新刊発売のご案内。人気連載が書籍になりました

着物の季刊誌『七緒(ななお)』の人気連載が、ついに書籍化!
スタイルある20人の着物好きに、作家の山内マリコさんがインタビュー。
自らを「着物迷子」と語る山内さんが、それぞれの着方・生き方から
見えてきた「らしい」スタイルについてエッセイで綴ります。

着こなしのスパイスとなる小物紹介や、
お手入れお直しといった着物との付き合い方のヒントも満載です。

 

——序文より
着物は好きだけど、自分の趣味にいまいち自信がない。一本筋の通った、
これぞ自分の着物といえるようなスタイルには、まだ辿り着けていない。
そういう人は(私を含め!)、けっこう多いんじゃないでしょうか?
(中略)
着物は着る人の、人柄や美意識をダダ漏れにします。
もっと大袈裟に言うなら、その人の本質、生き方まで表現してしまう。
まずは着る人ありき。
なにを考え、なにを好み、どう生きたいと思ったか、生きてきたか、なのです。

 

スタイルを探訪するうちに「着たい」気持ちもムズムズと刺激される。
私らしい着物選びの指針となるような、何度でも立ち帰りたくなる一冊です。

山内マリコ
2012年『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で小説家デビュー。『あのこは貴族』『一心同体だった』(ともに集英社文庫)など著書多数。20代で着物と出会い、着つけ教室に通って師範資格を取得。母や祖母から引き継いだ昭和着物に、アンティークの帯揚げを合わせるのがマイスタイル。エッセイ集『きもの再入門』(KADOKAWA)に続き、季刊誌『七緒』の対談連載を再編集した本書が2冊目の着物本となる。

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