「投資を始めたいけど、どの証券会社を選べばいいかわからない」
そんな初心者の方に向けて、2023年最新の日本の証券会社をランキング形式でご紹介します。
本記事では、手数料、取扱商品、アプリの操作性など、証券会社を選ぶ際に重視すべきポイントや各社の特徴と評判を徹底的に比較しています。
本記事を参考に、自分に合った証券会社を見つけて資産形成を始めましょう!
▼ネット証券比較【2023年ランキング】
1位 | SBI証券:国内株式個人取引シェアNo.1の人気証券会社! |
---|---|
2位 | 楽天証券:楽天経済圏ユーザーから大人気! |
3位 | マネックス証券: 米国株の為替手数料無料! |
4位 | auカブコム証券: Pontaポイントで株が買える! |
5位 | 松井証券: 充実したサポート体制が魅力! |
6位 | DMM 株: 米国株の取引手数料無料! |
7位 | GMOクリック証券: ネット銀行との連携で預金金利0.11%! |
8位 | SBIネオトレード証券:国内株式の信用取引手数料が0円! |
ランキングの根拠は以下になります。
ランキングの軸 | 指標 |
---|---|
利用者数 | 多くの人が使っているか |
取引手数料 (国内現物) |
コストを抑えられるか |
取扱銘柄数 | 投資したい銘柄があるか |
ポイントサービス | ポイントの貯めやすさ、使いやすさ |
スマホでの取引 | スマホで取引可能か、操作性は良いか |
証券会社おすすめ人気ランキング
- 【初心者向け】証券会社の選び方
- ①取引手数料の安さで選ぶ
- ②取扱銘柄の豊富さで選ぶ
- ③操作性に優れているところで選ぶ
- ④利用しているポイント(経済圏)で選ぶ
日本の証券会社ランキング【2023年最新】
ネット証券会社名 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 |
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総合評価 |
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特徴 | 売買手数料・取扱銘柄数・顧客満足度など、総合的に高評価 | 楽天ユーザーは、楽天経済圏のサービスやポイントを活用してお得に取引可能 | 米国株式取り扱い銘柄数と投信クレカ積立の還元率は業界トップクラス! | auユーザーにお得なサービス満載で、Pontaポイントが貯まる | 充実したサポート体制や投資情報コンテンツが魅力! | 初心者から上級者まで幅広い利用者が満足できるネット証券会社! | 業界最安水準の手数料体系が魅力 | 国内株式の信用取引手数料は0円 |
買付手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
投資信託の本数 | 2,602 | 2,562 | 1,713 | 1,727 | 1,810 | ‐ | 133 | 27 |
つみたてNISA/ NISA |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ NISA・ジュニアNISA |
△ NISA・ジュニアNISA |
◎ |
単元未満株 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | × | × | × |
ポイント種類 | Tポイント/Pontaポイント/dポイント/Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント | 松井証券ポイント | DMM 株ポイント | × | × |
外国株 | 9カ国 | 6カ国 | 2か国 | 1カ国 (米国株) |
1カ国 (米国株) |
1カ国 (米国株) |
2カ国 | × |
口座数 | 1,100万口座 | 1,000万口座 | 222万口座 | 159万口座 | 145万口座 | 78万口座 | 100万口座 | 非公開 |
サポートの有無 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
IPO実績 (2022年) |
89社 | 65社 | 62社 | 21社 | 54社 | 12社 | 0社 | 19社 |
初心者用サービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × |
詳細 |
(2023年12月4日現在)
1位 SBI証券:
国内株式個人取引シェアNo.1の人気証券会社!
・外国株式や積立NISAの銘柄数が豊富!
・クレカ積立で7つのカードに対応
・積立投資で貯められるポイントの種類が多い
SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1(SBIネオトレード証券の数値含む)やIPOの取扱銘柄数No.1を獲得するなど、利用者から高い人気を集めているネット証券です。
外国株式は米国を含む9カ国、つみたてNISAは205銘柄を取り扱っており、他のネット証券と比べても取扱銘柄は豊富なのが特徴です。
またクレジットカードを使ったクレカ積立は、7種類のカードにも対応しているので、使い勝手が良いです。
加えて、積立投資で貯められるポイントは「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」「Vポイント」など種類が多く、選択肢が多いのも魅力です。
SBI証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 1,047万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0円 |
100万円まで | 0円 | ||
150万円まで | 0円 | ||
200万円まで | 0円 | ||
単元未満株 | 約定金額に関わらず 0円 |
||
NISA | 投資信託 | 2.597 | |
外国株の対応 | 9 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | 3,900 | ||
ポイント投資 | Tポイント Vポイント Pontaポイント |
||
つみたてNISA | 本数 | 211 | |
クレカ還元率 | 0.5% | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント |
引用:SBI証券
(2023年11月17日時点)
※SBI証券:2023年9月30日(土)発注分から国内株式取引手数料がオンライン取引のみ無料化
IPOをするならSBI!
2位 楽天証券:
楽天経済圏ユーザーから大人気!
・取引で楽天ポイントが貯まる、使える
・アプリやツールの操作性が高い!
・ポイント投資できる金融商品が豊富!
楽天証券は、総合口座数が900万口座を超える人気ネット証券会社であり、SBI証券とならんで「ネット証券2強」と称されています。
手数料や取り扱い商品など、さまざまな点で業界トップクラスであり、SBI証券とともにネット証券のスタンダードを築き上げてきた1社です。
楽天証券のおすすめポイントは何と言っても取引で楽天ポイントが貯まる、使える点です。また、アプリやツールが充実しており、操作性に優れている点も楽天証券ならではの特徴です。
そのほかにも、「ポイント投資」の対象が幅広い点も楽天証券の強みです。
普段から楽天サービスを使う楽天経済圏ユーザーの方はもちろん、初心者にも自信をもっておすすめできるネット証券会社です。
楽天証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 924万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0※スプレッドあり |
100万円まで | 0※スプレッドあり | ||
150万円まで | 0※スプレッドあり | ||
200万円まで | 0※スプレッドあり | ||
単元未満株 | 0※スプレッドあり | ||
NISA | 投資信託 | 2,555 | |
外国株の対応 | 6 | ||
IPO対応 | × | ||
単元未満株 | 1,609 | ||
ポイント投資 | 楽天ポイント | ||
つみたてNISA | 本数 | 202 | |
クレカ還元率 | 0.5% | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | 楽天ポイント |
引用:楽天証券
(2023年11月17日時点)
※楽天証券:2023年10月1日(日)発注分から国内株式取引手数料が無料化※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
アプリやツールの操作性が高い
3位 マネックス証券:
米国株の為替手数料無料!
・米国株購入時の為替手数料が無料!
・4,500銘柄を超える米国株のラインナップ!
・マネックスカードのクレカ積立で1.1%ポイント還元!
マネックス証券は、米国株購入時の為替手数料が無料です。
また、米国株の取扱銘柄数は4,500銘柄以上と充実しているので、手数料を抑えながら米国株投資を始めたい人には、SBI証券や楽天証券よりも有力な選択肢になるでしょう。
また、投資信託の積立に「マネックスカード」を指定すると、毎月の決済額×1.1%がマネックスポイントとして還元されます。
この還元率は、年会費無料のクレカによる投資信託の積立(クレカ積立)ではSBI証券、楽天証券、auカブコム証券よりも高いです。
米国株購入時の為替手数料を気にしている人や、投資信託をクレジットカードを使ってできる限りお得に積立したい人に向いている証券会社です。
マネックス証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 223万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 550円 |
100万円まで | 550円 | ||
150万円まで | 2,750円 | ||
200万円まで | 2,750円 | ||
単元未満株 | 約定代金の0.55%(税込) ※最低52円(税込) |
||
NISA | 投資信託 | 1,609 | |
外国株の対応 | 2 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | 1,400 | ||
ポイント投資 | マネックスポイント | ||
つみたてNISA | 本数 | 200 | |
クレカ還元率 | 1.1% | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | マネックスポイント |
引用:マネックス証券
(2023年11月17日時点)
米国株購入時の為替手数料が無料
4位 auカブコム証券:
Pontaポイントで株が買える!
・au PAYカードによる投信積立のポイント還元率が1.0%!
・単元未満株であるプチ株で少額投資ができる!
・SNSでプロの投資家の意見を参考にしながら投資信託の積立ができる
auカブコム証券では、au PAYカードによる投資信託の積立ができ、積立金額に応じてPontaポイントが貯まります。ポイント還元率は1.0%と、年会費無料のクレジットカードとしてはSBI証券や楽天証券より高い還元率です。
プロと個人投資家がつながるSNS「ファンドスクエア」もあるので、プロの意見を参考にしながら投資信託を積立できます。
また、単元未満株である「プチ株」は貯まったPontaポイントで投資できるため、Pontaポイントを普段から貯めている人なら現金不要で国内株式が購入できます。
普段からPontaポイントを利用している人、あるいはau系のサービスを利用している人に向いている証券会社です。
auカブコム証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 159万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0円 |
100万円まで | 0円 | ||
150万円まで | 2,200円 | ||
200万円まで | 2,200円 | ||
単元未満株 | 約定代金の0.55%(税込) ※最低52円(税込) |
||
NISA | 投資信託 | 1,702 | |
外国株の対応 | 1 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | 東証プライム市場・スタンダード市場・グロース市場などに上場している株式など | ||
ポイント投資 | Pontaポイント | ||
つみたてNISA | 本数 | 206 | |
クレカ還元率 | 1.0% | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | Pontaポイント |
引用:auカブコム証券
(2023年10月25日時点)
プチ株で少額投資ができる
5位 松井証券:
充実したサポート体制が魅力!
・電話で国内株式の取引を相談できる窓口がある!
・問合せ窓口格付け(証券業界)で12年連続3つ星を獲得!
・相続や贈与のときも頼りになる!
松井証券の特徴は、他のネット証券にはない手厚いサポートです。
国内株式の取引について電話で相談できる窓口があり、専門スタッフが「銘柄の探し方」「売買の材料探し」「取引タイミング」などの相談に乗ってくれます。しかも、相談時の手数料は無料です。
国内株式に関するサポートだけではなく投資信託や米国株のサポート窓口も設置しています。
松井証券のサポート体制は第三者機関からも高い評価を得ており、ヘルプデスク協会が主催する窓口格付け(証券業界)では12年連続3つ星を獲得しています。
相続や贈与の支援サービスも行っているので、株や投資信託の取引だけでなく資産に関する疑問点や不明点がある時も心強いでしょう。
松井証券は、ネット証券で投資を始めたいがサポートもしっかり受けたいという人におすすめです。
松井証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 145万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0円 |
100万円まで | 1,100円 | ||
150万円まで | 2,200円 | ||
200万円まで | 2,200円 | ||
単元未満株 | 約定代金の0.55%(税込) ※最低手数料なし |
||
NISA | 投資信託 | 1,715 | |
外国株の対応 | 1 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | 現物取引と同じ銘柄数 | ||
ポイント投資 | 松井証券ポイント | ||
つみたてNISA | 本数 | 211 | |
クレカ還元率 | ‐ | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | 松井証券ポイント |
引用:松井証券
(2023年11月17日時点)
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投資初心者に手厚いサポート
6位 DMM 株:
米国株の取引手数料無料!
・米国株の取引手数料無料!
・スマホアプリは初心者から上級者まで幅広く対応!
DMM 株は米国株の取引手数料が無料です。為替手数料は1米ドルあたり25銭かかりますが、他のネット証券でも為替手数料はほぼ同じくらいかかるため、NISA口座以外であればSBI証券や楽天証券より低コストで米国株を購入できます。
DMM 株のもう一つの特徴は取引ツールが充実している点です。スマホアプリは「かんたんモード」と「ノーマルモード」を切り替えできるなど、投資家レベルにあわせた複数のツールを提供しています。
DMM 株は、米国株を中心とした投資を考えている人、取引ツールにこだわりたい人におすすめです。
DMM株 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 79万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | - |
100万円まで | - | ||
150万円まで | - | ||
200万円まで | - | ||
単元未満株 | - | ||
NISA | 投資信託 | - | |
外国株の対応 | 1 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | - | ||
ポイント投資 | - |
引用:DMM 株
(2023年11月17日時点)
米国株の取引手数料無料
7位 GMOクリック証券:
ネット銀行との連携で預金金利0.11%!
・GMOあおぞらネット銀行と連携すると預金金利が0.11%!
・貸株サービスで高い金利がもらえる!
GMOクリック証券は、GMOあおぞらネット銀行と連携すると預金金利が0.11%になる「証券コネクト口座」があります。
銀行とネット証券会社双方に口座を開設する必要がありますが、普通預金金利が110倍になるだけでなく、銀行から証券口座へ自動で資金を移動できるので便利です。
また、GMOクリック証券は「貸株サービス(保有株を貸し出すサービス)」で1.0%以上の金利がもらえる銘柄が765銘柄もあります(2023年6月16日時点)。
100万円で貸株金利1.0%の場合、株を1年間貸し出せば1万円もらえます。
GMOクリック証券は金利を重視する人におすすめの証券会社です。
GMOクリック証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | 100万口座 | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0円 |
100万円まで | 0円 | ||
150万円まで | 1,238 | ||
200万円まで | 1,238円 | ||
単元未満株 | ‐ | ||
NISA | 投資信託 | 133 | |
外国株の対応 | 2 | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | ‐ | ||
ポイント投資 | × |
GMOあおぞらネット銀行と連携すると預金金利が110倍
8位 SBIネオトレード証券:
国内株式の信用取引手数料が0円!
・国内株式の信用取引手数料が0円!
・IPOの事前入金不要!
SBIネオトレード証券は、SBI証券と同じくSBIグループに属するネット証券会社です。
提供している金融商品は少ないものの、国内株式の信用取引手数料が一切かからないという特徴があります。
国内株式の信用取引を積極的にしたい人におすすめです。
SBIネオトレード証券 | |||
---|---|---|---|
口座開設数 | ‐ | ||
手数料 | 1日定額 | 50万円まで | 0円 |
100万円まで | 0円 | ||
150万円まで | 880円 | ||
200万円まで | 1,100円 | ||
単元未満株 | ‐ | ||
NISA | 投資信託 | ‐ | |
外国株の対応 | × | ||
IPO対応 | ◯ | ||
単元未満株 | ‐ | ||
ポイント投資 | × | ||
つみたてNISA | 本数 | 1 | |
クレカ還元率 | ‐ | ||
最低 積立金額 |
100 | ||
ポイント投資 | × |
引用:SBIネオトレード証券
(2023年11月17日時点)
国内株式の取引手数料が安い
証券会社の選び方【初心者向け】
現在、日本には約260のネット証券会社が存在しています。
数が多く、各ネット証券会社がもつメリットやデメリットがわからないため、どのネット証券会社を選べばよいのか悩んでいる投資初心者も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは投資初心者に向けて間違わない証券会社の選び方を紹介します。証券会社を間違えると本来必要のないコストがかかってしまったり、逆にもらえる可能性があったポイントが得られず損をすることもあります。慎重に選びましょう。
取引手数料の安さで選ぶ
株式を取引する場合は、できる限り取引手数料の安いネット証券会社を選びましょう。
取引手数料には国内株式の現物取引手数料以外にも信用取引や米国株式をはじめとした外国株式、投資信託の手数料があり、それぞれ異なります。
米国株式であれば取引手数料に加えて、為替手数料を考慮する必要があります。コストを抑えて取引をしたい人には、手数料が安く取扱銘柄も豊富なSBI証券が最適です。
取扱銘柄の豊富さで選ぶ
取扱銘柄はネット証券会社によって異なります。
以下の表は、代表的なネット証券の取扱銘柄をまとめたものです。
■ネット証券5社の取扱銘柄比較表
外国株式 | 〇 9カ国 |
〇 6カ国 |
〇 2カ国 |
〇 1カ国 |
〇 1カ国 |
---|---|---|---|---|---|
投資信託 | 〇 2,602 |
〇 2,562 |
〇 1,713 |
〇 1,727 |
〇 1,810 |
つみたてNISA | 〇 211 |
〇 206 |
〇 202 |
〇 206 |
〇 212 |
詳細 |
どの銘柄に投資をするか決めていない人は、可能な限り選択肢を多く持つためにも、取扱銘柄が豊富なSBI証券や楽天証券を選んでおけばよいでしょう。
アプリの操作性に優れているところで選ぶ
■ネット証券5社のスマホアプリ比較表
ネット証券では、ネット証券会社が提供しているWebサイトやスマホアプリを利用して金融商品の売買や保有銘柄の確認を行います。
Webサイトやスマホアプリは各ネット証券会社が独自で開発しているため、画面の見やすさや操作方法などが異なります。
操作性が悪いアプリの場合、どういった操作をすればよいかわからないという問題はもちろん、誤って意図しない操作を行ってしまうリスクもあるでしょう。
スマホアプリの評価で4.0以上のネット証券であれば、初心者でも比較的迷うことなく操作できますが、特におすすめなのが楽天証券のiSPEEDです。
便利な機能が充実しており、NISA口座での取引や米国株式の注文もアプリからスピーディーにでき、使いやすいと評判です。また、「iSPEED」のメニュー画面からは日経テレコンが利用できるので情報収集用としても活用したいアプリです。
利用しているポイント(経済圏)で選ぶ
ネット証券会社は、利用しているポイント(経済圏)で選びましょう。
経済圏とは、日常の買い物や生活インフラはもちろん投資にいたるまで、企業グループが提供するサービスで消費や行動を完結することを指します。
各企業グループは、自社の経済圏にユーザーを取り込むためにポイント還元を行うことが多いため、経済圏とポイントの関係性は非常に強いです。
利用者にとっては、特定の経済圏を活用することでポイントがたくさん貯まるだけではなく、ポイント還元率がアップするなどのメリットがあります。
以下に代表的な経済圏をまとめました。
■ネット証券5社の経済圏比較表
経済圏 | 主な企業やサービス |
---|---|
楽天経済圏 (楽天ポイント) |
|
SBI&SMBC経済圏 (Vポイント) |
|
au経済圏 (Pontaポイント) |
|
docomo経済圏 (dポイント) |
|
イオン経済圏 (WAONポイント) |
|
経済圏を重視してネット証券会社を選ぶ場合、普段から利用している経済圏(ポイント)に属するネット証券会社にするとよいでしょう。
現時点で経済圏を活用していない人は、使い勝手がよく強力な経済圏を構築している楽天証券(楽天経済圏)が最適です。
証券口座は複数持つのがおすすめ
証券口座を複数持つメリットは、目的別に証券口座を使い分けられることです。たとえば、以下のように使い分けができます。
また、複数の証券口座を持っておけば、将来の制度変更でお得なネット証券会社が変わったときに対応しやすいです。
2024年にはつみたてNISAやNISA(一般NISA)から新NISAに変わります。年間の投資枠が最大360万円、生涯投資枠が1,800万円まで拡大する予定です。
IPOや国内株式の個人取引シェアで他社を圧倒しているSBI証券の地位が揺らぐ可能性は低いものの、特定の金融商品ではSBI証券よりお得なネット証券会社が出てくるかもしれません。
ここで紹介したネット証券については、証券口座をどれだけ持っていても口座管理手数料はかかりません。基本的にはSBI証券や楽天証券をメインの証券口座としつつ、今後のネット証券の動向も注視しながら複数の証券口座を持っておくのもよいでしょう。
よくある質問
ネット証券が安いのはなぜ?
店舗型ネット証券会社と比較してネット証券会社が安いのは、さまざまな経費を削減しているためです。店舗型ネット証券会社は全国各地に実店舗を有しています。それらを運用するには、多額の人件費や家賃をはじめとする経費が必要となります。一方、ネット証券会社はそれらを削減可能です。
このコスト差が、ネット証券会社が安い最大の理由です。
初心者に向けのネット証券会社はどこですか?
初心者におすすめしたいネット証券会社は以下の3社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
この3社は少額投資が可能な単元未満株サービスを提供しています。そのため、低リスクで投資を始めることができ、初心者に向いています。
証券口座は一つだけの方が良いのでしょうか?
証券口座は1つだけでも問題ありません。ただし、複数の証券口座を保有することで各社の「いいとこどり」が可能となります。
たとえば、ポイント還元率が高いサービスによって証券口座を使い分けたり、それぞれの証券口座でIPOへ申し込むことで当選確率をアップすることができます。
そのため、可能であれば複数の証券口座を開設しておきましょう。
つみたてNISAを始めるならどこがおすすめですか?
つみたてNISAをはじめるなら、以下の3社がおすすめです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
3社はネット証券会社の中でもつみたてNISAの取り扱い銘柄数が多いという特徴を有しています。また、クレジットカードや電子マネーでの投信積立や投資信託の保有で各種ポイントを獲得できます。
ネット証券の始め方を教えてください。
ネット証券で取引をはじめるための大まかな手順は以下のとおりです。
- 口座開設の申し込みを行う
- 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)の提出を行う
- 提出書類の審査を待つ
- 審査完了通知後に初期設定を行う
なお、インターネットで申し込みを行った場合、最短即日で口座開設が完了するネット証券会社もあります。(郵送の場合は10日程度かかります。)
そのため、いますぐ投資をはじめたい人はインターネットからの申し込みをおすすめします。