絣を楽しむ〝垢抜け〞術
目にするだけでときめいてしまう絣かすり。
これってもしや、DNA?
とはいえそもそもの持ち味ゆえ、
着ると案外、野暮天になることも。
絣をセンスアップして着るワザを
スタイリストの秋月洋子さんに
たっぷり教えてもらいました。
春らしさ満点。
顔映りのよさも
好感度も太鼓判
絣×レモンイエローの無地帯
ふし感のあるカラリと澄んだブル
ーの帯が、白地の小絣を都会的な
雰囲気に。着物からそれぞれ一色
取った、明度の高いピンクの帯揚
げと、青磁色の帯留めがさりげな
いブリッジ役だ。帯締めはあえて
色を抑え、全体をクールに。
空色の無地帯
一歩間違えるとくすみがちな色合
いの絣も、グリーンや淡いピンク
の糸を表情豊かに織り出したイエ
ローの帯なら、こんなにフレッシ
ュ! 帯揚げで視線を上げ、帯締
めで抜け感をつくることで、より
軽快なスタイリングが完成。
<掲載号>
『七緒』vol.37 春号
<特集タイトル>
「紬」の学校
<記事タイトル>
胸キュン柄をぞんぶんに
帯で軽やか。
絣を楽しむ〝垢抜け〞術