JT賞共存

テーマ:共存

2022優秀賞

画題「語らい」
三好啓司(73歳)
無職 宮崎県西都市


宮崎県の都井岬には、日本在来の「((さき馬」が半野生の状態で放牧されています。2021年7月、海の見える丘で馬とカラスが会話しているような光景に出合いました。もちろんこれは会話ではなく、馬に付くダニをカラスが捕る日常的な共存の行動です。このような自然の摂理とその美しさを守り残そうとする人の優しさが、地球との共存につながると信じています。

2022佳作

画題「農村風景」
竹内良弘(75歳)
無職 愛媛県松山市

2022佳作

画題「いつもの日課」
安井健二郎(71歳)
自営業 香川県高松市

2022次点(五十音順)

「君は何を想うのか」阿部良樹(36歳)福岡県北九州市
「自然と共に」新垣隆吾(34歳)沖縄県島尻郡与那原町
「さっぱりしようね」大木はな(16歳)東京都世田谷区
「明日の行方」清川健司(67歳)福岡県糸島市
「鴈ご一行のお通り」武本花奈美(28歳)兵庫県西宮市

企業コメント

持続可能な事業活動の実現には、自然と人との共存が不可欠。そう考える私たちJTグループは、環境活動を経営の重要課題の一つと位置付け、着実に成果を積み上げてきました。2019年5月に策定した「JTグループ環境計画2030」では、五つの重点分野として「再生可能エネルギーの利用推進」「温室効果ガス排出量削減」「水使用量削減」「森林資源の循環」「廃棄物削減」を設定。グループ一丸となって取り組みを強化しています。

優秀賞「語らい」には、動物が生きる知恵と、その尊さが込められているようです。多くの人にとって、馬とカラスがこれほど近くで接している光景を目にする機会はほとんどないと思います。まさに自然界の「共存」を物語る素晴らしい一枚だと感じました。また、あえてモノクロで撮影することにより、ひときわ目を引く作品となっている点も、優秀賞選出のポイントになりました。

日本たばこ産業株式会社

審査員評

優秀賞はカラスを見下ろしているような馬と、その顔を見上げているようなカラスの様子が印象的な力作です。「農村風景」は人間、かかし、チャボの取り合わせがテーマをよく表しており、「いつもの日課」はご神木の周囲を清める人の姿が生きています。