主菜
じゃがいもホクホク。だしの旨みがきいた甘辛しょうゆ味。
肉じゃが

- 撮影:古市和義
- 教える人
- 道場六三郎
- 店名
- ろくさん亭
肉じゃがのルーツは文明開花の明治の時代。牛肉が庶民の生活に取り入れられ始めると同時に誕生した料理のようです。牛肉の旨みがしみたじゃがいものおいしさはこの歴史からもわかろうというもの。牛肉は脂のある部位のほうが旨みがあるので、バラ肉を。コマ切れや切り落としで十分です。じゃがいもは、メークインでも男爵でもお好みで。男爵を使う場合は、だしの量を少し多めに使ったほうが煮くずれしにくい。大事なのがだし。かつお節と昆布で、しっかりと濃い目にとっただしを使います。肉から出る旨みにだしの旨みが加わって、いっそう複雑ないい味わいに。材料も調味料もすべて合わせ、落としぶたをして、強火と中火の中間くらいの火加減で15分ほど、ラフに一気に煮上げます。じゃがいもが煮くずれる寸前で火を止めて。
材料(4人前)
- じゃがいも(メークイン)4個
- 牛バラ肉300g
- 玉ねぎ2個
- にんじん2本
- 糸こんにゃく適宜
- さやえんどう適宜
- サラダ油適宜
- 昆布とかつおのだし900cc
- 濃口しょうゆ180cc
- 日本酒90cc
- みりん90cc
- 砂糖50g
作り方
- だしをとり、しょうゆ、酒、みりん、砂糖で調味する。
- じゃがいもは皮をむき、ふた口で食べられるくらいの大きさに切り、面取りをし、水につけてアクと余分なデンプンを抜く。
- にんじんは皮をむき、じゃがいもより小さめの乱切りに。玉ねぎは半分に切って芯を取り、くし形にザク切り。さやえんどうは筋を取り、軽くゆでる。牛肉は小間切れや切り落としならばそのまま、長い場合は四つほどに切る。糸こんにゃくはゆでてアクを抜く。
- 鍋にたっぷりのサラダ油を熱し、じゃがいもとにんじんを入れ、全体に油がからむように炒めたら、玉ねぎを加えてさっと炒め合わせる。
- 野菜の上に並べるように肉を入れ、1の調味しただしをひたひたになる程度に加える。
- 強火で煮立て、煮汁が沸騰したら糸こんにゃくを加え、浮き出たアクを取って、落としぶたをし、強めの中火に落として15分ほど煮る。
- 煮汁が少なくなったところで鍋をゆすって、上下を入れ替える。火を止める寸前にさやえんどうを入れ、味をなじませる。
ポイント
- 牛肉を多めに使い、じゃがいもの表面がくずれる寸前まで煮る。
- じゃがいもは煮くずれを防ぐために、切り口の角を落として面取りをする。
- 肉は炒めずに、野菜の上に並べるように置き、だしと調味料を合わせたものを、材料がひたひたにかぶるくらいまで注ぐ。
- アクを取るが、アクも味のうち。ほどほどでいい。
- 煮汁が全体にまんべんなくゆきわたるように落としぶたをし、強火と中火の中間で約15分煮る。
- 煮汁が少なくなったら鍋をゆすって上下を返し、火を止める直前にさやえんどうを加え、軽くひと混ぜして味をなじませる。
- 惣菜料理は大皿にラフにたっぷり盛りつけたほうがおいしそう。せっかくだから多めに作って。翌日食べる肉じゃがもまた美味。
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