日本生命賞たくましく生きる力

テーマ:たくましく生きる力

2023優秀賞

画題「おばあちゃん元気だね」
古川五夫(78歳)
会社役員 兵庫県豊岡市


蛍の撮影場所を探して山間を車で走っていた時に、偶然、高い木にはしごをかけて登り梅の実を採る2人の女性を見つけました。女性の年齢はなんと80代。「怖くないですか?」と声をかけると、「楽しいですよ」と言われます。元気に働いている高齢者の存在と、その時私が受けた心の感動を多くの人に伝えたいと思いました。お二方にはずっと健康でいてほしいです。

2023佳作

画題「ハリキルハキリアリ」
川上和義(51歳)
フリーランスライター 東京都足立区

2023佳作

画題「蕗の収穫」
五十嵐敏紀(81歳)
無職 秋田県横手市

2023次点(五十音順)

「稲架干し」髙橋市朗(53歳)石川県金沢市
「ガオーーッ!!」土屋幸子(50歳)北海道紋別郡
「ツリークライミング」平野昌子(54歳)神奈川県横浜市
「命を繋ぐ」三井秀範(75歳)香川県綾歌郡

企業コメント

当社は、「気候変動問題」「プラスチック問題」「生物多様性保全」の三つに重点を置いて環境への取り組みを推進しています。社用車の環境車化、太陽光パネル・グリーン電力の導入、ZEB Ready・ZEB水準による営業拠点の再整備などによりCO2排出量を削減。また、気候変動リスクを投融資判断に組み込むことなどにより、投資先企業の脱炭素化も後押ししています。このほか、紙製クリアファイルへの切り替えなどによるプラスチック使用量の削減、ボランティアやニッセイの森づくりなどを通じた生物多様性保全にも尽力しています。

80代の女性2人が梅の木に登り、収穫作業をしている優秀賞「おばあちゃん元気だね」。危険を伴う高所での作業でありながら、生き生きとした笑顔を見せる2人のたくましい姿は、まさに人生100年時代の象徴です。当社テーマを巧みに表現しながら、たくさんの元気をもらえる作品です。

日本生命保険相互会社

審査員評

優秀賞は、梅の実を採る2人のおばあちゃんを通して、高齢化や過疎化といった今日性も一枚に収めています。背景を省略して葉とハキリアリをシルエットで捉えた「ハリキルハキリアリ」と、背丈ほど伸びたフキと農家の女性が写し出された「蕗の収穫」も秀作でした。