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環境フォト・コンテスト

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環境大臣賞/環境フォト大賞

(日立物流賞[共に生きる]から)

環境大臣賞/環境フォト大賞
環境大臣賞/環境フォト大賞
画題「寄り添って生きる」
浜田いつ子(60歳)
主婦
愛媛県今治市
受賞者のコメント
愛媛県の今治市には、早くも2月中旬から桜が咲き、メジロがさえずる場所があります。桜は早咲きの河津桜。春を待ちきれず全国から訪れた人々に、木立にいる愛くるしいメジロが一足早い春の到来を告げてくれます。

身近な鳥たちの撮影を始めて4年あまりになりますが、人間は動植物の存在を認め、その存在を敬い、彼らと共に生きていくべきだと強く思うようになりました。

レンズを通して見る自然界は日々荒廃しています。田んぼにはカエルがおらず、川には水がなく、里山には昔のような生き物のいる気配がほとんどない。人間の勝手な振る舞いはもはや許されない状態になっています。野生の動物たちが生きる環境が年々厳しくなるなか、自分なりに何ができるかを考えて行動していきたい。その指標となる言葉が「共に生きる」なのではないかと思っています。
審査員評価
澄んだ空気を感じさせる青空を背景に、愛情豊かな様子で寄り添うメジロが可愛らしく、河津桜の鮮やかなピンクが二羽を祝福するように配されていることが作品の質を高めています。

ホバリングして餌を食むシーンが写されることの多いメジロという被写体を独自の視点でとらえ、写真としての色合いのバランスもよく、二羽が愛を語らうかのような、平和で穏やかな春の空気も感じさせます。豊かな自然のなかでのこの一瞬が、いつまでも残っていてほしいという作者の願いが伝わる作品です。