商船三井賞海は、ひとつ

テーマ:海は、ひとつ

2023優秀賞

画題「海の幸せを願う」
江郷 透(32歳)
会社員 三重県鈴鹿市


愛媛県大洲市の綱掛岩は、海を眺めながら走れるドライブコース沿いにあります。撮影日は雨が降る中、駅から往復12kmという道のりをあえて徒歩で向かい、勤め先でもサステナブル関連投資が増えてきたこと、世界でもSDGsで海に対する意識が高まってきたことなどに思いを巡らせながら歩きました。母なる海が幸せになることへの願いを込めた作品です。

2023佳作

画題「たらい舟漁」
若杉 元(81歳)
無職 新潟県新潟市

2023佳作

画題「ヒカリ指す方へ」
西岡尚央(46歳)
公務員 北海道帯広市

2023次点(五十音順)

「祝い船」清水 進(71歳)神奈川県海老名市
「ビーチクリーンに革命を」高橋 空(23歳)神奈川県鎌倉市
「マーメイド」高橋未来(35歳)群馬県渋川市
「日本海の落陽」谷野 隆(71歳)山口県山陽小野田市
「フレンズ」廣瀬元也(49歳)兵庫県西宮市

企業コメント

当社では、「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」という企業理念の下、「商船三井グループ環境ビジョン2.1」を基軸に環境課題への取り組みを進めています。2022年10月には、GHGの排出量を抑制する「ウインドチャレンジャー」を搭載した世界初の大型ばら積み船が完成。2050年ネットゼロ・エミッションへの歩みを加速させているほか、生物多様性保護や海洋保全などにもグループ全体で取り組んでいます。

水平線のかなたまで続く海がダイナミックに写し出された優秀賞「海の幸せを願う」。鳥居は、海を敬い、共に生きていこうとする日本人の思いを表現しているかのようです。また、海に携わる人々の安全を願う切実な祈りと、自然の美しさと恐ろしさに対する敬虔な気持ちは、全世界共通のものです。海が世界を一つにつないでいることに思いをはせることができるこの作品を優秀賞に選出しました。

株式会社商船三井

審査員評

海で仕事をする人々への思いが感じられる優秀賞は、雲の多いこのシーンを切り取ったことで一層厳粛なムードが生み出されています。佳作の「たらい舟漁」では美しい海と伝統に対する作者の思いが、「ヒカリ指す方へ」では神秘的な時空間がそれぞれ巧みに表現されています。