大日精化工業賞環境色彩

テーマ:環境色彩

2018優秀賞

画題「夏色のビーチ」
伴 博之(72歳)
無職 千葉県千葉市


千葉県大網白里市九十九里浜の海水浴場は、遠浅の海と広大できれいな砂浜が若者や家族連れに人気です。6月頃には落ち着いていた浜辺は、焼け付く日差しの到来とともに、赤や緑、黄、青など眩いビビッドカラーが弾ける世界へと激変。自然と人の営みが創り出す色彩空間は、偉大なアートだと感じました。

2018佳作

画題「壁絵画」
伊達兼敏(69歳)
無職 大阪府枚方市

2018佳作

画題「煌めくダンサー」
都筑和雄(71歳)
無職 愛知県豊橋市

2018次点(五十音順)

「棚田の守護神」伊藤憲男(66歳)愛知県丹羽郡
「棚田の郷(さと)」鬼木昭汎(78歳)福岡県北九州市
「海は泣いている」西本睦子(51歳)滋賀県大津市
「巨大な鯉のぼり」能登正俊(71歳)東京都府中市
「花歌舞伎」平野昌子(49歳)神奈川県横浜市

企業コメント

優秀賞は、パラソルやテントなど夏の海のカラフルでにぎやかな色彩をうまく切り取っています。最近消えつつあるこのノスタルジックな光景と、美しい九十九里浜を残したいという思いが伝わってきます。また、壁画の色鮮やかな熱帯魚と子どもが戯れる「壁絵画」、祭りならではの色彩にあふれた「煌めくダンサー」の佳作2点も、“環境色彩”を見事に表現しています。

大日精化工業は、グループ統一の「環境方針」に基づき、経営の重要事項と位置付ける環境問題への取り組みを進めています。温暖化や海洋汚染などはもちろん、騒音・臭気などの身近な環境問題にも社会とコミュニケーションを図りながら対応。2017年度からは生産拠点だけでなく、本社・支社なども目標を設定し、環境保全活動を推進しています。また、東京製造事業所とNPO団体が共同で荒川水域の清掃を行うなど、新しい試みも始めています。

大日精化工業株式会社

審査員評

手前に浮き輪を、遠景に海と青空を配し、夏の日盛りの色合いを切り取った優秀賞は、画面構成が光る秀作です。佳作には身近なアートと人との関わりをとらえた「壁絵画」と、多彩な色のきらめきを描いた「煌めくダンサー」の2点が選ばれました。