大日精化工業賞環境色彩

テーマ:環境色彩

2019優秀賞

画題「一面の旗」
髙木志津夫(78歳)
無職 福島県いわき市


東日本大震災以来、福島県民は大変な思いをしてきました。人は少しずつ戻ってきていますが、発生から7年半が経過した現在でも、原発などの問題は続いています。作品は、震災後に始まった復興イベントの一幕です。旗の振り手のすぐ横でカメラを構え、よさこいの旗が天空いっぱいに広がる瞬間を超広角レンズで狙いました。

2019佳作

画題「夢の国へ」
亀居英幸(69歳)
無職 宮崎県都城市

2019佳作

画題「明日への道」
垂 秀夫(57歳)
公務員 東京都新宿区

2019次点(五十音順)

「躍動」大西博(69歳)奈良県奈良市
「彩りの館」小泉次郎(70歳)愛媛県松山市
「決めのポーズ」長谷将人(56歳)兵庫県小野市
「標高3000mの夏の彩り」宮沢信也(47歳)神奈川県横浜市
「祭りの見せ場」山本明子(74歳)奈良県大和高田市

企業コメント

大日精化工業は、グループ統一の「環境方針」に基づき、経営の重要事項に位置づけている環境問題へ取り組んでいます。温暖化や海洋汚染など地球規模の環境問題はもちろん、騒音・臭気など身近な環境問題にも社会とコミュニケーションを図りながら対応。また、植物由来原料を使用したグラビアインキをはじめ、天然物由来の樹脂やCO2を原料にした樹脂など、環境対応製品の開発にも注力しています。

優秀賞「一面の旗」の写真いっぱいに広がった大漁旗の躍動感に圧倒されました。色彩豊かな大漁旗が風をはらんで炎のように揺らめく姿から、色彩の持つ力強さと自然の風の威力、そしてそこに込められた人々の願いが強く感じられます。佳作には、カラフルで楽しい気持ちにさせてくれる「夢の国へ」、人々の営みやエネルギーを描き出した「明日への道」という2点を選びました。

大日精化工業株式会社

審査員評

超広角レンズの持ち味を生かし、画面いっぱいに広がる炎のような旗をとらえた優秀賞は勢いを感じさせる作品。「夢の国へ」は魚眼レンズのひずみがファンタジックな効果を生み出し、「明日への道」は人工物と自然の光がつくりだす光景を巧みに描き出しました。