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環境フォト・コンテスト

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王子製紙賞

森の仲間たち

 無数の植物や昆虫、小動物や小鳥まで、さまざまな生命をはぐくむかけがえのない森は、私たち人間にも豊かな恵みと癒しを与えてくれます。トンボとカタツムリの邂逅をとらえた昨年の優秀賞「出会い」は、幼い頃に親しんだ豊かな森を懐かしく思い出させてくれる作品でした。豊かな森に息づく生物たちの営みと命の輝きを、一枚の写真にとらえてください。

王子製紙賞
優秀賞
画題「小さな仲間」
松崎盛樹(63歳)
自営業
静岡県静岡市
受賞者のコメント
静岡市内の我が家の庭先には、梅雨時になると毎年アマガエルが姿を見せます。今年は近くに高層マンションが建設され、いつもの鉢植えが日陰になったからでしょうか、カエルたちは背の高いキウイフルーツの棚を選びました。日溜まりはカエルたちの格好の休息場所。けなげに生きる姿に感動しながら、その数が年々減っていくことを寂しく感じます。ささやかな自然環境を求めて生きる「小さな仲間」を来年も優しく迎えたいと思います。
審査員評価
キウイフルーツの実に居を定めて得意気なアマガエルの姿を写した優秀賞は、のびやかでユーモラスな作品。環境が変わり居場所を移すという生態の変化を細やかな視点でとらえました。「ブルーハート」は小さなイトトンボをこれも優れた観察眼で描き、「金ボタル」からはパターンの面白さが感じられます。
王子製紙賞
佳作
画題「金ボタル」
寺川雄三(43歳)
理容師
岡山県倉敷市
王子製紙賞
佳作
画題「ブルーハート」
梶 浄(50歳)
会社員
石川県金沢市
企業コメント
 王子製紙では、創業以来「紙づくりは森づくりから」という精神のもと、植林事業を展開しています。すでに国内では17万haの社有林を保有し、海外では14万haの植林を完了。さらに今後、2010年までに海外での植林面積を30万haまで拡大する目標を立てて、実行しています。環境保護の取り組みでは、継続性がなにより重要。引き続き、社全体として環境保護のDNAを継承していけるよう努めていきます。
 森づくりを進めていて思うのは、そこが動植物、すべての生き物の生命力にあふれた場所であってほしいということ。その意味では、カエルのユーモラスな姿をとらえた優秀賞、ホタルやイトトンボを撮った佳作とも、テーマにマッチした作品。小さな生き物を見逃すことなくとらえたすばらしい写真でした。
王子製紙株式会社