長谷工賞まちに住まう。まちに暮らす。

テーマ:まちに住まう。まちに暮らす。

2019優秀賞

画題「ザリガニ釣り」
太田洋之(71歳)
無職 東京都荒川区


緑と清流を復活させた墨田区の大横川親水公園では、都会の中にいながら豊かな自然に触れることができます。5月初旬の撮影日は晴天で、子どもたちにとって絶好のザリガニ釣り日和でした。特に自然環境の減少が著しい都会において、人と自然の理想的な関係が受け継がれていくことを願うばかりです。

2019佳作

画題「春の散歩道」
大竹はじめ(63歳)
無職 栃木県宇都宮市

2019佳作

画題「継承」
服部哲治(51歳)
会社員 岐阜県土岐市

2019次点(五十音順)

「タル流し」井沢雄治(60歳)埼玉県大里郡
「古代遺跡の田植え」高瀬重信(77歳)福岡県大野城市
「朝練」橋野芳治(69歳)福岡県福岡市
「熱気」平野昌子(50歳)神奈川県横浜市
「打ち水大作戦」松山進(69歳)神奈川県横浜市

企業コメント

水辺でザリガニ釣りに興じる子どもたち。かつてはどこでもよく見かけた光景ですが、今や都会ではほとんど見られなくなりました。そんななか、優秀賞の「ザリガニ釣り」は、東京のど真ん中、墨田区で撮影された作品です。周囲にはマンションなどが立ち並んでいますが、この一画だけは自然が残されています。「春の散歩道」「継承」という佳作を含め入賞作品3点が、それぞれ“まちに住まうこと”の豊かさを思わせてくれます。

長谷工グループは、「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」を企業理念に掲げ、さまざまな取り組みを進めています。昨年度は、生物多様性に貢献する建物等を認証する「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を7つのプロジェクトで取得しました。今後も、多様な緑化のあり方を提案することで都市における自然環境の改善に貢献していきます。

株式会社長谷工コーポレーション

審査員評

背景に東京スカイツリーを印象的に取り込んだ優秀賞は、子どもたちの賑やかな様子と初夏の空気感まで伝わってくる一枚です。日差しを上手にとらえた「春の散歩道」、小さな街の夏祭りの様子をよい構図で表現した「継承」の佳作2点も優れた作品でした。