証券会社を選ぶとき、「取引手数料が安いかどうか」は多くの人が気にするポイントです。効率よく利益を狙うためには、なるべく取引コストを抑えることが大切なポイントとなります。
楽天証券では、投資信託や一部のETF、債券など多くの金融商品が手数料無料で取引できます。国内株式では、自分の取引スタイルに合わせて手数料コースが選べる点も魅力のひとつです。本記事では、楽天証券の取引手数料について金融商品別に解説していきます。
他の証券会社の取引手数料との比較も行っていますので、ぜひ口座開設を行う際の参考にしてください。
目次
【商品別】楽天証券の取引手数料
楽天証券の取引手数料の特徴を教えてください。
楽天証券では投資信託や一部のETF、債券など多くの金融商品が手数料無料で取引できます。 国内株式の取引では、「超割コース」と「いちにち定額コース」の2種類のコースが用意されており、自分の取引に合わせて手数料コースを選べることが特徴です。
楽天証券では、国内株式や海外株式、ETF、投資信託など多くの金融商品を取り扱っており、それぞれ取引手数料が定められています。ここでは、取扱商品別に楽天証券の取引手数料を確認しましょう。
国内株式(現物取引・信用取引)
楽天証券の国内株式取引(現物取引・信用取引)では、「超割コース」と「いちにち定額コース」の2種類の手数料コースが利用できます。超割コースでは1回の約定代金、いちにち定額コースでは1日の約定代金の合計に基づいて手数料が決められます。
超割コース
超割コースでは、1回の約定代金に基づいて手数料が決められます。手数料の詳細は、以下の通りです。
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
引用:楽天証券
超割コースでは、1回の約定代金が大きくなるほど取引手数料が高くなる仕組みとなっています。取引手数料の1.0%分がキャッシュバックされるため、株式投資をしながらお得にポイントを貯められることが特徴です。
「約定代金」とは?
約定代金は、「約定価格×買付株数」によって計算されます。株式市場がオープンしている間、株価は常に変動しているため、注文が約定したタイミングによって約定代金が異なってきます。
また、信用取引については以下の手数料が適用されます。
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 148円 |
50万円まで | 198円 |
50万円超 | 385円 |
引用:楽天証券
超割コースについては、現物取引と信用取引で手数料が異なるため注意しましょう。
「信用取引」とは?
信用取引とは、現金や株式を証拠金として預けることで、預け入れした金額よりも大きな金額で取引を行う手法です。
いちにち定額コース
いちにち定額コースは、1日の約定代金の合計に基づいて手数料が決められます。手数料の詳細は、以下の通りです。
1日の約定代金合計 | 取引手数料(税込) |
---|---|
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円 |
300万円まで 以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加 |
3,300円 |
引用:楽天証券
いちにち定額コースでは、1日の約定代金の合計が100万円までの株式取引は手数料無料となっています。ここでいう「1日の約定代金の合計」とは、前営業日の夜間取引および当日の日中取引の合計です。また、現物取引だけではなく、信用取引の約定代金も合計額に含まれます。
iDeCo
楽天証券では、iDeCo(個人型確定拠出年金)の取り扱いも行っています。楽天証券のiDeCoの特徴は、積立金額や残高に限らず誰でも運営管理費用が0円であることです。iDeCoは多くの金融機関で取り扱っている制度ですが、中には毎月数百円の運営管理手数料がかかるところもあります。
iDeCoはその制度上、長期間運用をしていくことが想定されるため、毎月数百円の差が将来的に運用成績に大きな差を与えることもあり得るでしょう。その点、楽天証券では運営管理手数料が0円で利用できるため、コストを抑えながら年金の準備が行えるメリットがあるのです。
また、すでに他の金融機関でiDeCoを利用している人でも、移換管手続きによって楽天証券へ取り扱いを変更できます。
「iDeCo」とは?
iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」とも呼ばれ、自分で掛金を拠出しながら将来の年金を私的に準備する制度です。掛金は5,000円以上1,000円単位で自由に設定でき、職業などによって毎月の上限額が定められています。
掛けた資金は自身で指定した金融商品によって運用され、その成果を60歳以降に年金として受け取る仕組みです。
また、掛金は全額所得控除されるなど、税制上でも多くのメリットがある制度となっています。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。 iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。 iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
(引用元:iDeCo(イデコ)の特徴)
ランキング
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
証券会社 | ||||||
つみたてNISA 口座開設数(万) |
246.3 | 253.8 | -- | -- | -- | |
取扱 投資信託 銘柄数 |
合計 | 176 | 182 | 172 | 163 | 152 |
インデックス型 | 154 | 118 | -- | 148 | 132 | |
アクティブ型 | 22 | 64 | -- | 15 | 20 | |
購入手数料 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
最低積立金額 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | |
積立頻度 | 毎月/毎週/毎日 | 毎月/毎日 | 毎月 | 毎月 | 毎月/毎日 | |
付与ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント |
楽天ポイント | 松井証券ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | |
口座開設 |
ランキング
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
証券会社 | |||||
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
国内株 銘柄数 |
◎ 178 |
◎ 177 |
○ 152 |
○ 170 |
○ 157 |
外国株 取扱国数 |
9カ国 | 6カ国 | 2カ国 | -- | -- |
投資信託 銘柄数 |
2680 | 2687 | 1220 | 1562 | 1432 |
IPO 対応社数 |
85社 | × NISA口座では IPO購入不可 |
50社 | 18社 | 19社 |
ポイント付与 対象取引 |
株式(国内) 投資信託 |
株式 投資信託 |
株式 暗号資産 (仮想通貨) |
投資信託 | 投資信託 |
付与ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント |
楽天ポイント | マネックス ポイント |
松井証券ポイント | Pontaポイント |
口座開設 |
ランキング
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
証券会社 | ||||||
口座管理手数料 (月額) |
171 | 171 | 171 | 171 | 171 | |
投資信託 インデックス型 |
||||||
手数料 | 下限:0.0968%以内 上限:1.9255%程度 |
下限:0.0968%以内 上限:0.495% |
下限:0.10989% 上限:0.895% |
下限:0.09680% 上限:0.66000% |
下限:0.132% 上限:0.66%以内 |
|
銘柄数 | 54 | 12 | 15 | 34 | 18 | |
投資信託 アクティブ型 |
||||||
手数料 | 下限:0.1749% 上限:2.124%程度 |
下限:0.55% 上限:1.98% |
下限:0.66% 上限:1.705% |
下限:0.48400% 上限:0.83600% |
下限:0.66% 上限:1.683% |
|
銘柄数 | 29 | 13 | 16 | 5 | 8 | |
元本確保型 (預金・保険) 銘柄数 |
4 | 1 | 1 | 1 | 1 | |
口座開設 |
一般NISA
楽天証券の一般NISAでは、国内株式と投資信託がすべて無料で取引できます。
課税口座で国内株式を取引する際は、「超割コース」や「いちにち定額コース」の手数料が適用されますが、一般NISAにおける国内株式取引は買付、売却ともに無料です。
また、海外ETFについては買付手数料が全額キャッシュバックされます。楽天証券では課税口座でも15銘柄の米国ETFが手数料無料となっていますが、一般NISAではさらに中国ETFやシンガポールETFもキャッシュバックの対象です。一般NISAを利用して新興国への投資を検討している人にとっては、使い勝手が良い仕組みといえます。
なお、米国株式や中国株式、アセアン株式などの外国株式については、課税口座と同様の手数料が適用されます。
「一般NISA」とは?
一般NISAとは、2014年より導入された少額投資を行う人のための非課税制度です。毎年120万円の投資資金を上限に、株式や投資信託などの金融商品の取引によって得られた譲渡益や配当益が非課税になるものです。
一般NISAとは、2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度です。
例えば投資信託に投資した場合、「普通分配金」と売却時の「譲渡益」が非課税になります。
ただし、他の口座(一般口座や特定口座)で発生した譲渡益や配当金等との損益通算はできません。
(引用元:一般NISAとは )
非課税期間は最長5年間で、非課税枠は最大600万円となっています。2024年からは「新NISA」として、制度が変更されることが決まっています。
より多くの方々に長期・積立・分散投資を始めるきっかけとしてもらうため、2024年以降、一般NISAの非課税対象および非課税投資枠が見直され、2階建ての新しいNISAに変わります。
(引用元:新しいNISAとは)
つみたてNISA
つみたてNISAの対象となる投資信託やETFは、金融庁によって購入時手数料を無料とすることが定められているため、楽天証券でもすべて無料(ノーロード)で購入できます。
また、信託報酬についても一定水準以下となる制限があることから、つみたてNISAは低コストで資産形成を行える点が魅力の制度です。
金融庁が認可しているつみたてNISAの対象商品は全部で213本(2022年64月276日現在)ですが、楽天証券ではその内181本を取り扱っています。対象商品の約85%をカバーしていることとなり、投資家は豊富な選択肢の中から運用先を選定できるでしょう。
「つみたてNISA」とは?
金融庁は、つみたてNISAについて以下のように定めています。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
つみたてNISAは、一般NISAよりも後にできた制度で、非課税となる投資金額は毎年40万円、非課税期間は最長20年間です。金融庁が長期投資、分散投資に適していると認定した商品のみが対象商品となっていることが特徴です。
非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。なお、つみたてNISAでは、翌年の非課税投資枠に移すこと(ロールオーバー)はできません。
(引用元:非課税投資枠の取扱い)
楽天証券のつみたてNISAは、投資信託の積立購入を楽天カードでクレジット決済することでポイントが貯まり、楽天市場のお買い物がお得なSPU対象にもなるなど、楽天証券だけのメリットがある王道プランです。
また、どんなファンドに投資しようか悩んでいる方は、診断して、あなたにぴったりのコースを提案してもらえる「らくらく投資」のサービスを使うのもおススメです!
(引用元:楽天証券の王道プランでお得に投資!~はじめて「つみたてNISA」×「楽天カードクレジット決済」×「SPU」×「らくらく投資」を設定する方法~)
国内ETF・ETN
楽天証券の国内ETF・ETN(現物)の取引手数料は、国内株式取引の手数料と同じルールが適用されます。ただし、楽天証券が定める対象銘柄のETFについては、手数料無料で取引可能です。国内株式に限らず、国内REITや債券など幅広い銘柄のETFが対象となっています。
「ETF・ETN」とは?
ETFは「上場投資信託」のことで、株式のようにリアルタイムで売買が行える投資信託のことを指します。日経平均株価やTOPIXなどの株価指数に連動するように作られており、少額から投資できることが特徴です。
一方ETNとは、「上場投資証券」のことで、ETFでは組成しづらい株式や商品を組み入れています。ETFは「投資信託」であるのに対し、ETNは金融機関が発行母体の「債券」となっています。
楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、 2022年3月31日(木)現地約定分より、米国ETFにおいて、買付手数料無料で取引できる対象銘柄を新たに6銘柄追加し、主要ネット証券で最多※1となる15銘柄の買付手数料を無料にすることをお知らせします。
(引用元:楽天証券、米国ETFの買付手数料無料銘柄を拡充、業界最多の15銘柄に! )
IPO
楽天証券では、IPOの取り扱いも行っています。
「IPO」とは?
IPOとは、「新規公開株」のことで、新しく株式市場へ上場する企業の株式を指します。IPOでは、証券会社ごとに株式の割り当てが決められているため、抽選などによって選ばれた人だけが株式を購入する権利を得られます。
楽天証券のIPOでは、購入時の手数料は無料です。ただし、売却時には通常の株式取引と同様の手数料がかかります。
また、楽天証券のIPOは完全平等抽選方式を採用しているため、株式投資を始めたばかりの人や少額投資の人にも当選のチャンスがあります。2020年は38件、2021年は74件のIPOを取り扱っており、実績も豊富です。
豊富な取扱銘柄! 楽天証券のIPO取扱銘柄数は2021年:74件、2020年:38件と多数お取扱いしております。 上記取扱銘柄数は委託販売分を含みます。
(引用元:楽天証券のIPO/PO取引はここが魅力)
外国株式
楽天証券では、米国株式や中国株式、アセアン株式など幅広い地域の株式を取り扱っています。それぞれ取引手数料が異なるため、商品別に確認しましょう。
米国株式
楽天証券の米国株式取引では、1取引の約定代金に応じて手数料が決められます。
約定代金 | 手数料 |
---|---|
2.22米ドル以下 | 0円 |
2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満 | 約定代金の0.495%(税込) |
4,444.45米ドル以上 | 22米ドル(税込) |
引用:楽天証券
たとえば、約定代金が500米ドルとなった場合、取引手数料は約2.5ドルです。約定代金に応じて取引手数料も変動するため、取引の前にはどれくらいのコストが必要となるか確認しましょう。
また、楽天証券では、約定代金が4,444.45米ドル以上の取引については、22米ドルが上限手数料となっています。
画像のように、4,444.45米ドル以上の取引については、22米ドルより手数料がかかることはありません。
2021年の米国株式市場はワクチンの普及と財政政策で景気回復が加速し、絶好調の一年でした。主要株価3指数は、多くの機関投資家が指標とするS&P500種株価指数と、ハイテク株比率が大きいナスダック総合株価指数がともに約27%、ダウ工業株30種平均が19%を記録しました。
(引用元:米国株式取引をはじめてみよう!)
中国株式
楽天証券では、上海A株や香港株、中国ETFなどの中国株式も取り扱っています。取引手数料は以下の通りです。
手数料区分 | 手数料 (インターネット取引) |
|
---|---|---|
国内手数料 (対約定代金) |
10万円まで | 550円(税込) |
10万円超 100万円未満 |
約定代金の0.55%(税込) | |
100万円以上 | 5,500円(税込) | |
現地手数料 | なし | |
現地諸費用 | なし |
引用:楽天証券
取引手数料は約定代金に応じて決められる仕組みとなっており、最大でも5,500円となっています。新興国の株式取引にみられる現地手数料や現地諸費用がかからないのは嬉しいポイントです。
なお、香港株では片道±15銭、上海A株では片道±20銭の為替手数料がかかる点には注意しましょう。
「上海A株」とは?
上海A株とは、中国本土の「上海A株市場」に上場している株式です。主に、中国国内の投資家を対象とした株式市場で、人民元で取引されています。 それに対して、「上海B株」は海外の投資家に加え中国本土の投資家を対象とした株式市場で、米ドルで取引されていることが特徴です。
楽天証券は香港市場と上海A株市場に上場している個別銘柄のほか、香港に上場しているETF銘柄も取扱っています。
(引用元:中国株式)
アセアン株式
楽天証券では、アセアン主要国であるシンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの株式も取り扱っています。2022年6月3日現在、計243銘柄を取り扱っており、エアアジアやバンコク銀行、リッポー・カラワチなど幅広い分野に投資可能です。
アセアン株式の取引手数料について、以下の表にまとめています。
取引区分 | 手数料(インターネット取引) |
---|---|
国内手数料(対約定代金) | 約定代金の1.1%(税込) ※最低手数料550円(税込) |
現地手数料 | なし |
現地諸費用 | なし |
引用:楽天証券
通常、アセアン諸国への投資については、印紙税や取引所手数料、決済費用などの現地手数料がかかることが一般的です。しかし、それらの手数料は楽天証券側で負担してもらえるため、投資家は国内手数料のみでアセアン諸国への投資が行えます。
また、楽天証券でのアセアン株式取引は円貨にて取引可能です。シンガポールドルなどの現地通貨を準備する必要がないため、取引にも手間がかかりません。
なお、約定代金については、適用為替レートで計算した円貨額が適用されます。
楽天証券は、アセアン株式の取り扱いがある数少ない証券会社の一つです。 日本にいながら、アセアン主要4市場(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株式に投資できます。
(引用元:アセアン株式)
海外ETF
楽天証券では、米国や香港、シンガポールの株式市場に上場しているETFを取り扱っています。それぞれ、米国ETFは米国株式、香港ETFは中国株式、シンガポールETFはアセアン株式と同じ取引手数料が適用されます。
ただし、米国ETFの内15銘柄については手数料無料で取引可能です。対象銘柄は以下の通りとなっています。
コード | 銘柄名 |
---|---|
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
AGG | iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF |
IYR | iシェアーズ 米国不動産 ETF |
VT | バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
SPY | SPDR S&P 500 ETF |
RWR | SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF |
GLDM | SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト |
AIQ | グローバルX AIビッグデータ ETF |
FINX | グローバルX フィンテックETF |
GNOM | グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF |
※2022年6月27日現在
参考:楽天証券
投資信託関連商品
楽天証券では、投資信託や外貨建てMMFも取り扱っています。特にNISA口座の活用を検討している人は、投資信託の取引手数料は気になるポイントです。以下で詳しく確認しましょう。
投資信託
楽天証券では、2,600本を超える投資信託を取り扱っています(2022年6月27日現在)。購入時手数料は全て0円となっているため、ユーザーは手数料を気にせずに投資信託を購入することが可能です。
「投資信託」とは?
一般社団法人投資信託協会は、投資信託について以下のように説明しています。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。 「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会「そもそも投資信託とは?」
投資信託は、投資の専門家に運用を任せられることが大きな魅力の金融商品です。初めて資産運用を行う人の中には、「どんな商品に投資すればいいか分からない」という人もいるかもしれません。
しかし、投資信託では運用の専門家が市場の状況に応じて投資する商品を選定してくれるため、投資家は銘柄選定の手間がかかりません。
通常、投資信託では1.0~3.0%程度の購入時手数料がかかりますが、楽天証券では2019年12月以降、全商品無料となっています。「なるべく手間をかけずに資産運用を行いたい」という人にとっては、投資信託が手数料無料で購入できるのは嬉しいメリットです。
外貨建てMMF
楽天証券では、米ドル建て、南アフリカランド建て、トルコリラ建てのMMFを取り扱っています。取引手数料は全て無料となっているため、利用者は為替スプレッドのみでMMFを取引することが可能です。
各MMFのスプレッドは以下の通りです。
通貨 | スプレッド |
---|---|
米ドル建てMMF(GS) | 25銭 |
米ドル建てMMF(ニッコウ) | 25銭 |
南アフリカランド建てMMF | 30銭 |
トルコリラ建てMMF | 1円50銭 |
引用:楽天証券
「外貨建てMMF」とは?
外貨建てMMFとは、投資信託の一種で、格付けが高い短期の外国国債や社債などに投資をするファンドです。投資対象が債券であることから、比較的低リスクで運用できることが魅力の金融商品です。
米ドルやユーロなど、外貨建ての格付の高い国債などの短期債券を中心に運用されます。 毎日運用実績に応じた分配が行われ、その月の分配金を月末にまとめて元本に再投資する1ヵ月複利の商品です。少額からの申込・換金が可能です。
(引用元:外貨建てMMF)
楽天証券の手数料は安い?高い?大手証券会社との比較表
楽天証券は、他の証券会社と比較して手数料が安いのでしょうか?
楽天証券では投資信託や一部のETFなど多くの商品が手数料無料で取引できます。国内株式取引についても、取引スタイルに合わせて手数料コースを選べる点が大きな魅力です。
以下の表にて、楽天証券と国内大手ネット証券の取引手数料を比較しています。
国内株式 | 国内ETF | 米国ETF | 信用取引 | iDeCo (運営管理費用) |
一般NISA | |
---|---|---|---|---|---|---|
・超割コース 55~1,070円(税込) ・いちにち定額コース 0~3,300円(税込) |
・超割コース 55~1,070円(税込) ・いちにち定額コース 0~3,300円(税込) ※一部手数料無料の銘柄あり |
0米ドル~22米ドル(税込) | ・超割コース 99~385円(税込) ・いちにち定額コース 0~3,300円(税込) |
0円 | ・国内株式の買付、売却手数料無料 ・投資信託の買付手数料無料 ・海外ETFは買付手数料全額キャッシュバック |
|
・スタンダードプラン 55~1,070円(税込) ・アクティブプラン 0~1,691円(税込) ※300万円以降100万円増加ごとに+295円 |
・スタンダードプラン 55~1,070円(税込) ・アクティブプラン 0~1,691円(税込) ※300万円以降100万円増加ごとに+295円 |
0~22米ドル(税込) | ・スタンダードプラン 99~385円(税込) ・アクティブプラン 0~880円(税込) ※200万円以降100万円増加ごとに+440円 |
0円 | ・国内株式の買付・売却手数料無料 ・投資信託の買付・売却手数料無料 ・海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料無料 |
|
・取引毎手数料コース 55~1,070円(税込) ・一日定額手数料コース 550~5,500円(税込) ※600万円以降300万円増加ごとに+2,750円 |
・取引毎手数料コース 55~1,070円(税込) ・一日定額手数料コース 550~5,500円(税込) ※600万円以降300万円増加ごとに+2,750円 |
0~22米ドル(税込) | 99~385円(税込) | 0円 | ・国内株式売買手数料無料 ・投資信託の購入手数料無料 ・米国株式・中国株式の買付時国内取引手数料は全額キャッシュバック |
|
|
・一律プラン 50~880円(税込) ・定額プラン 0~1,540円(税込) ※300円以降100万円増加ごとに+295円 |
・一律プラン 50~880円(税込) ・定額プラン 0~1,540円(税込) ※300円以降100万円増加ごとに+295円 |
取扱なし | 0円 | 取扱なし | 課税口座での取引と同様 |
|
55~1,070円(税込) | 55~1,070円(税込) | 取扱なし | 0円 | 0円 | 課税口座での取引と同様 |
|
55~880円(税込) | 55~880円(税込) | 0円 | ・300万円以下:88円(税込) ・300万円超:0円 |
取扱なし | 0円 ※つみたてNISAの取り扱いはなし |
引用:楽天証券、SBI証券、マネックス証券、SBIネオトレード証券、LINE証券、DMM株
楽天証券を利用する4つのメリット
楽天証券にはどのようなメリットがあるのですか?
楽天証券のメリットはなんといっても手数料の安さです。国内株式では「超割コース」と「いちにち定額コース」の2種類のコースがあり、自分の取引スタイルに合わせて手数料コースが選べる利便性があります。 その他にも、ポイント投資ができる点やグループサービスとの連携など、たくさんの魅力がある証券会社です。
楽天証券には、以下の4つのメリットがあります。
楽天証券のメリット
- 取引手数料が業界最低水準
- 楽天ポイントで投資可能
- 楽天銀行との連携でさらにお得に
- 商品ラインナップが多い
それぞれ詳しく確認しましょう。
取引手数料が業界最低水準
楽天証券の取引手数料は業界最低水準となっており、投資家はコストを抑えた取引を行うことが可能です。投資信託や一部のETF、債券の取引が手数料無料で利用できるうえに、一般NISAでは海外ETFの手数料はすべてキャッシュバックされるといった特典も用意されています。
国内株式手数料は、「超割コース」と「いちにち定額コース」の2種類に分かれており、投資家は自分の取引スタイルに合わせて手数料コースを選べる点が大きなメリットです。それぞれのコースについて、以下で詳しく解説します。
超割コース
超割コースの手数料は以下の通りです。
〈現物取引〉
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
引用:楽天証券
〈信用取引〉
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 148円 |
50万円まで | 198円 |
50万円超 | 385円 |
引用:楽天証券
超割コースでは、1回の約定代金に応じて取引手数料が決められます。さらに手数料の1.0%分のポイントが付与されるため、資産運用をしながらポイントを貯めることも可能です。
また、投資信託の残高が3,000万円を超えるなど一定の条件を満たした場合は、「大口優遇」として、よりお得な手数料で取引が行えます。ポイントバック率も2.0%になるなど、楽天証券を利用するほどお得にポイントが貯められる仕組みです。
いちにち定額コース
いちにち定額コースの手数料は以下の通りです。
1日の約定代金合計 | 取引手数料(税込) |
---|---|
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円 |
300万円まで 以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加 |
3,300円 |
引用:楽天証券
いちにち定額コースでは、1日の約定代金の合計額によって手数料が決められます。さらにいちにち定額コースでは、「デイトレード割引」があり、片道分の手数料が無料となる特典も用意されています。
1日合計100万円までの取引手数料は0円となっていることから、何度も取引を繰り返す人でもコストを抑えた取引が可能です。
なお、「前営業日の夜間取引と当日の日中取引」の合計額が「1日の取引金額合計額」とみなされます。
楽天ポイントで投資可能
楽天証券では、楽天ポイントを利用して投資信託や国内株式(現物)、米国株式(円貨取引)などの金融商品を購入できます。ポイントは1ポイント=1円として、NISAやつみたてNISAで利用することも可能です。
ただし、他のポイントから交換した楽天ポイントや期間限定ポイントは利用できません。
ポイント投資は4つの金融商品で利用可能
楽天証券のポイント投資は、「投資信託」「国内株式投資(現物)」「米国株式(円貨決済)」「バイナリーオプション」で利用可能です。
投資信託では、「スポット購入」と「積立注文」で利用でき、会員ランクによって利用上限が定められています。積立投資では、あらかじめ利用するポイントを設定しておくことで、自動でポイント投資が行える仕組みです。ポイントの設定は、「すべて使う」「毎月の上限〇〇ポイント」など自由に設定できるため、利用したいポイント数に応じて設定しましょう。
国内株式や米国株式の取引でも、楽天ポイントを購入資金や手数料に充てられます。NISA口座での利用も可能であることから、「投資に興味はあるけど、なかなか始める勇気がない」という人は、まずポイント投資からデビューするのもひとつの方法です。
また、バイナリーオプションでは、ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/ドルの通貨ペアにてポイント投資が利用できます。会員ランクによって1ヵ月あたりの上限、1回あたりの上限が定められているため注意しましょう。
楽天銀行との提携でさらにお得に
楽天証券では、グループ会社である楽天銀行の口座と連携することによって、優遇金利を受けられたり、取引ごとにポイントが貯まったりと、さらにお得に利用できる特典が用意されています。
2022年6月下旬より、投信積立での楽天キャッシュ決済を開始!キャンペーン中は最大1%の楽天ポイントが貯まります。 2022年9月買付分より、投信積立の楽天カードクレジット決済について、ポイント還元率を一部変更いたします。銘柄によって、還元率が1%もしくは0.2%となります。 楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、毎月最大10万円までがポイント還元の対象となります。また、積立設定の引き落とし方法を楽天カードクレジット決済から楽天キャッシュ決済へ簡単に変更できるサービスもご提供いたします(6月提供開始予定)。
(引用元:投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について)
マネーブリッジ
マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行間で自動入出金(スイープ)を行うサービスで、誰でも手数料無料で利用できるものです。通常、証券口座への入金は提携銀行からのオンライン入金や振込手続きによって行いますが、マネーブリッジの自動入金では買付時に自動で楽天銀行から入金が行えます。銀行口座の残高も楽天証券上で確認できるため、他のサイトで残高確認をしたり、資金移動をしたりといった手間がかかりません。
また、マネーブリッジを行うことにより、楽天銀行の普通預金金利の優遇を受けられます。通常時は0.02%(税引前)の普通預金金利が、マネーブリッジに申し込むだけで残高300万円以下に対して年0.10%(税引前)、300万円以上に対して年0.04%(税引前)の金利が適用されます。2022年6月現在、メガバンクの普通預金金利は0.001%となっているため、最大100倍の金利が受けられるのは大きなメリットといえるでしょう。
ハッピープログラム
楽天銀行が実施する「ハッピープログラム」では、楽天証券での取引も対象となっています。対象サービスは株式取引や投資信託の保有、楽天FXでの取引などです。
対象者は楽天ポイントが貯まるだけでなく、楽天銀行のATM手数料がひと月あたり最大7回まで無料となったり、楽天銀行間での振込手数料が無料となったりと様々なサービスが受けられます。ハッピープログラムは楽天銀行ホームページ上にてエントリー手続きが必要であるため、楽天証券を利用する際は忘れずに手続きを行いましょう。
商品ラインナップが多い
楽天証券のメリットとして、商品ラインナップが多いことが挙げられます。楽天証券での取扱商品は以下の通りです。
楽天証券の取扱商品
- 国内株式
- 外国株式
- 投資信託
- 楽ラップ
- iDeCo
- 債券
- FX
- CFD
- 先物・オプション
- 金・プラチナ など
証券会社によっては、取扱商品に偏りがあるところもあるため、楽天証券のようにワンストップで取引が完結できるのは嬉しいポイントです。
楽天証券を利用するデメリット
楽天証券にはどのようなデメリットがあるのですか?
楽天証券では、楽天ポイント以外のポイントが貯められない点や、単元未満株の取り扱いがない点がデメリットといえます。
様々なメリットが挙げられる楽天証券ですが、デメリットについてもあわせて確認しましょう。
ポイントが楽天ポイントのみに優遇されている
楽天証券は楽天グループの証券会社であるため、優遇を受けられるのは楽天ポイントのみとなっています。「Tポイントやdポイントをメインに貯めている」といった人には、少々不便に感じることもあるかもしれません。
ただし、楽天ポイントはポイント投資やお買い物、旅行代金など幅広く利用できるため、楽天証券の利用で得たポイントは楽天グループ内で活用するとよいでしょう。
単元未満株は買取請求のみ
楽天証券では、単元未満株の取り扱いは買取請求のみとなっています。そのため、「国内株式を少額投資で始めたい」という人にとっては、使い勝手が悪いと感じることもあるかもしれません。
また、買取請求についても1件330円(税込)の取次手数料がかかるため注意しましょう。
「単元未満株」とは?
単元未満株とは、100株や1,000株など定められた単元に満たない株式のことです。日本の株式取引では、銘柄ごとに100株や1,000株を1単元としています。そのため、1株あたりの株価が高額である場合は、1単元の取引を行うのにまとまった資金が必要となることもあります。
しかし、単元未満株では1株単位から取引が行えるため、少額取引でも株式を購入できるメリットがあるのです。
楽天証券でコストを抑えた取引を始めよう
楽天証券は、投資信託や一部のETF、債券などが手数料無料で取引できる証券会社です。国内株式についても「超割コース」「いちにち定額コース」の2つのコースが用意されており、投資家は自分の取引スタイルに合わせて手数料コースを選べるメリットがあります。
金融商品を取引する際は、なるべく取引コストを抑えることが大切です。現在は多くの証券会社で低コスト化が進んでいますが、「株式取引に力を入れているところ」「NISA口座での取引を優遇しているところ」など、その特徴はさまざまです。
証券会社を選ぶ際は、「自分がどの金融商品をメインに取引を行うのか」「取引の金額や投資期間はどれくらいか」といった投資意向を明確にすることが大切です。その投資意向に合う証券会社を利用することで、よりコストを抑えた取引が可能になるでしょう。
楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、このたび、お金にまつわる記事や投資情報を発信するオウンドメディア「トウシル」がサービス開始から5周年をむかえることを記念して、5周年記念スペシャルコンテンツを公開することを、お知らせします。
(引用元:楽天証券の投資情報メディア「トウシル」、5周年記念スペシャルコンテンツ公開)
楽天証券の手数料に関するQ&A
楽天証券の手数料に関する質問について答えていきます。
- 現引・現渡取引に手数料は発生しますか?
- 楽天証券での現引・現渡取引は手数料無料となっています。また、楽天証券ではオンライン上での注文の他に、オペレーターによる電話注文も利用できますが、この場合も手数料無料で利用可能です。
- 手数料分の預り金がなくても国内株式は売却可能ですか?
- 手数料分の預り金がなくても、国内株式売却の注文を出すことは可能です。売却代金から手数料額が差し引かれて入金される流れとなります。 ただし、売却代金が手数料額に満たない場合は不足額を受渡日までに入金する必要があります。
- ETF取引に関する手数料を教えてください
- ETF取引については、ETFが上場している株式市場の現物取引と同様の手数料が適用されます。詳細は以下の通りです。
ETF種類 取引手数料 国内ETF(東証) 超割コース・いちにち定額コース 米国ETF(NYSE、NASDAQ) 0~上限22米ドル(税込) 中国ETF(香港) 550~上限5,500円(税込) シンガポールETF 1取引につき約定代金の1.1%(税込)
ただし最低手数料550円(税込)
- 証券口座から出金する際、振込手数料はかかりますか?
- 楽天証券の証券口座から、指定預金口座に資金を出金する際の振込手数料は、楽天証券の負担となっています。手数料を気にせずいつでも出金手続きが行える点は、投資家にとって嬉しいメリットです。 ただし、証券口座あてに銀行振込で入金する場合の振込手数料は、顧客負担となっています。楽天証券が提携している銀行からの「リアルタイム入金サービス」や「らくらく入金」、楽天銀行からの自動入金(スイープ)は手数料無料で入金可能です。
- 楽天証券での贈与手続きに手数料はかかりますか?
- 楽天証券では、国内株式や債券、海外ETF、投資信託などで贈与手続きが可能となっています。その際は1銘柄につき2,200円(税込)の手数料がかかります。ただし、移管先の1口座あたりの上限手数料は1万1,000円(税込)です。 手数料は贈与を行う贈与者の負担となり、贈与者の口座から引き落とされます。