SBI証券と楽天証券を徹底比較

最終更新日:2024/2/9


SBI証券と楽天証券はどっちがおすすめか分からない人に向けて、この記事では2社を新NISAの銘柄数や口座開設数、クレカ積立など15項目から徹底比較し、それぞれの特徴を分かりやすく紹介していきます。

【2024年2月最新版】
SBI証券と楽天証券の比較

証券会社 新NISA つみたて投資枠
(旧つみたてNISA)
クレカ積立 クレカ積立還元率 使えるポイント ポイント投資 投資信託 外国株式 IPO実績 口座開設数 特徴
SBI証券のロゴ
2,579本 219本 三井住友カード 0.5~5.0% Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
投資信託 2,579本 9カ国 91社 1,200万口座 ◯取り扱い商品が豊富
◯はじめての投資から
プロまでおすすめ
△サイトが見づらい
楽天証券のロゴ
2,559本 221本 楽天カード 0.5~1.0% 楽天
ポイント
投資信託
日本株
米国株
BO
2,559本 6カ国 61社 1,000万口座 ◯楽天ポイント投資ができる
◯サイトが使いやすい
△外国株式の取り扱い銘柄数が少ない
※IPO実績は2023年
参照:SBI証券楽天証券
(2024年2月9日現在)

SBI証券がおすすめな人、楽天証券がおすすめな人はそれぞれ以下の通りです。

  1. SBI証券と楽天証券の徹底比較
    1. ①新NISAはSBI証券がおすすめ
    2. ②成長投資枠(旧一般NISA)はSBI証券がおすすめ
    3. ③つみたて投資枠(旧つみたてNISA)はSBI証券がおすすめ
    4. ④クレカ積立はSBI証券のほうがお得
    5. ⑤ポイント投資は楽天証券がおすすめ
    6. ⑥投資信託保有残高に応じたポイント付与はSBI証券がお得
    7. ⑦iDeCoはSBI証券がおすすめ
    8. ⑧取扱商品はSBI証券のほうが豊富
    9. ⑨日本株の売買コストはスプレッドの無いSBI証券のほうが安い
    10. ⑩米国株の売買コストは楽天証券のほうが安い
    11. ⑪単元未満株の売買コストはSBI証券のほうが安い
    12. ⑫IPOはSBI証券が圧倒的で一択
    13. ⑬アプリ・ツールは楽天証券のほうが使いやすい
    14. ⑭キャンペーンは楽天証券のほうが充実
    15. ⑮銀行との連携は楽天証券のほうが便利
  2. 【初心者向け】両社の特徴を比較
    1. SBI証券の特徴
    2. 楽天証券の特徴
  3. SBI証券と楽天証券の使い分け方を紹介
    1. 利用できるポイントで使い分ける
    2. IPO株式の銘柄の選択肢を広げたり、当選確率を上げる
    3. それぞれの会社にしかない取り扱い商品や情報サービスを利用する
  4. 楽天証券からSBI証券に乗り換える方法を紹介
  5. よくある質問
    1. Q. 初心者はSBI証券と楽天証券どっちがおすすめ?
    2. Q. SBI証券と楽天証券以外にはどんな証券会社がありますか?
    3. Q. 楽天証券の最大のメリットは?
    4. Q. SBI証券の最大のメリットは?
目的別 記事の読み方

SBI証券と楽天証券の徹底比較

SBI証券と楽天を15項目で比較.png
(画像=Wealth Bridge編集部)

\迷ったらこれ!/

SBI証券も楽天証券も取引手数料が業界最低水準で、取扱銘柄数も豊富な人気が高いネット証券会社です。

どちらもサービスが充実しており、総合力ではそれほど大きな差はありませんが、向いている投資方法、ポイントやツールの使いやすさなどを比較するとそれぞれ差があります。

自分の重視したい点に合わせて、どちらの会社がよいのか比較検討しましょう。

特にNISAを始めたい方は、NISA口座は一つの証券会社でしか開設できないので、慎重に選んでください。

①新NISAはSBI証券がおすすめ

2024年から始まった新NISA(新しいNISA)は、SBI証券がよいでしょう。新NISAは、端的にいえば「これまでのつみたてNISAと一般NISAが合体したNISA口座」で、2023年までの期限付きのNISA制度が恒久化されます。

■新NISAの比較

SBI証券 楽天証券
つみたて投資枠
/成長投資枠
219本/1,166本
(投資信託)
221本/1,125本
(投資信託)
IPO ×
国内株式 東証/名証/札証/福証 東証/名証
単元未満株 約3,900銘柄 1,602銘柄
外国株式
(取扱国数)
9カ国 6カ国
米国株 5,052銘柄 4,464銘柄
ポイント還元が
受けられる金額
月5万円 月10万円
ポイント還元率
(クレカ積立)
0.5~5.0% 0.5~1.0%
公式サイト
※クレカ積立と楽天キャッシュでの積立を併用した場合
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

楽天証券では楽天カードを使ったクレカ積立以外に楽天キャッシュ(電子マネー)による投信積立ができます。それぞれ最大月5万円積立ができるので、併用すると合計月10万円までの積立投資でポイント還元が受けられます。

また、新NISAでは、一般NISAでIPOに投資できなかったというデメリットも解消される予定です。

しかし、SBI証券の商品ラインナップは圧倒的で、株や投資信託はどの商品をみても楽天証券より優れています。

SBI証券は5万円までしかポイント還元が受けられないため、毎月5万円を超える積立投資をしたい人は楽天証券を選ぶメリットもありますが、月5万円以内の積立投資しかする予定のない人はSBI証券がおすすめです。

②成長投資枠(旧一般NISA)はSBI証券がおすすめ

成長投資枠(旧一般NISA)は、取扱銘柄数が多いSBI証券がよいでしょう。

■成長投資枠(旧一般NISA)の比較

SBI証券 楽天証券
取扱銘柄数
(成長投資枠で購入可能な投資信託)
1,166本 1,125本
IPO ×
最低積立金額 100円 100円
積立頻度 毎日/毎週/毎月 毎日/毎月
増額設定
アプリでの取引 かんたん積立 アプリ ×
口座開設
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

どちらも購入可能な投資信託の銘柄数では大きな差はありませんが、楽天証券ではNISAでIPOに投資できないので、SBI証券と比べて選択肢が少なくなります。

また、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の取扱銘柄数でもSBI証券のほうが多いので、NISAはSBI証券で始めましょう。

\取扱銘柄数が多い/

③つみたて投資枠(旧つみたてNISA)はSBI証券がおすすめ

つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は、取扱銘柄数が多くスマホアプリで積立ができるSBI証券がよいでしょう。

■つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の比較

SBI証券 楽天証券
取扱銘柄数
(つみたて投資枠)
219本 221本
最低積立金額 100円 100円
積立頻度 毎日/毎週/毎月 毎日/毎月
増額設定
アプリでの取引 かんたん積立 アプリ ×
口座開設

参照:SBI証券、楽天証券(2024年1月11日現在)

SBI証券の「かんたん積立アプリ」では、アプリから投資信託の運用収益や資産推移チャートを見ることができるため、いつでも手軽に資産状況を確認することができます。

一方で楽天証券はつみたて投資の専用アプリが無いため、都度ホームページにログインする必要があります。資産運用の状況などいつでも見れるようにしたい方は、SBI証券がよいでしょう。

④クレカ積立はSBI証券のほうがお得

クレカ積立は年間の買い物の利用額が100万円未満の場合は楽天証券で楽天カード、100万円以上の場合はSBI証券で三井住友カードのゴールドカードで積み立てるのがおすすめです。

■クレカ積立の比較

SBI証券 楽天証券
対象のクレカ 三井住友カード 楽天カード
ポイント還元率
(一般カード)
0.5% 0.5or1.0%
(※)
ポイント還元率
(ゴールドカード)
1.0% 0.75or1.0%
(※)
ポイント還元率
(プラチナ/プレミアム)
2.0 / 5.0% 1.0%
積立金額上限 月5万円まで 月10万円まで※
付与ポイント Vポイント 楽天ポイント
※信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%以上の銘柄は1.0%還元
※楽天カードは上限金額が月5万円までだが、楽天キャッシュを使って積み立てることで、追加で5万円まで還元率0.5%で積み立てることが可能  参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

年間で利用する金額別のおすすめ証券会社

年間の買い物利用額が100万円未満の場合は、楽天証券でクレカ積立をするのがおすすめです。

楽天カードと三井住友カードのクレカ積立ポイント還元率はどちらも0.5%ですが、普段の買い物でもらえるポイント還元率は、楽天カードは1.0%、三井住友カードは0.5%と楽天カードの方が高いです。そのため、普段からクレジットカードで買い物をする方は楽天証券でクレカ積立を行った方が総じてポイント還元率が高く、お得にポイントを貯めることができます。以下の表はクレカ積立のシミュレーションです。

■クレカ積立でもらえるポイントのシミュレーション
(毎月の買い物が3万円、クレカ積立が3万円の場合に年間で貯まるポイント)

    1年後 3年後 5年後 10年後
SBI
証券
三井住友カード

三井住友カード
(NL)
3,600 10,800 18,000 36,000
三井住友カードプラチナプリファード

三井住友カード
ゴールド
-100 -300 -500 -1,000
三井住友カードプラチナプリファード

三井住友カード
プラチナ
プリファード
-11,400 -34,200 -57,000 -114,000
楽天
証券
楽天カード

楽天カード
5,400 16,200 27,000 54,000
楽天ゴールドカード

楽天ゴールド
カード
4,100 12,300 20,500 41,000
楽天プレミアムカード

楽天プレミアム
カード
-3,800 -11,400 -19,000 -38,000

一方で年間の買い物利用額が100万円以上の場合は、SBI証券で三井住友カードゴールドを使ってクレカ積立をするのがお得です。

三井住友カードゴールドでクレカ積立をすると、クレカ積立ポイント還元率が1.0%になります。楽天証券で楽天ゴールドカードを利用すると、クレカ積立ポイント還元率は0.75%です。

また、三井住友カードゴールドは年会費が¥5,500かかりますが、年間の利用額が100万円を超えると翌年の年会費が無料になり、1万ポイントが付与されます。一方で楽天ゴールドカードには条件達成による年会費無料やポイント付与のサービスが無いため、三井住友カードゴールドはよりお得です。

よって、SBI証券で三井住友ゴールドカードでクレカ積立をした方がポイント還元率が高く、SBI証券でクレカ積立をした方がお得と言えるでしょう。

■クレカ積立でもらえるポイントのシミュレーション
(毎月の買い物が8.3万円、クレカ積立が5万円の場合に年間で貯まるポイント)

    1年後 3年後 5年後 10年後
SBI
証券
三井住友カード(NL)

三井住友カード
(NL)
8,000 24,000 40,000 80,000
楽天カード

三井住友カード
ゴールド
5,500 47,500 89,500 194,500
三井住友カードプラチナプリファード

三井住友カード
プラチナ
プリファード
7,000 41,000 75,000 160,000
楽天
証券
楽天カード

楽天カード
13,000 39,000 65,000 130,000
楽天ゴールドカード

楽天ゴールド
カード
12,300 36,900 61,500 123,000
楽天プレミアムカード

楽天プレミアム
カード
5,000 15,000 25,000 50,000

ただし、各クレジットカードで対象店舗の利用やサービスの利用で還元率が上がる制度があるので、普段から利用する店舗やサービスで選ぶのもおすすめです。

例えば、三井住友カードでは、コンビニやマクドナルドでクレカのタッチ決済を利用することで、最大で7.0%の還元を受けることができます。また、楽天カードでは楽天モバイルなどの楽天のサービスを利用することで楽天市場での買い物の還元率を最大16.5倍にすることができます。

普段から利用している店舗やサービスによって、クレカ積立をする証券会社を選ぶのも良いでしょう。

SBI証券は三井住友カード以外でもクレカ積立ができる

楽天証券は楽天カードでしかクレカ積立ができませんが、SBI証券は他のクレジットカード会社とSBI証券を連携するための仲介口座を開設することで、三井住友カード以外のカードでもクレカ積立ができます。

仲介口座へはSBI証券に口座開設後いつでも変更できるので、他のカードでクレカ積立をしたい方は選択肢が多いSBI証券が適しています。
ただし、クレカ積立によるポイント還元率は、クレジットカードによって異なります。還元率を事前にしっかり確認してから利用しましょう。

\クレカ積立は7社のカードに対応/

⑤ポイント投資は楽天証券がおすすめ

ポイント投資は、対象商品が多い楽天証券がおすすめです。ポイント投資とは、証券会社の利用やその他サービスの利用などで貯まったポイントを使って投資することです。

■ポイント投資の比較

SBI証券 楽天証券
使えるポイント
(どれか1種類)
Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
楽天ポイント
貯まるポイント
(どれか1種類)
Tポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイレージ
Vポイント
楽天ポイント
利用単位 1ポイント
(1円~)
1ポイント
(1円~)
対象商品 投資信託
日本株※
単元未満株※
投資信託
日本株
単元未満株
米国株
BO
※BO=バイナリーオプション
※一部のポイントのみ
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

ポイント投資の対象商品は、SBI証券が投資信託のみであるのに対して、楽天証券は投資信託、日本株、単元未満株、米国株、バイナリーオプション(一定期間後の為替相場を予想する投資)と幅広いです。

ポイント投資を始めたい方は、対象商品が豊富な楽天証券を選びましょう

\株のポイント投資にも対応/

⑥投資信託保有残高に応じたポイント付与はSBI証券がお得

SBI証券には「投信マイレージ」、楽天証券には「投信残高ポイントプログラム」という投資信託保有残高に応じてポイントが付与されるサービスがありますが、対象銘柄数が多いSBI証券の投信マイレージの方がお得です。

楽天証券が「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と「楽天・S&P500インデックス・ファンド」などの4本しか対象銘柄がないのに対して、SBI証券は選択肢が豊富でおすすめです。

■投資信託保有残高に応じたポイント付与サービスの比較

SBI証券 楽天証券
ポイント還元率 0.0175~0.15%
(年率)
0.017〜0.053%
(年率)
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

\IPO実績数は業界No.1/

⑦iDeCoはSBI証券がおすすめ

iDeCoは、業界最低水準の運用コストで人気のeMAXIS Slimシリーズの取り扱いがあるSBI証券が適しています。

■iDeCoの比較

SBI証券 楽天証券
加入手数料 2,829円 2,829円
口座管理手数料
(掛金を出した月)
月171円 月171円
口座管理手数料
(掛金を出さない月)
月66円 月66円
最低信託報酬
(国内株式)
0.143%以内
(年率)
0.0143%
(年率)
最低信託報酬
(海外株式)
0.05775%以内
(年率)
0.09889%
(年率)
取扱商品数 38銘柄 32銘柄
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

iDeCoはSBI証券も楽天証券もどちらも手数料が安く、取扱銘柄数も大差はありませんが、業界最低水準の運用コストを目指し続けることで人気のある「eMAXIS Slimシリーズ」の取り扱いは、SBI証券の8銘柄取り扱うのに対して、楽天証券は1銘柄も取り扱っていません。

同じような種類の投資信託は楽天証券でも取り扱っていますが、SBI証券より信託報酬が高くなっています。iDeCoを始めるならSBI証券が良いでしょう。

\iDeCoの取扱銘柄数も豊富/

⑧取扱商品はSBI証券のほうが豊富

取扱商品は、SBI証券のほうが豊富です。

■取扱商品のラインナップ比較

SBI証券 楽天証券
国内株式 東証/名証/札証/福証 東証/名証
単元未満株
(100株未満の日本株)
約3,900銘柄 1,602銘柄
投資信託 2,579本 2,559本
外国株式
(取扱国数)
9カ国 6カ国
米国株 4,847銘柄 5,062銘柄
つみたて投資枠
(旧つみたてNISA)
219本 221本
iDeCo 83銘柄 34銘柄
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

投資信託の取扱銘柄数では大きな差はありませんが、外国株式の取扱国数では両社に大きな差があり、SBI証券は9カ国、楽天証券は6カ国です。

また、米国株の取扱銘柄数も楽天証券の4,801銘柄に対してSBI証券が5,377銘柄と差があります。

楽天証券も十分な銘柄数はありますが、SBI証券にあって楽天証券にない銘柄も多いため、銘柄選びで損をしたくない人はSBI証券を選びましょう。

⑨日本株の売買コストはSBI証券と楽天証券で変わらない

日本株の売買手数料はSBI証券も楽天証券も無料です。ただし、楽天証券は手数料を無料にする際にゼロコースへの申し込みが必須になりますので、注意しましょう。

■日本株の手数料比較(1日定額コース)

SBI証券 楽天証券
取引手数料 無料 無料
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

⑩米国株の売買コストはどちらも同じ

米国株の取引手数料はどちらも0.495%(上限22ドル)で、為替手数料もどちらも無料なので差がありません。

■米国株の手数料比較

SBI証券 楽天証券
取引手数料 約定金額の0.495%
(上限22ドル)
0.495%
(上限22ドル)
為替手数料
(1ドルあたり)
0円 0円
(キャンペーン)
NISA口座の取引手数料 0円 0円
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

しかし、米国ETFに投資をする場合、買付手数料が無料になる銘柄がSBI証券は10銘柄あるのに対して、楽天証券は15銘柄あります。米国ETFに投資をしたい場合は選択肢が多い楽天証券の方がおすすめです。

■買付手数料無料のETF銘柄

SBI証券 楽天証券
買付手数料が無料のETF銘柄数 10銘柄 15銘柄
買付手数料が無料のETF銘柄 VTI
VOO
GLDM
EPI
QQQ
SPYD
AGG
VGT
IYR
QQQ
SPYD
VGT
EPI
AGG
IYR
VT
VOO
VTI
SPY
RWR
GLDM
AIQ
FINX
GNOM

\為替手数料が実質3銭/

⑪単元未満株の売買コストはSBI証券のほうが安い

単元未満株(100株未満の日本株)の売買コストは、スプレッドの無いSBI証券のほうが安いです。少額から投資したい方はSBI証券で口座を開設しましょう。

ただし、SBI証券ではリアルタイム取引ができず、取引のタイミングが「前場始値」「後場始値」「後場引け」の3回でしかできません。そのため、急な相場の変動に売買で対応できない場合もあります。

急な相場の変動に対応できるリアルタイムで取引したい方であれば、楽天証券がおすすめです。

SBI証券 楽天証券
売買手数料
(約定金額に関わらず)
0円 0円
スプレッド 0% 0.22%
売買コスト
(5,000円の場合)
0円 11円
取引タイミング 1日3回 リアルタイム
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)
※SBI証券は以下条件が必須
1,インターネットコース、インターネットコース(プランC)の利用していること
2,電子交付サービス申し込み済でSBIが指定する電子交付設定を行っていること
※楽天証券は以下条件が必須
1,ゼロコースへの申し込みが必要
2,ゼロコースでは売買システムのSOR/Rクロスの利用が必須

\単元未満株に投資するなら/

⑫IPOはSBI証券が圧倒的で一択

IPOは、SBI証券がネット証券のなかでは圧倒的な実績を持っています。

IPOとは「Initial Public Offering(新規公開株式)」の略で、これまで上場していなかった企業が、新規に株式を証券取引所に上場することで、投資家に株式を取得させることを言います。

IPO投資は上場する銘柄を上場前に購入し、上場後に売却することで利益を得ようとする投資です。

■IPOの実績比較

SBI証券 楽天証券
取扱数 91社 61社
抽選方法 平等抽選(60%)
IPOチャレンジポイント(30%)
優遇割り当て(10%)
完全平等抽選
口座開設

IPO投資は、はじめて取引所で値段がついたタイミング(初値)で売っても比較的高確率で儲かる特徴があるため、投資家に人気があります。SBI証券は業界最多の取扱数を誇るだけでなく、ネット証券のなかでは圧倒的な主幹事の実績もあります。

主幹事とは、IPOを取り扱う証券会社のなかで最も中心的な役割を担う会社のことで、他の証券会社と比べて扱う株数が多いため、相対的にみて当たりやすい特徴があります。

人気のIPOはいずれにせよ当たりづらい傾向がありますが、SBI証券なら抽選に外れても「IPOチャレンジポイント」が貯まります。

「IPOチャレンジポイント」とは、1社のIPO抽選にはずれた場合に1ポイントもらえる制度です。

SBI証券のIPO抽選では、そのポイントの保有数が多い人から当選するので、抽選にはずれてもいずれ当選できる可能性高くなるというメリットがあります。

SBI証券のIPOチャレンジポイントとは?
(画像=Wealth Bridge編集部)

IPOへの投資を始めたいなら、SBI証券を選びましょう。

\IPO実績数は業界No.1/

⑬アプリ・ツールは楽天証券のほうが使いやすい

アプリやツールは楽天証券のほうが使いやすいです。

■アプリ・ツールの比較

SBI証券 楽天証券
PCツール HYPER SBI 2 MARKET SPEED
MARKET SPEEDⅡ
MARKET SPEED FX
楽天MT4
対応商品
(ツール)
日本株 日本株/米国株
先物/オプション
CFD
テクニカル指標 73種類
(HYPER SBI 2)
57種類
(MARKET SPEEDⅡ)
スマホアプリ 株 アプリ
米国株 アプリ
かんたん積立 アプリ
SBI証券 FXアプリ
先物・オプションアプリ
取引所CFD アプリ
iSPEED
iSPEED FX
iSPEED 先物OP
対応商品
(アプリ)
日本株/米国株
投資信託
FX
先物/オプション
CFD
日本株/米国株
FX
先物/オプション
単元未満株
アプリ評価
(App Store)
2.4/5
(株 アプリ)
4.5/5
(iSPEED)
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

SBI証券のほうがスマホアプリの対応商品は豊富なものの、評価は楽天証券のほうが高く、使いやすいです。特に楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は使いやすいという口コミが多く、日本株や米国株の取引がスムーズにできるだけでなく、アプリから日経テレコンにアクセスして日経新聞が無料で読める機能もあります。

アプリの使いやすさを重視したい場合は、楽天証券を利用しましょう。

\アプリやツールが使いやすい/

⑭キャンペーンはSBI証券のほうが充実

キャンペーンは、楽天証券のほうが充実しています。キャンペーンにはさまざまな特典があり、口座開設や紹介キャンペーンでは2,000〜5,000ポイントももらえるものもあります。

■キャンペーンの比較

SBI証券 楽天証券
NISA 4種類 4種類
口座開設 / 紹介 14種類 11種類
iDeCo 1種類 3種類
投資信託(クレカ積立) 3種類 5種類
日本株 1種類 5種類
単元未満株 なし なし
米国株 4種類 7種類
IPO 2種類 なし
ポイント投資 1種類 9種類
アプリ・ツール なし なし
その他 20種類 11種類
合計 28種類 24種類
※年齢制限のあるキャンペーンは除外
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

SBI証券は、NISAやポイント投資などのキャンペーンが充実しています。これから投資を始める人は、SBI証券のキャンペーンを利用してお得に口座開設しましょう。

\初心者向けのキャンペーンが充実している/

⑮銀行との連携は楽天証券のほうが便利

証券口座と銀行との連携は、楽天証券のほうが便利です。

銀行と連携することで、入金手続きをしなくても銀行預金がそのまま株や投資信託の購入資金に使えます。加えて金利が優遇されるといったメリットもあります。

■銀行との連携の比較

SBI証券 楽天証券
サービス名 預り金自動
スィープサービス
マネーブリッジ
銀行名 住信SBIネット銀行 楽天銀行
連携先 SBIハイブリッド預金 普通預金
預金金利 0.01% 0.1%
※楽天銀行の預金残高300万円を超える部分は金利0.04%
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11日現在)

楽天証券は、楽天銀行の普通預金と直接連携できるだけでなく、金利も0.1%と住信SBIネット銀行の0.01%の10倍もあります。楽天証券は楽天銀行をはじめとした楽天グループとの連携によるメリットが大きいので、楽天グループのサービスをよく使う人は楽天証券を選びましょう。

\楽天銀行と連携すると金利UP/

【初心者向け】両社の特徴を比較

【2024年2月最新版】
SBI証券と楽天証券の比較

証券会社 つみたて投資枠
(旧つみたてNISA)
クレカ積立 クレカ積立
還元率
使えるポイント ポイント投資 投資信託 外国株式 IPO実績 口座
開設数
特徴
SBI証券
219本 三井住友カード 0.5~5.0% Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
投資信託 2,579本 9カ国 91社 1,200万口座 ◯取り扱い商品が豊富
◯はじめての投資から
プロまでおすすめ
△サイトが見づらい
楽天証券
221本 楽天カード 0.5~1.0% 楽天
ポイント
投資信託
日本株
米国株
BO
2,559本 6カ国 61社 1,000万口座 ◯楽天ポイント投資ができる
◯サイトが使いやすい
△外国株式の取り扱い銘柄数が少ない
△クレカ積立の還元率が低い
※IPO実績は2023年
参照:SBI証券楽天証券
(2024年1月11現在)

以上、様々な項目でSBI証券と楽天証券の違いを比較してきましたが、ここからは2社の特徴について、メリット・デメリットと共に詳細に解説していきます。

SBI証券の特徴

SBI証券の特徴
口座数
※2024年2月時点
1,200万口座 ※1
投資信託取扱本数 2,579本
ポイント投資の有無 Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント
外国株式取扱国数 9カ国
米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア
・シンガポール・タイ・マレーシア
NISAの取扱 あり
つみたて投資枠
(旧つみたてNISA)取扱銘柄数
219本
PTS夜間取引 あり
銀行口座の連携 住信SBIネット銀行
※1 2024年2月時点:SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO口座数を含む
デメリット
  • 米国株取引と日本株取引が別々のアプリ
  • メンテナンスが多い
  • アプリの数が少ない

国内株式個人取引シェアNo.1

SBI証券のメリットとデメリットを紹介します。

手数料が業界最低水準

楽天証券と同じくSBI証券は手数料がネット証券会社の中でも最低水準です。

SBI証券は2023年10月より国内株式の売買手数料を無料にしています。またNISA口座なら米国株の売買手数料や為替手数料も無料です。

IPO取扱実績が業界トップクラス

SBI証券は人気のIPO取扱実績が業界でトップクラスの多さです。

IPOとは?

未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させること

IPO投資とは?
(画像=Wealth Bridge編集部)
IPO実績 SBI証券 楽天証券
2019年 82社 26社
2020年 85社 38社
2021年 122社 74社
2022年 89社 65社
2023年 91社 61社

SBI証券は新規株の数が圧倒的に多く、IPO株投資では最も選ばれている証券会社です。

IPOは上場する会社が、手続きなどを進めてくれる証券会社を主幹事として指名する形で実施され、野村證券やSMBC日興証券などの日本を代表する老舗証券会社が選ばれることが多いです。

しかし、近年は証券口座数と販売力を実績として、ネット証券も主幹事に指名されることが多く、その中でもSBI証券は2023年はネット証券で最多の実績を誇ります。

ただし、IPOは公開後に値上がりする確率が高く、利益を得られるため人気の投資方法で、多くの場合抽選となります。

SBI証券だけでなく、別の証券会社にも口座を開設して応募をすることで当選確率を上げましょう。

9カ国の外国株式を取り扱う

取り扱っている外国株式は9カ国でネット証券会社の中では最多です。

SBI証券での取扱外国株式
  • 米国株式
  • 中国株式
  • 韓国株式
  • ベトナム株式
  • ロシア株式
  • インドネシア株式
  • シンガポール株式
  • タイ株式
  • マレーシア株式

楽天証券は6か国なので、外国株式の取扱数ではSBI証券が有利であると言えます。

手続きは簡単で、オンライン上で開設手続きが可能です。外国株式の口座を開設すると、日本国内でも外国株の取引ができます。

三井住友カードでの積立投資でポイント付与

SBI証券は三井住友カードで積立投資の支払いを行うことで積立額の0.5%~5.0%相当のVポイントがたまります。
一般カードであれば0.5%、ゴールドランクのカードは1.0%の還元となり、三井住友カードプラチナプリファードであれば最大で5.0%の還元になります。

三井住友カードで積立投資を始める!

投資ポイント2%還元対象カード
  • 三井住友カード プラチナ
  • 三井住友カード プラチナ PA-TYPE
  • 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners

クレジットカードの積立投資は月間で最低100円から最高50,000円となっています。
積立投資の金額にプラスして貯まるのでよりお得に投資ができます。特に、年会費無料の三井住友カード(NL)であればクレジットカード年会費・入会費0円で投資が可能です。

米国株取引と日本株取引が別々のアプリ

楽天証券は、スマホアプリ「iSPEED」で国内株式と米国株の取引が一つのアプリで可能です。

一方で、SBI証券は国内株式と米国株が分かれているため、アプリで両方の株の取引を行いたい方にとっては不便です。

アプリが分かれていることで、それぞれの投資にあった機能や情報がまとまっているというメリットもありますが、スマホアプリを増やしたくないという方は、Web版やPC版での取引も検討しましょう。

メンテナンスが多い

SBI証券はサービスのメンテナンスが多いというデメリットがあります。

メンテナンスは東証での取引が行われない土日に行われることが多いですが、平日忙しくて土日にしか取引画面を確認する時間が取れないという方にとっては、すぐに確認できないという点が不便に感じるでしょう。

楽天証券の特徴

楽天証券の特徴
口座数
※2024年2月時点
1,000万口座
投資信託取扱本数 2,559本
ポイント投資の有無 楽天ポイント
※期間限定ポイントは対象外
外国株式取扱国数 6カ国
米国・中国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア
NISAの取扱 あり
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)
取扱銘柄数
221本
PTS夜間取引 あり
銀行口座の連携 楽天銀行
メリット
  • 楽天ポイントが使える、貯まる
  • 楽天カードで投資信託の積立投資ができる
  • 楽天会員限定のサービスがある
デメリット
  • SBI証券と比べるとIPOの取扱件数が少ない
  • アプリで投資信託の購入ができない

楽天ポイントで投資もできる!

楽天ポイントが使える、貯まる

貯まった楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できます。投資信託は1口100ポイントから購入可能です。

現金を使わずに手軽に始められるため、投資が初めての人にもおすすめです。ただしポイント投資で使えるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントの利用はできないため注意しましょう。

「楽天ポイント」とは、楽天が行っているサービスで貯められるポイントで、1ポイント1円として使えるサービスのことです。
使用用途は幅広く、旅行・スマホ代・買い物・投資・保険・クレジットカードの支払いなどで利用できます。

また楽天証券にはスーパーポイントアッププログラム(SPU)という仕組みが存在し、楽天グループのサービスを使うことで、ポイント付与の倍率を上げていくことができます。

サービスによって、得られる倍率・達成条件に違いがあります。

対象サービス 倍率(最大) 達成条件
楽天モバイル+
会員ランク特典
+4倍 楽天モバイルを契約+Rakuten最強プランで契約
楽天モバイル
キャリア決済
+2倍 楽天モバイルキャリア決済(Androidのみ)を
月額2000円以上を支払い
楽天ひかり +2倍 楽天ひかりを契約
楽天カード +1倍 契約後、楽天カードを利用して楽天市場で買い物
楽天銀行
+楽天カード
+0.5倍 楽天銀行の口座から楽天カードの利用分を引き落とし
楽天証券 投資信託 +0.5倍 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)
楽天証券 米国株式 +0.5倍 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)
※米株積立および買付手数料無料海外ETF除く
楽天ウォレット +0.5倍 暗号資産現物取引で、月に合計3万円以上購入
楽天トラベル +1倍 楽天トラベルを月1回5000円以上の予約・利用
楽天ブックス +0.5倍 月1回1注文3,000円以上の買い物
楽天kobo +0.5倍 電子書籍を月1回1注文3,000円以上買い物
Rakuten
Fashionアプリ
+0.5倍 Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を
月1回5,000円以上買い物
Rakuten Pasha +0.5倍 トクダネで当月に300ポイント以上獲得・
「きょうのレシートキャンペーン」で
審査通過レシート10枚以上達成
楽天ビューティ
(11月1日より改定)
+0.5倍 月1回3000円以上利用

楽天ポイントで投資もできる!

楽天カードで投資信託の積立投資ができる

楽天証券は、楽天カードで投資信託の積立投資が月100円から5万円までできます。 カードで積立投資した場合のポイント還元率は、ファンドの代行手数料および楽天カードの種類で決まります。 例えば年会費永年無料の楽天カードで投資をした場合、毎月の積立金額に応じて0.5%または1.0%の楽天ポイントが付与されます。

ただし、1.0%のポイントがもらえる銘柄は代行手数料が高くおすすめできないため基本的に還元率は0.5%と考えておくとよいでしょう。

もらった楽天ポイントは、普段のお買い物だけでなく投資信託、日本株、米国株への投資にも使えます。

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楽天会員限定のサービスがある

「ハッピープログラム」や「投資信託資産形成ポイント」という楽天会員限定のサービスが受けられ、楽天ポイントもどんどん貯まるので非常におすすめです。

ハッピープログラム」は、楽天銀行で受けられる優遇サービスです。
エントリーすると楽天銀行で取引をするたびに楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントを振込手数料に利用できます。

その他にATM手数料が月に7回まで、振込手数料が月に3回まで無料です。 優遇特典は5つ用意されており、「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」の会員ステージに分けられています。
会員ステージが上がると、ハッピープログラムで得られる楽天ポイントの獲得倍率が上がります。

投資信託資産形成ポイント」は、毎月末時点の投資信託の保有残高が、はじめて基準残高(10万円以上)に到達した場合にポイントを進呈いたします。

サービス対象者は楽天証券で投資信託を保有している方全員ですが、ハッピープログラムで投資信託資産残高に応じて楽天ポイントを受け取っている場合は付与対象外のため注意が必要です。

その他に「ご家族・お友達紹介プログラム」も行っており、条件を達成すると紹介する側と紹介された側の両方にポイントが進呈されます。

キャンペーンタイトル ご家族・お友達紹介プログラム
内容 総合口座開設&入金で200ポイントプレゼント
期間 総合口座開設かつ1,000円以上の入金が確認できたその翌日
参照 楽天証券公式サイト

楽天ポイントで投資もできる!

SBI証券と比べるとIPOの取扱件数が少ない

楽天証券のIPO実績はSBI証券と比べると取扱件数が少ないです。2023年の実績だと、SBI証券は91件あるのに対して、楽天証券は61件です。

IPOの取扱実績は証券会社の口座開設数や販売力によって決まることが多いため、SBI証券よりも口座開設数で劣っている楽天証券は件数が少なくなりがち。

IPO投資を考えている人は、楽天証券だけでなくSBI証券などの複数の証券会社で口座開設を行い、申し込みをすることで当選確率を上げましょう。

アプリで投資信託の購入ができない

SBI証券は「かんたん積立」という投資信託のアプリがあるのに対して、楽天証券は投資信託の専用アプリがなく、WEBページでしか購入などができません。

投資信託は長期投資に向いている金融商品なので、頻繁に確認する必要がありませんが、気になるときに都度WEBでログインして確認する手間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。

SBI証券と楽天証券の使い分け方を紹介

NISA口座は一つの会社でしか開設できませんが、SBI証券と楽天証券のどちらかをNISA口座として開設し、どちらかをNISAではない特定口座として開設するなどといった使い分けができます。

例えば、利用できるポイントで使い分けたり、IPOの当選確率を上げるために複数の口座で申し込むというような活用方法があります。

使い分ける方法に加えて、両方の口座を持っているからこそできること、片方の口座のみ持っている場合の特徴を紹介します。

利用できるポイントで使い分ける

SBI証券と楽天証券では、貯まるポイントと利用できるポイントが異なります。

■SBI証券と楽天証券のポイント投資

楽天証券 SBI証券
貯まるポイント 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイル
Vポイント
投資に利用できるポイント 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
ポイント投資対象商品 投資信託(積立購入可、NISA可)
国内株式(現物)
米国株式(現物・円貨)
バイナリーオプション
投資信託(積立購入は不可)
※2024年1月11日時点
※参照:SBI証券、楽天証券

SBI証券は、VポイントやTポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルとさまざまなポイントを貯められる点が魅力です。特に投資信託の保有でもらえる投信マイレージは、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルの中から好きなポイントを選んで貯められます。

一方の楽天証券は、貯まるポイントや使えるポイントの種類が楽天ポイントのみですが、国内や米国の株式、つみたて投資など、幅広い用途でポイントを使えます。

例えば楽天ポイント以外にJALマイルも貯めている人であれば、楽天ポイントは楽天証券で貯めてJALマイルはSBI証券で貯めるという使い分け方もできます。複数の口座を開設して使い分けることで、お得にポイントを貯めることもできるので、ご自身が普段使っているポイントに応じて選ぶとよいでしょう。

IPO株式の銘柄の選択肢を広げたり、当選確率を上げる

SBI証券と楽天証券はIPO取り扱い株式や取扱数が異なっており、両方の公募株式に応募することで、IPOで幅広い株式に応募することができます。

IPOとは?

Initial Public Offeringの略で、新規公開株式を公募・売り出しすることをいう。新規上場会社は、証券会社を通じて株式を一般投資家へ売り出し、株式市場に上場させて資金調達を図ります。

引用元:投資の時間|日本証券業協会

表のように、そもそもどちらか一方の証券会社でしか取り扱われていないIPO銘柄もあります。両方の口座をもっていれば、楽天証券では取り扱いのない銘柄にもSBI証券から応募ができるのでより多くの銘柄に応募することができます。 そのため、両方の証券会社で口座を開設すれば、IPOに応募できる銘柄数と1つの銘柄に対して応募する回数が増えるので、当選確率が上がります。

IPO実績 SBI証券 楽天証券
2019年 82社 26社
2020年 85社 38社
2021年 122社 74社
2022年 89社 65社
2023年 91社 61社

またIPO株式の抽選方法が楽天証券は平等なのに対し、SBI証券はポイント制度を取り入れています。両方に応募することで当選確率を引き上げることができます。

それぞれの会社にしかない取り扱い商品や情報サービスを利用する

それぞれの会社にしかない取り扱い商品や情報サービスを利用するためにSBI証券、楽天証券両方で口座開設するのもよいでしょう。

情報サービスはSBI証券では、証券会社所属のアナリストによるレポートや分析といったオリジナルコンテンツを多数発信しています。一方、楽天証券は日経新聞が読める日経テレコンといったSBI証券では見られない有料コンテンツも無料で閲覧できます。

SBI証券で発信される専門家の意見を参考にしつつ、楽天証券でいち早く市場の動きを知れば、投資先の選定がしやすくなるでしょう。

楽天証券 SBI証券
米国株銘柄数 5,062本 4,847本
海外ETF取り扱い銘柄数 444本 386本
外国株式 6カ国 9カ国
投資情報サービス ・四季報(速報を含む)
日経テレコン
・バロンズ・ダイジェスト
トウシル(楽天証券オリジナルメディア)など
・四季報
動画レポート(SBI証券アナリストによる)
モーニングスター社評価レポート
・バロンズ・ダイジェスト など
※2024年1月11日時点
※参照:SBI証券、楽天証券


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楽天証券からSBI証券に乗り換える方法を紹介

SBI証券に乗り換えて自分の購入した商品を移管するには、楽天証券で振替依頼書を請求し、提出します。

商品ごとに提出する書類が以下のように異なるため、詳細は公式の案内に沿って手続きを行いましょう。
投資信託の移管の場合は、楽天証券に「投信口座振替依頼書」、SBI証券に「投資信託入庫申込書」を記入して提出する必要があります。

なお、口座の移管には2週間ほどかかるため、新NISAの前に今年中に口座を変更する場合は12月中旬までに変更する必要があります。

移管について詳しくは以下の記事でご紹介しています。

■【商品別】楽天証券からSBI証券に移管する方法

商品 楽天証券での手続き SBI証券での手続き
投資信託 投資信託振替依頼書を請求し、提出 提出後、2週間程度で反映される
国内株 口座振替依頼書を請求し、提出 提出後、1週間程度で反映される
米国株・中国株 外国証券移管依頼書 を請求し、提出 外国株式取引口座を開設し、SBI証券の取扱銘柄であることを確認する
提出後、1週間程度で反映される

NISAの口座は、移管して乗り換えることはできるの?

質問者①
Wealth Bridge編集部

NISAの口座自体は年単位で1年ごとに変更することができます。しかし、移管前のNISA口座で購入した投資信託を他の証券会社に移管することはできません。

NISA口座は一人一口座までと決められています。楽天証券のNISA口座で投資をしている人がSBI証券のNISA口座に切り替えたい場合は、NISA口座の変更手続きを行う必要があります。

ただし、NISA口座の変更手続きをしても、楽天証券のNISA口座で購入した投資信託の移管はできません。そのまま楽天証券で運用することになります。非課税期間中に売却をすることで、利益は非課税です。

なお、NISA口座で購入した投資信託をNISA口座ではなく通常の特定口座や一般口座に移管した後で、SBI証券の特定口座や一般口座に移管することは可能です。

よくある質問

Q. 初心者はSBI証券と楽天証券どっちがおすすめ?
投資初心者の方は、自分の入っている経済圏や使っているポイント、ツールの使いやすさに注目して選ぶことをおすすめします。
初めて投資を始める方向けのおすすめな人リストを見て、自分はどちらがいいのかを確認してみましょう。
楽天証券がおすすめの人
  • 楽天経済圏で、貯まった楽天ポイントを投資に使いたい人
  • キャンペーンを利用してお得に証券口座を開設したい人
  • ツールの使いやすさを求める人
  • 日本経済新聞を無料で読みたい人
SBI証券がおすすめの人
  • 三井住友カードを持っている人
  • Tポイントを貯めている人
  • つみたてNISAを始めたいが証券会社に迷っている人
  • 手数料の安さを重視している人
編集部のおすすめ

Wealth Bridge編集部員 (26)

私はつみたてNISAを始めるときにSBI証券の口座を開設しました。
元々楽天経済圏に入っておらず、つみたてNISAでTポイントを貯められるSBI証券にしました。その後三井住友カードを作成し、クレカ積立をすることでポイントをたくさん貯めています。
今後はつみたてNISA以外で株式投資にもチャレンジしたいので、投資信託以外の取扱商品も豊富なSBI証券で口座開設をしてよかったです。

Q.楽天証券の最大のメリットは?
楽天カードによる投資信託の積立(クレカ積立)で楽天ポイントがもらえて、投資信託、日本株、米国株の投資に楽天ポイントが使える点です。楽天証券のポイント投資は、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)にも対応しています。
楽天証券の特徴について詳しくはこちらで解説しています。
Q. SBI証券の最大のメリットは?
主要ネット証券最多の9ヵ国(米国、中国、韓国、タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インドネシア、ロシア)の外国株式を取り扱っている点です。また、為替手数料も住信SBIネット銀行との連携により、楽天証券より安く両替できます。
SBI証券の特徴について詳しくはこちらで解説しています。
監修者
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