Q 「アール・ヌーヴォー」「アール・デコ」って、なんですか?

 

 

〔アール・ヌーヴォーの代表的な作品〕
アルフォンス・ミュシャ 《サラ・ベルナールを讃たたえるポスター》1896年
〔アール・デコの代表的な作品〕
ルネ・ラリック《勝利の女神》 1928年 東京都庭園美術館蔵

A:19世紀末から20世紀初頭にかけて時代を彩った「芸術様式」のことです

アンティーク着物の話題の中でよく耳にする「アール・ヌーヴォー」「アール・デコ」とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて時代を彩った「芸術様式」のこと。ポスター、工芸品、家具をはじめ、室内装飾や建築、街づくりに至るまで、日常生活のさまざまな分野に応用された様式だ。

「アール・ヌーヴォー」とは、“新しい芸術”という意味。丁寧な描写。昆虫、植物、女性の髪などをしなやかな曲線で描く。

一方、「アール・デコ」とは、“装飾美術”という意味。直線と曲線を用いたシンプルなラインで、デザイン化することに長(た)けている。

(七緒vol.51 特集「『アンティーク』の冒険」内 「ヌーヴォーとデコが知りたい」より)

 

⇒「アール・ヌーヴォー」「アール・デコ」は着物にどのように採り入れられたの?

アンティーク着物を身近に楽しむために、もう少しそれぞれの世界を覗いてみましょう!

vol.51 はこちら