航空マイルを貯めている方におすすめしたいのが、航空マイルを効率よく貯められるクレジットカードの活用です。ここではマイルを積極的に貯めている“マイラー”ご用達のカードを紹介しましょう。
目次
- クレジットカードではポイントより航空マイルを貯めるのがお得?
- マイルが貯まる年会費無料・低額カードのおすすめは?
- マイル還元率の高いカードのおすすめは?
- マイルを無期限に利用したい人へのおすすめカードは?
- 陸マイラー、空マイラー、マイル修行とは何?
- 陸マイラーへのおすすめクレジットカードは?
- 編集部おすすめのマイルが貯まるクレジットカードは?
- カードを検討するときにはシミュレーションを
- ポイント・マイルがより貯まりやすい店舗を選ぶよう心掛ける
- こんなカードもおすすめ!ほかにもあるマイルが貯まるクレジットカード
- クレジットカードで貯まる航空マイルの種類と特徴とは?
- マイルの貯め方は大きく「空」と「陸」の2種類に分けられる
- マイルが貯まりやすいクレジットカードの選び方
- マイルを貯めると何ができるの?
- 何マイルあれば海外旅行に行ける?
- クレジットカードのマイルに関するQ&A
- 自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぼう
クレジットカードではポイントより航空マイルを貯めるのがお得?
クレジットカード選びで、ポイントが貯まるカードと航空マイルが貯まるカードのどちらがお得か迷っています。
ケースバイケースですが、航空機をしばしば利用する方であれば、航空マイルが貯まるカードのほうがお得なことが多いといえます。
航空マイルとポイントではどちらを獲得するのがお得か
クレジット利用で航空マイルが直接貯まるカード、あるいは貯まったポイントをお得に航空マイルへ交換できるクレジットカードと、それ以外の一般的なクレジットカードはポイント・マイルの点でどちらがよりお得なのでしょうか?
ポイントは交換対象によって1ポイントあたりの価値が変わるケースがあり、一方、マイルは特典航空券への交換に使うのか座席アップグレードなどに使うのかによって価値が違ってきます。また、特典航空券に交換する場合も、フライト先や時期により現金購入した場合のチケット代金に置き換えた際の1マイルあたりの価値に差が出てきます。
そうしたことから、ポイントと航空マイルの価値は単純には比較できません。しかし多くの場合、一般的なカードと航空マイルを獲得しやすいカードでいうと、マイルを獲得していったほうが現金に置き換えてとらえた場合の価値が大きくなると考えていいでしょう。
航空マイルが直接貯まるカードとポイントから交換するカードの違い
航空マイルが貯まるクレジットカードには、JALカードなどクレジット利用により航空マイルが直接貯まるタイプのカードがある一方で、ANAカードなど貯まったポイントをお得にマイルへ交換できるタイプのカードもあります。
この2つでいうと、JALしか乗らないなら前者を、ANAしか乗らないなら後者を選ぶことになりますが、どちらにも乗る機会があるのなら、マイルを直接貯めるタイプかどうかというところが判断ポイントとなります。
端的に言えば、フライト利用が多くマイルを特典航空券や座席グレードアップに使う機会がよくあるならマイルを直接貯めるタイプが便利で、そうでなければいったんカード会社のポイントとして貯めるタイプのほうがフライト関連以外の使い道が多いため便利です。
マイルが貯まる年会費無料・低額カードのおすすめは?
年会費無料でマイルがよく貯まるクレジットカードはありますか?
一定の条件を満たす方が持てる年会費無料のカードが多数あります。また、無料でなくても年会費が比較的安いおすすめのカードもあります。
マイルを貯めやすいカードとして、航空会社と提携した“航空系クレジットカード”がまず思い浮かびますが、それ以外にもマイルがよく貯まるカードはあります。ここではそうしたカードのうち、年会費が無料か比較的低額のものを紹介しましょう。
JALのマイルが直接貯まる JALカード
JALカードはクレジット利用によりマイルが直接貯まるカードです。また、航空会社提携のいわゆる“航空系クレジットカード”の特徴として、JAL便搭乗に伴いボーナスマイルが付与されるのも特徴的です。ここでは“普通カード”というランクのカードを紹介しましょう。
JALカードの基本情報
「JAL普通カード」の基本スペック
カード年会費 | 2200円(税込、初年度無料) ※アメリカン・エキスプレスブランドは6600円(税込) |
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獲得可能航空マイル | JALマイル |
マイル還元率 | 基本0.5% ※JALグループ利用分は1% |
発行スピード | カード発行会社により異なる |
電子マネー・スマホ決済対応 | カード発行会社により異なる |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険(ともに自動付帯) |
締め日/支払日 | – |
「JAL普通カード」は複数のカード会社から発行されており、年会費は2200円(税込)で初年度は無料です。アメリカン・エキスプレスブランドのもののみ年会費が6600円(税込)で、初年度から年会費がかかります。
このカードでは「ショッピングマイル」として、クレジット利用200円ごとに1マイルが付与されます。マイル還元率は0.5%となります。オプションとして年会費4,950円(税込)で「ショッピングマイル・プレミアム」に入会すると、100円ごとに1マイルが付与されるようになります。
マイル還元率とは?
クレジット利用額に対し、何マイルが付与されるかを算出したもの。100円につき1マイル(あるいは1000円につき10マイルなど)が付与される場合、マイル還元率1%と表現されます。
JALカードの特徴
クレジット利用で直接マイルが貯まるのでポイントからマイルへ交換する手間がなく、JAL便を利用する方ならボーナスマイルの獲得も容易なためマイルを効率よく貯められます。
ボーナスマイルはまず入会後初めての搭乗時に「入会搭乗ボーナス」として1000マイル、毎年初回搭乗時に「毎年初回搭乗ボーナス」として1000マイルがプレゼントされます。また、搭乗ごとのボーナスとしてフライトマイルに10%分がプラスされます。
マイル以外のサービス・特典として、最高1000万円(アメリカン・エキスプレスのみ最高3000万円)補償の海外・国内旅行傷害保険が付帯します。さらに、JAL・JTA便機内販売10%オフ、国内空港店舗・空港免税店の割引、ホテルニッコー&JALシティの割引・特典、JALパック(国内・海外パッケージツアー)最大5%オフなどの特典が付帯します。
JALカードのおすすめポイント
JAL・JTA便を毎年一度は利用する方なら、おおよそ年会費相当の価値があるボーナスマイルを獲得できます(1マイル=2円相当として試算)。また、JAL・JTA便の機内販売や空港店舗、系列ホテル、旅行商品などで割引が適用されるので、年会費以上の十分なメリットを得られると考えていいでしょう。
なお、アメリカン・エキスプレスブランドの「JALアメリカン・エキスプレス・カード」には、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港のラウンジを無料で利用できる空港ラウンジサービスが付帯し、ゴールドカードに近いスペックとなっています。
年会費無料でポイント2倍のJCB カード W
「JCB カード W」は、JCB自社発行カード(JCB ORIGINAL SERIES)の1枚ですが、ほかのカードラインナップと比較して2倍のポイントが付与されるのが最大の特徴となっています。多くのポイントを獲得できる分、そこからの交換により多くのマイルを獲得できることになります。
JCB カード Wの基本情報
「JCBカード W」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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交換可能航空マイル | ANA、JAL、デルタ航空 |
マイル還元率 | 0.6% |
ポイントサービス | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 基本1% |
発行スピード | 最短3営業日 |
電子マネー・スマホ決済対応 | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯)、ショッピングガード保険(海外) |
締め日/支払日 | – |
「JCB カード W」は年会費無料のカードですが、入会には年齢制限があり18歳以上39歳以下でなければ申し込みできません。ただし、いったん入会した後は40歳以降も年会費無料のまま継続してカードを持ちつづけることができます。
JCB自社発行カードでは通常、クレジット利用1000円(税込)ごとに1ポイントが付与され、ANA、JAL、デルタ航空のマイルに1ポイント→3マイルのレートで交換できます。この場合、マイル還元率は0.3%となりますが、このカードではポイントが2倍付与されるため、結果的にマイル還元率は0.6%となります。
JCB カード Wの特徴
JCB自社発行カードの特約店(JCBオリジナルシリーズパートナー)でポイントアップを受けられるため、「JCB カード W」では常時ポイント2倍となる分も含め、最高11倍のポイントアップが適用されます。
代表的な特約店のポイント倍率を次に紹介しましょう。なお、ここでいう1倍とはクレジット1000円ごとに1ポイントが付与されることを指します。
特約店名 | ポイント倍率 |
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スターバックス ※スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ |
11倍 |
洋服の青山 | 6倍 |
AOKI | |
Amazon.co.jp | 4倍 |
高島屋 | |
セブン-イレブン | |
apollostation、出光SS、シェルSS | 3倍 |
ビックカメラ | |
ウエルシア・ハックドラッグ |
出典元:JCB公式サイト|JCB ORIGINAL SERIES
こうした特約店で獲得したポイントに関しては、ポイントアップした分だけマイル還元率もアップします。たとえば、スターバックスカードへのオンライン入金等で獲得したポイントに関してはマイル還元率3.3%となります。
JCB カード Wのおすすめポイント
このカードには、最高2000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯するほか、海外でのショッピング分には最高100万円のショッピングガード保険も付帯します。
そのほか、世界各地に設置された海外サービス窓口「JCBプラザ」など、旅行をサポートするサービスが充実しているのもおすすめできるポイントといえます。
18~29歳の方におすすめのANA JCBカード ZERO
「ANA JCBカード ZERO」は5年間限定で利用できる年会費無料のANAカードです。通常、航空系クレジットカードは一番下のランクでも年会費有料となることを考えると、マイルを貯めたい方にとってメリットの大きなカードといえます。
ANA JCBカード ZEROの基本情報
「ANA JCBカード ZERO」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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獲得可能航空マイル | ANAマイル |
マイル還元率 | 基本0.5% ※ANAグループ利用分は1.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay、nanaco、PiTaPa |
付帯保険 | ショッピングガード保険(海外) |
締め日/支払日 | – |
「ANA JCBカード ZERO」の年会費は無料です。入会資格として学生を除く18歳以上29歳以下という年齢制限があり、入会から5年後の初回更新時に審査の上、「ANA JCB一般カード」(年会費税込2200円)へ自動的に切り替えとなります。つまり、5年間限定で持つことのできるANAカードといえます。
なお、学生はこのカードと同様に年会費無料となる「ANA JCB カード(学生用)」に入会できます。
ANA JCBカード ZEROの特徴
クレジット利用1000円(税込)ごとに1ポイントが付与されます。1ポイント→5マイルのレートでの交換となり、マイル還元率は0.5%となります。なお、キャンペーンやポイントサイト「Oki Dokiランド」、年間カード利用額に応じてポイント付与率がアップする「JCBスターメンバーズ」で獲得したボーナスポイントに関しては、1ポイント→3マイルのレートで交換されます。
入会から5年後に切り替えとなる「ANA JCB一般カード」では、年間5500円(税込)の10マイルコースに申し込むことで、通常ポイントを1ポイント→10マイルのレートで交換できます。しかし、「ANA JCBカード ZERO」ではその申し込みができず、通常ポイントからのマイル還元率は0.5%で固定されます。
一方、「ANA JCBカード学生用」では最初から1ポイント→10マイルの交換レート(マイル還元率10%)が適用され、非常にお得です。
なお、ANAカードでは入会時、継続時、搭乗時にボーナスマイルがそれぞれ付与されますが、「ANA JCBカード ZERO」では搭乗ごとのボーナスマイルとして10%分が加算されるのみとなっています。
ANA JCBカード ZEROのおすすめポイント
ANAカード共通のサービスとして、機内販売、空港内店舗・免税店、ANA海外・国内ツアー商品、ANAショッピングサイト、IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊代金などで割引が適用されます。
また、海外ショッピング分については最高100万円のショッピングガード保険が付帯します。カード本体には「楽天Edy」機能が搭載されており、200円の支払いにつき通常1マイルが付与されます。
IC(Edy)機能付きのカードやおサイフケータイ®をお持ちのANAマイレージクラブ会員の方ならもっとおトク!Edyでのお支払い200円につき1マイルが貯まります!
出典:ANA公式サイト|カードで貯める
マイル還元率の高いカードのおすすめは?
マイル還元率の高いクレジットカードの年会費はやはり高いのでしょうか?
その傾向はあります。ただし、獲得できるマイル数を考慮すると、カードの利用状況によっては高い年会費を支払ったとしてもメリットのほうが大きいことがあります。また、マイル還元率が高いカードの中にも年会費の安いものがあります。
クレジット利用額に対する付与マイル数をパーセント換算したものがマイル還元率です。ここでは、マイル還元率が高いカードのうち、年会費やサービスの面で総合的に判断して特におすすめできるカードを紹介しましょう。
JR東日本の利用でもマイルが貯まるJALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」は、JR東日本のビューカードが発行するJALカードです。このカードはクレジット利用でマイルが直接貯まるほか、JR東日本の利用でもポイントが貯まります。また、ビューカードのゴールドランク向け特典も利用可能となっています。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの基本情報
「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」の基本スペック
カード年会費 | 2万900円(税込) |
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獲得可能航空マイル | JALマイル |
マイル還元率 | 基本1% ※JALグループ利用分は2% |
ポイントサービス | JRE POINT |
ポイント還元率 | 1.5% ※Suicaチャージ分のポイント還元率 |
発行スピード | 約2~3週間 |
電子マネー・スマホ決済対応 | Suica、Apple Pay(QUICPay) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに自動付帯)、ショッピングプロテクション |
締め日/支払日 | – |
出典元:ビューカード公式サイト|JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
年会費は2万900円(税込)ですが、入会特典として5000ポイント(5000円相当)がプレゼントされます。さらに、1年間に100万円以上のクレジット利用があれば毎年5000ポイントがプレゼントされるので、その分も考慮して実質的には年会費を1万5900円とみなしてもいいでしょう。
このカードではクレジット利用100円につき1マイルが付与され、SuicaへのチャージなどJR東日本利用分にはマイルの代わりに「JRE POINT」が付与されます。
このほか、入会搭乗ボーナスとして入会後の初搭乗時に最大5000マイル、その翌年以降の毎年の初搭乗時に2000マイルのボーナスマイルが付与。さらに、搭乗ごとのボーナスマイルとして通常の搭乗マイルに25%分が加算されます。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの特徴
「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」では、JR東日本利用分にはマイルの代わりに「JRE POINT」が付与され、Suicaへのチャージでは1.5%、モバイルSuicaでの定期券購入で4%、グリーン券購入で8%のポイント還元率となります。
さらに、Suicaによる鉄道乗車や定期券・グリーン券の購入時、モバイルSuicaの場合は2%分のポイントが付与されるので、それも合わせるとSuicaのチャージ・利用で3.5%、モバイルSuicaでの定期券購入で6%、グリーン券購入で10%のポイント還元率となります。
ポイント還元率とは?
クレジット利用額に対し、何円相当のポイントが付与されるかをパーセント表記したもの。100円につき1円相当(あるいは1000円につき10円相当)のポイントが付与される場合、ポイント還元率は1%となります。
獲得した「JRE POINT」は1500ポイント→1000JALマイルのレートで交換できるので、その場合のマイル還元率はSuicaチャージ分で約2.3%、モバイルSuicaでの定期券購入で約4%、グリーン券購入で約6.6%のマイル還元率となります。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードのおすすめポイント
ビューカードのゴールド特典として、国内の主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できるほか、空港手荷物宅配、防寒具一時預かりサービス、レンタルモバイルサービス、全国宅配サービス、ホテルと空港間の宅配サービス等など空港サービスを割引料金で利用できます。
また、東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車などを利用する際は、東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」を利用可能です。そのほか、JR東日本グループをはじめとするさまざまな提携施設でゴールドカード限定の優待を利用できます。
なお、海外・国内とも最高5000万円補償の旅行傷害保険と、年間最大300万円補償のショッピングプロテクション(ショッピング保険)が付帯します。
海外旅行保険は、日本を出国した日の翌日から数えて90日間( JAL・JCBカード、JALカードOPクレジットは、日本出国日から3ヵ月)を限度として、全海外旅行期間中を対象とした保険です(出国日当日も補償されます)。 旅行のたびの面倒な加入手続きはありません。旅行回数、利用航空会社を問わず適用になります。
出典:JAL公式サイト|CLUB-Aゴールドカードの付帯保険内容
国内旅行傷害保険は、日本国内における国内線航空機ご搭乗中だけでなく、日本国内にて公共交通乗用具搭乗中にケガを被った場合、宿泊を伴う募集型企画旅行参加中にケガを被った場合、宿泊施設宿泊中に火災または破裂・爆発によりケガを被った場合にも保険が適用になります。
出典:JAL公式サイト|CLUB-Aゴールドカードの付帯保険内容
デルタ航空スカイマイルを貯めているならデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
デルタ航空のスカイマイルを貯めているなら、マイル還元率が通常1%、デルタ航空利用分は3%になる「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」がおすすめです。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの基本情報
「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の基本スペック
カード年会費 | 2万8600円(税込) |
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獲得可能航空マイル | デルタ航空スカイマイル |
マイル還元率 | 基本1% ※デルタ航空利用分は3% ※海外利用分は1.5% |
発行スピード | 通常2週間程度で受け取り |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに利用付帯)、航空便遅延費用(海外)、ショッピング・プロテクション、キャンセル・プロテクション、リターン・プロテクション、スマートフォン・プロテクション |
締め日/支払日 | – |
出典元:アメリカン・エキスプレス公式サイト|デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
このカードの年会費は2万8600円(税込)です。クレジット利用100円につき1マイルが貯まるのでマイル還元率換算では1%になります。海外でのクレジット利用分は付与マイルが1.5倍(マイル還元率1.5%)となり、デルタ航空利用分は3倍(マイル還元率3%)となります。高いマイル還元率がこのカードの最大のメリットです。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの特徴
カード入会後6ヵ月以内に、新規に購入したデルタ航空の航空券を利用すると、その初回のみ通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルがプレゼントされます(ビジネスクラスは2万5000マイル、エコノミークラスは1万マイル)。
また入会時に8000マイル、毎年のカード継続時に3000マイルのボーナスマイルもプレゼントされます。
入会初年度はデルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」が特典として提供され、2年目以降は年間の利用金額が100万円以上で「シルバーメダリオン」資格が、150万円以上で「ゴールドメダリオン」資格が提供されます。
初年度はカードの種類に応じて、ゴールドメダリオン会員資格またはシルバーメダリオン会員資格がカードの特典として提供されます。2年目以降はカード入会日・切替日から毎年1年間を「プログラム期間」とし、期間中のご利用金額に応じて、翌プログラム期間のメダリオン会員資格が決まります。
出典:アメリカン・エキスプレス公式サイト|メダリオン会員資格
デルタ航空のゴールドメダリオン資格があると、空の旅に便利な次のようなサービスを受けられます。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
空港ラウンジ | 世界50ヵ所以上の空港にある「デルタ スカイクラブ」に加えて、世界750ヵ所以上の「スカイチーム ラウンジ」を、カード会員本人と同伴者1名まで無料で利用できます。 |
無償アップグレード | 座席の無償アップグレードが提供されます。 |
スカイ プライオリティ | デルタ航空とスカイチーム加盟航空会社のフライトにおいて各種手続きが優先的に行われます。 |
マイル加算 | 所定の窓口におけるデルタ航空航空券の購入分において、1米ドルにつき8マイルが加算されます。 |
出典元:アメリカン・エキスプレス公式サイト|メダリオン会員資格
なお、空港ラウンジサービスに関しては、これとは別にアメリカン・エキスプレスの提供となる、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できるサービスも適用されます。そのほか、ゴールドカード向けのさまざまなトラベルサービスも利用可能です。
アメリカン・エキスプレスのカードとご利用当日の搭乗券を呈示いただくと、国内28か所、海外1か所の空港ラウンジを、同伴者お一人様と共に無料で利用できます。
出典:アメリカン・エキスプレス公式サイト|空港ラウンジ
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのおすすめポイント
このカードのおすすめポイントとして付帯保険の充実が挙げられます。
その内訳は、海外最高1億円・国内最高5000万円の旅行傷害保険、最高4万円の航空便遅延費用補償(海外)、年間10万円限度のキャンセル・プロテクション(旅行やイベント等のキャンセル補償)、年間最高500万円のショッピング・プロテクション(ショッピング保険)、年間最高15万円のリターン・プロテクション(返金補償)、年間3万円限度のスマートフォン・プロテクション(スマートフォン保険)となっており、年会費が同価格帯の他社カードと比較して充実度の点で高く評価できます。
ユナイテッド航空のマイレージプラスを貯めているならMileagePlusセゾンカード
ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」を貯めている方におすすめなのが「MileagePlusセゾンカード」です。
通常のマイル還元率は0.5%となり、航空系クレジットカードとしては一般的ですが、オプションの「マイルアップメンバーズ」(年会費税込5500円)に登録すると、3万マイルまではマイル還元率が1.5%となります。
MileagePlusセゾンカードの基本情報
「MileagePlusセゾンカード」の基本スペック
カード年会費 | 1650円(税込) |
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獲得可能航空マイル | ユナイテッド航空マイレージプラス |
マイル還元率 | 基本0.5% |
発行スピード | 最短3~7営業日発行 |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、Google Pay、モバイルSuica、PayPay、QUICPay、セゾンiD、モバイルPASMO |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) |
締め日/支払日 | – |
出典元:クレディセゾン公式サイト|MileagePlusセゾンカード
年会費は1650円(税込)です。国際ブランドをVISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレスから選択でき、アメリカン・エキスプレスを選ぶと、2年目以降のカード継続時に“サンクスマイル”として500マイルがプレゼントされます。
貯めたマイルには有効期限がないのでフライトを利用しない期間が長くなっても、失効を気にする必要がありません。また、ユナイテッド航空をはじめ、ANAなどスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券にも交換できるので国内便にも活用できます。
ユナイテッド航空運航便のご利用分はもちろんのこと、ANAやルフトハンザドイツ航空などのスターアライアンス各社のご利用分も ユナイテッド航空のマイレージプラス・マイルに加算いただけます。
出典:MileagePlusセゾンカード公式サイト|MileagePlusセゾンカード人気の理由
MileagePlusセゾンカードの特徴
通常は1ヵ月のクレジット利用額合計1000円(税込)につき5マイルが貯まりますが(マイル還元率0.5%)、「マイルアップメンバーズ」(年会費税込5500円)に登録することで、年間3万マイルまではマイル還元率が1.5%になります。それを超えた分は通常の0.5%となります。
「マイルアップメンバーズ」の登録には年会費がかかりますが、1マイルを2円相当として換算した場合、年間約19万円以上のクレジット利用があるなら、年会費を差し引きしてもそれ以上のマイルを獲得できることになります。
MileagePlusセゾンカードのおすすめポイント
最高3000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯するので海外旅行でも安心です。年会費を考えると十二分な補償金額といっていいでしょう。
そのほか、全国の優待店や旅行商品割引などセゾンカードの特典・サービスを利用できることも、おすすめできるポイントです。
マイルを無期限に利用したい人へのおすすめカードは?
飛行機に乗らない時期が続くと、カードで獲得したポイントやマイルの期限が気になります。
マイルが貯まるクレジットカードの中には獲得したポイントやマイルの有効期限がないものもあります。
フライトを利用しない期間が続くと気になるのがマイルの有効期限です。マイルは特典航空券への交換などのフライト関連以外にも使えますが、一般的にお得な使い方とされているのは特典航空券への交換や座席のアップグレードとなるため、マイルやマイルに交換する予定のポイントの有効期限は長いほうがよく、無期限であればその点では申し分ありません。
ここでは、マイルが実質無期限となるクレジットカードを紹介しましょう。
ANAのマイルなら ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANA提携のアメリカン・エキスプレス・カード「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は、条件を満たすことでポイントの有効期限が無期限となります。
一般カードとしては高額な年会費ですが、空港ラウンジサービスなど他社ゴールドカードに相当する充実したサービスが特徴となっています。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの基本情報
「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の基本スペック
カード年会費 | 7700円(税込) |
---|---|
獲得可能航空マイル | ANAマイル |
マイル還元率 | 基本1%※ANA利用分は2.5% |
ポイントサービス | ANA アメリカン・エキスプレス提携カード メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 基本0.3% |
発行スピード | 通常2週間程度で受け取り |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、楽天Edy |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに利用付帯)、ショッピング・プロテクション |
締め日/支払日 | - |
出典元:アメリカン・エキスプレス公式サイト|ANAアメリカン・エキスプレス・カード
年会費は7700円(税込)です。100円につき1ポイントが付与され、ANAグループでは1.5倍のポイントが付与。1000ポイント→1000マイルの交換レートとなるためマイル還元率は通常1%、ANAグループでは1.5%となります。
また、ANAカードの特約店にあたる「ANAカードマイルプラス加盟店」でクレジット利用すると通常のポイントに加えて100円につき1マイルが加算されます。ANAグループも加盟店にあたるため、同グループの利用ではマイル還元率2.5%となります。
なお、カードの入会時と毎年の継続時にボーナスマイルとしてそれぞれ1000マイルが付与されます。さらに、入会後3ヵ月以内に10万円のカード利用があると6000ポイントが、入会後3ヵ月以内に30万円のカード利用があると2万ポイントがそれぞれプレゼントされます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの特徴
このカードでひとつ重要なのが、年間6600円(税込)かかる「ポイント移行コース」に登録しないと、ANAマイルへの交換ができないということです。
この登録により、ポイントの有効期限は無期限となりますが、そうしない場合、ポイントは最長3年間の有効期限となります。
なお、ANAマイルの有効期限は36ヵ月となっているので、必要になるまでポイントの形で持っておき機に応じてマイルに交換するといいでしょう。
「ポイント移行コース」にご登録いただくとポイントをマイルに移行できます。また、ポイントを利用したお支払いの交換レートがアップし、登録期間中はアメリカン・エキスプレスのポイントの有効期限が無期限になります。
出典:アメリカン・エキスプレス公式サイト|ポイント移行コースについて
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント
機内販売や空港内店舗で割引が適用されるANAカードのサービスのほか、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを同伴者1名まで含め無料で利用できるサービス、国際線利用時の手荷物を無料で宅配するサービスなど、一部ゴールドカード相当のサービスを利用できます。
また、海外最高3000万円・国内最高2000万円補償の旅行傷害保険、年間最高200万円のショッピング・プロテクション(ショッピング保険)も付帯します。
陸マイラー、空マイラー、マイル修行とは何?
ネットで「マイラー」「陸マイラー」「マイル修行」といった言葉を見たことがありますがどういう意味でしょうか?何か効率の良いマイル獲得法があるのでしょうか?
マイルを積極的に貯める工夫をしている方が自らを“マイラー”と呼ぶことがあります。マイラーのマイル獲得法には一般の方が活用できるものもありますが、必ずしもお得とはいえないマイル獲得法もあります。
ここで航空マイルを貯めることに対し積極的に取り組む「マイラー」と呼ばれる方々についても触れておきましょう。
マイルの効率的な貯め方についてネットなどで調べていくと、そうしたマイラーの書いたブログなどに出会うことがあるので、彼らがどういうスタイルでマイルを貯め、その情報を発信しているのかを知っておくことには一定の利があります。
自ら“マイラー”と称するような方はある種の“マイル獲得マニア”といえますが、一言にマイラーといっても、マイル獲得のスタイルの違いから、大きく「陸マイラー」と「空マイラー」に分かれます。それぞれ解説しましょう。
陸マイラーとは?
陸マイラーとは?
陸マイラーは「りくマイラー」あるいは「おかマイラー」と呼ばれ、空(フライト)ではなく陸(地上)で主にマイルを獲得することを重視する方々を指します。単に“マイラー”という場合、この陸マイラーを指すことが多いようです。
メインとなる手段はクレジットカードの利用によるマイル獲得となり、本記事で紹介している内容もこれに該当します。もちろん、“陸”と付いていても、フライトでマイルを獲得してはならないといった縛りはないので、陸をメインに空でも時々マイルを獲得する形となるでしょう。
陸マイラーのメリットはフライトを利用する機会が少ない方や、あるいは利用しない期間が続いた場合でも日常生活の中でマイルを貯められることにあります。
たとえば、ANAで東京から沖縄・那覇へ行く特典航空券に交換する場合、ローシーズン(閑散期)で片道7000マイル、往復で1万4000マイルが必要となります。これは、マイル還元率が1%のクレジットカードなら、140万円のクレジット利用で東京-沖縄間の往復が実質無料になるということです。
これを年間140万円の利用と考えた場合、月に約12万円の利用で年1回沖縄へ行けることになります。12万円というのは光熱費や食費などの支払いで容易に達する金額といっていいでしょう。
陸マイラーと称する方々はこうしたことを踏まえ、日常的なカード利用によりいかに効率よくマイルを貯めていくかを意識的に工夫しています。
空マイラーとは?
空マイラーとは?
陸マイラーに対し、空マイラーとはフライトによるマイル獲得を主としている方を指します。その意味では、仕事や旅行でのフライト利用が多い方がフライトマイルを獲得する場合、結果的に空マイラーであるといえます。
しかし、実際のところ“空マイラー”と称する方の多くは通常のフライトマイルよりも航空会社の上級会員取得のための特別なポイントの取得を目的としてフライトを利用しています。
そうしたポイントをANAでは「プレミアムポイント」、JALでは「FRY ONポイント」と呼んでいます。
プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数が翌年度のプレミアムメンバーステイタス獲得条件の1つとなります。
出典:ANA公式サイト|プレミアムポイントとは
「FLY ON プログラム」は、数多くご搭乗されているお客さまだけにお届けする上質のプログラムです。毎年1月~12月の12カ月間(暦年)に積算されたFLY ON ポイントやご搭乗回数に応じて、さまざまなサービスをご利用いただけます。
出典:JAL公式サイト|FLY ON プログラムとは
「プレミアムポイント」を例にとると、ANAグループ便とスターアライアンス加盟航空会社便でポイントが貯まります。ポイントは、フライトマイルに路線ごとの倍率を掛けたものに、搭乗クラスや運賃の種類に応じて付与される搭乗ポイントを足して算出されます。
年間のポイント獲得数に応じて翌年度に上級会員資格が与えられ、さまざまな優待や特典を利用できます。ANAにおける各資格の取得条件は以下の通りです。
ステータス名 | 取得条件 |
---|---|
ブロンズ | 年間3万ポイント(うちANAグループ運航便利用分1万5000ポイント) |
プラチナ | 年間5万ポイント(うちANAグループ運航便利用分2万5000ポイント) |
ダイヤモンド | 年間10万ポイント(うちANAグループ運航便利用分5万ポイント) |
ポイント数だけではピンとこないと思いますが、いずれもかなりのフライト利用が必要であり、“空マイラー”を称する方々は、より多くのポイントを獲得できる運賃区分や航空会社のフェア、宿泊でもマイルを貯められるホテルマイルなどを意識して効率よくポイントを獲得していきます。
空マイラーの多くは、1年間だけの上級会員資格のためだけにポイントを貯めているのではなく、上級会員だけが入会できるカードを獲得することを最終的な目的としています。いったんそのカードを取得すれば、カード会員でいるうちは年間のポイント数に関係なく上級会員向けの優待・特典をずっと利用できるからです。
ANAの場合、プラチナかダイヤモンドのステータスを持っていると「スーパーフライヤーズカード」というカードに申し込むことができます。
そこで、空マイラーの中にはこのカードを取得するために、東京-沖縄間を1日に複数回往復するなど旅行としては意味をなさないフライト利用でポイントを獲得しようとする方がおり、そうした行為は“マイル修行”と呼ばれています。「スーパーフライヤーズカード」の取得が目的なら、カードの頭文字をとって“SFC修行”と呼ぶこともあります。
以上のことから、空マイラーとはお得にマイルを獲得することよりも、航空会社の上級会員や上級会員限定クレジットカードの取得を優先的な目的としたものと考えていいでしょう。
陸マイラーにも空マイラーにもお得で便利な航空系カード
航空会社提携のクレジットカード、いわゆる航空系クレジットカードは一般的に陸(日常)の利用でも空(フライト)の利用でもマイル還元率が高く、フライト利用時の優待なども付帯するため、陸マイラーにも空マイラーにもお得で便利なカードとなっています。
日常のカード利用に関していうと、よく利用する店舗や利用シーンによって航空系クレジットカードよりもお得に効率よくマイルを貯められるものもありますが、まずは航空系クレジットカードを第一の選択肢と位置付けておいていいでしょう。
陸マイラーへのおすすめクレジットカードは?
いわゆる陸マイラーとしてマイルをお得に効率よく貯めたいと思いますが、どういうクレジットカードがおすすめですか?
一般的には航空会社と提携した航空系クレジットカードがおすすめです。
航空系クレジットカードの中でも、一般的なクレジット利用以外でもポイントやマイルが貯まるものが特におすすめとなります。
航空系クレジットカード以外にもおすすめできるカードはありますが、マイルへの移行手数料がかかるものも多いので、まずはそれがかからないカードがいいでしょう。
マイルとは別にJR東日本の利用でポイントも貯まるJALカードSuica普通カード
「JALカードSuica普通カード」は、JR東日本のビューカードが発行するJALカードです。このカードではクレジット利用でマイルが直接付与されるほか、JR東日本の利用で同グループの共通ポイント「JRE POINT」が付与され、それをマイルに交換できるので効率よくマイルを貯められます。
このカードは先に紹介した「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」の2ランク下にあたる普通(一般)ランクのANAカードとなります。
JALカードSuica普通カードの基本情報
「JALカードSuica普通カード」の基本スペック
カード年会費 | 2200円(税込) ※初年度年会費無料 |
---|---|
獲得可能航空マイル | JALマイル |
マイル還元率 | 基本0.5% ※JALグループ利用分は1% |
ポイントサービス | JRE POINT |
ポイント還元率 | 1.5% ※Suicaチャージ分のポイント還元率 |
発行スピード | 最短1週間で受け取り |
電子マネー・スマホ決済対応 | Suica、Apple Pay(QUICPay) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに自動付帯) |
締め日/支払日 | - |
出典元:ビューカード公式サイト|JALカードSuica普通カード
年会費は2200円(税込)で、入会初年度は無料となります。このカードではクレジット利用200円につき1マイルが付与(マイル還元率0.5%)。また、SuicaへのチャージなどJR東日本利用分にはマイルではなく「JRE POINT」が付与されます。
入会搭乗ボーナスとして入会後の初搭乗時に1000マイル、その翌年以降の毎年の初搭乗時に1000マイルのボーナスマイルが付与されます。さらに、搭乗ごとのボーナスマイルとして通常の搭乗マイルに10%分が加算されます。
JALカードSuica普通カードの特徴
「JALカードSuica普通カード」では、JR東日本利用分に対してマイルの代わりに「JRE POINT」が付与されます。Suicaへのチャージでは1.5%、モバイルSuicaでの定期券購入とグリーン券購入で3%のポイント還元率となります。
加えて、Suicaでの鉄道乗車や定期券・グリーン券の購入時に、モバイルSuicaの場合は2%分のポイントが付与されるので、それも合わせるとSuicaのチャージ・利用で3.5%、モバイルSuicaでの定期券購入・グリーン券購入で5%のポイント還元率となります。
獲得した「JRE POINT」は1500ポイント→500JALマイルのレートで交換できるので、その場合のマイル還元率はSuicaチャージ分で約1.2%、モバイルSuicaでの定期券購入やグリーン券購入で約1.7%のマイル還元率となります。
JALカードSuica普通カードのおすすめポイント
このカードで本腰を入れてマイルを貯めるつもりになったら、マイル還元率とマイルへの交換レートがアップする年会費税込3300円の「ショッピングマイル・プレミアム」に追加で加入するといいでしょう。
これに加入すると、マイル還元率が通常で1%、JALグループ利用分は2%となります。また、「JRE POINT」からJALマイルへの交換レートも1500ポイント→1000マイルと2倍になるので、モバイルSuica利用ポイントも合わせてSuicaチャージ・利用分で約2.3%、モバイルSuicaでの定期券購入やグリーン券購入で約3.3%のマイル還元率となります。
ある程度のカード利用、特にJR東日本でのカード利用があるなら年会費を別途支払ってでも、この「ショッピングマイル・プレミアム」に加入したほうがお得でしょう。
なお、このカードには海外・国内とも最高1000万円補償の旅行傷害保険が付帯しています。
“地下”(東京メトロ)でもポイントが貯まりマイルに交換できるソラチカ一般カード
「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」はANAカードのひとつで、JCB自社発行カードのポイント「Oki Dokiポイント」のほか、東京メトロの利用等で「メトロポイント」というポイントも獲得できます。それぞれお得なレートでANAマイルに交換できます。
ここでは一般ランクにあたる「ソラチカ一般カード」を紹介しましょう。
ソラチカ一般カードの基本情報
「ソラチカ一般カード」の基本スペック
カード年会費 | 2200円(税込) ※初年度無料 |
---|---|
交換可能航空マイル | ANAマイル |
マイル還元率 | 基本0.5% ※ANAグループ利用分は1.5% |
ポイントサービス | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 基本0.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
電子マネー・スマホ決済対応 | PASMO、QUICPay、Apple Pay、Google Pay、nanaco、PiTaPa |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(自動付帯)、ショッピングガード保険(海外) |
締め日/支払日 | - |
出典元:JCB公式サイト|ソラチカカード
「ソラチカ一般カード」の年会費は2200円(税込)で、初年度は無料となります。毎月の利用合計金額1000円(税込)ごとにJCB自社発行カードのポイント「Oki Dokiポイント」1ポイントが貯まり、1ポイント→5マイルのレートで交換可能。マイル還元率は0.5%となります。
ただし、キャンペーン、ポイントサイト「Oki Dokiランド」、年間カード利用額に応じてポイント付与率がアップする「JCBスターメンバーズ」により獲得したボーナスポイントについては、1ポイント→3マイルの交換レートとなります。
なお、ANAグループでの利用分は、ANAカードの特約店「ANAカードマイルプラス」に該当するため100円につき1マイルが付与されます。ポイントからマイルへの交換分と合わせて1.5%のマイル還元率となります。
ソラチカ一般カードの特徴
このカードでは、カード搭載の電子マネー「PASMO」による東京メトロ乗車と、メトロポイントPlus加盟店での利用で「メトロポイント」が付与されます。付与されるポイント数は次のようになります。
東京メトロ乗車 | 1乗車(平日)で5ポイント | 1乗車(土休日)で15ポイント |
---|---|---|
メトロポイントPlus加盟店でのPASMO利用 | 店舗200円利用ごと1ポイント | 自動販売機200円利用ごと1ポイント |
出典元:Tokyo Metro To Me CARD|メトロポイントPlusとは?
東京メトロ乗車によるポイント付与は、定期券・企画券区間の利用には適用されません。その代わり、定期券購入では1000円につきクレジット利用ポイントとして1ポイント(Oki Dokiポイント)が付与され、同時に「メトロポイント」5ポイントも付与されます。
貯まった「メトロポイント」は100ポイント→90マイルのレートでANAマイルに交換できます。陸だけでなく地下(東京メトロ)でもポイントが貯まるカードといっていいでしょう。
そのほか、ANAカードの機能として、入会時に1000マイル、毎年のカード継続時に1000マイルのボーナスマイルが付与され、搭乗ごとにフライトマイル10%分が加算されます。さらに、ANAグループの機内販売や空港内店舗、旅行商品、系列ホテルなどで割引が提供されます。
加えて、最高1000万円補償の海外旅行傷害保険と国内航空傷害保険も付帯します。
ソラチカ一般カードのおすすめポイント
このカードで本格的にマイルを貯めていくなら、オプションの「10マイルコース」(年間税込5500円)への申し込みも検討したいところです。
これに申し込むと、「Oki Dokiポイント」1ポイント→10マイルのレートで交換できるため、基本のマイル還元率が1%になります。ANAグループの利用では、「ANAカードマイルプラス」の適用により2%のマイル還元率となり、効率よくマイルを貯められます。
マイルへの交換レートアップ手数料が無料のANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard)
ANAカードのひとつ「ANAワイドゴールドカード」のうち、三井住友カード発行のものは国際ブランドをVISAかMastercardから選ぶことができます。このカードの特徴は、1ポイント→2マイルのレートで交換できる「2倍コース」の移行手数料が無料となることです(一般カード、ワイドカード、学生カードでは年間税込6600円が必要)。
ANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard)の基本情報
「ANAワイドゴールドカードワイドゴールドカード(VISA/Mastercard)」の基本スペック
カード年会費 | 1万5400円(税込) |
---|---|
交換可能航空マイル | ANAマイル |
マイル還元率 | 1% ※ANAグループ利用分は2% |
ポイントサービス | Vポイント |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短3営業日発行 |
電子マネー・スマホ決済対応 | iD、Apple Pay、Google Pay、PiTaPa、楽天Edy |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに自動付帯)、国内航空傷害保険、ショッピング補償 |
締め日/支払日 | – |
キャンペーン情報 | - |
出典元:三井住友カード公式サイト|ANAワイドゴールドカード
三井住友カード発行の「ANAワイドゴールドカード」の年会費は1万5400円(税込)です。ただし、ネットで利用明細を確認するWEB明細の利用で1100円(税込)割引となるので、実質的に1万4300円(税込)の年会費と考えてもいいでしょう。
また、自動リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」に申し込み、リボ払い手数料の支払いがあると3900円(税込)が割引され、さらに年会費が安くなります。ただし、リボ払いには手数料がかかり予想外の負担となることがあるので、よく理解してから申し込む必要があります。
マイ・ペイすリボ
出典:三井住友カード|マイ・ペイすリボ
ショッピング1回払いご利用分が自動的にリボ払いになるお支払い方法です。
年会費の優遇
前年度1回以上のリボ払い手数料のお支払いがあれば年会費が無料または半額になります!なお、一部の提携カードは割引となります。
お支払方法・手数料
手数料 実質年率15.0%
カードの種類によって、手数料率は異なります。
ANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard)の特徴
このカードではクレジット利用200円(税込)につき1ポイントが付与されます。一般カードでは、1ポイント→1マイルのレートで交換されますが(マイル還元率0.5%)、このカードではレートが2倍になる「2倍コース」が手数料無料で適用され、1ポイント→2マイルのレートでの交換となります(マイル還元率1%)。
ただし、三井住友カードのポイントサイトなどポイントアップが適用されるサービス等や、毎月の利用額に応じて通常ポイントにプラスされる形で加算されたポイントについては、5ポイント→3マイルの交換レートとなります。
なお、ANAカードの特典として、入会時と毎年のカード継続時にそれぞれ2000マイルのボーナスマイルがプレゼントされ、ANAグループ便搭乗時のフライトマイルに通常の25%分が加算されます。
また、ANAカードの特約店「ANAカードマイルプラス」で利用すると、クレジット利用によるポイント獲得とは別に、100円につき1マイル、あるいは200円につき1マイルが付与されます。そのため、ANAグループでの利用ではポイントからの移行分も合わせ、2%のマイル還元率となります。
ANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard)のおすすめポイント
このカードには、海外・国内とも最高5000万円補償の旅行傷害保険が付帯するほか、国内線利用時のケガ等を補償する最高5000万円の国内航空傷害保険が付帯します。
また、ANAカードの特典として機内販売や空港内店舗、旅行商品の割引などが提供されるほか、三井住友カードのゴールドカード特典として、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できる空港ラウンジサービスなどが提供されます。
編集部おすすめのマイルが貯まるクレジットカードは?
マイルを貯めるのに特におすすめのクレジットカードにはどんなものがありますか?
交通系カードの機能を併せ持つ航空系クレジットカードなら、通勤などで毎日のようにポイント・マイルを獲得できておすすめです。
通勤に鉄道・地下鉄を使っている方なら、交通系カードの機能を併せ持つ航空系クレジットカードを使うと、毎日のようにポイント・マイルを獲得できます。ここでは、東京・首都圏で通勤に鉄道や地下鉄を使っている方を想定して、おすすめのカードを紹介しましょう。
交通系ANAカード
ANAマイルを貯めたい方におすすめなのが、交通系ICカードの機能を搭載したANAカードです。通勤などでJR東日本をよく使うのか、地下鉄も使うのか、東急線を使うのかによって自分がよりポイントを獲得しやすいカードを選ぶといいでしょう。
なお、ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)にはゴールドランクもありますが、マイルを貯めることを主とするなら、ポイントからマイルへの交換レートがアップする「2倍コース」(年間税込6600円)を一般カードに追加する形のほうが、年会費負担がゴールドよりも軽くなりおすすめです。
各カードのマイル周りの特徴を表にまとめるとこうなります。
カード名 | 年会費(税込) | クレジット利用分のマイル還元率 | マイルアップサービス |
---|---|---|---|
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) | 2200円 ※初年度無料 |
基本0.5% ※ANAグループ利用分は1.5% |
年間税込5500円の「10マイルコース」によりマイル還元率=1% ※ANAグループ利用分は2% |
ANA VISA Suicaカード | 2200円 ※年会費割引制度あり※初年度無料 |
年間税込6600円の「2倍コース」によりマイル還元率=1% ※ANAグループ利用分は2% |
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ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード |
いずれのカードも共通して、入会時と毎年の継続時にボーナスマイル(1000マイル)がプレゼントされ、搭乗時にはフライトマイルにその10%分が加算されます。
次にそれぞれのカードにおける鉄道利用等でのポイント・マイルの獲得について解説しましょう。
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」では、カード搭載の電子マネー「PASMO」での東京メトロ乗車により、1乗車ごとに平日5ポイント、土休日15ポイントの「メトロポイント」が付与されます。
他路線との乗り換えがある場合は、改札機を入出場した際の運賃に東京メトロが含まれていればポイント付与対象となります。定期券・企画券区間の利用はこの乗車ポイントの対象外となりますが、その代わり定期券購入では1000円につき「メトロポイント」5ポイントが付与。さらに、クレジット利用ポイントとして1000円につき1ポイント(Oki Dokiポイント)も付与されます。
そのほか、メトロポイントPlus加盟店での利用で「メトロポイント」が付与。対象店舗・自動販売機で200円ごとに1ポイントが付与されます。
貯まった「メトロポイント」は100ポイント→90マイルのレートでANAマイルに交換可能です。定期券購入分に関してはその購入時のクレジット利用ポイントからの交換分も合わせて0.95%のマイル還元率となります。さらに、「10マイルコース」の登録がある場合は1.45%となります。
ANA VISA Suicaカード
「ANA VISA Suicaカード」にはビューカードのマークがありますが、ビューカード自体が発行するカードではないため、クレジット利用で付与されるのはJR東日本の共通ポイント「JRE POINT」ではなく、三井住友カードの「Vポイント」となります。
ちなみに、「JALカードSuica」はビューカード発行なので「JRE POINT」が付与されます。ビューカード発行かどうかはカード券面のビューカードのロゴの横に丸囲みの「ii」の記号があるかどうかで判断できます。「ii」の記号があればビューカード発行のものではないということです。
「ANA VISA Suicaカード」はビューカード発行ではないため、Suicaチャージでポイントが3倍付与されるなどのポイントアップ(VIEWプラス)も適用されません。その代わり、通常「Vポイント」ではSuicaへのチャージ分がポイント付与対象外となるところ、このカードでは特別にSuicaチャージ、定期券購入、特急券購入、Suicaグリーン券購入の利用分にもポイントが付与されます(マイル還元率0.5%)。
モバイルSuica、Apple PayのSuicaによる、定期券購入・特急券購入・Suicaグリーン券購入のご利用分も、ポイント付与の対象となりません。ただし、ANA VISA Suicaカード、SMBC CARD Suicaでのチャージ・定期券購入・特急券購入・Suicaグリーン券購入のご利用分は、ポイントが付与されます。
出典:三井住友カード|カードを利用しても、ポイントが付かないことはありますか?
以上のことから、JR東日本を日常的に利用している方で、ANAマイルとJALマイルのどちらを主に貯めるのか迷っているのであれば、Suicaのチャージ・利用分のマイル還元率が1.2%(ショッピングマイル・プレミアム未加入時)となる「JALカードSuica」のほうを選ぶといいでしょう。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
三井住友カード発行の「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」では、ひとつ前の「ANA VISA Suicaカード」と同様に、クレジット利用で「Vポイント」が付与されます。通常、三井住友カードでは「モバイルPASMO」やApple Payの「PASMO」へのチャージ分にはポイントが付与されないところ、このカードでは特別にそれらもポイント付与対象となります。
PASMO一体型カードのPASMOへのチャージ、PASMOオートチャージサービス対象の弊社カードによるオートチャージご利用分は、ポイントが付与されます。またモバイルPASMO、Apple PayのPASMOによる定期券類購入のご利用分も、ポイント付与の対象となります。
出典:三井住友カード|カードを利用しても、ポイントが付かないことはありますか?
また、TOKYU POINT加盟店で利用すると「Vポイント」に加えて「TOKYU POINT」も付与されます。「TOKYU POINT」の獲得対象のうち主なものを次にまとめてみました。
利用内容 | ポイント付与率・条件等 |
---|---|
東急線PASMO定期券購入 | 0.5% |
TOKYU POINT加盟店 (東急百貨店・渋谷ヒカリエShinQsなど) |
3%(食品1%) |
TOKYU POINT加盟店 (東急ストア・プレッセ) |
0.5% |
TOKYU POINT加盟店 (SHIBUYA109など東急グループのショッピングセンター) |
店舗により異なる |
TOKYU POINT加盟店 (東急プラザ) |
1% |
TOKYU POINT加盟店 (東急ハンズ) |
1% |
貯めた「TOKYU POINT」は1000ポイント→750マイルのレートでANAマイルに交換できます。そこで、東急線PASMO定期券を購入するケースで考えると、それにより獲得する「Vポイント」と「TOKYU POINT」をそれぞれANAマイルに交換すると合わせて0.875%のマイル還元率となります。また、交換レートがアップする「2倍コース」加入の場合は、1.375%のマイル還元率となります。
交通系JALカード
一方、JALマイルを貯めたい方におすすめなのが、交通系ICカードの機能を搭載(あるいは連携)した交通系JALカードです。こちらでは通勤などでJR東日本をよく使うのか、東急線を使うのか、あるいは小田急線を使うのかによってポイントを獲得しやすいカードを選ぶことになります。
なお、JALカードでは、普通(一般)カードの2つ上のランク「CLUB-Aゴールドカード」以上のランクのカードでは通常0.5%のマイル還元率が2倍の1%になる「ショッピングマイル・プレミアム」(年間税込3300円)に無料で自動入会となります。
ただし、交通系JALカードの普通カードの年会費は2200円(税込)なので、「ショッピングマイル・プレミアム」の年会費を合わせても5500円(税込)にとどまります。ゴールドカードのサービスを特に必要としないなら、この組み合わせをおすすめします。
各カードのマイル周りの特徴を表にまとめるとこうなります。
カード名 | 年会費(税込) | クレジット利用分のマイル還元率 | マイルアップサービス |
---|---|---|---|
JALカードSuica | 2200円 ※初年度無料 |
0.5% ※JALグループ利用分は1% |
年間税込3300円の「ショッピングマイル・プレミアム」によりマイル還元率=1% ※JALグループ利用分は2% |
JALカードTOKYU POINT ClubQカード(VISA/Mastecard) | |||
JALカードOPクレジット |
出典元:JALカード|普通カード
なお、いずれのカードも共通して、入会後初の搭乗時と毎年最初の搭乗時にボーナスマイル(1000マイル)がプレゼントされ、搭乗時にはフライトマイルの10%分が加算されます。
次にそれぞれのカードにおける鉄道利用等でのマイルの獲得について解説しましょう。
JALカードSuica
「JALカードSuica」ではクレジット利用200円につき1マイルが付与(マイル還元率0.5%)。
JR東日本利用分にはマイルではなく「JRE POINT」が付与され、Suicaへのチャージ・利用で3.5%、モバイルSuicaでの定期券購入とグリーン券購入で5%のポイント還元率となります。
獲得した「JRE POINT」は1500ポイント→500JALマイルのレートで交換できますが、「ショッピングマイル・プレミアム」に加入しているとクレジット利用分のマイル還元率が2倍の1%になるほか、「JRE POINT」からマイルへの交換レートも1500ポイント→1000マイルと2倍になるので、ぜひ加入したいところです。
その場合のマイル還元率は、Suicaチャージ・利用分で約2.3%、モバイルSuicaでの定期券購入やグリーン券購入で約3.3%のマイル還元率となります。
なお、このカードではJR東日本沿線の駅ビル(アトレ、アトレヴィ、エキュート、nonowa、ビーンズ、ペリエ、シャポー、エスパル等)の利用で、クレジット利用によるマイル獲得のほか、カード提示ポイントとして100円(税抜)につき「JRE POINT」1ポイントが付与されます。
JALカードTOKYU POINT ClubQカード(VISA/Mastecard)
「JALカードTOKYU POINT ClubQカード(VISA/Mastecard)」では、ほかのJAL普通カードと同様、クレジット利用200円につき1マイルが付与(マイル還元率0.5%)されます。
さらに、TOKYU POINT加盟店での利用ではクレジット利用によるマイル付与と同時に、「TOKYU POINT」も貯まります。ポイントは東急線PASMO定期券購入で0.5%、東急百貨店等で3%(食品1%)、東急ストア・プレッセで0.5%、東急プラザ、東急ハンズで1%。ここは「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」と共通するところです。
貯めた「TOKYU POINT」は1000ポイント→750マイルのレートでANAマイルに交換できるので、東急線PASMO定期券を購入するケースで考えると、クレジット利用により獲得するJALマイルに「TOKYU POINT」から交換したマイルを合わせて0.875%のマイル還元率となります。また、マイル付与率が2倍となる「ショッピングマイル・プレミアム」に加入している場合は、1.375%のマイル還元率となります。
JALカードOPクレジット
「JALカードOPクレジット」でもほかのJAL普通カードと同様、クレジット利用200円につき1マイルが付与(マイル還元率0.5%)されます。また、マイル付与率が2倍となる「ショッピングマイル・プレミアム」に加入している場合は1%のマイル還元率となります。
さらに、小田急百貨店やOdakyu OX ストアなど1000店舗以上の小田急ポイントサービス加盟店で利用すると、通常のショッピングマイルに加えて「小田急ポイント」もたまります。たとえば、小田急百貨店では年間の購入額に応じて5%〜最大10%のポイントが付与、新宿ミロードでは5%、Flags(フラッグス)では1%が付与されます。
また、小田急線各駅の利用や「PASMO」へのオートチャージなど小田急線等の鉄道関連の利用では、クレジット利用によるマイル付与がない代わりに「小田急ポイント」が付与されます。ポイント付与対象の鉄道商品は次のとおり。
「小田急ポイント」付与対象の鉄道商品 | 積算ポイント |
---|---|
小田急線各駅で定期券・特急券・フリーパス等を購入 | 100円につき1ポイント |
「モバイルPASMO」またはApple Payの「PASMO」で定期券を購入(乗車駅に小田急線各駅を選択した場合) | |
「ロマンスカー@クラブ」のクレジット積立、e-Romancecarで特急券を購入 | 200円につき1ポイント |
「モバイルPASMO」またはApple PayのPASMOで入金(チャージ) | |
「PASMO」オートチャージサービス |
なお、ロマンスカーの特急券をネット購入できる「ロマンスカー@クラブ」は小田急ポイントサービス加盟店となっているので、上の表のポイントのほか特急券購入料金の1%~5%(前月の特急券購入料金総額に応じて1%、3%、5%のいずれかに設定)のポイントが付与されます。
「小田急ポイント」は2000ポイント→1000マイルのレートで交換できるので、小田急線の定期券購入分は0.5%、ロマンスカー利用分では最大2.75%のマイル換算率となります。
カードを検討するときにはシミュレーションを
さまざまなカードのスペックを見てどれがいいか判断しようとしても、判断ポイントが多すぎて混乱してしまいます。
自分の生活を振り返り、何にお金を使っているのか調べ、それをもとにいくつか選んだカードでマイル獲得数をシミュレーションしてみましょう。
クレジットカードの紹介を見るとスペック面でチェックすべき箇所が多すぎるため、複数のカードを比較する場合にどうしても混乱して判断が付きかねることがあります。
そういう場合は、自分の生活を振り返り、普段よく使う交通機関、日常的に利用している店舗、毎月の支払い先、年に数回でも大きな金額を使う支払い先、などお金を使っている対象を整理した上で年間の獲得可能マイル数の概算を出してみましょう。
その概算と、カードやマイルアップオプションの年会費などを踏まえた上で、最終的なお得度を判断します。こうすれば複数のカードの中から自分にベストの(あるいはベターな)一枚を選ぶことができます。
なお、編集部のおすすめカードの項目では、一般カードにマイルアップのオプションを追加する形を推奨しましたが、ゴールドカードやそれ以上のランクのカードであっても、自分の生活スタイルにおいてそのサービスを活用できそうなら、もちろんそれを選んでも構いません。
ポイント・マイルがより貯まりやすい店舗を選ぶよう心掛ける
マイルを貯めるために普段から心掛けるべきことはありますか?
マイルが貯まる・貯まりやすい店舗と、そうでない店舗を意識して生活するといいでしょう。
そこまでこだわりがない分野で、かつ現状の生活スタイルを大きく左右しないなら、マイルを貯めるために持っているカードに合わせて利用する店舗等を変更すると、より効率よくマイルを貯められます。
たとえば、百貨店でいうと大丸・松坂屋、高島屋、阪急百貨店、阪神百貨店などはANAカードの特約店「カードマイルプラス」の加盟店となっているので、ANAカードでマイルを貯めているなら、百貨店を選ぶ際はこれらの店舗を優先するといいでしょう。
ANAカードマイルプラスとは?
出典:ANA公式サイト|ANAカードマイルプラスで貯める
ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードでお支払いいただくと、クレジットカード会社のポイントとは別に、さらに100円または200円(税込み)につき1マイルが貯まるサービスです。
また、交通系カードの性質を持つ航空系クレジットカードであれば、該当する路線の駅ビルや至近の百貨店・スーパーなどでポイントアップすることが多いので、そうした店舗を優先的に選択します。
不便な店舗をわざわざ利用する必要はありませんが、選択の余地がある場合はそうした特約店を利用することでより効率よくマイルを獲得できます。
こんなカードもおすすめ!ほかにもあるマイルが貯まるクレジットカード
マイルを貯めたい時にも、そうでない時にもお得に使えるクレジットカードはありますか?
マイルが貯まりやすい一方で、ポイントの用途がそのほかにも豊富に用意されていたり、マイル周り以外の付帯サービスが充実していたりするカードがあります。
航空系クレジットカードのデメリットをあえて挙げるなら、その対応するマイルを貯める以外の機能があまり充実していないということがあります。また、1種類のマイルしか獲得・交換できないため、ケースバイケースで獲得するマイルを変更することができません。
そこでここでは、マイルを貯める機能とそのほかのサービスを両立させたカードをいくつか紹介しましょう。
JALマイルの還元率が最大1.125%になるセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
優待店の多さで定評のあるセゾンカードのサービスとゴールドカードのサービスが提供される「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」は、JALマイルが自動的に貯まるコースに申し込むことで高いマイル還元率が適用されます。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの基本情報
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」の基本スペック
カード年会費 | 1万1000円(税込) ※初年度無料 |
---|---|
交換可能航空マイル | ANAマイル、JALマイル |
マイル還元率 | ANA:基本0.45% JAL:基本0.37%~最大1.125% |
ポイントサービス | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 国内利用0.75% 海外利用1% |
発行スピード | 即日発行/最短3~7営業日発行(郵送) |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、モバイルSuica、PayPay、Google Pay、セゾンiD、QUICPay、モバイルPASMO |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに利用付帯)、ショッピング安心保険 |
締め日/支払日 | – |
出典元:クレディセゾン公式サイト|セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
ゴールドランクのカードとなる「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」の年会費は1万1000円(税込)なので、ゴールドカードとしては一般的な年会費額といっていいでしょう。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの特徴
クレジット利用で貯まる「永久不滅ポイント」はその名のとおり有効期限がなく、ポイントの失効を気にする必要がありません。このカードでは国内ショッピング利用分は1000円(税込)ごとに1.5ポイントが付与(ポイント還元率0.75%)、海外ショッピング利用分には2ポイントが付与(ポイント還元率1%)されます。
ポイントからマイルに交換する場合、マイル還元率はANAマイルで0.45%、JALマイルで0.37%となりますが、年会費4400円(税込)の「SAISON MILE CLUB<JALコース>」に登録すると、ショッピング利用1000円(税込)につき10マイルのJALマイルが自動的に付与されます。加えて、「永久不滅ポイント」も2000円(税込)につき1ポイント付与されるので、それもJALマイルに交換するとマイル還元率は合わせて1.125%となります。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント
ゴールドカードのサービスとして、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できるほか、世界1300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員資格(通常年会費429米ドル)を1万1000円(税込)の優遇年会費で登録できます。
そのほか、空港での手荷物宅配優待、コート預かり優待、海外レンタカー優待、旅行・レジャー・スポーツジムなども含む多種多様な店舗での優待、海外・国内最高5000万円の旅行傷害保険、年間最高200万円のショッピング安心保険(ショッピング保険)なども付帯しています。
年会費1万円台のゴールドカードにふさわしいこれらの特典・サービスも、このカードのおすすめポイントのひとつです。
JAL航空券購入のマイル還元率が1.5%になるdカード
NTTドコモが発行する「dカード」はクレジット利用により共通ポイント「dポイント」が貯まるクレジットカードです。このカードではクレジット利用100円(税込)につき1ポイントが付与され、5000ポイント→2500マイルのレートでJALマイルに交換可能です。マイル還元率は0.5%となります。
dカードの基本情報
「dカード」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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交換可能航空マイル | JALマイル |
マイル還元率 | 基本0.5% ※JAL航空券利用分は1.5% |
ポイントサービス | dポイント |
ポイント還元率 | 1% |
発行スピード | 最短2週間程度でカード発送 |
電子マネー・スマホ決済対応 | d払い、iD、Apple Pay |
付帯保険 | dカードケータイ補償、お買い物あんしん保険、海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに29歳以下のみで利用付帯) |
締め日/支払日 | – |
出典元:dカード公式サイト|dカード
「dカード」の年会費は無料です。基本のポイント還元率は1%ですが、dカード特約店の利用でポイントアップや割引が適用されます。またdポイント加盟店ではカードの提示により加盟店ごとに設定されたポイントがクレジット利用ポイントとは別に付与され、いわゆるポイント二重取りとなります。
dカードの特徴
JALはdカード特約店となっており、100円(税込)の利用につき2ポイントが付与(ポイント還元率2%、マイル還元率1%)されます。
さらに、終了時期未定のキャンペーンの適用により、「dポイントクラブ」サイトからのリンクからJALのサイトへ入って国内線・国際線の航空券を購入すると1%分のポイントが加算。合計でポイント還元率3%、マイル還元率1.5%となります。
dカードのおすすめポイント
このカードでは、dポイント加盟店やdカード特約店でのクレジット利用で効率よくポイントを貯められます。また、QRコード決済の「d払い」に対応した店舗なら、「d払い」に「dカード」を登録すると、クレジット利用ポイントと合わせて1.5%還元(マイル還元率0.75%)となります。
ほかにおすすめできる点として挙げられるのは、年間100万円補償の「お買い物あんしん保険」と、携帯電話の紛失・盗難・修理不能の際に、端末の再購入費用が最大1万円まで補償される「dカードケータイ補償」の付帯です。また、29歳以下の会員には、海外最高2000万円・国内最高1000万円補償の旅行傷害保険も付帯します。
航空会社4社のマイルを獲得できるダイナースクラブカード
「ダイナースクラブカード」は他社のゴールドカードやプラチナカードに相当するサービスを誇るハイステータスカードです。
このカードでは「ダイナースグローバルマイレージ」(年間税込6600円)への登録により、貯めたポイントをANAマイル、デルタ航空スカイマイル、ユナイテッド航空マイレージプラス、大韓航空スカイパスへ交換できます。
ダイナースクラブカードの基本情報
「ダイナースクラブカード」の基本スペック
カード年会費 | 2万4200円(税込) |
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交換可能航空マイル | ANAマイル、デルタ航空スカイマイル、ユナイテッド航空マイレージプラス、大韓航空スカイパス |
マイル還元率 | 1% ※ANAマイルに交換した場合 ※マイルへの交換はダイナースグローバルマイレージ(年間税込6600円)の登録が必要 |
ポイントサービス | ダイナースクラブ リワードプログラム |
ポイント還元率 | 0.3~0.4% |
発行スピード | 個別に対応 |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、モバイルSuica、楽天Edy、モバイル PASMO、SMART ICOCA |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(自動付帯分最高5000万円、利用付帯分最高5000万円)、国内旅行傷害保険(利用付帯)、ショッピング・リカバリー |
締め日/支払日 | - |
「ダイナースクラブカード」の年会費は2万4200円(税込)で、当社所定の基準を満たす方であれば申し込み可能となっています。クレジット利用100円ごとに1ポイントが付与され、交換対象にもよりますがポイント還元率の目安は0.3%~0.4%となります。
ダイナースクラブカードの特徴
年間参加料として6600円(税込)を支払い「ダイナースグローバルマイレージ」に登録するとポイントをマイルに交換できます。交換ごとの手数料は不要です。
交換可能なマイルはANAマイル、デルタ航空スカイマイル、ユナイテッド航空マイレージプラス、大韓航空スカイパスの4種で、ANAマイルへは1000ポイント→1000マイルのレート(マイル還元率1%)で、そのほかのマイルへは2000ポイント→1000マイルのレート(マイル還元率0.5%)で交換できます。
ダイナースクラブカードのおすすめポイント
対象レストランにて2名以上で所定のコース料理を利用すると1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」、予約困難な高級料亭の予約を代行する「料亭プラン」など充実したグルメ関連サービスのほか、国内外1,300ヵ所以上の空港ラウンジの無料利用、ゴルフ関連のさまざまな優待などが提供されます。
海外空港ラウンジは、2021年4月1日から、利用回数が年間10回まで無料、11回目からは有料となり、1回につき3,500円(税込)を申し受けます。
出典:三井住友信託銀行グループ公式サイト|空港ラウンジ
・本会員、家族会員のカードごとに、それぞれ年間10回まで無料でご利用いただけます。
・利用回数は4月1日~翌年3月31日の間で10回です。
・国内空港ラウンジは、利用回数制限はありません。
・プレミアムカード会員は利用回数制限の対象外です。
さらに、海外最高1億円・国内最高1億円の旅行障害保険と、年間500万円限度のショッピング・リカバリー(ショッピング保険)も付帯します。
入会するだけで1000マイルを獲得できるエポスカード
丸井グループのクレジットカード「エポスカード」は、マルイ店頭での即日受け取りも可能です。このカードでは200円(税込)につき1ポイント(1円相当)が付与されます。貯めたポイントはANAマイルかJALマイルに交換可能です。
エポスカードの基本情報
「エポスカード」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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交換可能航空マイル | ANAマイル、JALマイル |
マイル還元率 | 基本0.25% |
ポイントサービス | エポスポイント |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短即日(マルイ店舗受け取り)、約1週間で受け取り(郵送) |
電子マネー・スマホ決済対応 | モバイルSuica、楽天Edy、楽天ペイ、EPOS PAY、d払い、PayPay、Apple Pay |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(自動付帯※10/1~利用付帯に変更) |
締め日/支払日 | - |
「エポスカード」の年会費は無料です。カードを郵送で受け取る場合は2000円相当のポイント(2000ポイント)が、マルイ店頭で受け取る場合は2000円分のクーポンがプレゼントされます。
ポイント還元率は0.5%と高いほうではありませんが、毎年一定額を利用していると「エポスゴールドカード」への招待が届くことがあります。その招待に応じて入会した場合、ゴールドカードの年会費は無料となります。ゴールドカードには効率よくポイントが貯まる仕組みがあるので、将来的にゴールドカードを取得する前提でカードを利用するといいでしょう。
ゴールドカード招待の基準は公表されていませんが、スマホの「エポスアプリ」を使うと招待までの道のりが目安として確認できます。なお、招待なしで入会する場合、初年度のみ5000円(税込)の年会費を支払い、年間50万円以上クレジット利用すると翌年以降の年会費は永年無料となります。
エポスカードの特徴
ポイントは1000ポイント→500マイルでANAマイルかJALマイルに交換可能です。マイル還元率は0.25%となります。そこで、入会時特典としてポイントを受け取る場合、実質的にカードを作るだけで1000マイルを獲得することになります。
なお、「エポスゴールドカード」と「エポスプラチナカード」の会員に限り、ANAマイルへの交換レートが1000ポイント→600マイルとなります(マイル還元率0.3%)。
「エポスゴールドカード」では年間利用金額50万円を超えると2500ポイント、100万円を超えると1万ポイントがプレゼント。また、「選べるポイントアップショップ」として、よく利用する店舗などを3つ選んで登録しておくと、そこではポイントが3倍となります。対象店舗にはスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど日常的によく使う店舗のほか、電気代、水道代、保険代なども含まれるので、ポイントを効率よく貯められます。
「エポスゴールドカード」でポイント3倍が適用された分をANAマイルに交換する場合、マイル還元率は約0.9%となります。使い方の工夫次第では高いマイル還元率を狙えるカードといっていいでしょう。
エポスカードのおすすめポイント
「エポスカード」は全国約1万店舗で優待を受けることができ、また、マルイ店舗やネット通販で年4回、会員限定で開催される「マルコとマルオの7日間」の期間中は何度でも10%オフが適用されます。
また、最高500万円補償の海外旅行傷害保険が付帯します(※10/1~利用付帯に変更)。補償金額は大きくありませんが、旅行代金のカード払いの有無にかかわらず適用されるので、ほかのカードの旅行傷害保険の補償代金に上乗せすることが可能です。
ポイントアッププログラムが豊富なライフカード
ライフカード発行の「ライフカード(一般カード)」は年会費無料です。基本のポイント還元率は0.5%と高いほうではありませんが、年間の利用金額に応じて次年度のポイント付与率が最大2倍にアップするなど、さまざまなポイントアップの仕組みが用意されています。
ライフカードの基本情報
「ライフカード」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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交換可能航空マイル | ANAマイル |
マイル還元率 | 基本0.25% |
ポイントサービス | LIFEサンクスプレゼント |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
電子マネー・スマホ決済対応 | Apple Pay、Google Pay |
付帯保険 | ― |
締め日/支払日 | − |
ポイントはクレジット利用1000円につき1ポイントが付与され、300ポイント→750マイルのレートでANAマイルに交換できます(マイル還元率0.25%)。
ライフカードの特徴
ポイントアップの仕組みとして年間のクレジット利用額に応じて次年度のポイント付与率が上がるステージ制プログラムが用意されています。ステージごとの倍率は次のとおり。これとは別に年間50万円以上の利用で300ポイントがボーナスポイントとして付与される仕組みもあります。
ステージ名 | 適用条件 | ポイント付与倍率 (ポイント還元率) |
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レギュラーステージ | - | 1倍(0.5%) |
スペシャルステージ | 年間利用金額50万円以上 | 1.5倍(0.75%) |
ロイヤルステージ | 年間利用金額100万円以上 | 1.8倍(0.9%) |
プレミアムステージ | 年間利用金額200万円以上 | 2倍(1%) |
なお、入会後1年間は無条件にポイント1.5倍が適用されます。そのほか誕生月にはポイント3倍が適用されます。
ポイント1.5倍が適用された場合のマイル還元率は0.375%、1.8倍なら0.45%、2倍なら0.5%、3倍なら0.75%となるため、使い方次第で高いマイル還元率が期待できるカードといっていいでしょう。
ライフカードのおすすめポイント
新規入会特典として200ポイントがプレゼントされます。さらに、入会3ヵ月後の月末までに5万円(税込)以上のクレジット利用で600ポイント、10万円(税込)以上の利用でさらに600ポイントがプレゼントされます。これをANAマイルに交換した場合、3500マイルとなります。このお得な入会特典はおすすめポイントのひとつとなっています。
高還元率で高い評価を得ているリクルートカード
ポイント還元率1.2%の「リクルートカード」は、高還元率クレジットカードとして高く評価され、いわゆる“ポイ活”で重宝されています。クレジット利用で付与される「リクルートポイント」からマイルへの交換はできませんが、いったん「Pontaポイント」か「dポイント」に交換すると、JALマイルへ交換できます。
リクルートカードの基本情報
「リクルートカード」の基本スペック
カード年会費 | 無料 |
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交換可能航空マイル | JALマイル |
マイル還元率 | 0.6% ※Pontaポイント、あるいはdポイント経由で交換 |
ポイントサービス | リクルートポイント |
ポイント還元率 | 1.2% |
発行スピード | 最短3営業日(JCB) 最長約3~4週間(VISA/Mastercard) |
電子マネー・スマホ決済対応 | モバイルSuica、Apple Pay、Google Pay、楽天Edy、SMART ICOCA |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険(ともに利用付帯)、ショッピング保険(国内・海外) |
締め日/支払日 | − |
「リクルートカード」の年会費は無料です。毎月のクレジット利用合計金額の1.2%相当の「リクルートポイント」が貯まり、そこからさらに「Pontaポイント」か「dポイント」に交換することでさまざまな用途に使えます。
リクルートカードの特徴
マイルへの交換は、「Pontaポイント」か「dポイント」にいったん交換した上で、そこからさらにJALマイルに交換する形となります。「Pontaポイント」では2ポイント→1マイルのレート・単位で、「dポイント」では5000ポイント→2500マイルのレート・単位で交換できます。マイル還元率はいずれも0.6%となります。
リクルートカードのおすすめポイント
リクルート系ネットサービスではサービス利用ポイントと合わせてポイントを貯めやすくなっています。たとえば、旅行サイト「じゃらんnet」では合計3.2%還元となるので、こうしたサービスを上手に活用するとポイントが効率よく貯まっていきます。
また、海外最高2000万円・国内最高1000万円補償の旅行傷害保険、年間200万円まで補償されるショッピング保険が付帯するのもおすすめできるポイントです。
クレジットカードで貯まる航空マイルの種類と特徴とは?
航空マイルにはどんな種類があるのでしょうか?また、クレジットカードの利用で貯まるマイルはどういうものでしょうか?
航空会社それぞれにマイルがあり、カードによって貯まるマイルが異なります。中には数社のマイルを獲得できるカードもあります。
ここで改めてクレジットカードで航空マイルが貯まる仕組み等について整理しておきましょう。マイルについての基礎知識を頭に入れておくとカード選びで判断がつきやすくなります。
クレジットカードで獲得できる航空マイルの種類
日本で発行されているクレジットカードの多くで、ポイントをANA、もしくはJALのマイルへ交換可能です。どちらか一方だけのこともあれば、両方を獲得できることもあります。
また、中にはデルタ航空のスカイマイルや、ユナイテッド航空のマイレージプラスというマイルを獲得できるカードもあります。
国内発行クレジットカードで獲得できるマイルのうち代表的なものを次に紹介しましょう。
ANAマイル
ANAマイルは「ANAマイレージクラブ」というマイレージプログラムで付与されるマイルであり、プログラムの頭文字をとって「AMC」と略称されることもあります。このマイルが貯まる代表的なクレジットカードはANAカードのシリーズですが、そのほかにもポイントをANAマイルに交換できるカードが数多くあります。
貯まったマイルは36ヵ月後の月末まで有効です。有効期限内に特典と交換しない場合は失効します。
JALマイル
JALマイルは「JALマイレージバンク」というマイレージプログラムで付与されるマイルで、プログラムの頭文字をとって「JMB」と略称されることがあります。このマイルが貯まる代表的なクレジットカードはJALカードのシリーズですが、そのほかにもポイントをJALマイルに交換可能なカードが数多くあります。
JALマイルもANAマイルと同じく36ヵ月後の月末まで有効です。やはり、有効期限内に特典と交換しない場合は失効します。
なお、ANAマイル、JALマイルともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い有効期限を延長する対応をとっているので、有効期限に関する最新の情報は各公式サイトで確認してください。
デルタ航空スカイマイル
デルタ航空のスカイマイルには有効期限がありません。このマイルを獲得できる代表的なクレジットカードには、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」「デルタ スカイマイルJCBカード」「デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード」などがあります。
なお、特典航空券へ交換する機会がなかなか得られない場合は、JTBの国内パッケージツアー旅行券への交換も可能です。
ユナイテッド航空マイレージプラス
ユナイテッド航空のマイレージプラスには有効期限がありません。このマイルを獲得できる代表的なクレジットカードには、「MileagePlusセゾンカード」「MileagePlus MUFGカード」「MileagePlusダイナースクラブカード」「MileagePlus JCBカード」「MileagePlus UCカード」などがあります。
マイルの特徴
クレジットカードで獲得できるポイントとマイルの関係について、ひとつ知っておくべきなのが次のことです。
1マイルの価値は金額換算でどれくらい?
1ポイント=1円相当のポイントでは、2ポイント→1マイルのレートでマイルに交換できることが多いようです。つまり、1マイルは2円相当ということになります。ここから、ポイントのままで使ったほうがお得なのか、マイルに交換したほうがお得なのかを判断できます。マイルを金額換算して比較すればいいのです。
ポイントをマイルに交換するタイプの航空系クレジットカードでは多くの場合、マイルに交換したほうがお得となります。
マイルの貯め方は大きく「空」と「陸」の2種類に分けられる
自分が「空マイラー」なのか「陸マイラー」なのか知っておいたほうがいいでしょうか?
特に知っておく必要はありませんが、それぞれを称する方々のマイル獲得手法は参考になるので、そうした情報をネットで検索する際にはひとつの目安となります。
先に説明しましたが、マイルを積極的に貯める方を“マイラー”と呼ぶことがあり、大きく“空マイラー”と“陸マイラー”に分かれます。ここで改めておさらいしておきましょう。
空を旅してマイルを貯める「空マイラー」
空マイラーとは実際に航空機に搭乗してフライトマイルを獲得することに主眼を置く方々のことを指します。ただ、先にも説明したとおり、マイルそのものよりも航空会社の上級会員となるためのポイントをフライトで獲得することを重視している方が多いようです。
上級会員になると、航空会社でさまざまな特典を受けられる特別なクレジットカードを取得する条件が満たされます。
クレジットカードを使って陸でマイルを貯める「陸マイラー」
陸マイラーとは、フライト以外でのクレジットカード利用によりマイルを貯めていくことを主眼とした方々のことを指します。もちろん、ただ普通に貯めるのではなく効率よく貯めるための工夫を心掛けます。
空でマイルを貯めているからといって、陸で貯めてはいけないというわけではないので、実際には空でも陸でもマイルを効率よく貯めようしている方のほうが多いのではないでしょうか。
マイルが貯まりやすいクレジットカードの選び方
マイルが貯まりやすいクレジットカード選びの要点について教えてください。
どのマイルに交換できるのか、交換手数料の有無と金額、ポイントとマイルの有効期限、移行上限などについてよく検討しましょう。
この記事で紹介したもの以外のクレジットカードで、どれがマイルを貯めやすいかを検討したい場合、次の3点で判断するといいでしょう。
選び方1:どの航空会社のマイルに交換できるか
複数の航空会社に分散してマイルを貯めていては有効活用できないので、フライトなどでよく利用する一社に集中してマイルを貯めるのが基本です。たとえば、普段よくJALを利用しているなら、JALマイルが貯まるカードが優先されます。
選び方2:手数料などのコストを考慮する
マイルに交換する際に手数料が必要なカードがあります。その場合、カード年会費とは別の年会費が設定され、それを支払うとマイルへ交換できるという形が多いようです。また、ANAカードのように、カード年会費とは別に所定の年会費を支払うと交換レートが上がるという仕組みも見られます。
選び方3:有効期限や移行上限に気を付ける
クレジット利用で獲得したポイントをマイルに交換する形になる場合、ポイントとマイルそれぞれの有効期限に注意しましょう。基本的にはポイントの有効期限は長いほうが使い勝手が良いといえます。
マイルは基本的にフライト関連に使ったほうがお得度が高いので、しばらくフライト利用がないような場合はポイントの形で寝かせておき、有効期限がくる前にマイルに交換します。それによりトータルな有効期限が長くなるのでその間にマイルをフライト関連に使うようにします。
また、多くのカードでポイントからマイルに交換する際の年間の移行上限が設定されているので、まとめてマイルを使いたい場合は注意が必要です。基本的には移行上限が大きいほど使い勝手が良いでしょう。
マイルを貯めると何ができるの?
マイルは何に使えますか?
特典航空券への交換や座席のアップグレードなどフライト関連に使えるほか、さまざまな用途があります。
ここまでマイルを貯めることだけを説明してきましたが、ここでマイルの使い道についても説明しておきましょう。
使い道1:特典航空券への交換が可能
積極的にマイルを貯めている方の多くが目当てとしているのが、マイルで交換できる特典航空券の取得です。
基本的に近い距離なら少ないマイル数で交換でき、遠いほどに多くのマイル数が必要となります。また、フライト利用の少ない閑散期(ローシーズン)と、その逆に多くなる繁忙期(ハイシーズン)では、閑散期のほうがより少ないマイル数で特典航空券に交換できます。
使い道2:座席のアップグレードが可能
貯めたマイルを使って座席種別のアップグレードが可能です。たとえば、ANA国際線の東京-ホノルル間では、エコノミークラスからプレミアムエコノミーへのアップグレードが1万5000マイルを使用することで可能となります。
使い道3:電子マネーや他社のポイントと交換
マイルから電子マネーへのチャージや他社ポイントへの交換も可能です。ただし、多くの場合、ポイント→マイルの交換よりも、マイル→ポイントの交換のほうがレートが悪く価値が目減りしてしまうので、基本的にはマイルのまま使ったほうがお得です。マイルを使う機会がなかなかないまま失効が近づいているような場合には、他社ポイントへの交換もひとつの選択肢となります。
ANAマイルから交換できる電子マネー・他社ポイント
スターバックス カード | iTunesギフトコード | 楽天Edy |
楽天ポイント | メトロポイント | nanacoポイント |
JRタワースクエアポイント | ヤマダポイント | セブンカードポイント |
タカシマヤポイント | ショップdeポイント | μstarポイント |
ICい~カード電子マネー | エムアイポイント | 京急プレミアポイント |
Sポイント | トラノコポイント | ピーチポイント |
上記のほか、特定のクレジットカードを持っている場合のみANAマイルから交換できるポイントもあります。
JALマイルから交換できる電子マネー・他社ポイント
WAON | Suica | Pontaポイント |
dポイント | 伊予鉄い〜カード | カテエネポイント |
はぴeポイント | amiPayギフト |
上記のほか、特定のクレジットカードを持っている場合のみJALマイルから交換できるポイントもあります。
使い道4:各航空会社独自の電子クーポン・ポイントに交換
航空会社で独自に発行している電子クーポンやポイントに交換でき、これにより航空券や旅行商品(パッケージツアー)の購入が可能です。これは現金相当のものとして使えるので、マイルから直接、特典航空券に交換するよりもチケットを確保しやすいといわれています。
ANA SKYコインに交換する
「ANA SKY コイン」は、ANAウェブサイトで航空券や旅行商品(国内ツアー・海外ツアー)の支払いに利用できる電子クーポンです。1マイルから、1マイル→1コインのレートで交換でき、10コイン=10円分として支払いに使えます。
1万マイル以上をまとめて交換すると交換レートが向上し、倍率は会員ステータスやANAカードの種別により変わります。たとえば、ANA一般カード会員の場合、次のような交換レートとなります。
交換マイル数 ※ | 交換後コイン数 |
---|---|
1~9,999マイル | 1~9,999(1倍) |
1万マイル | 1万2000(1.2倍) |
2万マイル | 2万6000(1.3倍) |
3万マイル | 4万2000(1.4倍) |
4万マイル | 6万(1.5倍) |
5万マイル~20万マイル | 7万5000(1.5倍)~30万(1.5倍) |
※1万マイル以降は1万マイル単位での交換
出典元:ANAマイレージクラブ|マイルから交換する
e JALポイントに交換する
「e JALポイント」は、JALウェブサイトでの航空券・ツアー購入代金の一部または全額の支払いに利用できるポイントです。5000マイル→5000ポイントのレートか、あるいは、1万マイル→1万5000ポイントのレートで交換でき、1ポイント=1円相当として利用できます。
使い道5:クーポン券との交換も可能
航空会社にもよりますが、多くはマイルから特定用途に使えるクーポン券への交換も可能です。
ANAの場合は?
クーポン名 | クーポン内容・交換条件 |
---|---|
ANA Business Jet | 10万マイルで、ANAビジネスジェットが手配するチャーター便に利用できる10万円分(1枚)クーポンに交換できます。 |
ANAマイレージモール割引クーポン | ネットモール内の特定ショップで使えるクーポンです。1000マイルで1000円分のクーポンに交換できます。 |
ANAご利用券 | 航空券、宿泊、機内販売商品などの支払いに利用できます。1万マイルで1万円分に交換できます。 |
食事クーポン | 高級ホテル・レストランでの食事に使えるクーポンに交換できます。たとえば、ザ・リッツ・カールトン大阪の「ザ・ロビーラウンジ」でのアフタヌーンティー2名分のクーポンには1万2000マイルで交換できます。 |
宿泊クーポン | 高級ホテル等の宿泊に使えるクーポンに交換できます。たとえば、セント レジス ホテル大阪のデラックスルームの宿泊クーポンには5万マイルで交換できます。 |
ニッポンレンタカーご利用クーポン | 1万マイルで5000円分のクーポン2枚に交換できます。 |
JALの場合は?
JALマイルは「JALクーポン」に交換可能です。このクーポンは、JALグループの航空券、ツアー、機内販売、免税品、通信販売、提携ホテルなどでの支払いに利用できます。
使い道6:商品との交換
航空会社が運営するネットショップや、セレクト商品を紹介するサイトでマイルと商品を交換できます。ANAやJALがそれぞれ持っている複数のそうしたサービスの中から、ひとつずつ紹介しましょう。
ANAセレクション特典
グルメ、ワイン、バッグ、時計、生活雑貨、家電、ANAオリジナル商品、アクセサリーなどのジャンルで、1万マイル以上からANA厳選のおすすめ商品と交換できます。
JALとっておきの逸品
JALと百貨店がセレクトしたグルメやワイン、テーブルウェア、ファッション、トラベル用品など幅広い商品ラインナップから選び、マイルから交換できます。
何マイルあれば海外旅行に行ける?
マイルを特典航空券に交換する場合、何マイルくらいあれば海外に行けますか?
航空会社に特典航空券の交換に必要なマイルをまとめたチャートがあるのでそれを参照してください。
特典航空券への交換に必要なマイル数は行き先の距離だけでなく、閑散期か繁忙期かでも大きく違ってくるので、正確なところは各航空会社の公式サイトなどで確かめます。
大人気のハワイやバンコクは?
ANAの日本-バンコク往復の特典航空券(エコノミークラス)に交換する場合、ローシーズンで3万マイル、レギュラーシーズンで3万5000マイル、ハイシーズンで3万8000マイルが必要となります。
一方、日本-ハワイの特典航空券(エコノミークラス)に交換する場合、ローシーズンで3万5000マイル、レギュラーシーズンで4万マイル、ハイシーズンで4万3000マイルが必要となります。
JALの場合、日本(東京)-バンコク往復の特典航空券(エコノミークラス)では2万7000マイルから、日本(東京)-ハワイ(ホノルル)往復の特典航空券(エコノミークラス)では4万マイルから交換が可能です。
なお、JAL国際線では特典航空券での座席確保が難しい場合に、残席の数に応じたマイル数を上乗せすることで予約可能となる「JAL国際線特典航空券PLUS」という仕組みがあり、日本(東京)-バンコク往復では最大14万マイル、日本(東京)-ハワイ(ホノルル)往復では最大22万8000マイルとなっています。ハイシーズンで特典航空券が取りにくい場合はこの仕組みを利用することになります。
近くてお手軽なグアムは?
JALのエコノミークラスでは2万マイルから日本-グアム間の特典航空券に交換できます。「JAL国際線特典航空券PLUS」では最大11万8000マイルの設定となっています。
ニューヨーク、パリは?
ANAのエコノミークラスでニューヨーク往復の場合、ローシーズンで4万マイル、レギュラーシーズンで5万マイル、ハイシーズンで5万5000マイルとなります。パリ往復なら、ローシーズンで4万5000マイル、レギュラーシーズンで5万5000マイル、ハイシーズンで6万マイルとなります。
一方、JALでは成田-ニューヨーク往復で5万マイルから、「JAL国際線特典航空券PLUS」では最大25万6000マイルの設定となります。パリ往復なら5万2000マイル、「JAL国際線特典航空券PLUS」では最大28万2000マイルの設定となります。
クレジットカードのマイルに関するQ&A
- マイルを貯めたい。一番おすすめのクレジットカードを教えてください。
- よく使う航空会社はどこか、日常的に使う鉄道などの交通機関はどこか、月間のクレジット利用額はどれくらいか、などの条件によって何がベストかは違ってきます。本記事の内容を参考に自分のライフスタイルでマイルが貯まりやすいカードを探してみてください。
- ANAマイルを貯めるならどのクレジットカードが最適?
- まずは、いずれかのANA一般カードを取得し、必要に応じて各カードのマイル交換レートがアップするサービスを追加するのがおすすめです。
- クレジットカードでマイルを貯めるにはどうすればいいの?
- クレジット利用で貯まるポイントをマイルに交換できるカードか、クレジット利用で直接マイルが貯まるカード(JALカードなど)を使うとマイルを獲得できます。
- マイルってどんな使い方ができるの?
- 特典航空券への交換やフライトで座席をグレードアップできます。そのほか、商品やクーポンへ交換することもできます。
- ゴールドカードに申し込むメリットはある?
- カードによりけりですが、マイルに関しては高額な年会費ほどのメリットはないことが多いようです。ただし、ゴールドカードには空港や旅行先でお得に使える特典・サービスが付帯しているので、実際にカードを選ぶ際にはそうしたところも含めてトータルに検討したほうがいいでしょう。
- 「マイレージ」と「マイル」の違いは何?
- マイレージとは航空会社のポイントプログラムのことで、マイルとはそこで貯まるポイントのことです。なお、マイルとは本来、距離の単位のことです。
- 国際便で普段利用しない航空会社を使った場合に、少しだけ貯まったマイルをムダにしない方法はある?
- 複数の航空会社で作る航空連合では相互にマイルを利用しあえます。たとえば、ANAはスターアライアンスという航空連合に所属しているので、同じくそこに所属する航空会社のフライトでもANAマイルを貯められます。
- 家族が貯めたマイルをまとめることってできるの?
- 航空会社によっては可能です。たとえば、JALカード会員は登録手数料無料の「JALカード家族プログラム」に登録すると、家族それぞれでためたマイルを特典に交換する際に合算して使用できます。
- マイルの有効期限はどれくらいあるの?
- ANAマイルとJALマイルに関しては36ヵ月となります。正確な失効日は航空会社の公式サイトに自身のアカウントでログインして確認しましょう。
自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぼう
ここまで何度か触れましたが、多くの場合、クレジットカードのポイントはマイルに交換したほうがよりお得に使えることが多いといえます。
さらに、マイルはフライト関連に使うのがお得なので、定期的にフライトを利用する方はマイルを貯めることを主眼に置いてクレジットカードを選んでみるといいでしょう。
ここに挙げた以外にもマイルを貯めるのに適したカードはあるので、自分のライフスタイルに合った1枚を探してみてください。
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