伊藤忠商事賞地球のめぐみ

テーマ:地球のめぐみ

2022優秀賞

画題「生きる糧」
門間直美(46歳)
パート 北海道天塩郡遠別町


北海道の天塩郡にはサケやマスが遡上する川があり、さまざまな命のドラマが繰り広げられます。6月のある日、川辺に現れたキツネが突然走り出し、大物のマスをくわえてこちらにや って来ました。重い獲物をくわえたまま、魚道を飛び越えるのは大変そうでしたが、意を決したジャンプが成功。その後は草むらで、捕らえたばかりのごちそうに舌鼓を打っていました。

2022佳作

画題「朝のごちそう」
佐々木正春(63歳)
無職 北海道旭川市

2022佳作

画題「山里の喜び」
坂本和秀(73歳)
無職 大分県日田市

企業コメント

「三方よし」の精神を企業理念とする伊藤忠商事グループでは、「サステナビリティ推進基本方針」を基に社会課題の解決に取り組んでいます。GHG排出量削減については、2040年オフセットゼロ、2050年実質ゼロを目指す中長期目標を公表し、「脱炭素社会を見据えた事業拡大」「循環型ビジネスの主導的展開」「バリューチェーン強靭化による持続的成長」の三方向から目標達成を推進。あらゆるステークホルダーの期待と信頼に応えながら本業を通してSDGsの実現に貢献します。

サクラマスを狩った野生のキツネの決定的瞬間が見事に収められた優秀賞「生きる糧」。その躍動感あふれる姿からは、かわいらしさとともに、どこかユーモラスさも感じました。産卵のために遡上したサクラマスがキツネの命の糧となる。自然界での“生命のつながり”を写し出すことによって、当社テーマを巧みに表した一枚です。

伊藤忠商事株式会社

審査員評

優秀賞は大きなマスをくわえたキツネがジャンプする姿が、タイミングよく、勢いを持って切り取られています。餌を抱えたリスがかわいらしい「朝のごちそう」、かやぶき屋根の家と苗の補植の光景が印象的な「山里の喜び」も、テーマをよく表現していました。