「がんばれる子」が育った家庭にはどんな秘密があるのか。プレジデントFamily編集部が東大生150人に育った家庭の方針や親の声かけ・働きかけをアンケート調査。慶應義塾大学大学院で幸福について研究する前野マドカさんが調査結果を分析したところ、東大生の親には「ポジティブな姿勢を育てる」「ありがとうの心を育てる」「チャレンジ精神を育てる」「自分らしさを尊重する」という4つの共通点があることがわかった。今回は、どのように「チャレンジ精神」を育てるのか、を紹介しよう――(第3回/全4回)。

※本稿は、『プレジデントFamily2022年秋号』の一部を再編集したものです。

東京大学のゲート
写真=iStock.com/ranmaru_
※写真はイメージです

東大生の親の共通点:子供の「チャレンジ精神」を育てる

〈マラソン大会で上位に入るという目標に対して、父親が朝、ランニング練習に付き合ってくれた〉(工学部4年)
失敗を否定しない。自ら考えさせる働きかけをする

受験や習い事、検定試験から身近な例で言えばクラスの班長への立候補まで、子供の日常にもさまざまなチャレンジがある。

「あなたがチャレンジをするときに家族は応援してくれましたか?」の質問に東大生の85%がYESと回答した。

慶應義塾大学大学院で幸福について研究する前野マドカさんはチャレンジこそが人間力を高め、賢さを培うものだと力説する。

「これからの社会は、正解がない課題に対して自分で答えを創っていく能力が求められます。身近な家族がサポートしてくれているということは、挑戦をするための大事な土台になります」

前野さんが特にほめてほしいと思う場面は、子供が新しいチャレンジをしたときだ。

「日頃のお手伝いでも遊びでも、いままでやっていなかったことにはじめてチャレンジをするときには『いいね!』と言ってあげてほしいと思います。またさらに、子供が思いついたアイデアをほめるといいですね。『すごいアイデアね!』と。自分で考えるより、人に教えてもらったりまねしたりするほうが楽。しかし社会に出ると、自分で考えることが要求されます。自分で考える習慣をほめて注目しましょう」

アンケートの回答でも「マラソン大会で上位に入るという目標に対して、父親が朝、ランニング練習に付き合ってくれた」「児童会役員に立候補するときにポスター作りを手伝ってくれたり、演説原稿を一緒に考えたりしてくれた」「思考力を測る試験を受けたいと言ったときに、問題集を買ってくれた」というコメントがあった。

新しい目標を見つけた子に対し、タイミングを逃さず親がうまくサポートした好例だろう。

プレジデントFamily 中学受験大百科2022発売記念セミナー第2弾

10月21日(金)19~21時
【プレジデントFamily 中学受験大百科2022発売記念セミナー第2弾】

出願直前! 受験校の決め方×学年別・勉強スケジュール管理法
小学生の保護者必見! 特別特典付き!

プレジデントムック中学受験大百科2022』の発売記念イベントとして、中学受験生家庭を応援するオンラインセミナーを開催します。
1部「併願校選び超実践講座」
難関校に多くの生徒を送り出してきた進学塾VAMOSの塾長の富永雄輔さんが、今年度入試の志望動向をふまえて、併願の必勝パターンを指南。
2部「最強の勉強スケジュール管理法」
受験家庭に寄り添ってきた個別指導塾・家庭教師センターの自律学習サカセル代表の三宅貴之先生が、子供の勉強習慣をつけるスケジュール法をお子さんの学年別にアドバイス。
3部「この時期の親のかかわり方」
二人の専門家が冬から“家庭で”やってほしいこと、親がするといいサポート、またやってはいけないことについて語ってくれます。学校選び、家庭学習、教科の質問にもお答えします。

▶予約はコチラ
スマホでもパソコンでも視聴可。アーカイブ配信あり
「中学受験部」会員の方は“無料”でご視聴いただけます
今、入会いただくとプロモーションコードをお知らせします