伊藤忠商事賞地球のめぐみ

テーマ:地球のめぐみ

2023優秀賞

画題「夏空の下で」
西岡尚央(46歳)
公務員 北海道帯広市


北海道音更町は、国内有数の大規模農産地である十勝地方に位置しています。爽やかな青空が広がった6月のある日、牛の餌となる牧草を大型コンバインで刈り取る収穫作業が行われていました。かわいらしく見える牧草ロール一つの重さは300~400kg。私たちの食は、この豊かな自然と農業者の方々の努力に支えられているのだと、改めて感謝しながら撮影しました。

2023佳作

画題「スズメ」
北野末吉(80歳)
無職 長崎県佐世保市

2023佳作

画題「干し柿の里」
臼井 寛(77歳)
無職 岡山県赤磐市

2023次点

「天空の茶畑」勝亦 裕(57歳)静岡県御殿場市

企業コメント

高い空と広がる牧草地。その一部を切り取った優秀賞「夏空の下で」を見ているだけで、雄大な自然が眼前に広がるような気持ちになります。大きなコンバインや牧草のロールが、まるでおもちゃのミニチュアパーツのようにかわいらしく感じられるのも、人工物が到底及ばない、自然の壮大さを本能的に感じるからかもしれません。美しい牧草風景から地球のめぐみを強く感じました。

「三方よし」の精神を企業理念とする伊藤忠商事グループでは、「サステナビリティ推進基本方針」を基に社会課題の解決に取り組んでいます。GHGに関しては、2040年オフセットゼロ、50年実質ゼロを目指す中長期目標を公表。「脱炭素社会を見据えた事きょうじん業拡大」「循環型ビジネスの主導的展開」「バリューチェーン強靱化による持続的成長」の三方向から目標達成を推進し、本業を通してSDGsの実現に貢献していきます。

伊藤忠商事株式会社

審査員評

優秀賞は、かつて牧草の収穫が難しい地域もあった北海道の空をダイナミックに切り取り、牧草から乳牛、牛乳といった地球のめぐみにも思いが及ぶ秀作です。佳作の「スズメ」にはそのボリューム感に驚かされ、「干し柿の里」からはその光景の大切さに思い至りました。