伊藤忠商事賞
気候
～そのめぐみ～
「気候」は、地球環境の今を映し出す鏡です。そのめぐみなしには、どんな生物も命をつないでいくことはできません。気候がつくりだす多様な光景を、あなたの視点で切り取ってください。
- 優秀賞
- 画題「冬日」
- 荒木忠義（67歳）
- 無職
- 広島県広島市
- 受賞者のコメント
- 2011年1月、降雪のあった翌日に、雪景色を求めて広島県芸北地方に向かいました。途中、北広島町で、小高い丘の老木が青空と雲の間に浮かんで見えました。何度も見ている光景なのに、その日は新雪と澄み切った青空の調和が特に美しくて感動しました。
- 審査員評価
- 新雪の質感をしっかり表現した優秀賞は、中央にある足跡が絵的にもテーマを表現する上でも効いています。佳作2点も雪の中で残り柿をついばむ鳥をとらえた「雪の訪れ」、塔を背景に大胆な構図でひまわりと蜂を切り取った「夏の主役」と、テーマをよく表現していました。
- 佳作
- 画題「雪の訪れ」
- 原 秀樹（58歳）
- 会社役員
- 新潟県新潟市
- 佳作
- 画題「夏の主役」
- 片岡正志（83歳）
- 無職
- 岡山県倉敷市
- 企業コメント
- 冬晴れの空と、新雪に覆われた可愛らしい山のフォルムを写した「冬日」。まるで物語の風景のようで、静寂と美しさを感じさせます。日本画を思わせるほどの美しい作品「雪の訪れ」、人の顔のようなユーモラスな構図の「夏の主役」も見事な作品でした。
伊藤忠商事は、WWF（世界自然保護基金）が取り組むボルネオ島の森林再生・生態系保全プロジェクトを、グループ会社と共に支援。一般の企業としては最大規模となる967㌶の活動をサポートしています。また、2008年より、インドの貧困綿農家のオーガニック栽培への移行支援を目的とする「プレオーガニックコットンプログラム」もスタートさせ、のべ2500以上の農家をサポートしました。 - 伊藤忠商事株式会社