日本生命賞たくましく生きる力

テーマ:たくましく生きる力

2022優秀賞

画題「棚田の苦労」
柳瀬 真(51歳)
会社員 新潟県新潟市


近年、過疎化が進む山間の棚田が急速に姿を消しています。それは、絶品のお米や景観的な損失だけでなく、水害を防ぐという防災面や生物多様性の観点からも大きな損失に違いありません。日本の歴史の一部である先祖代々守り抜いてきた棚田で、手刈りした稲穂を背中いっぱいに背負い、急なあぜ道を登って運び出している後ろ姿には、本当に頭が下がる思いでした。

2022佳作

画題「まだまだヤレル!」
斎藤敏範(69歳)
無職 福島県福島市

2022佳作

画題「雪にもまけず」
土橋孝司(53歳)
会社員 埼玉県鴻巣市

2022次点(五十音順)

「冬を生き抜く」大谷智巳(31歳)岩手県滝沢市
「親子の行進」佐藤有(84歳)茨城県龍ケ崎市
「執念」田中友馬(34歳)東京都足立区
「ナイスキャッチ」長濱純(72歳)千葉県茂原市

企業コメント

日本生命では、2050年CO₂排出量ネットゼロを表明し、 CO₂の排出削減に取り組んでいます。また、「ニッセイPlastics Smart運動」の一環として、クリアファイルをプラスチック製から紙製に切り替えており、2024年度以降「プラスチッククリアファイルゼロ」を目指しています。全国に広がる「ニッセイの森」では、各地域の方々と共に森林資源の保全活動を行うなど、生物多様性を維持するための活動も実践。かけがえのない地球環境を次世代へ引き継ぐことを願い、事業活動のあらゆる場面で環境に配慮した行動に努めています。

高齢女性が棚田の斜面を登っている様子を切り取った優秀賞「棚田の苦労」。歩くだけでも大変そうな急な斜面を、黄金色に実った大量の稲穂の束を背負いながら登る後ろ姿に、尊敬の念を抱かずにはいられません。その力強さに当社テーマの「たくましく生きる力」を感じました。

日本生命保険相互会社

審査員評

優秀賞は労働の厳しさを描き出すことで「たくましく生きる力」を見事に表現しています。佳作の「まだまだヤレル!」ではボリューム感ある大杉、「雪にもまけず」では降り続く雪の中で作業する姿と、それぞれ別の角度からテーマを捉えた作品です。