カメラのキタムラ賞写真の力 ~レンズがとらえた瞬間~

テーマ:写真の力 ~レンズがとらえた瞬間~

2026優秀賞

画題「旅路、森とともに」
赤地隼輔(15歳)
岐阜県 高校生


この写真は人の暮らしと自然の調和を写し出しています。列車は便利さや快適さを象徴する一方で、周囲に広がる森や湖は、私たちが守るべき豊かな環境そのものです。静かな水面に映る姿は、自然があってこそ人の営みが美しく輝くことを示しています。便利さを追い求めるだけでなく、その背景にある自然のめぐみを忘れずに大切にすることが、次の世代に残すべき責任だと思います。

2026佳作

画題「鞍上人なく、鞍下馬なし」
冨松直子(51歳)
鹿児島県 公務員

2026佳作

画題「凍てついた轟音」
門田ギハード(36歳)
神奈川県 クライマー

2026次点(五十音順)

「月の出とともに雲海に浮かぶ橋」赤岩徹也(36)埼玉県
「コロニーレーザー」鈴木 豪(51)長野県
「宇宙(そら)に刺す」鈴木 豪(51)長野県
「走るご神火」廣瀬靖之(68)大阪府

企業コメント

自然の素晴らしさはもとより、近年の激しい地球環境の変化を広く伝える上でも、「写真」の存在は欠かせません。カメラのキタムラは「豊かな自然環境と写真文化の発展は切り離せない関係にある」と考え、「店舗の消費電力をCO₂排出ゼロのクリーン電力へ順次切り替え」「リユース・リペア事業を通じた循環型社会への貢献」「美しい自然をテーマとする写真コンテストの開催」など、多面的な活動を続けています。

動感を重んじる鉄道写真の中にあって、まるで静止したかのようなたたずまいの、美しさにあふれる車両の描写が独特の魅力を放っている優秀賞受賞作品「旅路、森とともに」。背景に広がる森の雰囲気と、湖面への反映を実景と響き合わせた世界観など、まるで東山魁夷ひがしやまかいいの名画をほうふつとさせるような興味深い作品です。

株式会社カメラのキタムラ

審査員評

静寂の中を列車が走り抜ける瞬間を捉えた印象的な作品。リフレクション効果で音のない静かな世界観が巧みに表現され、時間が止まったかのよう。視覚だけでなく感情にも訴える力があります。佳作は窓から差し込む光が「人馬一体」をクローズアップする「鞍上人なく、鞍下馬なし」、自然の雄大さと人間を対比させた「凍てついた轟音」でした。