投資信託やつみたてNISAを検討している方は、auカブコム証券のクレカ積立がおすすめです。
なぜならauカブコム証券のクレカ積立は積立てた額の1%が還元されるだけでなく、その他サービスも充実しているからです。
この記事では、auカブコム証券のクレカ積立の詳細について解説していきます。
auカブコム証券「クレカ積立」の概要
クレカ積立とは、毎月の積立投資をクレジットカードを利用して積み立てるサービスです。
投資信託を行う際の決済手段は、auじぶん銀行または指定口座からの引き落とし、あるいはau PAYカードによるクレジット決済を選択する必要があります。しかし口座引き落としによる積み立てにはポイントは付与されません。一方、auカブコム証券のクレカ積立の場合、積立てた投資額に対して1.0%のPontaポイントが還元される仕組みになっています。
以下にauカブコム証券のクレカ積立の特徴を挙げます。
auカブコム証券のクレカ積立の特徴
- au Payカードでクレカ積立をすると毎月1.0%Pontaポイントが貯まる
- 対象のクレジットカードはau PAYカードとau PAYカードゴールドの2つ
- 一般NISA、つみたてNISAでも利用できる
- Pontaポイントはコンビニやスーパー、投資にも使える
auカブコム証券のクレカ積立の概要 | |
---|---|
対象カード | au PAYカード、au PAYゴールドカード |
対象口座 | 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA ※ジュニアNISA、iDeCo、法人口座は対象外 |
対象商品 | 積立買付が可能な「投資信託」のみ |
積立設定が可能な額 | 毎月100円~5万円 |
ポイント還元率 | 1.0% |
付与されるポイント | Pontaポイント |
積立設定の申込締切日 | 毎月9日の2営業日前 |
買付日 | 第1営業日のみ ※休日の場合は翌営業日 |
カードの引落日 | 買付をした月の10日 |
ポイント付与日 | Ponta会員ID連携をしている場合:買付をした月の12~15日 Ponta会員ID連携をしていない場合:買付をした月の10日 |
詳細 |
上記の表のとおりauカブコム証券での積立投資をau PAYカードまたはau PAYゴールドカードで行うことで1.0%のPontaポイントをもらうことができます。
またポイント還元の対象となる商品は積立買付が可能な投資信託すべてが対象となっており、NISAやつみたてNISAでもポイント還元を受けることができます。
auカブコム証券「クレカ積立」のメリット
①還元率は一律1.0%なので幅広い人におすすめ
auカブコム証券のクレカ積立による還元率は1.0%となっており、Pontaポイントが貯まります。他の証券会社と比較してみると、SBI証券では0.5%から2.0%、楽天証券では0.2%から最大1.0%となっており、他の証券会社に比べて低いように見えます。しかし、SBI証券では年会費のかかるクレジットカードを利用しなければ1.0%以上の還元率を受けることができず、楽天証券も、投資をする銘柄によっては還元率が変わることから、auカブコム証券のクレカ積立は一律1.0%の還元率となっているので、おすすめです。
②Pontaポイントが貯まる
auカブコム証券ではPontaポイントを貯めることができます。投資信託の保有やauカブコム証券の投資信託の購入でポイントは貯めることができます。ポイントの貯め方については、後述しているのでそちらを読んでみてください。
ポイントの使い方に関しては、ローソン、ライフ、ビッグカメラなどPontaポイント加盟店での買い物に利用することができます。また、ポイント投資(プチ株)にも活用することもできるので、貯めたポイントでさらに資産運用を行うことができます。
③月100円から始められる
サービス開始日 | 2019年3月10日(日) 発注分 ※3月10日(日)夕方頃より、100円での発注が可能となります |
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買付単位の変更内容 | 原則500円以上1円単位 ⇒ 原則100円以上1円単位 |
対象ファンド | auカブコム証券で取り扱いのある投信積立対象ファンド(一部ファンドを除く) |
注意事項 | ・対象ファンドは、auカブコム証券で取り扱うファンドのうち、目論見書・約款上等で対応可能なファンドとなります。一部対象外のファンドがありますのでご注意ください。 ・一般型での買付単位につきましては、10,000口以上、10,000口単位となります。 ・実際の買付単位はファンド詳細・発注画面等でご確認ください。 ・既に設定されている積立の積立金額につきましては自動で変更されません。金額の変更を希望される場合は、ご自身にてお申込内容の変更手続きをお願い致します。 |
auカブコム証券の投資信託は2019年3月10日夕方頃より100円から投資をすることができるようになりました。そのため、まとまった資金がなくても気軽に投資ができるので初心者の方におすすめです。
100円から投資ができる対象ファンドについては、auカブコム証券で取り扱うファンドのうち、目録書・約款上等で対応可能なファンドとなっており、一部対象外のファンドがあるため注意が必要です。
④投資信託の保有でさらにポイントが貯まる
auカブコム証券ではクレカ積立以外にも「資産形成プログラム」と「投資信託ポイントプログラム」でPontaポイントを貯めることができます。
資産形成プログラムは、投資信託の月間平均保有残高に応じて最大0.24%(年率)のPontaポイントを貯めることができるサービスです。
以下にポイントの詳細について表にまとめました。
Pontaポイント加算率(年率) | |||
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月額平均保有残高 | 100万円未満 | 100万円以上~ 3,000万円未満 |
3,000万円以上 |
通常銘柄 | 0.05% | 0.12% | 0.24% |
auカブコム証券指定銘柄 | 0.005% |
au投資信託ポイントプログラムは、auの投資信託(auスマート・ベーシック、auスマート・プライム)の月間平均保有残高に応じて、毎月Pontaポイントがもらえるサービスです。
auの投資信託は、以下の4つの種類に分類されています。
auの投資信託の種類
- auスマート・ベーシック(安定)
- auスマート・ベーシック(安定成長)
- auスマート・プライム(成長)
- auスマート・プライム(高成長)
各還元率は以下の表のとおり、auの通信契約をしている方が高い還元率になっているのでお得です。
auの投資信託ポイントプログラムの対象商品 | auの通信契約あり | auの通信契約なし |
---|---|---|
auスマート・ベーシック(安定) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・ベーシック(安定成長) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・プライム(成長) | 0.10% | 0.05% |
auスマート・プライム(高成長) | 0.10% | 0.05% |
auカブコム証券「クレカ積立」のデメリット
買い付けタイミングが「毎月」しか選べない
auカブコム証券の買付タイミングは「毎月」しか選択することができません。他の証券会社では「毎週」といったスパンで買付けができる証券会社もあります。
・2022年の積立スケジュール
以下に2022年の積立スケジュールを表にまとめました。
積立設定申込締切日 | 指定日 | au PAY カード引落日 |
---|---|---|
2022年7月7日(木) | 2022年8月1日(金) | 2022年8月10日(水) |
2022年8月5日(金) | 2022年9月1日(木) | 2022年9月12日(月) |
2022年9月7日(水) | 2022年10月3日(月) | 2022年10月11日(火) |
2022年10月6日(木) | 2022年11月1日(火) | 2022年11月10日(木) |
2022年11月7日(月) | 2022年12月1日(木) | 2022年12月12日(月) |
auカブコム証券のクレカ積立で使えるクレジットカードは2種類
結論
- au PAYカードとau PAYゴールドカードでは、クレカ積立の還元率の違いはない
- au PAYカードがおすすめな人はauユーザー以外の投資初心者
- au PAYゴールドカードがおすすめな人はau経済圏を活用している人
au PAYカード | au PAYゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 初年度無料 (翌年度以降1,375円(税込) ※年1回以上の利用で翌年無料) |
11,000円(税込) |
クレカ積立還元率 | 1.0% | |
クレジットカード単体の還元率 | 1.0% | |
電話料金の支払い | 1.0% | 最大11.0% |
au PAY残高へのチャージ | 1.0% | 最大2.5% |
auでんき・都市ガスの利用 | 1.0% | 最大3.0% |
au PAYマーケットの利用 | 1.0% | 最大18.0% |
申込対象年齢 | ・満18歳以上 (高校生は除く) |
・満20歳以上 (学生、無職、パート・アルバイトを除く) |
カードブランド | Mastercard、VISA |
au PAYカードとau PAYゴールドカードの比較
au PAYカードとau PAYゴールドカードのクレカ積立の還元率はともに還元率1.0%となっており両者に違いがないため、クレカ積立のみを目的とするauユーザー以外の投資初心者はau PAYカードを発行することをおすすめします。
一方でau PAYゴールドカードは11,000円の年会費がかかるものの、au経済圏のサービスを利用している人は年会費を上回るポイント還元が期待できる場合はau PAYゴールドカードの発行を検討することをおすすめします。
au経済圏ならさらにお得!
au経済圏とはauカブコム証券をはじめスマホ決済の「au PAY」、銀行の「auじぶん銀行」、携帯キャリアの「au、UQモバイル」などのことを指します。
以下にその詳細について解説します。
「au PAY カード」「au PAY アプリ」「Pontaカード」を組み合わせればポイントを3重に獲得!
「au PAYカード」、「au PAY アプリ」、「Pontaカード」を組み合わせることにより最大で2.5%のポイント還元を受けることができます。
au PAYゴールドカードを使用した場合、最大2.5%のポイント還元を受ける方法は、以下のとおりです。
還元を受ける方法
- au PAYゴールドカードからau PAY残高にチャージすることで1.0%還元
- au PAYゴールドカードの通常ポイントで1%還元
- au PAYで決済することで0.5%還元
auの投資ポイントプログラムはauユーザーなら通常の2倍ポイントが貯まる。
auの投資ポイントプログラムとは投資信託の保有残高に応じて毎月Pontaポイントが貰えるサービスです。
ポイントの還元率は上記の表のとおり、対象商品が「安定」、「安定成長」、「成長」、「高成長」の4つのカテゴリーと、「auの通信契約の有無」によって還元率が変わってきます。
UQ mobileの「5G対応料金プラン」を選択している人は「auの通信契約あり」になります。ただし「4G LTE料金対応プラン」を選択している人は「auの通信契約なし」になるため注意が必要です。
「auまとめて金利優遇」で金利が最大200倍
auまとめて金利優遇とは、ある条件をクリアすることで円普通預金の金利が最大で200倍の年0.20%(税引後年0.15%)になるサービスのことです。
最大金利をもらうための条件は以下のとおりです。
最大金利をもらうための条件
- au PAYとauじぶん銀行の連携で+年0.05%
- au PAYカードとauじぶん銀行の口座からの引き落としで+0.05%
- auカブコム証券とauじぶん銀行のauマネーコネクト設定で+0.099%
auまとめて金利優遇はauじぶん銀行に預金をしておくだけで年0.20%の還元を受けることができるため、投資とは違いリスクを負うことなく資産を増やすことができることがメリットです。
auカブコム証券のクレカ積立の始め方
auカブコム証券の口座を持っていない人
auカブコム証券の口座をもっていない人は、まずauカブコム証券のホームページにアクセスし、以下の手順を行う必要があります。
手順
- 口座開設ボタンをクリック
- 登録情報を入力
- 本人確認書類アップロード
auカブコム証券の口座を持っている人
1. au PAYカードの申し込み
まずはau PAYカードのホームページから【クレジットカードのお申し込み】をクリックしてカード発行の手続きを行います。
2.auカブコム証券にログイン
クレジットカード発行時の「口座開設のご通知」に記載された、口座番号・初期認証番号(パスワード)でログインします。
3.au PAYカード登録画面に進む
4.クレジットカード情報を入力
5.約款と同意書を確認し、同意にチェック
6.1~2営業日後設定完了
クレカ積立の設定方法
1. ファンドの検索画面に進む
2. 積立をしたいファンドを選択する
任意のファンドが決まったら、「積立」をクリックします。
3. 目論見書を確認し、買付金額を入力する
約款を確認して、「同意する」をクリックします。
目論見書を確認したうえで、【毎月の買付金額】に任意の数字を入力し、【決済方法】で【クレジットカード】を選択します。
【【OK】確認画面 】をクリックします。
4. 注文内容を確認し、パスワードを入力して申し込む
内容を確認の上、【パスワード】を入力し、【申し込む】をクリックします。
auカブコム証券のクレカ積立のまとめ
auカブコム証券のクレカ積立はポイント還元率1.0%となっており、つみたてNISAと組み合わせることで非常にお得に投資を始められます。
またクレカ積立で貯まるポイント以外にも、「資産形成プログラム」や「投資信託ポイントプログラム」、auじぶん銀行の、円普通預金の金利最大0.02%になるサービスなどがあります。
そのためクレカ積立を利用することで付随するサービスも非常に充実していると言えるでしょう。
auカブコム証券のクレカ積立のよくある質問
- 「au PAYカード」と「au PAYゴールドカード」はどちらがおすすめですか?
- 年間110万円以上使用する場合は「au PAYゴールドカード」の方がおすすめです。
なぜならau PAYゴールドカードは年会費が11,000円がかかりますが、au PAYゴールドカードからau PAY残高にチャージすることでPontaポイントが1.0%上乗せされます。そのため年間で110万円以上au PAYゴールドカードを使用する人はau PAYゴールドカードがお得になります。
- 「つみたてNISA」でクレカ積立ができるなら、「iDeCo」もできますか?
- 現在iDeCoを取り扱っている金融機関は複数ありますが、クレカ積立に対応している金融機関はありません。
なおiDeCoの支払い方法は2通りあります。
1. 銀行口座からの引き落とし
2. 国民年金の第2号被保険者(会社員・公務員等)の人は、勤め先の会社が「事業主払込」に対応している場合は、給与からの天引きでの支払い
- auカブコム証券のクレカ積立は、いつから始まりますか?
- 2022年3月28日より開始されています。使用可能なクレジットカードはau PAYカード、au PAYカードゴールドカードのみとなっており、積立可能額は毎月100円以上、5万円以下です。