人に教えたくない店 [444]

いまの私を一言で表すと「すっぴん」
旦那さまのおかげで無茶できます

大黒摩季さん

 
 

シンガーソングライター
大黒摩季
Maki Oguro
1969年12月31日、北海道生まれ。3歳からクラシックピアノをはじめ、92年に「STOP MOTION」で歌手デビュー。2ndシングル「DA・KA・RA」がミリオンヒットを記録し、第34回日本レコード大賞新人賞受賞。以降、「別れましょう私から消えましょうあなたから」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」など、恋愛中の女性の本音を綴った歌詞で、多くの女性の共感を得る。2003年に結婚。現在もライブなどを中心に精力的に活動し、8月25日に最新アルバム『すっぴん』を発表する。

構成・文/大高志帆
撮影/古市和義

 
 

 歌詞のイメージから、すごく勇ましくて饒舌な女性だと思われるようですが、実際の私はまったりした性格で常に聞き役。オフのときはほぼ100%すっぴんだし、30代で結婚してからは本当にありのままに生きているなと思います。もちろん20代の頃は精一杯自分を飾ったし、考えを捻じ曲げたりもしました。でも、そういう辛い時代があったご褒美で、いま自然体でいられるんです。実は、8月末に発売するアルバムのタイトルも『すっぴん』。いまの自分を簡潔に表すと……と考えたら、ポンとこの言葉が浮かびました。ジャケットの写真もすっぴんなんですよ。でも、お見せするのはこれが最後かも(笑)。

 私は「こんなことを表現しよう」と作品をつくりこむタイプではなく、自分でも気付かない本心が作品ににじみ出るタイプ。毎回完成した作品で自分の考えを確認するんです。今回は、収録した12曲に12通りの答えが出ました。久し振りに悔いのない作品。大人の女性として、最高の作品がつくれたと思っています。
 こうやってのびのび音楽と向き合えるのも、旦那さまがいるおかげ。結婚したことで「人生間違ってなかった」と思えたし、助けてくれる人がいるから無茶ができる。厳しいジャッジもできる最高の味方がいるから、100人敵がいても平気。ひとりで何でも頑張らなきゃ、と肩に力が入った女性は多いと思うけど、私は幸せな結婚をおすすめします。楽になれるし、もっと強くなれますよ。

 レコーディングやライブでボロボロに疲れたときは、おいしい料理とお酒が一番のご褒美。「KOSARI」さんは、札幌にある本店にもよく行きます。まずはビールで、次が赤ワイン。お肉はどれもおいしいけど、特にレバ刺しがおすすめ。来たらぜひ食べてみてください。「心音(ここね)」さんは、私の隠れ家的なお店。わが家のように気軽に使っているお店なので、本当は紹介したくないくらい(笑)。しっかり食べたい人も、パーっとお酒が飲みたい人も満足できるはず。

 私みたいな仕事は健康第一。野菜や果物をたくさん摂ったり、毎日の家事にエクササイズを盛り込んだりして、食べることも動くことも同じくらい大切にしています。私が思うに、自分の望むものに近づくためには使える筋肉が必要。日々何かに向かって努力していたら、自然と体も締まるんですよ。自慢じゃないけどこの20年、体形に変化はなし。体調を理由に仕事をキャンセルしたことも、一度もないんです。
 アーティストとしては、「近いのに遠い」存在を目指しています。すごく自然体なのに歌うと絶対近づけない、みたいな。私がどういう人間か決めるのは他人だけど、生き方を決めるのは私。これからも強欲に、カッコよく生きますからね。

 
 
韓国家庭料理
KOSARI


肉食女子が喜ぶ、体に優しい韓国の家庭料理

●北海道札幌市に本店がある韓国料理店。医食同源をテーマに、体に優しい料理を提供する。ここには本場の味を求めて、韓流スターもお忍びで訪れるとか。
●東京都港区東麻布2-19-3
TEL.03-3582-1228
営業時間/月~金11:45~14:30(13:45LO) 18:00~24:00(23:00LO)、土・日・祝 18:00~24:00(23:00LO) 不定休 カウンター6席 テーブル40席



「お肉が好きな友達にはつい教えたくなっちゃう」(大黒さん)というだけあって、自慢は焼肉。メニューには、生でも食べられるほど新鮮な肉がずらり。事前にお願いすれば宮廷料理もつくってくれる。

  • 1.特撰KOSARIカット(3800円)。オーナーのその日一番のおすすめ部位を1カットずつ楽しめる贅沢なひと皿。この日はトモ三角、上ロース、リブ芯、特撰ハラミ、マキ、ささみの6種類。
  • 2.レバーのフェ(1100円)。サイコロ状にカットされた、食べごたえのあるレバ刺し。入荷が不定期なので、要確認。
  • 3.本日のジョン3種盛り(1200円)。ジョンとは、小麦粉と卵でつくった韓国のピカタのようなもの。冠婚葬祭など人が集まる祝い事や行事には欠かせない一品とか。この日のジョンは、エビ、れんこん、肉詰めしいたけ。
  • 4.極みユッケ(2500円)。卵黄を溶き、オリジナルのタレとからめていただく。とろけるような生肉の食感に舌鼓。

和食ダイニングバー
心音 ここね


究極の白ごはんと 旬の食材に癒やされる

●オーナーの長倉正和さんは、大黒さんの古い知り合い。「ここに来るとわが家みたいにホッとしちゃう」という大黒さんのような常連客が多いという。
●東京都渋谷区恵比寿3-2-2
TEL.03-3446-7878
営業時間/月~金 11:30~15:00(14:30LO) 18:00~24:00(23:30LO)、土・祝 18:00~23:00(22:30LO) 日曜休 テーブル26席



月替わりのメニューが楽しめる。オーナーが「お客さんの要望にこたえていたら増えてしまった」と苦笑するだけあって、日本酒やワイン、焼酎などお酒の品揃えも豊富。大黒さんがニューオリンズに行ったときの思い出の酒という「SOUTHERN COMFORT」もある。

  • 1.訪れる客のほとんどが注文するという究極の銀しゃり(1合800円~)の秘密は、仙台にある「七ツ森 山の工房村」で造られる「飯炊釜」。この味に惚れ込んだ客が釜を購入していくことも多いそう。
  • 2.本マグロと海老とアボカドのサラダ(1200円)。カリッと焼き上げたメルバトーストにアボカドサラダを載せていただく。酒のつまみにもぴったり。
  • 3.新鮮旬魚の盛り合わせ(2人前3800円~)。
  • 4.とうもろこしの真丈揚げ(800円)。8月末までの季節限定の味。とうもろこしの粒々した食感が面白い。
  • 5.銀鱈の煮付け 季節の野菜添え(1200円)。甘辛い味付けが食欲をそそる一品。
 
 
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