楽天ビジネスカードとは? 特徴・利用するメリット・ポイントを貯めるコツについて
(画像=Wealth Bridge編集部)

楽天ビジネスカードは、その名の通りビジネス利用が可能で、楽天プレミアムカードの子カードとして申し込めます。ビジネスシーンでもプレミアムカードと同様の特典が利用できるカードとして人気を集めています。

このページでは、楽天ビジネスカードの機能や利用するメリットについてご紹介します。ポイントを上手に貯めるコツもお伝えしますので、どんどん楽天ポイントを貯めていきましょう。

目次

  1. 楽天ビジネスカードの特徴とは
  2. 楽天ビジネスカードを利用するメリット
  3. 楽天ビジネスカードを利用するデメリット
  4. 楽天ビジネスカードを申し込める人とは?
  5. 楽天ビジネスカードの申し込み方法
  6. 楽天ビジネスカード申し込み時の主な注意点
  7. 楽天ビジネスカードと合わせて他にも検討しておきたいビジネスカード
  8. 自分に合うビジネスカードを選ぶ際の重要なポイント
  9. 楽天ビジネスカードでポイントを貯めるコツ
  10. 楽天ビジネスカードに関するFAQ
  11. 楽天ビジネスカードはポイントの溜まりやすい事業用カード

楽天ビジネスカードの特徴とは

楽天ビジネスカードの特徴から、利用に向いているのはどんな人?

質問者①
編集部

楽天プレミアムカードの特典をビジネスでも利用できるのが最大の特徴です。よって普段から楽天市場・楽天トラベル・楽天モバイルといった楽天系のサービスの利用頻度が高い人に向いています。楽天市場でポイントが貯まりやすい特典もあり、ビジネスシーンでもお得にポイントを貯めることが可能です。 ポイントが貯まりやすいクレジットカードとして定番人気がある楽天カードには、いくつかの種類があります。

その中で、ビジネス利用に便利でお得なサービスを用意しているのが、楽天ビジネスカードです。

通常の楽天カードと同様にポイントが貯まり、VISAビジネスオファーが利用できる特典も付帯します。

楽天ビジネスカードで経費精算を一本化し、経理作業を楽にしながら、ポイントも貯まるお得なカードです。

また楽天プレミアムカードと同様の特典を利用できるのも大きな特徴です。

プライオリティ・パスが発行できるので、世界で1,300以上ある空港ラウンジを利用可能です。

楽天ビジネスカードの3つの特徴

楽天ビジネスカードには、下記のような特徴があります。


  • 個人カードの子カードとしてビジネスに利用できる
  • 楽天市場ではポイント還元率が最大5倍になる
  • プレミアムカードのサービスをビジネスでも利用可能

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードの子カードです。

よって、楽天プレミアムカードの保有者が持てるビジネスカードということになります。

楽天プレミアムカードを保有していない方の場合、ビジネスカードとプレミアムカードの両方を同時に申し込むことが可能です。

ではそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

個人カードの子カードとしてビジネスに利用できる

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードの子カードとして位置づけられています。

楽天プレミアムカードを保有している方が、サブカードとしてビジネス用に利用できるカードです。

プライベートもビジネスも同じクレジットカードで決済してしまうと、経費の精算などがややこしくなってしまいます。

そこで子カードを持つことで、親カードとは請求が別になるため、支払いを分けることが可能です。

ビジネスカードを会計ソフトと連携させれば、仕分けの入力の負担が減り、確定申告のための準備等も楽になります。

楽天市場のショッピングでポイント還元率が最大5倍になる

楽天市場で楽天カードを使うとポイント還元率は1.0%ですが、楽天ビジネスビジネスカードで決済すると最大4倍のポイントがプラスされ、最大5倍となります。

この特典は楽天市場で行われている「スーパーポイントアッププログラム(SPU)」によるものです。

しかし、楽天ビジネスカードの支払いでも、ポイント還元の対象外になったり、還元率が変わったりするケースがあります。

たとえば電気・ガス・水道など、公共料金の支払いについては、0.2%の還元率です。

なお、楽天ポイントの会員ランクによって月間の獲得ポイントに上限があることにも注意しましょう。

プレミアムカードのサービスをビジネスでも利用可能

楽天プレミアムカードのサービスを、楽天ビジネスカードでも利用可能です。

具体的には下記のような特典です。


  • プライオリティ・パスの利用
  • 選べる優待特典(楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコース)
  • 国内旅行傷害保険が最高5,000万円

プライオリティ・パスがあると、世界各地にある1,300以上の空港ラウンジを利用できます。

たとえば成田国際空港であれば、IASS Executive Lounge、ANA Lounge、KAL Business Class Loungeが対象となっています。

楽天ビジネスカードがおすすめなのはこんな方

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードのサブカードです。

そのため、まず楽天プレミアムカードを保有できる方であることが前提です。

楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスの付帯など、数多くの特典が充実しているカードですが、年会費が11,000円(税込)かかります。

楽天ビジネスカードの年会費は2,200円(税込)ですので、合計で13,200円が必要となります。

毎年1万円以上の年会費を支払うことになるので、特典を十分に活用できる方でないと、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。

旅行や出張に出かける回数、空港ラウンジを利用する回数など、特典をどの程度利用できるかを考慮して判断しましょう。

楽天プレミアムカードを保有したうえで、ビジネス用のカードを別に保有したい方に向いているのが楽天ビジネスカードです。

楽天ビジネスカードを利用するメリット

楽天ビジネスカードで見逃せないメリットって何?

質問者①
編集部

まず、通常の楽天カードよりポイント還元が優遇されていることで、楽天市場でのポイントが貯まりやすくなっています。ビジネス利用でも楽天市場を利用する際に、ポイント面で有利なカードです。楽天市場はお買い物マラソンや楽天スーパーセールなど、ポイントが増えるイベントを開催することもあり、併用するとさらにポイントが貯まりやすいです。

【1】還元率が高くポイントが貯まりやすい

楽天ビジネスカードは、「スーパーポイントアッププログラム(SPU)」で優遇されています。

楽天市場で楽天ビジネスカードを利用すると、100円の利用につき5ポイント貯まるので、通常の楽天カードの5倍にあたる5%の還元率になります。

たとえば楽天市場で10,000円のショッピングをすると、通常の楽天カードでは100ポイントの付与ですが、楽天ビジネスカードなら500ポイントが付与されます。

定期的に使うことを考えると、年間ではかなり大きな差になるでしょう。

ビジネス利用の場合、オフィスの設備などまとまった費用の支払いをすることもあり、その際に楽天市場を使えばポイントも大量にもらえるのでお得です。

楽天ビジネスカードは、ビジネスでもポイントをしっかり貯めたい方に向いているクレジットカードと言えます。

【2】楽天プレミアムカードのサービスも利用できる

楽天ビジネスカードは子カードという位置づけですが、親カードである楽天プレミアムカードの特典を利用できるのも大きな特徴です。

たとえばプライオリティ・パスは楽天ビジネスカードでも発行することができ、世界中にある1,300以上の空港ラウンジを利用できます。

搭乗する前の時間を、待合スペースから離れた落ち着いたラウンジでゆったり過ごせます。

多くのラウンジでは無料のWi-Fiがあり、仕事を進めたり情報をチェックしたりすることが可能ですし、ラウンジによっては軽食やアルコールを用意している場合もあります。

プライオリティ・パスのアプリを使えば、空港マップやフロアマップでラウンジの場所も簡単に分かります。

空港ラウンジのほかにも、選べるサービス、誕生月サービスなど、あらゆる楽天プレミアムカードの特典を、楽天ビジネスカードでも利用可能です。

【3】VISAビジネスオファーでお得なサービスを利用できる

「VISAビジネスオファー」とは、VISAの法人会員を対象に、さまざまなサービスを優待価格で利用できる特典のことで、さまざまな企業で優待を利用できます。

対象企業の一つである株式会社ユーゴの「スプリント」は印刷・納品のサービスで、全国当日発送し、東京都23区内の場合は当日納品が可能です。

「VISAビジネスオファー」を使えば、プリントサービスを5%割引で利用できます。

「エグゼクティブセンター」は、カスタマイズ可能なオフィススペースを提供するサービス。

東京や横山などの一等地にあり、「VISAビジネスオファー」の特典を使うと、12ヵ月以上の契約で20%割引になります。

「スマイルワークス」はクラウド型のERPシステムで、販売管理や仕入れ管理に加え、人件費・給与計算・経費精算などのバックオフィス業務をサポート。

「VISAビジネスオファー」により、初期費用が半額になり、月額費用も割引されます。

この他にもさまざまなビジネスサービスを、お得な料金で利用できます。

楽天ビジネスカードを利用するデメリット

楽天ビジネスカードで失敗しやすい注意点は何ですか?

質問者①
編集部

楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードを同時に持つ必要がありますが、ビジネスカードは法人用で、プレミアムカードは個人用であることに注意が必要です。ビジネスカードの利用によるポイントはビジネスカードではなく、プレミアムカードのほうに付与されます。貯まったポイントの使い方次第では、経費精算のルールに引っ掛かることがあるので注意が必要です。

【1】利用枠は最大300万円でプレミアムカードの年会費は経費にできない

クレジットカードの利用枠は、楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの合計で最大300万円となります。

楽天プレミアムカードの利用が多い経営者の場合、ビジネスカードの利用枠が減ってしまい、思ったように利用できなくなるかもしれません。

その場合は楽天プレミアムカードのほうも、ビジネスで利用する必要があるでしょう。

ただし楽天プレミアムカードはプライベート用の個人カードであり、年会費を経費に組み込むことは不可能です。

ポイント還元率の高さや付帯特典の多さは魅力的なものの、高い年会費に抵抗を感じる方もいるでしょう。

高額な年会費を支払いたくない方、ポイント還元でカバーできるほど利用額が多くない方は別のビジネスカードを検討するのが良いでしょう。

【2】支払いは一括払いのみ

楽天ビジネスカードのショッピング支払い方法は一括払いのみで、分割払い・リボ払いなどは利用できません。

またキャッシング機能もありませんので、ビジネスカードで資金繰りに役立てることも不可能です。

利用した分はすべて一括で支払う必要があるため、高額な利用をする場合は、引き落としができる範囲に留めましょう。

残高不足で引き落としに失敗すると滞納となり、遅延損害金が発生し、クレジットカード会社からの信頼度が低下してしまいます。

支払いをそのまま放置すると、強制的に利用停止・退会、裁判や財産差し押さえにつながります。

もし引き落としができそうもない場合は、早い段階でクレジットカード会社に電話をして相談してください。

近いうちに支払える場合は、「いつまでにいくら支払う」と具体的に伝えます。

場合によっては、引き落とし日を数日遅らせるなどの処置を取ってくれることもあります。

楽天ビジネスカード以外のビジネスカードでは、分割払いなどを利用できることもあるため、どうしても一括払いだけでは支障がある場合は、それらのクレジットカードの検討も必要かもしれません。

【3】ポイント消費時には経費精算が必要となる

楽天ビジネスカードの利用で発生するポイントは、楽天プレミアムカードの利用分と合わせえて、プレミアムカードのほうに付与される仕組みです。

ビジネスカードに直接ポイント付与されるわけではないので、貯まったポイントをビジネスで利用する場合は経費精算が必要です。

ビジネスカードの利用で付与されるポイントは会社に所属するので、プライベートで消費することは原則的に不可能です。

楽天ビジネスカードを申し込める人とは?

楽天ビジネスカードだけを保有することはできないの?

質問者①
編集部

楽天ビジネスカードは、あくまで楽天プレミアムカードのサブカードであるため、楽天ビジネスカードだけを、楽天プレミアムカード抜きで保有することはできません。ただし楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードを同時に発行することが可能です。よって現在楽天プレミアムカードを持っていない方でも、楽天ビジネスカードを申し込むことができます。

楽天ビジネスカードに申込みができるのは、以下に該当する方です。


  • 楽天プレミアムカードを保有している人
  • 個人事業主または法人代表者の人

楽天プレミアムカードを保有している人

楽天ビジネスカードは、単体で発行することができません。

楽天プレミアムカードの子カードとして発行することになるため、楽天プレミアムカードの保有は必須です。

ただし楽天プレミアムカードをまだ持っていなくても、楽天ビジネスカードと同時に申し込むこともできます。

なお申し込み資格には「20歳以上で安定した収入のある」という表記もあるため、収入のない方、無職の方は申し込めません。

個人事業主または法人代表者の人

楽天ビジネスカードの申込みができるのは、個人事業主の方または法人代表者の方です。

起業したばかり方の場合、プライベートの支払いと事業の支払いで同じカードを使ってしまうことも多いのではないでしょうか。

私費と経費が混ざってしまうと、後から経費精算がややこしくなり、確定申告や決算の手間も多くかかってしまいます。

それを防ぐには、事業専用のクレジットカードを持っておくのが有効です。

ビジネス利用を1枚のカードにまとめることで経費の状況も見えやすくなり、経営に生かすこともできます。

楽天ビジネスカードの申し込み方法

楽天ビジネスカードの申込みはネットだけで完結するの?

質問者①
編集部

楽天ビジネスカードを発行するには、Webで申し込んだ後に書類の提出が必要です。個人事業主に比べ、法人代表者の場合は提出書類が多くなります。書類の有効期限も定められているため、発行してから時間が経過していると認められないこともあるので注意しましょう。またプレミアムカードの保有が前提であることで、審査の基準も低くないと推測されます。

ここからは、楽天ビジネスカードの申込み方法や必要な書類について解説します。

申し込みの流れ

楽天ビジネスカードの申込みの手順は下記のとおりです。


  1. 公式サイトで申込みの手続き
  2. 必要書類が勤務先に届く
  3. 書類を楽天カードへ返送
  4. 審査で問題なければカードが発行される

自宅ではなく、勤務先に書類が送付されるのがポイントです。また、オンラインだけで申込みは完結せず、必要な書類を返送する必要もあります。

楽天カードから送られてくる書類は、個人事業主・法人代表者で、下記のように異なります。

個人事業主 法人代表者
・楽天ビジネスカードについての案内1部
・返信用封筒1部
・預金口座振替依頼書2部
・楽天ビジネスカードについての案内1部
・返信用封筒1部
・法人名義預金口座からの支払いに関する同意書1部
・預金口座振替依頼書2部

出典:楽天カード

法人代表者の場合、「法人名義預金口座からの支払いに関する同意書」も含まれます。

申し込み時に必要な書類

以下の書類を返信用封筒に入れ、楽天カードへ送付します。

個人事業主 法人代表者
・預金口座振替依頼書
※すでに登録済みの場合は提出不要のケースあり
・法人名義預金口座からの支払いに関する同意書
・商業登記簿謄本(6カ月以内)または法人登記印の印鑑証明書(3カ月以内)
・預金口座振替依頼書
※すでに登録済の場合は提出不要のケースあり

出典:楽天カード

個人事業主の場合

個人事業主の場合、楽天カードに提出するのは「預金口座振替依頼書」のみです。

支払いに使うのは、個人名義の預金口座となります。

法人代表者の場合

法人代表者の場合、個人事業主よりも提出書類が多くなります。

預金口座振替依頼書に加え、法人名義預金口座からの支払いに関する同意書、商業登記簿謄本または法人登記印の印鑑証明書も必要です。

商業登記簿謄本は6か月以内であること、法人登記印の印鑑証明書は3か月以内であることも条件です。

古いものは無効とみなされてしまうので注意しましょう。

楽天ビジネスカードの審査基準とは?

楽天ビジネスカードの審査基準は、一般的なビジネスカードよりやや難易度が高いと推測されます。

その理由は、楽天プレミアムカードの発行が前提となっているためです。

楽天プレミアムカードは楽天カードの中で上級ランクに位置し、年会費も11,000円(税込)と高額です。

よって、上級ランクのカードを持つのに相応しい収入があるか、支払い能力があるかを審査されると思われます。

楽天ビジネスカードとプレミアムカードを同時に申し込む場合、起業して間もない方の場合は審査がやや厳しくなるかもしれません。

その一方で楽天プレミアムカードをすでに保有している方の場合は、すでにカードの保有が承認されているので、楽天ビジネスカードの審査もすんなり通る可能性もあります。

また楽天カードや楽天ゴールドカードなどのクレジットヒストリーも重要な要素です。

期日通りに支払っているか、決済額が多いかなども問われると考えられます。

カードの発行状況を確認する方法

カードの発行状況について、楽天カードに設けられている専用のWebページでチェックすることができます。

アクセスしたうえで、カード申し込み受付ID、生年月日、電話番号の下4桁を入力すると、状況の確認が可能です。

ただしこの方法が使えるのは、プレミアムカードとビジネスカードの同時申込みの場合のみです。

発行状況を確認できるのもプレミアムカードのみなので、注意しましょう。

楽天ビジネスカード申し込み時の主な注意点

楽天ビジネスカードを複数枚発行することはできますか?

質問者①
編集部

楽天ビジネスカードは、1人あたり1枚と決められていますので、1人で複数枚発行することはできません。会社によってはビジネスカードを複数枚発行して社員に使わせることもありますが、その場合は楽天ビジネスカード以外を選ぶ必要があります。

楽天ビジネスカードに申し込むときに注意したいポイントについて解説します。

①個人用と法人用に使い分けた方がいい理由

個人用には楽天プレミアムカード、法人用には楽天ビジネスカードを発行して、利用シーンに応じて使い分けましょう。

使い分けることで、ビジネスカードにプライベートの支出が入らないので、経費の仕分けの手間がかかりません。

経費の振込を毎回行うと振込手数料が発生しますが、楽天ビジネスカードに集約すれば振込手数料の削減につながります。

多様な経費の支払いをカードの引き落とし口座にまとめることができ、経費処理も効率的になります。

楽天ビジネスカードの利用明細を見れば、何の経費が発生しているのかすぐに分かります。

経費の見直しに活用することもでき、経営状況の良化にもつながります。

②ビジネスカードは1人につき1枚まで

楽天ビジネスカードの発行は、1人あたり1枚のみと決められていますので、申込者が複数のカードを発行することはできません。

1人で複数のビジネスカードを発行して、目的別に使い分けることはできないことに注意しましょう。

また企業用のビジネスカードを複数枚発行して、各従業員に配って利用してもらうような方法も不可能です。

③ETCカード発行は一度に9枚まで!

楽天ビジネスカードでは、ETCカードを複数枚発行することができます。

ETCカードをそれぞれの従業員に渡すことできるため、車を使う事業を行っている方には便利です。

ただし一度に申込みができるのは9枚までで、10枚目が申し込めるのは、楽天ビジネスカードが到着してからとなります。

またETCカードは2枚目から550円(税込)の年会費が発生することにも注意しましょう。

楽天ビジネスカードと合わせて他にも検討しておきたいビジネスカード

楽天ビジネスカード以外におすすめのビジネスカードって具体的に何ですか?

質問者①
編集部

三井住友カード ビジネスオーダーズゴールドは、コスパの良いゴールドカードとしておすすめです。空港ラウンジの無料利用などの特典が付帯していますが、年会費が割引になる特典があるので、コストを低く抑えながらゴールドカードを活用したい方に向いています。その他に豪華な特典を利用したい方はセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。

三井住友カードビジネスオーナーズゴールド

三井住友ゴールドカードのビジネスカード版で、コスパに優れたゴールドカードを希望する方に向いています。

本会員の年会費は5,500円(税込)ですが、年間で100万円以上利用すると、翌年の年会費が無料になります。

毎年100万円以上利用していれば、ずっと年会費を支払うことなくゴールドカードを利用できるのでお得です。

年間100万円以上ということは、毎月に換算すると約84,000円です。

レンタルオフィスの家賃や水道光熱費などを毎月決済すれば、達成できる方も多いのではないでしょうか。

パートナー会員の年会費は永年無料、ETCカードの年会費が無料です。

その他に空港ラウンジの無料利用など、一般カードに比べて多くの特典が付帯しています。

三井住友カードビジネスオーナーズは、カードの受け取りまで比較的早いのも特徴。

入会審査・カード発行までは最短3営業日、カード受け取りまで最短1週間となっています。

申し込みのときに登記簿謄本などの資料が必要ないので、素早く申し込めるのもメリットです。

JCBゴールド法人カード

楽天ビジネスカードとは? 特徴・利用するメリット・ポイントを貯めるコツについて
(画像=JCBゴールド法人カードより引用)

JCBゴール法人カードは、中小企業・個人事業主向けのビジネスカードです。

空港ラウンジの無料利用、JCBゴールドグルメ優待など、出張や接待に役立つ特典も付帯しています。

カードにはJCBのタッチ決済の機能も搭載し、対応店ではスピーディーに支払いができます。

本会員の年会費は11,000円(税込)で、使用者追加1名ごとに年会費3,300円(税込)となります。

本会員はオンライン入会の場合は初年度年会費無料となり、その場合は追加カードも無料です。

ETCカードは年会費無料で複数枚発行することができます。

枚数上限がないので、社用車を数多く使う会社にとってはコスト削減につながります。

2022年3月31日まで、新規入会と利用でギフトカードをプレゼントするキャンペーンが開催されています。

JCBゴールド法人カードの場合、新規入会でJCBギフトカード6,000円分がもらえます。

さらにカードの10万円以上の利用で、17,000円分のJCBギフトカードを受け取れます。

達成する条件はそれほど難しくないので、入会を検討している方は積極的に活用するとお得です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンとアメリカン・エキスプレスの提携カードで、プラチナランクのビジネスカードです。

プラチナ会員用の専用コンシェルジュサービスがあり、航空券や宿泊の手配、レストランの予約などのサービスを依頼できます。

空港ラウンジの利用はもちろんのこと、高級ホテルの優待料金、空港までのハイヤー送迎など、プラチナカードならではの特典が充実しています。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、気軽に申し込めるのもメリット。

入会申し込みの際に登記簿謄本や決算書は必要なく、個人の与信で審査を受けられます。

よって起業を始めたばかりの方も、会社の実績の問題で審査が不利になることはありません。

ダイナースクラブ ビジネスカード

ステータス性のあるカードとして人気のダイナースクラブが提供する、ビジネスプロフェッショナルに向けたカードです。

2021年12月にリニューアルされ、カードデザインや付帯サービスが変更となりました。

年会費は29,700円から27,500円(いずれも税込)と、2,000以上低くなり、また2022年3月31日までは新規入会キャンペーンにより、年会費が初年度無料になります。

登記簿謄本・決算書の提出をする必要はなく、会社を設立したばかりの方の申込みも可能です。

ビジネス用の特典として、ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロンが利用できる「ビジネス・ラウンジ」サービス、リモートワークなどで活用できるコ・ワーキングスペースなどを利用できます。

またビジネスコンパニオンカードをサブカードとして使えるのもメリット。

Mastercardブランドのカードが付帯され、2枚目のカードとして活用できます。

コンパニオンカードの年会費は無料で、請求も支払い口座もダイナースと同様なので、手間はかかりません。

またさらに上級ランクとして、ダイナースクラブ プレミアムビジネスカードも誕生しました。

年会費143,000円(税込)とかなり高額ですが、プレミアム専用デスク、24時間対応するコンシェルジュサービス、充実したゴルフ関連特典など、エグゼクティブ向けのサービスが満載です。

より上質なサービスを体験するために、グレードアップを検討するのも良いでしょう。

三井住友カードビジネスオーナーズ一般カード

年会費無料のビジネスカードを探している方におすすめのカードがこちら。

本会員・パートナー会員ともに、年会費は永年無料となっています。

入会時に登記簿謄本や決算書の提出が必要なく、手軽に申し込めるのもメリットです。

年会費無料ですが、さらにETCカードを年会費無料で発行可能です。

ただし前年度に1回も利用がない場合、次年度は550円(税込)の年会費がかかってしまうことに注意しましょう。

カード券面は、クレジットカード番号などが表示されない、ナンバーレスの仕様になっています。

カードの情報を勝手に他人に盗み見られる恐れがないので、セキュリティを重視する方にもおすすめ。

カード番号などは専用アプリのVpassをスマートフォンにダウンロードすれば、いつでも確認できます。

また個人用の三井住友カードとの2枚持ちで、以下の利用分についてのポイント還元率が1.5%になります。


  • Amazon.co.jpの利用分
  • 対象となる道路事業者のETC利用分
  • ANA直接購入分の航空券
  • JAL直接購入分の航空券ほか

自分に合うビジネスカードを選ぶ際の重要なポイント

楽天ビジネスカードに興味はありますが、他のビジネスカードのほうが合っているかもしれないと思ってしまいます。

質問者①
編集部

ビジネスカードを選ぶときには、カードのランクが適切か、出張や接待に便利か、ポイントやマイルが貯めやすいかなどがポイントとなります。ビジネスカードの利用頻度、決済金額、付帯サービスの利用回数などを考えて、総合的に判断しましょう。なおそれほど実績のない法人や個人事業主の場合はランクの高いカードの入会は難しいため、一般ランクがおすすめです。

ビジネスカード選びのコツ①カードのランクが適切か

ビジネスカードにも、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードが存在します。

コストを抑えるなら一般ランクのビジネスカード

ビジネスカードのコストをできる限り低く抑えるなら、一般ランクがおすすめです。

ほとんどの一般カードの年会費は5,000円以下であり、1,000円~2,000円といった格安のビジネスカードも存在します。

コストが安くて済む一方で、利用限度額が低い、旅行保険の補償額が低いなどの制限がありますので、付帯特典の充実具合を重視する方には向きません。

事業規模がそれほど大きくない個人事業主の方、出張に行くことがほとんどない法人の方などに向くと言えます。

実用性を重視するならゴールドカード

ビジネス用のゴールドカードの年会費は5,000円~30,000円ほどが相場となっています。

楽天ビジネスカードの年会費は2,200円ですが、プレミアムカードとの同時発行が必要なこと、プライオリティ・パスが使えることなどを考慮すると、こちらのランクに属すると考えられます。

ゴールドカードの特徴はトラベル関連の特典が充実していることで、空港ラウンジの無料利用ができることも多いです。

また海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険の補償額についても、一般カードより高く設定されています。

一般カードより限度額も高い傾向があるため、コストの安さよりも特典・サービスがある程度充実しているカードを選びたい方におすすめです。

ゴールドカードは種類が多く、年会費も幅があります。

ステータス性と豪華なサービスが欲しいならプラチナカード

コンシェルジュサービスなど、ゴールドカードよりさらにサービスが充実し、ステータス性も高いのがプラチナカードです。

プラチナのビジネスカードの年会費は20,000円~50,000ほどと高額で、アメックス・プラチナなど10万円を超えるものもあります。

旅行の傷害保険の補償額や、利用できる空港ラウンジのグレードなどはゴールドカードよりさらにアップします。

高級レストランのコース予約で1名分が無料になるなど、豪華な特典が充実しています。

プラチナランクのビジネスカードにいきなり入会するのはかなり難しいため、ゴールドカードから入会して利用実績を積み重ねるのがおすすめです。

なおビジネスカードは現在のところブラックカードが存在しませんので、プラチナカードが最上級となります。

ビジネスカード選びのコツ②実務で有用なサービスが用意されているか

ビジネスカードで重要となるのは、下記のようなサービスです。


  • 会計ソフトとの連携
  • 事務用品の割引
  • 空港ラウンジの優待利用
  • カーシェアリングの優待利用
  • レストランの予約代行

会計ソフトのクレジットカードを連携させることができると、明細履歴が会計ソフトに自動的に入力され、仕分け作業が楽になります。

在宅ワークの多い個人事業主にとって便利な機能です。

事務用品やレンタルオフィスなどの割引サービスもあり、スタートアップ企業には便利でしょう。

自分がビジネスでどのサービスが必要なのかを意識して、必要なサービスが揃っているカードを選びましょう。

ビジネスカード選びのコツ③出張に使うのに便利かどうか

出張が多い方なら、空港ラウンジやカーシェアリングの優待利用ができるビジネスカードが便利でしょう。

飛行機に搭乗するまでの間、落ち着いたラウンジでゆったりくつろいだり、Wi-Fiを利用して仕事を進めたりすることができます。

ビジネスカード選びのコツ④接待に使えるかどうか

法人によっては、大切な顧客を接待する機会があるでしょう。

接待の際には、レストランの予約を代行してもらえるサービスがあると便利です。

コンシェルジュサービスを利用すれば、なかなか予約が取れないお店の予約が取れる可能性が高まるでしょう。

また複数名でコース料理を予約すると、1名分が無料になるお得な特典を利用できるカードもあります。

このようなサービスは主にプラチナカードで用意されています。

年会費は高額になりますが、上手に活用すれば値段以上の価値が生まれるでしょう。

ビジネスカード選びのコツ⑤ポイントやマイルを貯めやすいか

ビジネスカードも利用額に応じてポイントが貯まります。

貯まったポイントを備品の購入などに充てることも可能です。

ポイントが貯まりやすい仕組みがあるか、利用する機会があるかを考えて、カード選びの判断材料に加えましょう。

楽天ビジネスカードでポイントを貯めるコツ

楽天ビジネスカードで、ポイントをどんどん貯める秘訣は何ですか?

質問者①
編集部

楽天ポイントを効率的に貯めるには、いかに楽天グループのサービスを利用するかが鍵です。また楽天市場でのお買い物マラソンや楽天スーパーセールなど、定期的にキャンペーンを開催することもあります。これらのキャンペーンに合わせて上手にショッピングをすることで、ポイントがさらに貯まりやすくなります。

楽天ビジネスカードを活用して、効率的にポイントを貯める方法をいくつか紹介します。

【1】楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)を活用する

ビジネスカードも含め、楽天カードでポイントを効率的に貯めるには、SPUを活用するのが前提です。

SPUとは、楽天グループのサービスを多く利用するほど、ポイント還元が多くなる仕組みのことです。

代表的な対象サービスと、プラスされるポイント倍率は下記のとおりです。


  • 楽天モバイルの契約:+1倍
  • 楽天モバイルのキャリア決済:+0.5倍
  • 楽天ひかりの契約:+1倍
  • 「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払う:+1倍
  • 楽天証券で月1回・500円以上のポイント投資をする:+1倍
  • 楽天トラベルを月1回5,000円以上の予約・利用:+1倍
  • 楽天ブックスで月1回・1,000円以上のショッピング:+0.5倍
  • 楽天Koboの電子書籍を月1回・1,000円以上のショッピング:+0.5倍

このように利用する楽天サービスを増やすことで、ポイントもさらに貯まりやすくなります。

【2】0と5のつく日はポイント5倍!楽天ビジネスカードは7倍になる

0と5のつく日に、楽天市場で楽天カードを使ってショッピングをするとポイント5倍、楽天プレミアムカード・ビジネスカードは7倍になります。

毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日が対象となります。

対象の日に楽天市場でまとめて買い物をすることで、さらにポイントが貯まります。

ただしこの特典が適用されるには、公式サイトでのエントリーが必要なことに注意しましょう。

【3】10店舗買い回りで最大ポイント40倍以上

楽天市場では、「楽天お買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」などが定期的に開催されます。

これらのイベントでは、複数の店舗でショッピングをすることで、ポイント還元率が上昇します。

イベントにもよりますが、条件を達成するとポイントが40倍以上になることもあります。

ビジネス利用の場合、パソコン・デスク・チェアといった単価の高い商品を購入すると、さらに大量のポイントが入手できます。

ポイント付与の条件やルールは、その都度変更される可能性があるので、最新の開催回の情報をチェックしましょう。

【4】公共料金や税金の支払いでもポイントが付与される

楽天ビジネスカードでは、電気・ガス・水道といった公共料金、法人税・地方税・自動車税・固定資産税などの税金の支払いでもポイントが貯まります。

ただし、以前は他の支払いと同じく1%のポイントが貯まりましたが、現在は0.2%の還元率となっています。

500円の利用ごとに、1ポイントが貯まる仕組みです。

公共料金や税金でも1%以上のポイント還元率が必要な場合は、他のクレジットカードを利用するのがおすすめです。

【5】楽天ペイとの合わせ技でポイント二重取りする

街の店舗で買い物をする場合、スマホ決済アプリである「楽天ペイ」との合わせ技を利用するのもおすすめです。

楽天ペイのチャージ・支払い方法は複数ありますが、ポイント還元率を最大にするには以下の方法を利用しましょう。


  1. 楽天ビジネスカードやプレミアムカードを使って、楽天ペイ内の楽天キャッシュにチャージをする
  2. 楽天ペイ内の楽天キャッシュを使って支払う

上記の方法により、1.5%のポイント還元率になります。

単純に楽天カードで支払うと1.0%なので、それより高い還元率でお得です。

楽天ビジネスカードに関するFAQ

楽天ビジネスカードについてよくある質問と回答を紹介します。

楽天ビジネスカードは何歳から申し込みができますか?
楽天ビジネスカードに申し込みができるのは、満20歳以上で安定収入のある方です。 また法人代表者様(会社登記上、代表権を有する方)、または個人事業者であることも条件です。
楽天ビジネスカードの申し込みにはどんな書類が必要ですか?
個人事業主の場合は預金口座振替依頼書を送付します。 法人代表者の場合は、預金口座振替依頼書に加えて、法人名義預金口座からの支払いに関する同意書や商業登記簿謄本などが必要です。
楽天ビジネスカードは、新規申し込みをしてからどれくらいでカードが届きますか?
カードが届くまでの日数の目安は、必要な書類を提出してから2週間程度です。 Webで申し込んでから書類が届くまでの日数なども含めると、1か月程度を見ておくと良いでしょう。
楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)って何ですか
楽天グループのサービスを複数利用することで、ポイント還元率が上がるサービスです。 具体的には楽天モバイル、楽天トラベル、楽天ブックスなどが挙げられます。
楽天ビジネスカードの明細を確認したいです。どうしたらいいですか?
会員サイトの「楽天e-NAVI」にログインすれば利用明細を確認できます。
カードの引き落とし日は変更できるの?
楽天カードは毎月月末締め、翌月27日払いとなっています。 その他のサイクルはなく、引き落とし日を変更することはできません。
カードを複数持っている場合、カードごとに楽天e-NAVIの利用手続きをする必要がありますか?
同じ楽天IDでカード情報を管理できるので、カードごろに楽天e-NAVIの利用手続きをする必要はありません。
ご利用代金請求明細書(請求書)を“紙”で発行してもらうことはできますか?
楽天e-NAVIにログインし、「WEB明細サービスの登録・変更」で手続きをすることで、紙で発行してもらうことができます。
カード利用の獲得ポイントはいつ反映されるの?
毎月月末までの利用分のポイントが、翌月15日頃に付与されます。
楽天カードの引き落とし口座に、楽天銀行以外の口座を設定することはできますか?
楽天銀行以外にも、都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫、信用組合、農協、漁協、漁連の口座を利用可能です。

楽天ビジネスカードはポイントの溜まりやすい事業用カード

楽天ビジネスカードの特徴や、ポイントを貯めるコツなどについて解説しました。

楽天プレミアムカードの子カードとして、ビジネスシーンで利用できるカードです。

楽天市場でポイントが貯まりやすい、プレミアムカードと同様のサービスが使えるといった特徴があります。

ビジネスでも楽天ポイントをどんどん貯めていきたい方は、発行を検討してみてはいかがでしょうか。

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