環境大臣賞/環境フォト大賞日本生命賞「たくましく生きる力」より

テーマ:日本生命賞「たくましく生きる力」より

環境大臣賞/環境フォト大賞

画題「成長と試練」
菊川雅哉(29歳)
神奈川県 公務員

日本生命賞
「たくましく生きる力」より


2025年7月半ばの夕方、晴天の燕岳つばくろだけで撮影した一枚です。撮影中はかわいいライチョウのひなを最大5羽写真に収めましたが、周りの方に話を聞くと、7羽のひなが先日までは一緒にいたらしく、自然の厳しさを改めて思い知らされました。今見ている景色が来年も同様に見られるとは限らないのが近年の自然環境の状況だと感じています。見た方の心に訴えかけられる写真を届けたいと思います。

協賛企業より

美しく広がる山景との対比により、ライチョウ親子からかわいらしさだけではなく、厳しい自然環境下において懸命に生きるたくましさが感じられます。ライチョウは昨今の地球温暖化や生息環境の劣化などによって個体数が減少し、国の特別天然記念物に指定されている絶滅危惧種。人間活動がもたらす環境変化への警鐘を鳴らす一枚であるとともに、持続可能な環境維持の大切さを物語っているようです。

審査員評

夏の雄大な北アルプスの風景。そこに溶け込むようなライチョウの親子たち。一見ほのぼのとした温かさを感じさせながらも、北アルプスの背景が壮大な物語性を生み出しています。これからこの自然の中で生き抜いていかなければならない小さな命。息づく命があるからこそ景色がより美しく見え、この雄大な自然の中でこそ、この尊い命が輝いて見える。この光景を守りたいと思う素晴らしい写真です。