水まんじゅう (トマト仕立て)和菓子暦 第八回

材料(水まんじゅうの型8個分)

水まんじゅうの素 30g 砂糖 90g 水 240ml ミニトマト 8粒 a:白ワイン 100ml、水50ml、砂糖 45g レモン汁 小さじ1 レモンスライス 1枚

※ミニトマトのコンポートは、前日につくって冷やしておく。

つくり方

  1. 1

    【ミニトマトのコンポートのつくり方……前日に準備】ミニトマトはヘタを取り、湯むきする。

  2. 2

    ホウロウのボウルまたは鍋にaを入れ、1分ほど中火にかけてアルコール分を飛ばす。

  3. 3

    1.を入れ、軽く沸騰させたら火を止め、レモン汁、レモンスライスを加える。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(写真A)。

  4. 4

    【トマト水まんじゅうのつくり方】ボウルに水まんじゅうの素と砂糖を入れ、泡立て器でよく混ぜる(写真B)。

  5. 5

    鍋に水を入れ、4.を加えて泡立て器でよく混ぜる。中火にかけて木べらで鍋底からしっかり混ぜ練り上げる。ここが水まんじゅうづくりのポイント。どろっとした濃度がついたら練り上がり(写真C)。

  6. 6

    5.をスプーンですくい、水まんじゅうの型に1/3ほど入れる。

  7. 7

    水気を切ったミニトマトのコンポートを1個ずつ入れ、その上に5.をかける(写真D)。表面にラップをかけ、荒熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。

  8. 8

    型からペロンとはがすように抜き、器に盛る(写真E)。

  • 写真A
  • 写真B
  • 写真C
  • 写真D
  • 写真E

つくり方備考

※ミニトマトのコンポートの残った煮汁は、炭酸で割ってトマトスカッシュにしても。爽やかで美味。
※ミニトマトのコンポートは酸が強いので、必ずホウロウのボウルか鍋を使うこと。

教える人:わたなべまり

札幌市生まれ。大阪あべの辻製菓専門学校卒業後、札幌の和菓子店で修業。2008年ニセコに移住、「松風」にて定期的に和菓子教室を開催。仕事の 相棒でもある渡辺洋一氏の写真集『BROAD LEAF SNOW TREE』(マッチアンドカンパニー刊)が、2012年11月に発刊。ニセコの冬の森の美しさにただただ圧倒される。