松井証券の積立NISAのメリットは?特徴や口座開設の手順を徹底解説
(画像=Wealth Bridge編集部)

松井証券は、投資信託のラインナップの多さや、最低投資金額の低さが、松井証券のつみたてNISAの主なメリットです。

松井証券は100年以上の歴史を持つ、老舗の証券会社です。大正時代から証券会社を運営しており、現在もサービスが続いているため、長い間人々から支持され続けてきたことがよくわかります。

そのため、つみたてNISAを始める際には「信頼できる松井証券で口座を作りたい」と思う方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、松井証券でつみたてNISAの口座を作ることには、いったいどのようなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。

併せて、松井証券について詳しく知っていただくために、NISA口座の開設方法や松井証券の特徴なども紹介します。

  1. 松井証券のつみたてNISAのメリット
  2. 松井証券のつみたてNISAのデメリット
  3. 松井証券のNISA口座開設の流れ(松井証券で口座を持っている場合)
  4. 松井証券の特徴
  5. つみたてNISAでおすすめの証券会社
  6. 松井証券は歴史が長くつみたてNISAは手数料が無料であることが特徴
  7. つみたてNISAに関するQA

松井証券のつみたてNISAのメリット

松井証券のつみたてNISAにはどんなメリットがありますか?

質問者①
編集部

投資信託のラインナップの多さや、最低投資金額の低さが、松井証券のつみたてNISAの主なメリットです。

ここでは、松井証券のつみたてNISAのメリットについて詳しく解説していきます。

投資信託が176本とラインナップが多い

松井証券のつみたてNISA口座では、対象投資信託の本数が176本と豊富です。

これらは全て、国が定めた一定要件を満たしており、金融庁に届け出のあった投資信託のみが厳選されています。
長期投資に向かない投資信託を取り除き、長期の積立投資に適したもののみが商品ラインナップとなっています。

176本それぞれの投資信託について、チャートや純資産残高、分配金履歴といったデータを確認できるので、運用成績等を確認し投資信託を比較した上で投資対象を選べます。

また、どの銘柄にすればいいか分からない場合には、資金流入ランキングを参考に、人気のある投資信託を選ぶことも可能です。

最低投資金額が低い

松井証券では最低投資金額が低く設定されており、投資信託を100円から購入できます。

そのため投資経験が浅く、まずは少額から積立投資をはじめてみたいという方にとっても、松井証券はおすすめです。

ちなみに、松井証券ではもともと積立頻度が「毎月」のみでしたが、2022年7月30日(土)から毎日積立設定が可能になりました。

そのため、少額を毎日積立したい方にも、松井証券が向いているでしょう。

松井証券のつみたてNISAのデメリット

松井証券のつみたてNISAにはデメリットはありますか?

質問者①
編集部

松井証券のつみたてNISAにはメリットだけではなく、デメリットもあります。
この機会にデメリットについても知っておくと、松井証券を利用すべきかどうか判断しやすくなるでしょう。

ここからは、松井証券のつみたてNISAの2つのデメリットについて解説します。

クレカ積立ができない

松井証券では、クレジットカード払いによる積立投資はできません

クレジットカードで積立投資を行うことには、以下のメリットがあります。

メリット

  • クレジットカードのポイントが貯まる
  • 完全放置で積立投資できる

しかし、松井証券ではクレジットカードによる積立投資に対応していないので、行いたい場合にはほかの証券会社でつみたてNISA口座を開設する必要があります。

一例として、楽天証券やSBI証券では、つみたてNISA口座でクレジットカードによる積立投資を行えます。

ポイントが貯まらない

松井証券のつみたてNISA口座で投資信託を購入しても、松井証券ポイントは貯まりません。

Q:松井証券ポイントとは?
A:dポイントやAmazonギフト券、3,000種類以上の商品との交換、投資信託の積立にも使える松井証券のオリジナルポイント。
ポイントプログラムや、松井証券オリジナルクレジットカードを利用するとオトクに貯めることができます。

出典:松井証券|松井証券ポイントとは?

松井証券ポイントは対象の投資信託を保有していると、保有金額に応じて受け取れるポイントです。

しかし、つみたてNISA口座で投資できるファンドは、ポイント還元の対象には指定されていません。

ちなみに、すでに終了しているものの、2021年9月1日(水)から2022年3月31日(木)には、松井証券のつみたてNISAで初めて投資した人に対し、ポイント還元されるキャンペーンが行われました。

こういったキャンペーンが再度開催されれば、つみたてNISA口座での投資で、ポイント還元される機会があるかもしれません。

松井証券のNISA口座開設の流れ(松井証券で口座を持っている場合)

松井証券でNISA口座を開設するにはどのようにすればいいですか?

質問者①
編集部

すでに松井証券の口座を持っている場合、NISA口座開設書類を取り寄せ、手続きをすることでNISA口座開設できます。

ここからは、松井証券口座を持っている方がNISA口座を開設する方法を説明していきます。

NISA口座開設書類の申し込み

まずは、NISA口座開設書類の申し込みをします。

松井証券のログインID、パスワードを入力してお客様サイトにログインしてください。

その後、以下の手順で口座開設手続きを進めましょう。

手順

  • 口座管理を押す
  • 各種口座開設状況を押す
  • NISA口座の「開設する」を押す

続いて、手順に沿って入力を進めていくと、開設申込完了が完了します。

松井証券から書類を受け取る

NISA口座の申し込みが完了すると、「各種口座開設状況」の「NISA口座」が「開設中」の表示になります。

そして、松井証券からNISA口座開設書類が郵送されてきます。

必要事項を記載して返送

書類が届いたら、開設届出書に署名したうえで、以下の必要書類を同封し返送しましょう。

必要書類

  • 非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書
  • 本人確認書類(有効期限内または発行から6か月以内、コピー可)
  • マイナンバー確認書類

マイナンバー確認書類としては、最新の氏名・住所が記載された「マイナンバーカード」「マイナンバーを記載した住民票」 「通知カード」を利用可能です。

松井証券が税務署で口座開設申請を実施

続いて、松井証券は郵送されてきた書類を受け取り、税務署にNISA口座の開設を申請します。

税務署ではNISA口座開設に関する審査を行うので、NISA口座の開設には一定の時間がかかります

税務署によるNISA口座の審査とは?

NISA口座開設の際には、税務署において二重口座でないことを確認します。
NISA口座は一人一口座と決まっているためです。
税務署の審査が完了する前でもNISA口座を使って取引開始できますが、投資後に二重口座が判明すると、買付け済みの商品が一般口座に移され課税対象になります。

口座開設完了

税務署による審査が終わると、NISA口座の開設が完了し、お客様サイト上でNISA口座開設完了の連絡が行われます

松井証券の特徴

松井証券にはどのような特徴がありますか?

質問者①
編集部

松井証券には「25歳以下の取引手数料が無料」「オンラインに絞ったサービス」「つみたてNISAの取引手数料が無料」といった特徴があります。

ここからは、松井証券の3つの特徴について解説していきます。

25歳以下の手数料が無料

松井証券では、以下表のように25歳以下の現物取引手数料、信用取引手数料が無料に設定されています。

株式の現物取引および信用取引手数料

1日の約定代金合計金額 26歳以上 25歳以下
(未成年含む)
50万円まで 0円 無料
100万円まで 1,000円(税込1,100円)
200万円まで 2,000円(税込2,200円)
100万円増えるごとに1,100円(税込)加算
1億円超 100,000円
(税込110,000円)(上限)

このように26歳以上の場合には、1日の約定代金合計金額が100万円以上になると手数料が発生しますが、25歳以下であれば取引金額に関係なく手数料無料です。

したがって、25歳以下の若年層であれば手数料を気にする必要無く、国内の個別銘柄を取引できるため、松井証券を選択するメリットがあると言えるでしょう。

オンラインに絞ったサービス

松井証券ではオンラインに絞ったサービスを展開しています。

まず、口座開設の際にはWEB上で必要事項の入力や書類提出が完了するので、郵送でのやり取りが不要となり最短1日で口座開設が完了します。

さらに、入金についてもオンラインだけで完結させられます。

事前にネットバンキングの契約をしておけば、「ネットリンク入金」によってリアルタイム、手数料無料での入金ができるからです。

このように、取引開始までに必要な手順がオンラインのみで完結し、オペレーターとの対話が不要なのが松井証券のメリットの一つです。

つみたてNISAの取引手数料が無料

投資信託のつみたてNISAでは、購入時手数料が完全無料です。

購入時手数料0円のノーロード投信のみが取り扱われているからです。

ノーロードとは?

販売手数料がかからない投資信託のことをノーロード型ファンドと言います。ノーロード型ファンドは、MRFやMMFなどの公社債投資信託が中心ですが、一部の株式投資信託にも見られます。

取引手数料が高いと、運用成績に悪影響が出る可能性があるので、購入手数料を気にせず投資できるのは、松井証券のつみたてNISAの利点と言えるでしょう。

つみたてNISAでおすすめの証券会社

楽天証券

楽天証券は総合口座数が800万口座を突破している、多くの利用者が存在する証券会社です。

投資未経験者の割合が80%を超えており、初心者からも支持されていることが分かります。

ここからは、楽天証券でつみたてNISA口座を作るメリット、デメリット、おすすめ銘柄について見ていきましょう。

メリット

楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットは以下の5つです。

メリット

  • 取り扱い商品が多く豊富な選択肢から投資対象を選べる
  • 積立額に応じて楽天ポイントが貯まる
  • 楽天ポイントでつみたてできる
  • 100円から気軽に積み立てられる
  • 積立頻度を毎月または毎日から選べる

デメリット

楽天証券でつみたてNISAを始めるデメリットは以下の2つです。

デメリット

  • ETFを購入できない
  • つみたてNISA専用のアプリが存在しない

楽天証券のつみたてNISA口座では、ETFを購入できません

ETFは短期目線で購入されることが多く、取り扱いが無くても問題ない可能性が高いですが、どうしてもETFを購入したいのであれば他の証券会社を利用しましょう。

ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。

たとえば、ETFの代表的な商品として、「東証株価指数(TOPIX)」に連動するETFがあります。
TOPIXとは、東京証券取引所によって発表される、東証第1部の全銘柄の動きを反映した株価指数のこと。このTOPIXに連動するETFは、TOPIXの値動きとほぼ同じ値動きをするように運用されます。
つまりこのETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っているのとほぼ同じ効果が得られます。

出典:一般社団法人投資信託協会|ETFの仕組み

また、つみたてNISA口座専用のアプリは無いので、銘柄選定や買付の際にはウェブサイトからログインし操作する必要があります。

おすすめ銘柄

楽天証券のつみたてNISAの取扱い銘柄の中で、おすすめなのは以下の2つです。

おすすめ銘柄

  • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」は、S&P500に連動した投資成果を目指し運用される投資信託です。購入すると米国の主要企業に分散投資できます。

Q:S&P500とは?
A:S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している、米国株式市場の株価指数のひとつです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出されます。

出典:三菱UFJ銀行|S&P500ってなに?インデックス投資のメリット・デメリットと購入時の注意点

「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」は、オール・カントリー・ワールド・インデックスという指数に連動した動きを目指し運用されます。

購入すると、日本を含む23の先進国、24の新興国に分散投資できます。

オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)とは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の先進国・後進国の株式で構成されています。

出典:マネックス証券|eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

SBI証券

SBI証券は、SBIグループグループ全体では、証券口座開設数が840万口座を突破している証券会社です。取り扱い商品の多さやIPO銘柄のラインナップの豊富さなどが、SBI証券の特徴と言えます。

ここからは、そんなSBI証券のつみたてNISAについて、メリット、デメリット、おすすめ銘柄について解説していきます。

メリット

SBI証券でつみたてNISAを始めるメリットは以下の通りです。

メリット

  • 最低100円から投資できる
  • 投資できるラインナップが豊富
  • 全銘柄の取引手数料が無料
  • ポイントが貯まる

SBI証券のつみたてNISA口座では、豊富なラインナップの投資信託を、最低100円から購入できます

また、投資信託の買付でTポイントやポンタポイントが貯まるので、貯まったポイントをさらに投資信託の買い付けに使えます。

デメリット

SBI証券でつみたてNISAを始めるデメリットは以下の2つです。

デメリット

  • クレジットカード決済はボーナス月設定ができない
  • 他の金融機関へのNISA口座の変更にはカスタマーサービスに連絡が必要

まず、クレジットカード決済で積立投資をする場合には、毎月固定金額を投資することになり、ボーナス月のみの増額はできません。

そのため、ボーナス月に投資金額を増やしたい場合には、不満に思うかもしれません。

また、NISA口座をSBI証券からほかの金融機関に変更する際には、カスタマーサービスへの連絡が必要で、オンラインフォームのみで行えないのもデメリットになりえます。

おすすめ銘柄

SBI証券のつみたてNISA口座における、おすすめ銘柄は以下の通りです。

おすすめ銘柄

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • 三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim先進国株式インデックス

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は、S&P500指数に連動する投資成果を目指すファンドで、購入することでアメリカの主要企業にバランスよく分散投資できます。

「三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、MSCIコクサイ・インデックスと連動する投資成績を目指すファンドです。日本を除く世界各国の株式に投資できるので、海外に投資したい方におすすめです。

コクサイ・インデックス・ファンドとは?

日本を除く世界各国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドです。

auカブコム証券

auカブコム証券は、MUFGグループのネット証券会社です。

株主優待や新規公開株(IPO)などの、充実したラインナップを、ネット証券ならではのオトクな手数料で取引できます。

投資信託は毎月500円以上なら1円単位で投資できるので、コツコツと積立投資をするのにも向いています

ここからは、そんなauカブコム証券のつみたてNISAについて見ていきましょう。

メリット

auカブコム証券のつみたてNISAには、以下のメリットがあります。

メリット

  • NISA割で取引手数料が最大5%割引になる
  • つみたてNISA(積立NISA)かんたんシミュレーションが便利

NISA割とは、auカブコム証券でNISA口座(一般NISA、つみたてNISA)を所有していると、割引手数料が最大5%割引されるという内容です。

また、つみたてNISA(積立NISA)かんたんシミュレーションでは、毎月の積立金額や期間を選択するだけで、運用益や非課税を計算できます。

デメリット

以下の点は、auカブコム証券のつみたてNISAのデメリットと言えます。

デメリット

  • Pontaポイント投資ができない
  • 画面が使いにくいという評判がある

人によっては、これらの点をマイナスポイントと感じる可能性もあるでしょう。

おすすめ銘柄

auカブコム証券のつみたてNISA口座で買えるおすすめ銘柄は以下の2種類です。

おすすめ銘柄

  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • たわらノーロード先進国株式

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、日本を含む世界各国の株式、公社債、不動産投資信託証券を含め8資産に投資するファンドです。

あらゆる資産にバランスよく投資したい場合に最適です。

「たわらノーロード先進国株式」は、海外の金融商品取引所の上場している株式に投資し、MSCIエマージング・マーケット・インデックスの動きに連動した投資成果を目指す投資信託です。

主な投資先は新興国なので、今後の経済成長に期待し投資したい方に向いているでしょう。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは?

新興国株式の動向を表す代表的な株価指数。中国、韓国、台湾、インド、ブラジルなどが構成比率の70%以上を占めています。

松井証券は歴史が長くつみたてNISAは手数料が無料であることが特徴

松井証券は大正7年創業で、100年以上の歴史を持つ証券会社です。

つみたてNISA口座では、取り扱っている投資信託の購入時手数料がすべて無料なので、コストを抑えた投資ができます。

また、つみたてNISA口座で投資できる銘柄は170種類以上で、豊富な選択肢から好きな投資対象を選べるのも松井証券の特徴です。

さらに、投資信託の取引をするための専用アプリ「投信アプリ」には、投資信託の購入や運用、メンテンナンスなど、投資信託サービスの全ての機能が備わっています。

投信アプリを使えば、パソコンを開かなくとも、スマホだけで積立投資ができます。

このように、松井証券にはつみたてNISA口座を利用しやすい環境が整っているので、つみたてNISA口座を開設する証券会社として、松井証券を選ぶのもいいでしょう。

つみたてNISAに関するQA

一般口座・特定口座・NISA口座の違いは?
一般口座、特定口座、NISA口座の違いは以下の通りです。

3種類の口座の違い
一般口座 松井証券の口座を開設した全ての人が利用できる口座です。

課税される口座で投資金額の上限等はありません。

利用者自身が上場株式等の譲渡損益等の計算を行い、確定申告する必要があります。
特定口座 利用客に代わって、証券会社が損益計算を行う口座です。

源泉徴収の有無を選択でき、どちらを選ぶかによって確定申告の要不要が以下のように分かれます。

<厳選徴収あり>
特定口座で源泉徴収ありを選択した場合、基本的に確定申告は不要です。取引を約定日ごとに証券会社が確認し、所得税および住民税の源泉徴収や還付を証券会社が行います。

<厳選徴収なし>
源泉徴収なしを選択した場合、一般口座と同様確定申告が必要になります。ただ、証券会社が取引による損益が記載された「年間取引報告書」を利用することで、一般口座よりも簡単な手続きでの確定申告が可能です。
NISA口座 毎年一定金額の範囲内で購入した、金融商品から得られる利益が非課税になる口座です。

NISA口座には一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類が存在し、それぞれ年間の上限投資や投資可能な商品、非課税期間が以下のように定められています。

<一般NISA>
株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できる

<つみたてNISA>
一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有できる

<ジュニアNISA>
株式・投資信託等を年間80万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できる

このなかで、ジュニアNISAは20歳未満の方のみが利用できます。
松井証券では、特定口座やNISA口座を開設したい場合には、一般口座と同時に開設可能です。また、すでに一般口座を開設済みの場合には、別途で申し込むこともできます。
NISA口座を開設する金融機関等を他社にしたい場合は?
NISA口座を開設する金融機関を、松井証券から他社に変更する場合には、以下5つのステップで手続きする必要があります。

5つのステップ

  • 松井証券のお客様サイトからNISA口座の変更を申し込む
  • 金融商品取引業者等変更届出書を返送する
  • 勘定廃止通知書を受け取る
  • NISA口座を開設する金融機関に勘定廃止通知書を提出する
  • 他社でNISA口座の開設手続きをする
まずは、松井証券のお客様サイトの【口座管理】-【書類請求・申込】画面の「NISA口座変更(松井→他社)」からNISA口座の変更を申し込みます。
すると、松井証券から「金融商品取引業者等変更届出書」が送られてきます。

「金融商品取引業者等変更届出書」に記載されている氏名や住所などの情報に誤りが無いかを確認したら、松井証券に返送しましょう。

松井証券が「金融商品取引業者等変更届出書」を受け取ると、今度は松井証券から「勘定廃止通知書」が郵送されます。

「勘定廃止通知書」が手元に届いたら、新たに口座開設する金融機関に「勘定廃止通知書」を送付し、NISA口座を申し込みましょう。

詳しいNISA口座の開設方法については、口座開設する金融機関のホームページを確認するか、問い合わせしてください。

ちなみに、金融機関の変更を希望する年に、松井証券のNISA口座で買付をした場合、次の年までは変更できません。

また、松井証券のNISA口座内に保有している株式を他社に移管することはできませんが、非課税期間内であれば松井証券での保有や売却が可能です。
非課税期間は最長5年間なので、しばらくの間は、松井証券に残った株式を保有し続けられます。

なお、NISA口座の金融機関の変更は希望すればいつでもできるわけではなく、変更にはルールがあります。
NISA口座の金融機関の変更は、前年の10月から当年の9月までと決まっています。

たとえば2023年のNISA口座について金融機関を変更する場合、2022年10月1日~2023年9月30日の間に手続きをしなければなりません。
つみたてNISAの非課税期間は?
つみたて投資の非課税期間は、最長20年間です。毎年40万円を上限として投資信託を購入でき、分配金や値上がり後の売却によって得た利益が非課税になります。

非課税期間の20年間が終了した後には、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。

ちなみに、つみたてNISAの投資可能期間は2018年~2042年と定められており、投資信託の購入ができるのは2042年までです。
つみたてNISAと一般NISAの違いは?
つみたてNISA口座と一般NISA口座の違いは以下の通りです。

つみたてNISAと一般NISAの違い
つみたてNISA 非課税保有期間 5年
年間非課税枠 120万円
投資可能商品 上場株式、ETF、公募株式投信、REITなど
買付方法 通常の買付け、投資信託
一般NISA 非課税保有期間 20年
年間非課税枠 40万円
投資可能商品 長期、積立、分散投資に適した一定の投資信託
買付方法 積立投資のみ
このように、つみたてNISAと一般NISAには様々な違いがあります。

つみたてNISAと一般NISAは同時に保有できないので、それぞれの特性を理解しいずれかを選択しましょう。
つみたてNISAのメリットは何?
つみたてNISAのメリットは、以下の3つです。

メリット

  • 非課税期間が長い
  • 100円から投資信託を購入できる
  • 購入タイミングで悩むことがない
非課税期間が20年と長く、長期投資に向いていることです。こつこつと長期間少額を積立て運用したい場合には、つみたてNISAを利用するといいでしょう。
また、松井証券のつみたてNISA口座では100円から投資信託を購入できるので、少額から投資を始められます。

ほかには、つみたて投資では定期的に一定金額を買付し続けることになるので、購入タイミングで悩むことが無いのもメリットと言えるかもしれません。
つみたてNISAのデメリットは何?
つみたてNISAのデメリットは以下の2つです。

デメリット

  • 投資できる商品が限られている
  • 一般NISAよりも非課税枠が小さい
まず、つみたてNISAは投資できる商品が限られており、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託しか選択できません。
そのため、日本株・外国株・REITなどに投資したい場合には、向かないでしょう。

また、一般NISAよりも非課税枠が小さいのもデメリットと言えます。
一般NISAの年間非課税枠が120万円なのに対し、つみたてNISAでは40万円と3倍の差があります。
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