大日精化工業賞地球の色、暮らしの色

テーマ:地球の色、暮らしの色

2023優秀賞

画題「大楠様への祈り」
綾田美鈴(54歳)
主婦 愛媛県松山市


人口約20人という香川県三豊市の志々島には、樹齢1200年といわれるご神木の大楠があります。明治時代に土砂崩れで幹の下が埋もれてしまいましたが、四方に枝を広げた上部は今なお成長しているそうです。5月の初めに友人に連れてきてもらった時、木漏れ日が差し込む大楠の存在感と雄大さに心を打たれました。これからもずっと、この大楠の成長が続きますように。

2023佳作

画題「秋麗」
中島 正(83歳)
自営業 福岡県久留米市

2023佳作

画題「秋晴れ」
加々美幸一(52歳)
会社員 大阪府大阪市

2023次点(五十音順)

「海を彩る」阿部高嗣(52歳)愛媛県今治市
「Graffiti or Art?」伊藤賢治(67歳)兵庫県神戸市
「賑わい」廣瀬靖之(65歳)大阪府大阪市
「季節の移ろい」福田尚人(68歳)滋賀県野洲市 
「防災、疫病焼き飛ばせ」山崎淳子(66歳)鹿児島県鹿児島市

企業コメント

大日精化工業では、サステナブル社会の実現に向け、社会・環境と共に持続的に成長できるような製品開発・新規事業を進めています。また、気候変動が地球環境に与える影響を重要な社会課題と認識し、TCFD提言への取り組みを積極的に推進。さらに、将来枯渇する可能性のある化石資源由来原料を使用していることから、資源の枯渇防止と、廃棄物による環境負荷低減に向け、サーキュラーエコノミーに力を入れています。

瀬戸内の志々島でご神木としてあがめられている樹齢1200年の大楠を捉えた優秀賞「大楠様への祈り」。大地に強く根差した太い幹と、血管のように四方に広がる枝葉には、島の守り神にふさわしい存在感があります。根元の小さな祠や赤い鳥居が、「100年先もこのままであってほしい」という島民の願いを象徴しているかのようです。この迫力を自分の目で確かめてみたいと思わせてくれる力作です。

大日精化工業株式会社

審査員評

相当の樹齢を重ねた大楠の木で「地球の色」を、鳥居や祠で「暮らしの色」をそれぞれ巧みに表現した優秀賞。色鮮やかな紅葉の下を飛んでいく鳥の羽ばたきをタイミング良くおさえた「秋麗」も秀作です。一方の「秋晴れ」は、湯釜と岩山の色合いのバランスが見事でした。