王子ホールディングス賞森と生きる、森と歩む

2019優秀賞

画題「漆掻きの森」
小髙紘佑(74歳)
無職 神奈川県横浜市


縄文時代より日本人の生活を支えてきた国産漆ですが、生産量は年々減少しています。さらに平成27年に国宝や重要文化財の修繕に使われる漆が国産に限定されると、常に品薄の状態に。伝統の継続には漆の植林や職人の養成が急務です。そんな思いを込め、茨城県大子町で漆の森を守り続けている漆掻きの女性を作品に収めました。

2019佳作

画題「ぬくもり」
坂本和秀(70歳)
無職 大分県日田市

2019佳作

画題「大楠を守る」
三木晶一(78歳)
無職 香川県高松市

2019次点(五十音順)

「28の瞳・冒険のはじまり」菅野久仁子(70歳)北海道札幌市
「大樹に抱かれて」谷口晃隆(65歳)福井県福井市
「メルヘンの森」前田賢一(62歳)北海道天塩郡
「森での一時」前田賢一(62歳)北海道天塩郡
「朝焼け」安井治夫(78歳)香川県高松市

企業コメント

王子ホールディングスでは、独自に設定した「環境行動目標2020」をもとに取り組みを進めています。当社が国内外で管理する計約45万haの森林は、年間約1400万トンの温室効果ガスを吸収しています。こうした自然のサイクルを生かすべく、持続可能な森林経営により管理される森林から木材原料を調達する「森のリサイクル」を推進。また、紙のリサイクルや生物多様性保全、環境負荷ゼロに向けた取り組みのほか、環境にやさしいバリア性機能を備えた紙製品の開発などを進めています。

優秀賞の「漆掻きの森」からは、古くから受け継がれてきた“森と人と産業”の深いつながりや、そのつながりを未来に残したいという撮影者の思いが感じられます。美しい農山村を写した「ぬくもり」、天然記念物に指定された巨木を収めた「大楠を守る」の佳作2点も、当社テーマ“森と生きる、森と歩む”へのまなざしが見事です。

王子ホールディングス株式会社

審査員評

豊かな緑を背景に取り込みながら真剣なまなざしで作業に勤しむ女性を描いた優秀賞は素晴らしい作品。「ぬくもり」からは里山の初夏のすがすがしさが伝わります。「大楠を守る」は歴史を経た大樹の手入れをする人をポイントに、迫力ある構図で押さえています。