王子ホールディングス賞森と生きる、森と歩む

テーマ:森と生きる、森と歩む

2018優秀賞

画題「夏のオアシス」
上杉裕昭(62歳)
無職 三重県名張市


夏の暑い日に奈良県の曽爾高原で池に入る鹿の姿をとらえました。何度も訪れていますが、初めて見た光景です。温暖化の影響か、近年は夏の猛暑が厳しさを増す中、エアコンのない自然環境下での過ごし方を動物たちも工夫しているのかもしれません。一刻も早く過ごしやすい地球環境を取り戻したいものです。

2018佳作

画題「夜明け」
黒木丸生(65歳)
無職 山口県下関市

2018佳作

画題「山ゆりの咲く頃」
厚目 正(68歳)
無職 埼玉県入間郡

2018次点(五十音順)

「雨にも負けず」大野雅之(63歳)埼玉県坂戸市
「威風凛然」小野昭仁(43歳)青森県三戸郡
「子育て」鹿島和生(72歳)福岡県福岡市
「愛をみつめて」前田賢一(61歳)北海道天塩郡

企業コメント

王子ホールディングスは、民間企業最大の社有林を環境保全や環境教育の推進に役立てています。毎年7月下旬から8月にかけては、子ども向けの自然体験型環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を開催。また、絶滅危惧種の保護や激減した高山植物の再生など、生物多様性の保全活動も進めています。さらに、国内外の社有林・植林地の大部分で森林認証を取得し、持続可能な森林経営に取り組んでいます。

夕暮れの池で水を飲む鹿をとらえた優秀賞「夏のオアシス」からは、自然・人・動物が今後どのように共存していくべきかという作者の静かな問いかけが伝わってきます。佳作には、豊かな生命の息づきが感じられる「夜明け」、森の中で力強く花開く百合が印象深い「山ゆりの咲く頃」と、今年から変わった募集テーマの“森と生きる、森と歩む”を印象的に表現した2 作品を選びました。

王子ホールディングス株式会社

審査員評

金色に輝く池の様子を、鹿をワンポイントにして押さえた優秀賞、夜明けの静かな池で鯉が跳ねる音まで聞こえそうな「夜明け」、手前の百合に余情を感じる「山ゆりの咲く頃」、そして環境大臣賞受賞作と、優れた作品がそろいました。