基本の巻きずし「すし飯をつくる」巻きずし(1)

愛情をいっぱい詰め込んで、くるくるぎゅっと巻いた、巻きずし。お花見に、行楽に、子供の運動会にも。誰もがお重の蓋を開けたとたん、「わ~っ!」と顔を輝かせること請け合い。

材料(4本分)

米 3合、昆布 4×10cm一枚、a(米酢 1/3~1/4カップ、砂糖 大さじ3、塩 小さじ1)

つくり方

  1. 1

    米をといでザルにあげて水をきる。炊飯器に米と同量の水を注ぎ、昆布を入れて炊く。

  2. 2

    耐熱容器にaの材料を合わせ、ラップをかけずに電子レンジで40秒~1分加熱し、砂糖と塩を溶かしておく。

  3. 3

    ご飯が炊けたら、熱いうちに昆布を取り除いて飯台にあけ、2.をまわしかけて、しゃもじで切るように混ぜる。この量なら、うちわであおがなくても混ぜるうちに粗熱がとれる。

  • 昆布を入れて炊くと、ご飯も風味よく炊きあがる。
  • 砂糖と塩が溶ければいいので、加熱時間は加減を。
  • すし酢はご飯が熱いうちに、手早く満遍なく混ぜる。

教える人:枝元なほみ

基本の巻きずし「すし飯をつくる」

1981年、劇団転形劇場の研究生となり、1年後そのまま劇団員となる。1983年のヨーロッパ 7か国ツアーから各公演に参加。その後、 1989年の劇団解散まで国内外の各公演に参加。劇団活動中、生活費稼ぎのために、友人の経営する無国籍レストランの厨房にて料理を仕事としたことで、さまざまな食材、スパイスなどに鍛えられ、しだいに料理にはまる。劇団解散に時を同じくして、フリーの料理人となる。友人の紹介で女性週刊誌の料理ページの仕事をもらい、メディアデビュー。そのまま料理の仕事を続けて、今日にいたる。<食>を広い視点で捉えた料理にファンが多い。近著『かくし味は旅を少々』(スィッチ・パブリッシング刊)をはじめ、著書多数。枝元なほみさんと「チームむかご」のHPは、http://mukago.jp/


文 鹿野真砂美
撮影 馬場敬子
着付け・木村智華子(シックスセンス)