立をはじめる場合は、SBI証券で口座を開設したあとでコース変更を申し込む必要があります(SBI証券 UCS仲介口座)。購入できる商品や手数料は、通常のSBI証券と同様です。

6位:tsumiki証券×エポスカード

tsumiki証券×エポスカードは、エポスカードを利用している人がクレカ積立をできる証券会社とクレジットカードです。

■tsumiki証券×エポスカードの概要

ポイント還元率 0.1〜0.5%
貯まるポイント エポスポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 4
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

エポスカードの年会費は永年無料です。ポイント還元率は1年目が0.1%、年ごとに増えて5年目以降は0.5%になります。

エポスカードでクレカ積立ができるtsumiki証券は取扱銘柄数が少なく、 業界最安水準のコストを目指すことで人気のあるeMAXIS Slimシリーズを1銘柄も扱っていません。 できればほかの証券会社で口座を開設したほうがよいでしょう。

7位:大和コネクト証券×セゾンカード

大和コネクト証券×セゾンカードは、セゾンカードを利用している人がクレカ積立をできる証券会社とクレジットカードです。

■大和コネクト証券×セゾンカードの概要

ポイント還元率 0.1~1.0%(※1)
貯まるポイント 永久不滅ポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 16
ポイント投資 (つみたてNISA) ◯(※2)
毎月の積立金額 1,000円~5万円

2023年5月13日時点
※1:積立金額が月5,000円以上の場合のみ
※2:dポイントまたはPontaポイント

大和コネクト証券のクレカ積立は、年会費永年無料のカードで積み立てる場合、金額に応じてポイント還元率が変わります。

■年会費永年無料のカードのポイント還元率

毎月の積立金額 ポイント還元率
5万円 0.5%
4万円~5万円未満 0.4%
3万円~4万円未満 0.3%
2万円~3万円未満 0.2%
5,000円~2万円未満 0.1%
1,000円~5,000円未満 0%

2023年5月13日時点

つみたてNISAの上限金額(月3万3,333円)で積み立てる場合の、ポイント還元率は0.3% です。

なお「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」で月5,000円以上クレカ積立をした場合のみポイント還元率は1.0%になりますが、年会費が2万2,000円かかるので割にあわないです。

大和コネクト証券の取扱銘柄数も少ないので、クレカ積立をはじめたい人はほかの証券会社を選びましょう。

8位:スマートプラス×セゾンカード

スマートプラス×セゾンカード(セゾンポケット)は、セゾンカードを利用している人がクレカ積立をできる証券会社とクレジットカードです。

■スマートプラス×セゾンカードの概要

ポイント還元率 0.1~0.5%
貯まるポイント 永久不滅ポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 2
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 1,000円~5万円

2023年5月13日時点

※積立金額が月5,000円以上の場合のみ

スマートプラスのクレカ積立のポイント還元率は、年会費無料のカードでは大和コネクト証券と同様の仕組みです。つみたてNISAの上限金額(月3万3,333円)で積み立てる場合のポイント還元率は0.3%になります。

つみたてNISAの取扱銘柄数が2銘柄しかなくポイント還元率も低い ので、マネックス証券やSBI証券など、ほかの証券会社を選びましょう。

9位:SBI証券×東急カード

SBI証券×東急カードは、東急カードを利用している人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×東急カードの概要

ポイント還元率 0.25~3.0%
貯まるポイント TOKYU POINT
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

東急カードは、年会費が無料になるのは初年度のみです。しかし、年会費6,600円のゴールドカードで積み立てると、クレカ積立のポイント還元率は1.0%まで上がります。

このほか、 各種条件を満たすことで最大3.0%までポイント還元率が上がります。

■東急カードのポイント還元率UPの条件(※)

TOKYU ROYAL CLUB シルバー・ゴールド:+0.25% クリスタル:+0.5% プラチナ:+1.5%
年間利用額200万円以上 +0.25%
SBI証券の投資信託保有残高500万円以上 +0.25%
年齢 29歳以下:+0.5% 30~39歳:+0.25%

2023年5月13日時点 ※各種ゴールドカードまたはTOKYU CARD ClubQ JMBの場合

東急カードをよく使う人なら、選択肢のひとつとなるでしょう。なお、東急カードでクレカ積立をはじめる場合は、SBI証券で口座を開設したあとでコース変更を申し込む必要があります(SBI証券 東急カード株式会社仲介口座)。購入できる商品や手数料は、通常のSBI証券と同様です。

10位:SBI証券×大丸松坂屋カード

SBI証券×大丸松坂屋カードは、大丸松坂屋カードを利用している人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×大丸松坂屋カードの概要

ポイント還元率 0.25~0.5%
貯まるポイント QIRAポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

大丸松坂屋カードでクレカ積立をする場合のポイント還元率は、 年会費2,200円(税込)のカードで0.25%、年会費1万1,000円(税込)のゴールドカードで0.5% です。

なお、大丸松坂屋カードでクレカ積立をはじめる場合は、SBI証券で口座を開設したあとでコース変更を申し込む必要があります(SBI証券 大丸松坂屋カード仲介口座)。購入できる商品や手数料は、通常のSBI証券と同様です。

11位:SBI証券×タカシマヤカード

SBI証券×タカシマヤカードは、タカシマヤカードを利用している人におすすめの証券会社とクレジットカードです。

■SBI証券×タカシマヤカードの概要

ポイント還元率 0.1~0.3%
貯まるポイント タカシマヤポイント
取扱銘柄数(つみたてNISA) 193
ポイント投資 (つみたてNISA) ×
毎月の積立金額 100円~5万円

2023年5月13日時点

タカシマヤカードの還元率は継続期間によって変わります。 クレカ積立1年目、2年目のポイント還元率は0.1%、3年目~4年目は0.2%、5年目以降は0.3% です。

なお、タカシマヤカードでクレカ積立をはじめる場合は、SBI証券で口座を開設したあとでコース変更を申し込む必要があります(高島屋ファイナンシャル・パートナーズ仲介口座)。購入できる商品や手数料は、通常のSBI証券と同様です。

つみたてNISAでクレジットカード決済をするデメリット

つみたてNISAでクレジットカード決済をするデメリットはありますか?

質問者①
編集部

利用できる証券会社とクレジットカードが限られるなどのデメリットがあります

ポイントが貯まってお得なつみたてNISAのクレジットカード決済にも、デメリットはあります。

利用できる証券会社とクレジットカードが限られる

つみたてNISAでクレジットカード決済をするデメリットは、利用できる証券会社とクレジットカードが限られることです。

2023年5月13日時点では、証券会社とクレジットカードの組み合わせは12パターン、うち6パターンはSBI証券なので7社しか対応していません。 普段使っているクレジットカードが対応している場合を除いて、口座開設以外にカードの発行も必要です。

クレジットカードによっては年会費がかかる

つみたてNISAでクレジットカード決済をする場合、クレジットカードによっては年会費がかかります。ポイント還元を考慮しても年会費のほうが高いカードもあります。

そのため、年会費永年無料または年間1度でも利用すれば年会費が無料になるようなクレジットカードを選ぶのがおすすめです。 年会費無料でポイント還元率が高いのはマネックス証券 です。

マネックス証券で投資信託が積み立てられるマネックスカードは、積立金額の1.0〜1.1%のポイントが毎月もらえます。年間1回以上投資信託の積み立てに利用すれば年会費が無料になるため、維持費をかけずにクレジットカードでつみたてNISAがはじめられます。

注文方法が制限される

つみたてNISAは名前の通り、定期的な積立投資を目的としています。そのため、毎月1回の積立以外は注文が出せません。また、年間2回まで積立金額を増額できるボーナス月設定はクレジットカード決済には非対応です。

つみたてNISAの年間投資枠40万円を使い切りたい場合は、11〜12月に決済方法を現金に変更して、ボーナス月を設定する 必要があります。

つみたてNISAのクレジットカード決済についてよくある質問

つみたてNISAのクレジットカード決済についてよくある質問をまとめました。

クレジットカードに決済方法を変更した月でも買い付けはできる?
毎月の積立設定締切日までに設定すれば可能です。ただし、カードや証券会社によっては最短でも翌月になってしまうことがあります。
つみたてNISAでクレジットカード決済するならどこがおすすめ?
年会費無料のクレジットカードから選ぶなら、ポイント還元率が1.0〜1.1%あるマネックス証券とマネックスカードの組み合わせがおすすめです。また、つみたてNISAの取扱銘柄数を重視するなら、SBI証券と三井住友カードの組み合わせもおすすめです。

つみたてNISAはクレジットカード決済(クレカ積立)をするとお得になる

つみたてNISAは、クレジットカード決済(クレカ積立)をするとお得になります。

積立金額が毎月3万円、クレカ積立のポイント還元率が1.1%の場合、年間3,960円分のポイントが貯まります。しかし、現金で積み立てた場合はポイントはもらえません。

クレカ積立で最もおすすめの証券会社とクレジットカードは、マネックス証券とマネックスカードの組み合わせです。 年会費実質無料のマネックスカードでは、毎月1,000円単位の積立金額なら1.1%のポイントが貯まります。

つみたてNISAをお得にはじめたい人は、マネックス証券のクレジットカード決済(クレカ積立)を選びましょう。