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少額から始められ、金価格に連動、 分散投資に最適な金E T F

 
 

1万円前後から手軽に始められる金投資

 金価格がまた高値更――そんなニュースを目の当たりにして、「金を買ってみたい」と考える人は多いだろう。 金投資といえば、思い浮かぶのは金の延べ棒。とはいえ、1キログラムの金地金は400万円弱もするし、たとえ買っても、家の中には保管場所もなさそうだ。一般のサラリーマンにとって、金の現物投資は敷居が高いのが現実だろう。
 もっと手軽に金に投資する方法はないのだろうか。そうした人に最適な商品が「ETF(上場投資信託)」だ。では、 ETFとはどんな商品なのだろう。
 「一口でいえばETFは投資信託と株式の両方の特徴を併せ持つ商品です」
 語るのは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社証券営業部長の中岡寛晶氏である。
 ステート・ストリート・グループは1792年に米国ボストンで設立された200年以上の歴史を持つ金融機関。資産運用の分野においては約2兆米ドル(約180兆円)の運用資産を誇り、世界有数の規模を持っている。また1993年に米国で初めETFを開発した、いわば“ETFの生みの親〝であり、現在「SPDR®(スパイダー)」ブランドのETFを世界中で展開している。
 ETFはExchange Traded Fundの略称で、上場投資信託と呼ばれている。投資信託のように多くの人から集めた資金をファンドとして運用し、またそのファンドを証券取引所に上場することによって、株式と同様に取引所での売買が行われる。ファンドの値動きは株価指数など市場全体の動きを示す指標(インデックス)に連動するよう設計されているものが主流だ。E T Fが日本の証券取引所に初登場したのは95年。当初は株価指数に連動するものに限られていたが、最近では金価格をはじめ原油や商品価格などに連動する金 ETF『SPDR®ゴールド・シェア』を展開していますが、現在、1万円前後から購入できます」

安定運用を目的に世界の資金が集まっている

 「SPDR®ゴールド・シェア」は、圧倒的シェアを持つ世界最大の金ETFだ。2004年11月に米国で上場して5年半を経過した現在(6月22日)、その残高は世界で521億(約4兆6000億円)に達している。東京証券取引所には08年6月に上場。今年5月の月間取引額は115億円となり、日本のETFでは日経平均株価、TOPIXなど代表的株価指数に連動する ETFに次ぐ規模に成長している。人気の理由を、中岡氏は次のように分析する。
  「まず、投資対象として金が注目されていることがあります。金の価格は、株式や債券といった他の資産とは異なる動きをする傾向があります。このため、各国の年金基金など長期で安定した運用を望む機関投資家は、分散投資を目的として金を購入する傾向が高まっています」
 例えば世界同時株安が起きた08年、世界の株式市場は平均41.6%、商品市場も36%下落したが、この間、金だけが4.3%上昇。続く09年には世界の株式市場は平均34%、商品市場は23.5%上昇し、金は25%上昇した。この間の動きは、金価格の独自に動く特性を証明しているともいえそうだ。
  「短期的な見方では、最近のユーロ不安の高まりから安全資産への逃避を目的として金が買われている面もありますね」
  こうした世界的な需要の高まりに対し、受け皿1つとなっているのが「SPDR®ゴールド・シェア」だという。
  「従来型の金投資には、主に4つの方法があります。1つ目は現物投資ですが、現物の保管が難しいという問題があります。2つ目は金鉱株への投資ですが、これはあくまで鉱山会社株式への投資となりますので、それぞれの会社の経営状況が投資の結果に反映されます。3つ目の先物投資には、レバレッジを利かせて効率的な投資ができるメリットはあるものの、その分高度なリスク管理も必要とされます。4つ目は仕組債による投資ですが、これには債券発行会社の信用リスクが伴います。こうした従来の投資法のデメリットを軽減する目的で開発された品が、『SPDR®ゴールド・シェア』なのです」

 実際に金を購入して地下金庫に保管

 「仕組みはいたってシンプル。世界中の投資家から集まった資金でロンドン市場の金現物を購入、購入した金現物はロンドンの専用地下金庫に送られ、いわばその預かり証としてETFが発行され、世界中の投資家に行き渡るという仕組みです。つまり、みんなで金現物を買って、同じ金庫を借りて、共通の預かり証を使用する、というイメージですね」
 現在、保管されている金は1313トン。すべての金地金に刻まれた刻印リストは専用Webサイトで確認ができる。このように“本物の金による裏付け”がある安心感が、世界の投資家に支持される理由といって間違いなさそうだ。
 「世界で『 SPDR®ゴールド・シェア』を買っているのは、機関投資家が半分弱、半分強が個人投資家です。機関投資家とまったく同じ条件で取引できることも、個人投資家の方にとって大きなメリットといえるでしょう」
 世界経済や株式市場の波乱は、個人の生活にも大きな影響をもたらす。暮らしを守り、将来に備えるためにも、資産の一部を金ETFに投資して安定運用を目指してはどうだろう。

お問い合わせ先/ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 TEL:03-4530-7152 www.spdrgoldshares.com/#japan

 
 
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