キタムラ・ホールディングス グループは循環型社会の構築に力を入れています。美しい自然をテーマとする写真コンテストの開催や、使用済みのフィルムケース、電池、インクカートリッジの適正回収といった従来の取り組みと併せて、カメラのリユース事業をスマートフォンや腕時計にも拡大しました。また、カメラのキタムラ全630店のLED化を完了し、省エネ、CO₂削減を推進。今後もカメラのキタムラらしい環境保全活動を継続していきます。
きらめく夜景と雪山の美しさの背後に温暖化や環境破壊の恐ろしさを静かに秘めた写真。極地での氷の減少、海面温度の上昇で日本近海も亜熱帯化しているといいます。問題は、誰もが自然環境を破壊しようと思って温暖化に加担しているのではない、ということ。快適で便利で夜でも明るい暮らし……その延長上に“それ”が待っている。山頂の人物が放つ光が、そんな警鐘にも思えます。
「消えゆく景色」は、まさにカメラの強みである記録性が発揮された作品でしょう。冬の伊吹山と眼下に琵琶湖というスケール感のある1枚です。佳作は、空気がきれいなこのシチュエーションならではの「ダイヤモンド富士」、星空と白い雲のバランスがいい「星降る富士山に現れた吊るし雲」。