株を買うのはカンタンです。たったの3ステップで、スマホ1台で株が買えます。本記事では、初心者でも簡単に株が買える方法や証券会社、銘柄選びのコツを紹介します。
おすすめ証券会社3選
証券会社名 | ||||
---|---|---|---|---|
1日定額手数料 (税込) |
100万円以下 | 無料 | 無料 | 無料 |
100万円超 ~150万円 |
1,238円 | 2,200円 | 880円 | |
150万円超 ~200万円 |
1,238円 | 2,200円 | 1,100円 | |
200万円超 ~300万円 |
1,691円 | 3,300円 | 1,540円 | |
以降100万円 増加ごとに |
+295円 | +1,100円 | +295円 | |
米国株 | 〇 | 〇 | × | |
つみたてNISA | 185銘柄 | 184銘柄 | 1銘柄 | |
特徴 |
株の買い方(始め方)
株ってどうやって買うの?
3ステップで株は買えます。まずはネット証券に口座を開設しましょう。
STEP1:ネット証券に口座開設をする
まずは、ネット証券に口座開設しましょう。口座開設の細かい手順は証券会社によって異なりますが、基本的には同じです。
基本的な口座開設の手順
- 住所や氏名など必要事項をスマホで記入
- スマホで本人確認
- 最短翌日(翌営業日)に口座開設
スマホで本人確認を行う場合は、「運転免許証と通知カード」または「マイナンバーカード」が必要です。健康保険証や住民票などでの本人確認もできますが、郵送物を受け取る必要があるため、口座開設まで5日〜1週間前後かかります。
店舗のある証券会社でも同様の手順で口座開設できますが、スマホから手軽に口座開設できるネット証券のほうが便利です。
ネット証券で株を買うのをおすすめする理由
おすすめする理由
- 手数料が安い
- いつでもスマホから口座開設できる
- 証券マンでも必ず儲かるとは限らない
STEP2:口座に入金する
口座が開設できたら、証券口座に入金しましょう。主な入金方法は、「ネット銀行との連携」または「銀行から証券口座への振込」です。
SBI証券や楽天証券の場合、最初にネット銀行に口座を開設する手間はかかりますが、ネット銀行と連携すれば簡単に入金できます。
ネット銀行と連携できる主なネット証券
- SBI証券×住信SBIネット銀行
- 楽天証券×楽天銀行
SBI証券や楽天証券であれば、ネット銀行と連携すれば連携先のネット銀行に入金するだけで株が買えます。ネット銀行との連携がないネット証券を利用する場合は、指定された口座へ振り込みましょう。
STEP3:銘柄を選んで買う
証券口座に入金できれば、買いたい銘柄を選んで注文するだけです。注文方法や銘柄の選び方は複数あります。
株の注文方法
株にはさまざまな注文方法がありますが、まずは成行(なりゆき)注文、指値(さしね)注文の2種類だけ覚えておけば十分でしょう。
詳しくは後半の「株の注文方法」で、SBI証券や楽天証券のスマホアプリの画面を使って紹介します。
株の選び方
株の選び方は5種類ありますが、初心者は配当金で選ぶのがおすすめです。
株の選び方
- 配当金で選ぶ
- 株主優待で選ぶ
- 値動き(チャート)から選ぶ
- 会社の業績(決算)から選ぶ
- 市場で選ぶ
実際にどのようにして株を選べばよいかは、後半の「株の選び方」にて詳しく紹介します。
証券会社の選び方
証券会社はどう選べばいいの?
手数料の安さや取扱銘柄の豊富さ、銘柄選びのしやすさから選ぶのがおすすめです。
手数料が安いネット証券を選ぶ
証券会社を選ぶときは、店舗がある証券会社より手数料が安いネット証券を選びましょう。
株については、どの証券会社で買っても同じです。例えば、トヨタ自動車の株を100株、SBI証券と野村證券で買ったとしても「トヨタ自動車の株」であり、何の違いもありません。
商品によっては買える銘柄、買えない銘柄がありますが、日本株についてはほとんど差異はないです。皆さんが知っている日本企業の株であれば、どの証券会社でも買えるといってよいでしょう。
どこで買っても違いがないのであれば、手数料が安いネット証券から買うほうがお得です。日本株の取引手数料が特に安いネット証券は、SBIネオトレード証券です。日本株の取引手数料については、業界最安水準といわれるSBI証券や楽天証券よりも安いです。
つみたてNISAや米国株の取扱銘柄が豊富な証券会社を選ぶ
投資は日本株以外につみたてNISAや外国株(米国株)などがあります。日本株以外の取扱銘柄が豊富な証券会社を選びましょう。
これから投資を始める人にとって、2024年から始まるNISAの拡充は無視できません。これまでわかりづらかった「つみたてNISA、NISA(一般NISA)」の制度が一本化され、5年や20年といった期間の制約もなくなります。
2023年に口座開設しておけば自動で新NISA口座も開設される予定なので、今からつみたてNISAの口座開設も検討しておいたほうがよいでしょう。
加えて、将来的に外国株などに投資する可能性も考えれば、少なくとも米国株の投資には対応した証券会社を選んでおくほうが便利です。
つみたてNISAや外国株(米国株)の取扱銘柄数で選ぶなら、SBI証券がおすすめです。
SBI証券なら、つみたてNISAは185銘柄、外国株は主要ネット証券で最多の9ヵ国を取り扱っています。米国株はもちろん、タイやベトナム、シンガポールなどの新興国株にも対応しています。
銘柄選びがしやすい証券会社を選ぶ
これから株を買う人は、銘柄選びのしやすさも外せないポイントです。いくら手数料が安くて取扱銘柄が豊富でも、銘柄選びや情報収集がしづらいと、株を選んで買うのに時間がかかってしまうでしょう。
銘柄選びがしやすい証券会社を選びたいなら、スマホアプリから簡単に銘柄選びができる楽天証券がおすすめです。
楽天証券なら、スマホアプリ「iSPEED」を使って、各種ランキングや「半導体」「少子化対策」といった投資テーマなど、初心者でもなじみのある言葉から銘柄選びができます。
おすすめ証券会社3選
どの証券会社を選べばいいの?
手数料、取扱銘柄、銘柄の選びやすさ、どれを重視するかでおすすめの証券会社は変わります。迷った人はSBI証券か楽天証券のどちらかがおすすめです。つみたてNISAやNISA口座を除けば複数の証券会社に口座を持てるので、まずはどれか1社を選んで口座開設してみましょう。
おすすめ証券会社3選
証券会社名 | ||||
---|---|---|---|---|
1日定額手数料 (税込) |
100万円以下 | 無料 | 無料 | 無料 |
100万円超 ~150万円 |
1,238円 | 2,200円 | 880円 | |
150万円超 ~200万円 |
1,238円 | 2,200円 | 1,100円 | |
200万円超 ~300万円 |
1,691円 | 3,300円 | 1,540円 | |
以降100万円 増加ごとに |
+295円 | +1,100円 | +295円 | |
米国株 | 〇 | 〇 | × | |
つみたてNISA | 185銘柄 | 184銘柄 | 1銘柄 | |
特徴 |
SBI証券:つみたてNISAや外国株(米国株)の取扱銘柄が豊富
SBI証券の概要
1日定額手数料(税込) | 100万円以下 | 無料 |
---|---|---|
100万円超~150万円 | 1,238円 | |
150万円超~200万円 | 1,238円 | |
200万円超~300万円 | 1,691円 | |
以降100万円増加ごとに | +295円 | |
米国株 | 6,118銘柄 | |
つみたてNISA | 185銘柄 |
日本株だけでなく、つみたてNISAや米国株の取引も考えるのであれば、SBI証券は対象銘柄が豊富で便利です。
つみたてNISAは主要ネット証券の中で最も幅広く取り扱っており、取扱銘柄数はつみたてNISA対象商品の85%以上をカバーしています。米国株は6,000銘柄以上を取り扱っており、米国株を含めた外国株は主要ネット証券で最多の9ヵ国から選べます。
SBI証券は日本株にも強く、日本株の個人売買シェアが40%を超えており業界トップです(2022年9月末時点)。
個人投資家に人気のあるIPO(新規公開株)の取扱銘柄数も豊富です。
2021年4月~2022年3月末の新規上場銘柄のうち、97%以上の117銘柄を扱っています。2022年4月〜9月末については国内すべてのIPOを取り扱っており、楽天証券や証券業界トップの野村證券を圧倒しています。
株式市場に上場していなかった会社が新規に上場して、一般の投資家が取引できるようにすること。証券会社を通じて株式を一般投資家へ販売するため、取り扱うかどうかは証券会社によって異なる。
証券会社の口座を1つだけ持ちたいのであれば、まずはSBI証券を選びましょう。
\IPOの取扱銘柄数がダントツNo.1!/
SBI証券からスマホで株を買う方法
ここでは、SBI証券からスマホで株を買う方法を紹介します。銘柄は一例としてトヨタ自動車を挙げますが、他の銘柄でも操作方法は同じです。
まず、「Play ストア」や「App Store」でSBIと検索して、「SBI証券 株アプリ」をインストールしましょう。
ログインしたら、画面下の「銘柄検索」をタップしてください。
検索窓に会社名(トヨタ自動車)を入力すると、検索結果の一番上に表示された「トヨタ自動車」をタップします。銘柄のチャートが表示されたら、上にある取引をタップして「現物買」をタップしてください。
さまざまな注文条件が並んでいますが、操作する場所は「株数」「価格」「期間」の3ヵ所だけです。
SBI証券では、右上の「S株」にチェックを入れれば1株からの購入もできますが、S株以外では100株、200株といった「100株単位」の注文しかできません。株数の+マークを1回押すと100株になります。株数が多い場合は、白い部分をタップして直接数字を入れたほうが早いです。
価格については、指値(さしね)や逆指値の場合だけ入力します。成行(なりゆき)は値段を指定しない注文であるため、価格は入力しません。初めて株を買う人は、まずは指値(さしね)または成行(なりゆき)を選びましょう。
期間は、買い注文の有効期間という意味です。例えば、トヨタ自動車株を1,700円で買いたい場合、「当日中」だと発注日(発注日が休日の場合は、翌営業日)だけ有効になるため、次の日にトヨタ自動車株が1,700円以下になっても買えません。
「今週中」や「今月中」などに期間を変更すれば、発注日に1,700円以下にならなかったとしても、有効期限までに1,700円以下になれば買えます。なお、期間を今月中に指定したい場合は、右の「期間指定」で月末に有効期限を設定してください。
最後に取引パスワードと注文確認画面で注文条件を確認して、「発注」を押せば購入完了です。
\取扱銘柄が豊富!/
楽天証券:銘柄選びや情報収集がしやすい
楽天証券の概要
1日定額手数料(税込) | 100万円以下 | 無料 |
---|---|---|
100万円超~150万円 | 2,200円 | |
150万円超~200万円 | 2,200円 | |
200万円超~300万円 | 3,300円 | |
以降100万円増加ごとに | +1,100円 | |
米国株 | 4,983銘柄 | |
つみたてNISA | 184銘柄 |
楽天証券は、ネット証券でSBI証券のライバルといわれる証券会社です。取扱銘柄数ではSBI証券に負けますが、スマホアプリや各種ツールの使いやすさではSBI証券を上回っています。
スマホアプリ「iSPEED」は初心者でも使いやすいです。アプリ内の「検索」をタップすると、ランキングやテーマから銘柄を選ぶことができます。
テーマにはさまざまな種類がありますが、「円高メリット」「メタバース」「インバウンド」など人気のテーマをタップすれば、テーマ対象銘柄を一覧できます。
また、楽天証券なら日経新聞が朝刊、夕刊ともに無料です。アプリ右下のメニューから「日経テレコン」をタップするだけで、最新のニュースや直近3日間の日経新聞が読めます。
銘柄選びや情報収集をしたいなら、楽天証券がおすすめです。
\銘柄選びや情報収集に便利!/
楽天証券からスマホで株を買う方法
ここでは、楽天証券からスマホで株を買う方法を紹介します。銘柄は一例としてトヨタ自動車を挙げますが、他の銘柄でも操作方法は同じです。
まず、「Play ストア」や「App Store」で楽天証券と検索して、「iSPEED」アプリをインストールしましょう。画面の下にある「検索」をタップしてトヨタ自動車を検索するところまでは、SBI証券と同じです。
トヨタ自動車の銘柄情報とチャートが表示されたら、右上に小さく表示される「注文」をタップして「現物買い」をタップします。
楽天証券には、「プロ」と「シンプル」という2種類の注文画面があります。「プロ」は、SBI証券と同じく株数、価格、期間(執行条件)の3つを選択して注文します。
初心者にとっては、「シンプル」のほうがわかりやすいでしょう。右上のシンプルをタップすると、下のような注文画面に切り替わります。
「プロ」と比べて直感的な操作ができます。初期設定では、現在の株価(または終値)と株数100株が入力されています。条件を変えたい場合は、数字をタップして直接入力するか、+-を押して調整してください。
注文条件を成行に変更すると、株数だけが表示されます。期間(執行条件)については、右にある「本日中」をタップすると変更できます。
注文条件が決まったら、取引暗証番号を入力して「注文する」をタップすれば発注完了です。
\スマホアプリ「iSPEED」が使いやすい!/
SBIネオトレード証券:日本株の取引手数料はSBIや楽天より安い
SBIネオトレード証券の概要
1日定額手数料(税込) | 100万円以下 | 無料 |
---|---|---|
100万円超~150万円 | 880円 | |
150万円超~200万円 | 1,100円 | |
200万円超~300万円 | 1,540円 | |
以降100万円増加ごとに | +295円 | |
米国株 | × | |
つみたてNISA | 1銘柄 |
SBIネオトレード証券は、日本株の取引に特化したネット証券です。日本株の取引手数料は、1日定額制の手数料はもちろん、1注文ごとの手数料もSBI証券や楽天証券より安くなっています。
参考:日本株の取引手数料比較表(1注文ごと)
5万円以下 | 50円 | 55円 | 55円 |
---|---|---|---|
5万円超~10万円 | 88円 | 99円 | 99円 |
10万円超~20万円 | 100円 | 115円 | 115円 |
20万円超~50万円 | 198円 | 275円 | 275円 |
50万円超~100万円 | 374円 | 535円 | 535円 |
100万円超~150万円 | 440円 | 640円 | 640円 |
150万円超~300万円 | 660円 | 1,013円 | 1,013円 |
300万円超~3,000万円 | 880円(※) | 1,013円 | 1,013円 |
3,000万円超 | 880円(※) | 1,070円 | 1,070円 |
一方で、つみたてNISAは1銘柄(ひふみプラス)のみ、米国株の取引は非対応です。
メインの証券口座をSBI証券や楽天証券、SBIネオトレード証券は日本株取引専用のサブ口座として利用するとよいでしょう。
\日本株の取引手数料はSBIや楽天より安い!/
株の注文方法
株の注文方法って結局どうすればいいの?
最初は、成行(なりゆき)注文と指値(さしね)注文の2種類から選びましょう。逆指値注文など複雑な注文もありますが、まずは基本的な2つの注文をマスターしましょう。
成行(なりゆき)注文
成行(なりゆき)注文とは、値段を指定せずに発注する注文方法です。注文が確定するまではいくらで買えるかわかりませんが、指値(さしね)より優先して注文が成立します。
成行(なりゆき)注文の場合は、株数を指定するだけで発注できます。成行(なりゆき)注文でも期間は変更できますが、原則として当日中(株式市場が開いていない時間では翌営業日)に買えるので、期間を変更する必要はないでしょう。
なお、SBI証券で1株から注文できる「S株」では、成行(なりゆき)注文のみの対応です。
指値(さしね)注文
指値(さしね)注文とは、値段を指定して発注する注文方法です。買い注文の場合、指定した値段以下になったときのみ注文が成立します。
指値(さしね)注文の場合は、「株数」「価格」「期間」の3つを指定します。
指値(さしね)注文で期間を当日中(株式市場が開いていない時間では翌営業日)にすると、1日で注文が成立しなかった場合は失効するため、再度同じ注文を出さなければいけません。
今週中や今月中などに期間を変更しておけば、その日に買えなくても同じ注文を最長で月末まで出すことができるので便利です。
株の選び方
株はどうやって選べばいいの?
まずは配当金や株主優待で選んでみるのがおすすめです。慣れてきたら他の選び方も試してみましょう。
配当金で選ぶ
初心者は、まずは配当金から選んでみましょう。配当金は銘柄によって大きな差があるため、銘柄ごとの比較がしやすいように、アプリでは「予想配当利回り」と表記しています。
株価に対する配当金の割合を示す指標。1株当たりの年間配当金が、株価の何%にあたるかを示す。過去の配当ではなく、これからもらえる配当金の予想から算出するため「予想配当利回り」と呼ばれることが多い。
例えば、配当利回り3.0%の株を100万円分購入すれば、もらえる配当金は年間3万円です。税金(所得税と住民税の合計20.315%)がかかる場合は、2万3,906円になります。
SBI証券のスマホアプリでは、配当利回り3.0%以上のものは銘柄検索の「スクリーニング」「高配当銘柄」の順にタップすると一覧できるので便利です。
配当金は、株の売却益を狙うより確実です。昨期(昨年)や当初の予想と比べて配当を増やす「増配」を実施することもあります。
一方で、業績が悪くなると減配(配当を減らすこと)や無配(配当を無くすこと)になることもあるので、過信しないようにしましょう。
株主優待で選ぶ
利用したいものやサービスがあるなら、株主優待から選んでもよいでしょう。
会社が、保有株式数に応じて自社の製品やサービスなどを提供すること。
(参考:日本証券業協会)
ただし、株主優待がもらえる条件は会社によってさまざまです。1株から株主優待をもらえる会社もあれば、500株買わないともらえない会社もあります。
証券会社のアプリでは、銘柄を検索して上のバーから「株主優待」をタップすると株主優待の内容が出てきます。
株主優待がない場合は、「提供しておりません」などといった案内が出ます。
株主優待のある銘柄を検索したい場合は、画面の下にある銘柄検索から「株主優待」をタップして条件を指定しましょう。
例えば、株主優待をもらえる権利が確定する月(権利確定月)を3月に指定すると、下の画像のように該当銘柄が一覧できます。食料や金券など優待内容からも指定できるので、パソコンから探すより便利です。
株主優待は個人投資家に人気がありますが、今後の動向には注意が必要です。2020年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大で業績が悪化し、株主優待を見直す企業も出ています。
食事券やサービス割引券などの場合、ライフスタイルの変化で使わなくなることもあるので、できる限り配当金を重視したほうがよいでしょう。
値動き(チャート)から選ぶ
トヨタ自動車やソフトバンクなど、買いたい銘柄がなんとなくでも浮かぶ人は、銘柄の値動きから選んでみましょう。
株では、値動きのことを「チャート」といいます。最初は詳しい見方はわからなくてもよいので、今の値段(株価)が高いか安いかを見てください。
短期的な値動きを見たいなら日足(ひあし)、長期的な値動きを見たいなら月足(つきあし)を確認しましょう。各銘柄のチャートを出して日足のボタンをタップすると、チャートを変更できます。日足や月足のほかに、分足(ふんあし)や週足(しゅうあし)もあります。
株では、銘柄の値動きについて「ローソク足(ろうそくのような形をしたグラフ)」で表現するのが一般的であるため、1本のローソクが示す期間に応じて「日足」「月足」などと呼ぶ。
主な足と表示される期間は次のとおり。
- 5分足:1本=5分
- 日足:1本=1日
- 週足:1本=1週間
- 月足:1本=1ヵ月
会社の業績(決算)から選ぶ
銘柄選びのときに詳しい分析をしたい人は、会社の業績(決算)を見てみましょう。最初は、3ヵ月ごとに更新される四季報を確認するのがおすすめです。
詳しい決算の数字などは、ある程度株式投資に慣れてから徐々に覚えていけばよいでしょう。
四季報とは
年間4回(3月、6月、9月、12月)発行される上場企業の情報が集まった雑誌です。春、夏、秋、冬に新刊が出るので四季報と呼ばれます。
昔は書店で辞書のようなものを買うのが一般的でした。現在は、ネット証券で簡単に無料で確認できます。
スマホアプリで四季報を確認したいときは、銘柄を検索したら銘柄詳細から「四季報」をタップしてください。以下の画像のように、企業概要が出てきます。
四季報は端的でわかりやすいものではありますが、見るタイミングによっては情報が古いこともあるので注意しましょう。
決算とは
会社が3ヵ月ごとに出す業績発表です。会社ごとに決算月が決まっており、3月決算なら3月、6月、9月、12月末の年4回で締めて発表します。
ただし、決算発表については最大45日間の猶予期間があります(45日ルール)。例えば、9月末が決算の締めであるなら、発表時期はおおむね10月下旬〜11月上旬あたりです。
詳しいスケジュールは日本取引所グループが開示しています。スマホアプリで確認したい場合は、銘柄詳細から「業績」をタップすると、直近の決算発表日が赤字で出ます。
営業日や会社の都合で前後しますが、おおむね表示された月日の3ヵ月後が、次の決算発表日の目安です。
市場で選ぶ
日本株の大半は東京証券取引所で取引されており、市場は3つにわかれています。
3つの市場区分
- プライム市場
- スタンダード市場
- グロース市場
市場ごとに上場基準は異なりますが、最も基準が厳しいのはプライム市場です。初めて株を買うときは、できる限りプライム市場の銘柄を選ぶほうがよいでしょう。
スマホアプリでは、プライム市場のことを「東証P」と省略して表示するのが一般的です。
株の買い方についてよくある質問
よくある質問をまとめました。これから株を買いたい人はぜひ参考にしてください。
- 株を買うにはいくら必要?
- 銘柄によります。安いものなら10万円以内、高いものだと100万円を超える株もあります。
最低投資金額の一例
- 三菱UFJ:9万240円
- トヨタ自動車:18万2,500円
- ユニクロ(ファーストリテイリング):795万3,000円
\「S株」ならたったの500円で株が買える!/
- スマホで株を買うには?
- ネット証券各社が提供しているスマホアプリを使って買うのが便利です。
ネット証券が提供するスマホアプリの例
- SBI証券:SBI証券 株
- 楽天証券:iSPEED
- SBIネオトレード証券:NEOTRADE S
- 株を買うとどうなる?
- 株は電子化(デジタル化)されているので、株券は発送されません。証券口座の保有銘柄(保有証券)に会社名と株数が載るだけです。
ただし、定期的に会社から配当や株主優待の案内や株主総会の案内がきます。案内を電子化することはできません(2023年現在)。
- 好きな会社の株を買うには?
- 会社名を検索すると、買いたい会社の株価などが出てくるので、そこから買えます。
ただし、社名とブランド名が違うことがあるので注意しましょう。例えば、ファストファッションとして有名な「ユニクロ(UNIQLO)」の会社名は「株式会社ファーストリテイリング」です。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドを運営する「ソフトバンクグループ株式会社」と携帯事業を運営する「ソフトバンク株式会社」のように、紛らわしい社名もあります。
ネット証券のスマホアプリでは、間違った社名やブランド名で検索してもヒットするように配慮されています。きちんと確認したい人は、スマホアプリの銘柄詳細の中にある「四季報」をチェックしましょう。
- 外国株の買い方は?
- 基本的には日本株と変わりませんが、為替手数料がかかります。
例えば、米国株なら米ドルで買わなければいけないため、日本円を米ドルに両替するときに為替手数料が必要です。
SBI証券や楽天証券なら、日本円から直接米国株を買うことができます(円貨決済)。前もって米ドルに両替して買う方法(外貨決済)もありますが、初心者は円貨決済のほうがわかりやすいでしょう。
為替手数料の安さを重視するなら、住信SBIネット銀行で米ドルに両替して、SBI証券で米国株を買えば6銭で済みます。楽天証券の為替手数料は25銭かかるので、為替手数料を抑えたいなら「SBI証券×住信SBIネット銀行」の利用がおすすめです。
\住信SBIネット銀行と連携すれば為替手数料がお得!/
株の買い方はカンタン!今すぐ口座を開いて始めてみよう!
株はたったの3ステップで買えます。口座開設して、入金して、銘柄を選んで購入するだけです。初心者ならSBI証券または楽天証券、サブ口座(日本株取引専用口座)としてSBIネオトレード証券がおすすめです。
口座開設は無料でできるので、これを機会に口座開設して株式投資を始めてみましょう。