これからデイトレーダーになりたい方も多いでしょうが、正確な意味ややり方がわからないという悩みもあるようです。
デイトレーダーとは、株やFXなどの金融商品を1日のうちに完結させる投資家を意味します。
デイトレーダーになりたい方のために、その基礎知識を解説します。メリットやデメリット、証券会社の選び方などもまとめました。この記事を読めばデイトレードのやり方がわかるでしょう。
デイトレードとは
デイトレードとはどういう仕組みなの?
デイトレードとは、1日のうちに同一銘柄を購入・売却などでその日のうちに取引を完結させる投資手法です。この投資手法を繰り返すことで利益を積み重ねます。
デイトレードとは、1日のうちに金融商品の取引を完結させる投資スタイルです。金融商品は株やFXなどが当てはまります。1日のうちに買ったものを売り払うなど、短期決済を何度も繰り返して利益を重ねるのです。
1日のうちかなりの時間を取引に費やすこともあります。買っては売るやり方を繰り返すためです。金融商品の価格は常に変わるため、その動きにも細かく注意しなければなりません。そのため毎日投資のことを考えないと、デイトレードには向かないでしょう。
決断力を求められるのも特徴です。しかし正しい決断を重ね、利益を上げるコツがわかれば、デイトレーダーとして利益を積み重ねられます。価格変動に細かく気を配り、多くのチャンスをつかみ取ることがポイントです。
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デイトレードにおすすめの証券会社の選び方は?
デイトレードを始める場合、証券会社はどう選べばいい?
デイトレードは取引する回数が多いので、1日の取引金額に応じて手数料が決まる定量制のサービスを提供している証券会社を選ぶのがおすすめです。
デイトレードを始めるなら、証券会社を正しく選びましょう。ポイントは次の3つです。
証券会社の選びのポイント
- 手数料の安さ
- 商品の幅広さ
- ツールの使いやすさ
以上の3つをバランス良く考えれば、理想の証券会社を見分けられます。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
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1日の取引金額に応じて手数料が決まる定量制がおすすめ
デイトレードをするなら、なるべく手数料の安い証券会社を選びましょう。1日に何度も取引を重ねるため、そのたびに手数料がかさんでしまいます。1回あたりの取引手数料が大きいと損をしやすくなります。
証券会社に限らず、取引では手数料がつきものです。会社によっては特定の条件で手数料が無料というケースもあります。比較検討をすると、手数料が安く済む場所もわかるでしょう。
証券会社によって手数料の扱い方が違います。主に次の2種類に分かれるからです。
手数料のルール | 意味 |
---|---|
従量制 | 1回の取引ごとにかかる |
定量制 | 1日の取引金額に応じて決まる |
デイトレードには定量制の証券会社がおすすめです。1日に何度取引をしても、手数料が増えるリスクがありません。こちらなら利益を得やすいでしょう。
さらに特定条件で手数料を無料にする証券会社もあります。余分な出費を減らすためにも、お得な料金体系やルールを設けている証券会社を見つけましょう。
定量性を提供している証券会社の手数料
1日の約定代金合計 | |||
100万円まで | 0円 | 0円 | 50万円まで0円 100万円まで1,100円 |
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 2,200円 |
300万円まで | 1,691円 | 3,300円 | 3,300円 |
デイトレードで投資できる商品の幅広さで選ぶ
商品の選択肢が広い証券会社も、デイトレーダーにはおすすめです。時期によって価格の上昇が続く金融商品は異なります。取扱商品がバラエティに富んでいれば、好調な相場を見つけやすいでしょう。
とくにCFD取引(差金決済取引)対応の商品の多さに注目しましょう。この取引形式はデイトレーダーに好まれているからです。CFDは証券会社によって商品の数が違います。時期によって利益を出せる商品も異なるのです。ひとつの証券会社で選択肢が多いほど、好調の銘柄を見分けやすいでしょう。
CFD取引が好まれるのは、原資産を持つ必要がないからです。ユーザーが実際に預けたお金である「証拠金」に対し、決まった倍数まで売買できるからです。たとえば証拠金の3倍の取引が認められれば、10万円預けただけで30万円分まで売買可能です。市場価格の上昇や下降を素早く読み、戦略を実践しやすいのもCFDのメリットといえます。
ひとつのサイトで多くの市場を扱っていれば、視野が広くなります。好調市場は時期によって変わりますが、選択肢の多さゆえに見つけやすければ、利益のチャンスを増やせるでしょう。
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ツールの使いやすさで選ぶ
取引ツールが使いやすい証券会社は便利です。とくにデイトレーダーは1日に何度も取引を重ねるので、使いにくいとストレスがたまるでしょう。使いにくいために適切なタイミングで売買ができず、利益を逃すおそれさえあります。
証券会社のツールには、市場の値動きを示すチャートがあります。移動平均線やボリンジャーバンドのような、市場動向を詳しく調べるための補助ツールが揃っていればよいでしょう。
さらに注文方法が多岐にわたっているのもおすすめです。基本は市場どおりの価格でオーダーする成行注文と、ユーザーがひとつあたりの価格を決める指値注文の2通りになります。
先に希望価格を決めて、実際の相場が到達すればオーダーが出る逆指値注文のように、派生した方法があればなお良いでしょう。注文方法が多いほど、さまざまな投資戦略を試せます。以上からツールの利便性が高く、機能が充実している証券会社を見分けましょう。
デイトレーダーにおすすめの証券会社3選
デイトレードを始めるときにおすすめの証券会社は?
デイトレードを始める場合、手数料コストが高いという観点からなるべく手数料が安く抑えられたり、デイトレード初心者のために少額投資で始められる証券会社などを選ぶのがおすすめです。以下で紹介されているような証券会社を比較し、参考にしてみてください。
デイトレーダーにとって使いやすい証券会社を集めました。ここでは次の3社を1位から紹介するので、ぜひ参考にしてください。
会社名 | |||
手数料 (1日の約定代金合計 100万円まで) |
0円 | 0円 | 50万円まで0円 100万円まで1,100円 |
手数料 (1日の約定代金合計 200万円まで) |
1,238円 | 2,200円 | 2,200円 |
手数料 (1日の約定代金合計 300万円まで) |
1,691円 | 3,300円 | 3,300円 |
IPO実績(2020年) | 85社 | 38社 | 18社 |
外国株 | 9カ国 | 6カ国 | 1カ国 |
米国株取扱銘柄数 | 4200銘柄 | 3966銘柄 | 1057銘柄 |
米国ETF取扱銘柄数 | 307銘柄 | 324銘柄 | - |
口座開設最短日数 | 翌営業日 | 翌営業日 | 最短即日 ※当社休業日を除く。 申し込み事項や画像に不備等がない場合 |
おすすめの証券会社
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
定額コースの手数料が業界最安値のSBI証券
SBI証券の基本情報
項目 | 詳細 |
手数料(1日の約定代金合計100万円まで) | 0円 |
手数料(1日の約定代金合計200万円まで) | 1,238円 |
手数料(1日の約定代金合計300万円まで) | 1,691円 |
外国株 | 9カ国 |
米国株取扱銘柄数 | 4200銘柄 |
米国ETF取扱銘柄数 | 327銘柄 |
取引ツール | HYPER SBI |
最短口座開設 | 翌営業日 |
- 手数料が安い
- 9ヶ国の外国株を取扱
- Tポイントが貯まる、使える
- 日本株と米国株のアプリが別になっている
- スマホアプリが使いにくい
SBI証券は、金融大手のSBIグループが提供する証券会社です。1日定額制のアクティブプランは、取引総額がその日100万円以内なら手数料無料になります。ほかにもポイントやスマートフォンの活用などで、利便性を感じられるのが特徴です。
手数料無料の条件があるのが、SBI証券の強みです。アクティブプランに決めれば、1日100万円まで手数料がかかりません。これはお金の使いすぎを避けるうえでも合理的です。投資でありがちな失敗は、多額をつぎ込んでの大きな損失といえます。資金マネージメントという意味でも1日の取引総額を絞りやすいのは理想の環境です。
SBI証券ではポイントを稼げるのもメリットです。TポイントやPontaポイントが対象で、取引内容に応じて貯められます。スマートフォンアプリでは銘柄検索で投資対象を探し出せるなど、便利機能が特徴です。
デイトレーダーを始めたばかりの方でも、SBI証券なら充実した機能と条件で取り組めます。
\アクティブプランで100万円まで1日の取引手数料無料!/
性別:男性
年齢:20代
職業:正社員この証券会社はとにかくバランスのとれた会社です。つまり、IPO投資をやりたい人にもいい。それから株式売買手数料も無料枠も含めて割安に設定されているのでデイトレードやスイングトレードをやりたい人にもいいです。つまり、とりあえず、一つ目の証券会社として口座を開かないのはメリットはあってもデメリットのない証券会社なのです。
出典:クラウドワークス
スマートフォンでのSBI証券の口座開設方法
1,SBI証券公式サイトにアクセスする
まずはSBI証券の公式サイトにアクセスしましょう。Googleなどで検索すると、上のほうに広告ページが出てきますので注意が必要です。必ずSBI証券の公式サイトにアクセスするようにしてください。
2,メールアドレスを登録する
SBI証券の口座開設にはメールアドレスを登録する必要があります。Yahoo!やGoogleのフリーメールで問題ありませんので、メールアドレスを持っていない方は事前に作っておくようにしてください。
3,認証コードを受け取る
メールアドレスを登録すると、登録したメールアドレスに認証コードが送られてきます。認証コードを入力し先に進みましょう。
4,居住地などの情報を入力する
居住地や名前、住所、連絡先などの個人情報の入力を行います。個人情報の入力を間違うと口座開設ができなくなる可能性がありますので、慎重に入力しましょう。
5,表示される規約を確認する
個人情報を入力したらSBI証券の規約が出てくるので内容を確認します。内容に問題がなければ次に進みましょう。
6,入力情報の確認
名前や住所など、ご自身が入力した個人情報を確認しましょう。
7,口座開設方法を選択する
ネットで開設するか郵送で開設するかを選びましょう。おすすめは最短当日で口座開設ができる「ネットで口座開設」です。
8,口座開設申し込みの完了
ユーザーネームとログインパスワードが表示されますので、スクリーンショットするかメモを取るようにしましょう。
9,本人確認書類を提出する
マイナンバーカード等の本人確認書類を提出しましょう。本人確認書類の提出方法によって口座開設までの日数が変わってきます。ネットの場合は最短当日、郵送の場合は10日程度かかります。
10,本人確認完了後、実際に取引が可能
本人確認が完了すると実際に取引を始められます。
デイトレードをするたびに楽天スーパーポイントがたまる楽天証券
楽天証券の基本情報
項目 | 詳細 |
手数料(1日の約定代金合計100万円まで) | 0円 |
手数料(1日の約定代金合計200万円まで) | 2,200円円 |
手数料(1日の約定代金合計300万円まで) | 3,300円 |
外国株 | 6カ国 |
米国株取扱銘柄数 | 4302銘柄 |
米国ETF取扱銘柄数 | 392銘柄 |
取引ツール | マーケットスピード |
最短口座開設 | 翌営業日 |
- 楽天ポイントで投資ができる
- 投資で楽天ポイントが貯まる
- 投資信託の種類が豊富
- ミニ株投資ができない
- IPOの取り扱いが少ない
楽天証券は取引を重ねるほどポイントが貯まるのがメリットです。他にも株主優待が充実していたり、ロボアドバイザーによるおまかせ運用ができたりします。投資を始めたばかりの方でも取り組みやすいでしょう。
楽天証券では取引内容に応じて楽天スーパーポイントを貯められます。ポイント自体も投資に使えるので便利です。デイトレーダーなら取引を重ねるほどポイントも貯まりやすく、お得感が引き立つでしょう。
株主優待の充実も見逃せません。優待の内容を目当てに銘柄を決め、そこで利益を稼げればやりがいを感じられます。株式を発行している会社が良い業績を上げれば、配当金も望めるでしょう。 投資以外の利益にも期待できます。
銘柄選びに困ったらロボアドバイザーにも頼れます。簡単なアンケートに答えれば、理想の運用スタイルを提案し、それを実践すればよいのです。プロに銘柄選びをまかせられるので、知識がない方でも取り組みやすいでしょう。
楽天スーパーポイントを稼げたり、ロボアドバイザーに頼ったりできるので、楽天証券は先進的な証券会社といえます。
性別:女性
年齢:30代
職業:アルバイト・パート楽天ポイントを使って投資信託や株の買付ができたり、投信積立のクレジットカード決済でもポイントの付与があり、ポイントを利用した投資信託の購入の設定で楽天市場でのお買い物ポイントが+1倍になるので、子どもの証券口座と合わせて開設しました。 サイトが見やすく、注文方法などの説明も詳しく載っており、初心者でも分かりやすいです。 ただ、ポイント制度の変更があり、従来よりもポイント還元率が低くなってしまいました。
出典:クラウドワークス
少額投資を行うデイトレーダーに最適な松井証券
松井証券の基本情報
項目 | 詳細 |
手数料(1日の約定代金合計50万円まで) | 0円 |
手数料(1日の約定代金合計100万円まで) | 1,100円 |
手数料(1日の約定代金合計200万円まで) | 2,200円 |
外国株 | ー |
米国株取扱銘柄数 | ー |
米国ETF取扱銘柄数 | ー |
取引ツール | ネットストック・ハイスピード |
最短口座開設 | 最短即日 ※当社休業日を除く。 申込事項や画像に不備がない場合。 |
- 「追跡指値」「返済予約」などの注文が出せる
- 専門の相談員からアドバイスが受けられる
- 取引で付与される松井証券ポイントはdポイントに交換可能
- 日計り信用取引の金利・貸株料が無料
- 高額取引では手数料が割高
- 外国株式の取り扱いがない
松井証券は老舗の証券会社として、多くの高評価を得ています。デイトレーダーを始めたばかりでも取り組みやすいでしょう。とくに少額投資をする方にとっては理想の環境です。
松井証券では50万円以下で買える銘柄が4000社以上あります。株式の取引では100万円がかかることさえ珍しくありません。以上から損をしてしまいそうなイメージを抱える方もいるでしょう。しかし松井証券では手ごろな予算で買える株が多く、少ないお金でやりくりするデイトレーダーも安心です。
公式サイトでは人気銘柄ランキングも公開しています。人気上位に入る銘柄にはそれなりの理由があり、なかには長期にわたって価格を伸ばすケースもあるでしょう。ランキングを参考にすれば、銘柄選びに迷うリスクを抑えられます。
松井証券の公式サイトでは、時期に合わせて株主優待銘柄、高配当利回り銘柄も紹介中です。株主優待や臨時収入を目当てに狙いを決めるのもセオリーといえます。お得に株を買える環境と、積極的な情報公開が松井証券の強みです。
性別:男性
年齢:30代
職業:個人事業主株式投資には短期や長期、インカムとキャピタルなどいろんな方法やスタイルがありますが、松井証券では一日で取引を超えるデイトレード向きの口座になっています。 手数料も安く、特にデイトレ適正ランキングといったデイトレ情報を流してくれるため、デイトレをする銘柄を探す手間が省け、初心者でもすんなりデイトレをすることができるようになっています。
出典:クラウドワークス
デイトレードの始め方
デイトレードはどのように始めるの?
デイトレードを始める場合も、一般的な投資と同じようにまず証券口座を開設する必要があります。パソコンやスマホを活用したトレード環境の用意、事前に取引ツールやアプリを準備しておくことも大切です。
デイトレードを始めるには、証券会社にアクセスして専用の口座を開かなければなりません。他にも日本円を入金しないと始められない点に注意です。株式投資を始める前は、トレード環境をある程度整えておきましょう。
口座開設
まずは口座開設です。インターネット検索などで目当ての証券会社を探しましょう。お気に入りの場所が見つかったらアクセスし、申し込みフォームに入ってください。
デイトレーダーによる証券会社選びは、なるべく手数料の安いところに決めましょう。1回の取引のたびに手数料がかかるケースもあるので、1日ごとの定額制の場所がおすすめです。損失を最小限に抑えるには、取引所選びから気をつけましょう。
基本的に口座開設前は、申請条件として個人情報を入力します。ほかにも本人確認書類など必要書類の画像アップロードも必要です。ひととおり手続きが終わったら、IDとパスワードを入手し、専用口座開設です。
ちなみに口座開設のコストや維持費はかからないので、開きっぱなしでも問題ありません。市況や取引環境に応じた使い分けのため、複数の証券会社の口座を開くのもよいでしょう。
金融商品取引業者等に「特定口座」を開設している場合は、この特定口座での取引については、「簡易申告口座」か「源泉徴収口座」を選択することができます。
引用元:国税庁|「株式・配当・利子と税」特定口座
「簡易申告口座」の場合は、金融商品取引業者等から送付される特定口座年間取引報告書により簡易に申告することができます。
「源泉徴収口座」の場合は、さらに、その口座内における譲渡益について、申告不要を選択することができます。
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入金
次は日本円の入金です。証券会社の専用口座に自身のお金を入れましょう。銀行口座と連携させている証券会社があります。このタイプは「マネーブリッジ」とも呼ばれ、証券業界ではおなじみです。
たとえば楽天証券は、楽天銀行の口座と連携しており、そこにある残高から自動入金が可能です。この場合も証券会社へのアカウントは必要ですが、入金作業の手間が省けるメリットがあります。銀行事業と同じグループの証券会社に登録するときは覚えておきましょう。
デイトレーダーの初期予算の相場は50万円~100万円が望ましいとされます。SBI証券では定額制プランで1日100万円まで手数料無料というケースもあるように、無駄な出費を出さないヒントにも注目です。いずれにしても入金はデイトレードの準備として重要になります。
トレード環境を整える
デイトレーダーはスマートフォンかパソコンが1台あれば始められます。しかしパソコンの方が情報を仕入れやすいので、最低限用意しておきましょう。外出時に備えてスマートフォンを適度に使うことで、最低限のトレード環境を作れます。
株式取引で使うページやツールを想定しながら、環境を整えてください。証券会社のマイページだけでなく、専用の取引ツールやアプリも見られるからです。事前にダウンロードしたり、該当サービスを画像検索したりして、使い方を考えましょう。
証券会社以外にも企業のページや投資の攻略法を書いた本など、さまざまなツールの使用が想定されます。自身の投資や情報収集の方法に合わせて、理想の環境を作りましょう。
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取引スタート
トレード環境が整ったら取引開始です。最初は少ない金額で株を買い、値動きを見ましょう。いきなり大金をつぎ込まず、少額で操作方法を学んだり、相場の雰囲気をつかんだりすることが重要です。
チャートの見方も覚えましょう。デイトレーダーなら1分足、5分足で見ることが多いといえます。チャートの足は時間や期間の区切りを意味します。1分足なら1分ごと、5分足なら5分ごとの値動きです。
取引時間に限りがあることにも注意です。東京株式市場の場合、前場と後場にわかれています。前場は平日9時~11時、後場は12時半~15時です。土日や祝日は取引ができません。このように取引のルールを最低限覚えてから取り組みましょう。
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デイトレードの主な4つのマーケット
デイトレードの投資分野はどのようなもの?
デイトレードで主に取引されるのは株式、株価指数、FX、CFDなどです。投資初心者の方には、特に株式や損失リスクを抑えられる株価指数の取引がおすすめです。
デイトレードの対象になる4つのマーケットを紹介します。
デイトレードの主な4つのマーケット
- 株式
- 株式指数
- FX
- CFD
世の中には多種多様な投資分野がありますが、とくにスタンダードとされるのが以上の4つです。それぞれの特徴を見て、取り組めそうなひとつを選びましょう。投資初心者はとくに株式がおすすめです。
1.株式
株式とは会社が発行する証券です。証券会社を通して株式を購入し、主に値上げによる利益を狙います。それ以外でも業績の良い会社からは、株式の保有数に応じて配当金をもらえるので、臨時収入につながるでしょう。
メリットは利益のパターンが複数にわたることです。投資は一般的に購入後の値上がりを待ち、上がったときに売れば、その差額が利益になります。一方で持っている株式の企業が利益を上げれば、その一部が配当金として投資家に還元されるのも特徴です。
ただし価格変動リスクによってうまくいかないケースもあります。比較的投資額が高いうえに、買ったときより相場が大きく下がってしまうと、損失も膨らむのです。以上のリスクを考え、慣れないうちは予算をなるべく抑えましょう。
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2.株価指数
株価指数は特定の金融商品や銘柄を組み合わせ、グループにおける平均価格に連動する数値です。証券業界では「インデックス」とも呼ばれます。特定の株式を持つわけでなく、株価指数の上げ下げを予測して投資を進めます。日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などが代表例です。
株価指数は多くの銘柄の値動きを参考にして指数が動くので、通常の株式投資よりもリスクが少ないとされます。株価指数が示すのは特定企業の調子ではなく、大まかな景気だからです。世界的な投資家であるウォーレン・バフェットもインデックス投資をすすめるなど、初心者のデイトレーダーにおすすめといえます。
ただし通常の株式投資に見られる配当金はなく、株主優待も受けられません。株価指数への投資では、特定の株式を持たないからです。株価指数は通常の株式投資より利益の制約はありますが、損失リスクを抑えられる点で要注目です。
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3.FX
FXは外国為替証拠金取引です。日本円を売って米ドルを買うように、別々の国の通貨を売買します。投資用口座に預けたお金を証拠金とし、国内では最大25倍分まで取引可能です。これはレバレッジ取引と呼び、たとえば10万円を預けたら、250万円分の外国為替を売買できるのです。
実際に使うお金が少ない状態で、それ以上の金額を取引できるのがメリットです。これにより低予算で大きな利益の可能性もあります。他にも持ち越しによる手数料「スワップポイント」がプラスなら、その分が毎日利益として加わる仕組みです。
しかしFXはレバレッジ取引しかできないので、相場の下落により大金を失うリスクもあります。たとえば25倍で取引した場合、利益もその分大きくなりますが、損失リスクも膨らみます。慣れないうちは証拠金の2~3倍のように、取引額を抑えましょう。
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4.CFD
CFDは差金決済取引という意味で、売買価格の差額だけを予測して利益を狙います。株式やFXのように資産を直接持ちません。値動きだけを予想し、上がりそうなら買いポジションを建てます。下がりそうなら売りポジションとして、先に売って値下がり後に買い戻すことで利益を目指します。
CFDは資産を直接持たないことから、証券会社によっては選択肢が豊富です。株式と違って24時間いつでも取引できるケースもあり、初心者のデイトレーダーでも柔軟に対応できます。株式より取引手数料が安いので、投資経験が浅い方に向いているでしょう。
しかしFX同様、レバレッジ取引になるので損失リスクに気をつけてください。損失が大きくなった結果「追証」として証拠金の追加が求められることもあります。また確定申告でも株式投資との損益通算ができないので、大きな損失が納税時に影響しがちです。
損失や納税時のリスクに注意すれば、初心者でもそれなりに取り組めるでしょう。
株式等の譲渡益は、原則として確定申告が必要となりますが、金融商品取引業者等のどのような口座で取引したかによって手続が異なります。また、株式等の配当等は、原則として確定申告が必要となりますが、一定のものは確定申告不要制度を選択することができます。
引用元:国税庁|株式投資等と税金
所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算します。
引用元:国税庁|「所得税のしくみ」所得税の算出のしくみ
平成25年から令和19年までの各年分については、復興特別所得税を所得税と併せて申告・納付します。
復興特別所得税は、基準所得税額(所得税額から、所得税額から差し引かれる金額を差し引いた後の金額)に2.1%の税率を掛けて計算します。また、平成25年1月1日から令和19年12月31日までの間に生ずる所得については、源泉所得税の徴収の際に復興特別所得税が併せて徴収されます。
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デイトレードのやり方は?おすすめの5つの手法・戦略
デイトレードをするにはどのように進めていけばいいの?
デイトレードにはさまざまな戦略があり、これは個人の好みや取引環境によって異なります。まずはどんな取引戦略があるのかを知り、自分に合った戦略方法を考えることが大切です。
デイトレードにもさまざまな戦略があります。自身の好みや取引環境によって、理想の戦略は異なるでしょう。ここでは5つの例を紹介します。
デイトレードにおける5つの戦略
- スキャルピング
- スイングトレード
- トレンドトレード
- スイングトレード
- トレンドトレード
- マネーフロー
1.スキャルピング
スキャルピングは、数秒や数分単位で買っては売りを繰り返す手法です。一度あたりの利益は小さいですが、うまくいけば積極的にプラスを積み重ねられます。一般的なデイトレードは数時間~1日で決済しますが、それよりも短いのがスキャルピングの特徴です。
決済のタイミングを正確に見極めましょう。株式やFXの相場は常に動いているからです。そのなかで瞬時の判断力が問われます。わずかな値動きからでも安く買い、高く売れるチャンスを見つけましょう。
スキャルピングの注意点は、手数料がかさむことです。短時間で大量の取引を繰り返すため、手数料がかさむと利益を得づらくなります。株式なら1日定額制のように、手数料がかからない環境なら、利益を最大化しやすいでしょう。
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2.スイングトレード
スイングトレードは、短期間で新規注文した金融商品を決済する戦略のひとつです。2、3日から数週間が一般的なスパンになります。一般的なデイトレードよりも頻度が少なく、1日持ち越すケースもあるでしょう。
スイングトレードでは、1時間足や4時間足のチャートからの市況判断が重要です。金融商品をなるべく安く買い、価格が上昇傾向であるときに売るなど、チャートを参考にした戦略が問われます。トレンドに乗って取引を優位に進めれば、利益につながるでしょう。
ただし市場の急な変化には気をつけてください。たとえば世界情勢を変えるようなニュースがあると、ほとんどの金融商品が暴落するケースもあります。目当ての銘柄が思いどおりの値動きを見せずに損をすることもあるでしょう。
投資対象を1日持ち越すことも多いスイングトレードでは、トレンドに乗って利益を重ねることがポイントです。
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3.トレンドトレード
トレンドトレードは、価格の傾向に合わせた投資戦略です。新規注文から決済のタイミングは、ユーザー次第になります。たとえば買った商品の価格が上昇傾向のときに売りで決済するように、傾向に合わせて投資のタイミングを決める形です。
金融商品の値動きは、主に3つの傾向からなります。
金融商品の値動き3つの傾向
- 上昇トレンド
- レンジ相場(価格が横ばい)
- 下降トレンド
このうち上昇トレンドと下降トレンドで利益の可能性が上がります。上昇なら安く買って高く売り、下降トレンドなら持っていないものを先に売り、あとから安く買い戻す戦略が可能です。
ただし価格は横ばいのとき、トレンドトレードは使いづらくなります。上がったり下がったりのなかでは、思いどおりの利益を得られないからです。金融商品はいつトレンドを作るかわからないので、値動きに傾向のあるものを狙いましょう。
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4.ミーン・リバージョン(平均回帰性)
ミーン・リバージョンは、相場が大きく動いている金融商品を狙う戦略です。 想定以上の値上がりや値下がりを記録した金融商品が、平均値へ戻ることがあるため、そこで投資行動を起こします。
移動平均線を用いたチャート分析をすれば、ミーン・リバージョンを見られます。 移動平均線とは5日や25日のように、一定期間の価格の平均値を示したグラフです。ここから相場が大きく外れていれば、平均値に回帰しようとします。
たとえば移動平均線を大きく外れるほど値下がりすれば、平均への回帰で値上がりを期待できます。そこで買いポジションを建て、利益を確保しましょう。ただし大幅な値動きをしても平均へ回帰しないケースだと、逆に損をするでしょう。
ミーン・リバージョンでは長期的な市場判断が問われます。
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5.マネーフロー
マネーフローは資金の流れを意味します。市場の盛り上がりを基準に投資を判断する戦略です。 インジケーターという市場分析機能を使い、価格や取引数の関係を判断します。
インジケーターからわかるのは、買われすぎや売られすぎのサインです。たとえば売られすぎなら、反動で買い注文が殺到し、価格上昇も近い可能性があります。ここで目当ての商品を買い、狙いどおりに値上がりすれば、売却益を得られるのです。
一般的にインジケーターの数値が80以上なら買われすぎで、価格下落のサインになります。売られすぎは20以下になったときです。マネーフロー戦略は市場を深く分析して、投資行動に役立てる手法になります。
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デイトレードの4つのメリット
デイトレードを始めることでどのような魅力があるの?
デイトレードというと、ハードルが高いリスクが大きい投資手法に思われるかもしれません。ですが、持ち越しリスクがない点や短期の売買を繰り返すことで利益を積み重ねられる点などの大きなメリットもあります。
デイトレードには次の4つのメリットがあるので、ぜひ注目してください。
デイトレードの4つのメリット
- 持ち越しのリスクがない
- 資金効率が良い
- 分散投資できる
- 短期間で利益を生み出せる
1.持ち越しのリスクがない
デイトレードは持ち越しリスクが少ない、というのがメリットです。1日のうちに新規注文から決済までを完結させるので、取引終了時には金融商品を手放していることが多いといえます。取引が終わってからのニュースによる相場の変化もありますが、デイトレードではその影響がありません。
投資で重要なのは利益を出すことですが、同様に無駄な損失を出さないことも意識しましょう。とくに持ち越しによる損失リスクは、あらゆる投資家が気をつけるべきポイントです。証券取引ができない時間のニュースで価格が暴落すれば、影響が懸念されます。
しかし持ち越しのないデイトレードなら、こうしたリスクを避けられるでしょう。取引できない時間帯に余分な金融商品を持たないことで、リスクマネジメントができます。持ち越しがなければ、次の日の投資も冷静に判断しやすいでしょう。
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2.資金効率が良い
デイトレードでは資金効率が良いのもメリットです。短期で売買を繰り返すことで、手持ちの資金を回転させられます。相場の流れを読み切り、利益を積み重ねれば、手持ちの資産もどんどん増えていくでしょう。
長期トレードでは新規注文から決済までの期間が長いといえますが、資金効率が良くない可能性もあります。期間を置いたあとでも、新規注文時から利益があまり出ていないケースもあり、損失が残っているかもしれません。
その分デイトレードは短期の決済により利益をすぐに自分のものにできます。一度増えた資金をまた投資に回すことで、利益の効果も少しずつ大きくなるでしょう。資金効率に注目すれば短期トレードの方が合理的です。
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3.分散投資できる
デイトレードでは分散投資によるメリットも望めます。これはひとつの銘柄だけでなく、複数に均等価格で同時に投資する戦略です。2つや3つの銘柄に投資額を配分すれば、その分リスクを軽減できます。
ひとつの銘柄に絞ると、相場予測が外れたときはマイナスをそのまま受けます。しかし2つや3つに分けると、ひとつ目の結果がマイナスでも残りがプラスというケースもあるのです。その場合は、収支のトータルがプラスという可能性を考えられます。
このように分散投資は、大きな利益は期待できませんが、損失対策として有効です。複数に投資対象を分けた結果、トータルでプラスならその日は満足できるでしょう。デイトレードでもリスクの分散は重要です。
異なる値動きをする複数の資産に投資をする「分散投資」は、お互いの価格の動きが打ち消しあうことによって、安定的な運用成果を目指しています。
引用:GPIF
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4.短期間で利益を生み出せる
デイトレードにより、短期間で利益を生み出せる可能性があります。新規注文で購入した金融商品の価格が少しでも上がれば、利益確定で売れるからです。数分や数時間単位での取引なら、こうしたチャンスはたくさんあるでしょう。
株価の場合は1日の変動割合が多くて5%とされています。暴騰や暴落の可能性が少ないため、相場を予測しやすいのです。変動幅が狭いなか、短時間の相場を読み切れば、利益につなげられるでしょう。
デイトレードの勝率が高ければ、資金効率の良さも相まって、最終的には大きな利益を生み出せます。すぐに成果を手に入れられるので、モチベーションにも良い影響を与えるでしょう。
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デイトレードの2つのデメリット
デイトレードはリスクが大きそうだけど実際はどうなの?
初心者の方は特にデイトレードのリスク面が気になるかと思います。デイトレードは取引において瞬時に判断を下さないといけなく、値動きに惑わされ大幅な損失を受けることもあり得ます。そのようなリスクを回避するためにも、投資初心者の人はまず少額でデイトレードを始め、取引記録をつけて知識と経験を積み重ねていくことが大切です。
デイトレードには次の2つのデメリットにも気をつけましょう。
デイトレードの2つのデメリット
- 手数料のコストが高い
- 取引のタイミングが難しい
1.手数料のコストが高い
デイトレードの難点は手数料がかさむことです。1回あたりが安くでも、何度も取引を重ねれば総額は大きくなります。1日に取引をしすぎることで出費がかさみ、利益の最大化がしづらいでしょう。
1日で新規注文を決済する場合、少なくとも買いと売りの計2回分の手数料がかかります。分散投資として複数の銘柄に手を出す場合は、それぞれにコストを要するのです。そのため手数料のせいで、思いどおりに利益が得られない可能性に気をつけましょう。
とくにスキャルピングは要注意です。数秒から数分間で新規注文を決済するため、1日で見ると取引回数が非常に多くなります。1回ごとに手数料がかかる証券会社だと、総合的なコストが大きくなるでしょう。
手数料の対策として、1日定額制を設けている証券会社を選んでください。たとえばSBI証券は「アクティブプラン」として定額制を設けています。1日に何度取引しても手数料が変わらないほか、1日100万円以下の取引に対しては無料なので、デイトレーダーに優しいでしょう。
デイトレーダーに限らず、投資家にとって手数料は手痛い出費です。しかし定額制や取引手数料無料の場所を使うことで、節約できます。対策次第では解決できるデメリットといえるでしょう。
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2.取引のタイミングが難しい
デイトレーダーが悩みがちな点として、取引のタイミングの決めづらさがあります。保有時間が少ないからこそ、瞬時に適切な判断を下さなければなりません。たとえば値上がりを待ちすぎて、価格の下落に巻き込まれるケースもあります。
とくに経験が少ない方にとっては、短時間での決済判断は難しいといえます。目先の値動きに惑わされ、大幅な上昇が現れる前に売ってしまったり、売ろうとしたタイミングで相場が違う方向に動き、損失を受けたりするでしょう。
売買タイミングを見極められるようになるには、経験値を積むしかありません。ニュースやチャートの分析力を磨きましょう。投資に関する本やネットコラムなどを読み、判断の基準をつけるのが賢明です。
また損失リスクを抑えるうえで、初心者はお金をかけすぎないように気をつけてください。いきなり大金をつぎ込んで損失を出すと、生活への悪影響が懸念されます。まずは少額での投資を続けて、取引記録から課題を見つけ、解決に努めましょう。
デイトレードで利益を出すには、知識と経験の積み重ねが大切です。とくに売買のタイミングを見極めるには、自身のなかで確固たる基準を設ける必要があります。慣れないうちは少額で試しながら、市場分析を重ねましょう。
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初心者でも知っておきたいデイトレード用語
デイトレードでを始める上で知っておきたいことは?
デイトレードの情報収集などをする際、専門的な用語が出てくるため難しく感じて挫折してしまうこともあるかもしれません。そのため、あらかじめ基本的な専門用語の意味を理解しておけばデイトレードをよる苦手意識を回避できます。
証券やFX会社では、さまざまなデイトレード用語が見られます。投資経験がないと、一見わからない言葉が多いでしょう。今回はとくに出やすい専門用語を5つピックアップしました。
知っておきたいデイトレード用語
- 利ザヤ
- 利食い
- 損切り
- 押し目
- ポジションサイジング
以上を覚えるだけでも、投資に役立ちます。
利ザヤ
利ザヤは利益の一種です。もとは金融用語で、借りたお金より貸した分の金利が高いときに得られる利益を表します。金利によって利息が生まれるため、貸したときの利息が大きいほど、返してもらったときの利益になるのです。
ここから転じて証券用語としては、買値や売値の差額で生まれる利益を示します。たとえば1株5000円の銘柄を100株買い、1カ月後に1株5500円になったとします。このタイミングで売り払えば、総額5万円のプラスです。このプラス分が、投資家が得た利ザヤになります。
利ザヤは安く買って高く売ったときの差額のように、新規注文時から得をした金額と考えましょう。デイトレードは短時間での新規注文と決済を繰り返し、利ザヤをいくつも重ねて大きくする戦略です。
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利食い
利食いは、投資による利益確定の手法です。保有中の株式やFX通貨に含み益が出たところで、決済により利益を押さえます。安く買って高く売るだけでなく、売りポジションとして先に売り、値下がりのあとで買い戻すことも利食いです。
以上から金融業界では、利益目的での売りを「利食い売り」や「利益確定」などと呼びます。デイトレードは利食い売りを積み重ねて、最終的に大きな利益を目指すのです。
買ったものの値上がりを待ちすぎて、値下がりに巻き込まれないことが重要です。最初から利益の目標を小さく決めておき、その後も価格動向にかかわらず含み益があるうちに売り払いましょう。これにより利食い売りの可能性を高められます。
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損切り
損切りは、余分な損失を抑えるための戦略です。含み損が出ているときに利益が望めなかったり、それ以上の損を避けたりするために決済を進めます。つまり損失を確定した状態で保有中の商品を切るのです。
金融業界では「ロスカット」や「ストップロス」という呼び名もあります。証拠金以上の金額を売買できる信用取引では、相場の暴落などで利用者に大幅な損失が出るおそれがあると「強制ロスカット」をします。利用者の同意なしで取引所側が手放させるのです。
以上から損切りは利用者の判断でする場合と、取引所が強制的に進める場合があります。利益を目指すのも重要ですが、損失を拡大させないために、損切りのタイミングを考えるべきときもあるのです。
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押し目
押し目は相場の値動きに現れる現象のひとつです。金融商品の価格が上昇傾向にあるなか、一時的に下がることを指します。上昇トレンドの最中でも、ずっと価格が上がるわけではなく、時々下がることを繰り返すため、投資家の注目を受けるのです。
押し目の原因は、それまでの価格上昇の一時的な反動です。価格が上がったことに乗じて、売り払う投資家が続出するのが要因とされます。しかし全体的に買い注文が増え続ければ、押し目も終わって再び価格上昇が続くのです。
一時的に価格が下がったタイミングで安く買うことを「押し目買い」と呼びます。価格が落ち着くことで、それまでより買いやすいと判断する投資家がいるのです。これからデイトレーダーをやる方も、上昇傾向のなかで一時的な価格下落があったら、押し目買いを考えてみましょう。
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ポジションサイジング
ポジションサイジングは買いや売りなどの形式、投資額の規模を決めることです。つまり利益のために最適な投資方法を考えることを意味します。市場の流れから、適切にポジションサイジングに努めるのが重要です。
ポジションサイジングをうまくやるには、マイルールが大切です。1日や1カ月の間に使う予算や、買いポジションや売りポジションのタイミング、1回あたりの投資額の決定など、さまざまな要素があります。自身の資産状況や相場の流れから、冷静なポジションサイジングを進めましょう。
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デイトレードが初心者におすすめできる3つの理由
デイトレードは上級者向けのイメージがあるけど初心者にはあまりおすすめできない?
多くの方のイメージでは、デイトレードは初心者にはハードルが高く感じる投資手法であるかと思います。しかし、時間拘束がない点や持ち越しによる手数料が発生しない点、デイトレードのチャート分析や情報収集に活用できるツールが豊富にある点など、初心者の方にもおすすめできるポイントがあります。
デイトレードは初心者にこそ実践する価値があります。3つの理由を挙げるので、納得できるものがあるかをチェックしましょう。
デイトレードをおすすめする3つの理由
- 時間拘束がない
- スワップポイントを気にする必要がない
- ツールが豊富
1.時間拘束がない
デイトレードは時間拘束を受けないのがメリットです。本業の間は本来の仕事に集中し、時間が空いているときに戦略や注文を入れたり、決済を進めたりできます。投資と仕事を両立させやすいのがポイントです。
たとえばスキャルピングは数秒から数分の間に決済を繰り返すので、投資で忙しいイメージでしょう。しかし実際は一日中相場を見続ける必要はありません。好きなときに買ったものを、すぐに売り払えばよいからです。
デイトレード仕事とともに収入を両立させられますし、損をしても仕事の稼ぎである程度はカバーできます。投資に夢中になりすぎて仕事がおろそかになると問題になるでしょう。しかし暇な時間にだけデイトレードを進めて、少しだけ収入を増やそうと思えば大丈夫です。
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2.スワップポイントを気にする必要がない
FXには持ち越しによる手数料であるスワップポイントがありますが、デイトレードならそれも気にしなくて大丈夫です。短時間で決済すれば、スワップの影響を受けません。ただしプラススワップが続けば、ある程度の期間持ち越すのも選択肢です。
長期投資やスイングトレードではFXのポジションを持ち越すため、スワップポイントが気になるでしょう。FXは休日には取引できませんが、その間に大きなニュースがあると市場に影響します。しかしデイトレーダーは持ち越しがないので、こうしたプレッシャーとも無縁です。
デイトレーダーは基本的に相場から出る利益や損失だけを見ていれば大丈夫です。持ち越しによるスワップポイントの影響を受けない意味では、気軽に進められるでしょう。
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3.ツールが豊富
証券会社やFX会社のうち人気があるところは、ツールが豊富です。たくさんのツールが使える環境は、デイトレーダーにとってメリットになります。チャート分析や情報収集など、ひとつのサイトで多様なことができれば望ましいでしょう。
たとえばSBI証券ならインジケーターが使える「HYPER SBI」、銘柄分析機能や投資タイミングを知らせるアラートなどがある「SBI証券株アプリ」などがあります。他にも楽天証券なら「トウシル」というメディアで耳寄りな投資情報を確かめられます。
チャート分析や情報収集などを本格的に進められる場所は、投資環境として最適でしょう。このようなコンテンツの幅広さも見ながら、理想の証券会社またはFX会社を決めてみてください。
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デイトレードで意識すべきこと
デイトレードをやる上で意識すべきポイントは?
デイトレードは、1日あたりの高値と安値を意識することが重要です。特に午前中の高値と安値はトレンドのきっかけを知るヒントになります。
デイトレードでは、1日あたりの高値と安値への意識が大切です。そのためにはまずローソク足の両端の意味を知りましょう。 実践では1分足や5分足チャートをチェックし、午前9時から10~30分後の高値と売値の範囲をチェックしてください。
ローソク足の両端についている細い線は「ヒゲ」です。中央の太線は一定時間における始値と終値の間で、これがメインの価格帯になります。そこから伸びた上ヒゲが最高値、下ヒゲが最安値とメイン価格帯の間です。
デイトレーダーの場合、たとえば株式なら1分足や5分足でチャートを確かめてみましょう。チェック時間は午前9時10分~30分がおすすめです。その日におけるローソク足のヒゲがいちばん高いところと低いところを確かめてください。
そのあとの値動きで午前9時台の高値を更新した場合は、上昇トレンドの可能性があるので、買いのチャンスです。一定の利益が出た段階で売れば収支がプラスになります。安値が更新された場合は下落トレンドの可能性があり、売りポジションで利益を狙えるでしょう。
このように午前中から相場の動きが大きくなれば、トレンドが決まる可能性があります。しかし毎日すべての市場でこうなるとは限らないので、損失リスクも考えましょう。しかしトレンドのきっかけを知るうえで、午前中の高値と安値はヒントになります。
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デイトレードについてよくあるQ&A
デイトレードのやり方がよくわからない方のために、代表的なQ&Aを5つピックアップしました。こちらを読めば、ありがちな疑問を解決できるでしょう。今回はデイトレードの基本的な定義やメリット、意識すべきことなどを示します。
- デイトレードとは?
- デイトレードは1日のうちに新規注文した金融商品を決済する投資戦略です。決済とは買ったものを売るように、保有中の金融商品を手放し、お金をもらうことを意味します。1日のなかでも数秒から数分間で決済を進める戦略はスキャルピングと呼ばれるなど、デイトレードにも多様なやり方があります。 デイトレードで求められるのは瞬時の判断です。株式やFXの価格は常時動いているため、そのなかで損失を抑えながら利益を出す戦略が重要になります。インジケーターや投資情報を積極的に使い、利益のきっかけを見つけましょう。
- デイトレードのマーケットは?
- デイトレードに対応できるマーケットは、主に株式、株価指数、FX、CFDです。これらは投資ジャンルとしても人気があり、相場が比較的安定しやすいといえます。経験の浅いデイトレーダーは株式や株価指数、FXから始めるとよいでしょう。 ただしジャンルによって取引可能な時間帯が限られています。株式は平日の9時~11時、12時半~15時にしか取引できません。一方でFXは世界中の通貨を扱い、海外の市場にも対応しているため、平日なら24時間いつでも取引可能です。取引できる時間帯に気をつけながら、デイトレードのジャンルを決めましょう。
- デイトレードのメリットは?
- デイトレードのメリットは短時間で成果を出せる可能性です。1日のうちに利益を重ねることで、目標に到達できるかもしれません。利益を重ねるうちに資金効率が良くなり、総合的な利益が大きくなることもあります。 また働きながらでもデイトレードができるのがポイントです。本業の仕事で収入をもらい続ければ、投資の利益と両立させられますし、損失分もいくらかカバーできるかもしれません。ただしデイトレードに夢中になりすぎてお金を使いすぎたり、仕事がおろそかになったりしないように注意は必要です。
- デイトレードは初心者でもできる?
- 初心者でもデイトレードはできます。ただし投資はお金をかけるほど損失リスクが大きいので、最初は少額から試しましょう。 たとえばSBI証券なら1日の手数料が定額になるアクティブプランがあります。こちらは1日100万円までの取引なら手数料無料なので、初心者向きです。ほかにも楽天証券なら取引額に応じてポイントを貯められるなど、初心者が取り組みやすい会社があります。 初心者に優しい取引環境を望める証券・FX会社を選びましょう。
- デイトレードで意識すべきことは?
- デイトレードで意識すべきなのは、主に午前中の高値と安値の見極めです。1分足や5分足のチャートをチェックして、そのときの高値と安値を記録しておくとよいでしょう。 その日のうちに高値更新が出れば、上昇トレンドになる可能性があります。新規注文で買い、値上がり後に売るチャンスです。しかし安値が更新されると、下落トレンドになるかもしれません。 午前中の高値や安値を更新しても、相場が思いどおりにならないこともあります。しかし利益のヒントとしては役に立つでしょう。想定外の値動きに備えて、投資額を高くしすぎないように注意してください。
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デイトレードで効率の良い投資ができる
デイトレードを始めれば、効率的な投資を進められる可能性があります。1日に取引を繰り返して、利益を積み重ねられるチャンスだからです。利益を重ねていけば、最終的な収支のプラスが大きくなるかもしれません。
金融商品を翌日に持ち越す機会が少ないため、価格の暴落のようなリスクにも対処しやすいでしょう。しかし投資である以上、損失の可能性はつきものなので、初心者は少額から試してください。
デイトレードは瞬時の判断を求められるなど、経験が重要ですが、慣れてくれば利益のチャンスを見つけやすくなります 。
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