JR東日本賞自然との共生

テーマ:自然との共生

2021優秀賞

画題「ここにもどってきてね!」
小澤 宏(67歳)
無職 神奈川県小田原市


2018年4月に小田原市酒匂川の浅瀬で行われた「親子でアユの放流体験」の一幕です。近年の台風や長雨はアユにとって厳しい試練ですが、どんな状況でもアユは一生懸命遡上します。そんなアユに子どもたちは「またここに戻ってきてね!」と声をかけていました。私自身、環境の大切さについてあらためて考え直すいい機会になりました。

2021佳作

画題「秋を楽しむ」
尾崎 進(72歳)
無職 東京都町田市

2021佳作

画題「真冬の風と陽を浴びて」
西山昌敏(67歳)
無職 神奈川県横浜市

2021次点(五十音順)

「豪雪地帯のポストマン」賀中義隆(82歳)広島県広島市
「ジュン菜採り」北畑徹大(79歳)北海道帯広市
「厳寒の恵み」清水 守(75歳)愛知県一宮市
「春の訪れ」三好善行(74歳)福岡県北九州市
「天空の星」山﨑 泰(72歳)栃木県栃木市

企業コメント

青空の下、山から流れる澄んだ川でアユの放流を楽しむご家族の姿は、募集テーマである「自然との共生」そのものです。アユの放流は、命の尊さ、アユを取り巻く自然の大切さを学べるだけでなく、人類と自然が関わることの重要性をも教えてくれます。作品から、画題の「ここにもどってきてね!」という子どもの声が聞こえてきそうです。

JR東日本グループは、2020年度、新たに環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を策定。グループ一体となって2050年度のCO2排出量「実質ゼロ」に挑戦し、SDGsの達成、「脱炭素社会」の実現に貢献していきます。2020年10月より東京駅から竹芝周辺を巡回する燃料電池バスの無料運行を開始。2022年3月頃には、燃料電池試験車両「HYBARI(ひばり)」の実証実験を予定しており、今後も水素社会の実現に向けた挑戦を積極的に進めていきます。

東日本旅客鉄道株式会社

審査員評

優秀賞では子どもが放流する瞬間を、背後で見守る母親と共にしっかり押さえています。「秋を楽しむ」は刈り取られた稲や彼岸花に季節の空気が感じられ、「真冬の風と陽を浴びて」は、背景にも気を配りながらテーマを上手く表現していました。