Q ポリエステルって、蒸れますよね?

 

 

着物で焼肉! なんて思い切ったことも、ポリエステルならへっちゃら。においも汚れも気にせずに済む気楽さよ。

A:ムレにくい「ポリエステル」もあります

最先端の技術を用い、進化しつづけるポリエステルの世界。用途に応じていろいろなタイプのものが出ており、「ポリエステルだから」とひとくくりで語れません。

たとえば、吸水速乾性が特性の夏向き素材として最近よく耳にする「東レ」のセオα。その秘密は「毛細管構造」にあります。丸い断面の繊維と多角形の断面の繊維を束ねて一本の糸にすることで、糸の中に微細な隙間ができ、この隙間から水分を吸い上げ、さらに吸い上げた水分を外へ放出するしくみで、汗をかいてもさらりとした肌触りを実現しています。

蒸し暑い季節こそ、こうした〝技ありポリ〟に頼るのも賢い選択かもしれませんね。

(七緒vol.50 特集「『ポリエステル』とのいい関係」 内「『ポリエステル』実力判定」より)

 

⇒このほか、「ポリエステル」の着物やじゅばんの実力をトコトン検証しています。

vol.50 はこちら