バックナンバー紹介 【vol.35】 「色」手ほどき帖

〝お題〞の着物に何色を合わせる?

コーディネートの基本となるのが、
着物と帯の組み合わせ。
だけど、ついシンプルな色合わせや
ワンパターンに陥ってしまう…。
たとえば、人気のスタイリスト、
女性らしく上品に仕上げる
秋月洋子さんは、
お題の着物に何色を合わせる?

お題
「からし色の紬(つむぎ)」に何色を合わせる?

優雅に、マニッシュに。
澄んだ色で、上級者気分

「からし色って一見、個性的ですが実は
コツさえつかめば、一気におしゃれ上級
者になれる色。もともと黄みのある日本
人の肌には、よく似合う色なんです」
だとすると、秋月さん! 憧れはあり
ながら、なかなか挑戦できなかった人も、
お下がり着物をもてあましていた人にも、
これは朗報ではないですか。「特にこの
からし色の紬は、白場があるので軽やか。
クールな色の帯で颯爽と着ることもでき
るし、差し色には紫がかったピンクも使
われているので甘い雰囲気の帯も映えま
す。絞りならではのやわらかさや、素朴
なニュアンスがあるのも特徴。これはコ
ーディネート全般にいえることですが、
土台となる着物の素材感や性格を把握す
ることも大切。それを踏まえて色合わせ
をすると、グンと垢抜けますよ」


<掲載号>
『七緒』vol.35 秋号

<特集タイトル>
「色」手ほどき帖

<記事タイトル>
人気スタイリスト対抗。思いがけないセンスに拍手喝采
〝お題〞の着物に
何色を合わせる?

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