【vol.56】肌で味わう京都の冬支度

肌で味わう、京都の冬支度

慌ただしい師走の中、少しづつ聞こえる、新しい年の足音。思い切ってじゅばんを初めて染めてみたり、新しい香りですがすがしく1年を迎える準備をしたり、お正月飾りに、ひいきの味も欠かせない――。ひとつひとつそろえる旅に、新年へのわくわく度も増す冬支度を、京都で。

「私にとって京都は、ハレの気分を心ゆくまで味わわせてくれる華やかな町だ。京都に行くと、ちょっと背伸びをしたくなる。
 朝一番に、まずは三浦清商店へ。こちらでは、丹後産の絹(丹後ちりめん)を中心に、麻、綿などの自然素材を扱っており――(七緒2018年冬号/vol.56より)」

 

おがわ・いと 1973年生まれ。作家。映画化されたベストセラー『食堂かたつむり』(ポプラ社)ほか著書多数。近著に『キラキラ共和国』(幻冬舎)がある。

旅する人、文=小川 糸 撮影=キッチンミノル 着つけ=吉澤暁子 構成=小西七重

小川糸さんが五感で味わう京都旅。

 

 

 

 

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