特集/全予測「働き方、生き方、稼ぎ方」

PART3.健康篇 - 8

病院をたらい回しにされないためにはいかに備えるべきか

 
 
常日頃からかかりつけ医を見つけて、
自分の健康管理をする
 
 
日本医科大学救急医学
主任教授
山本保博
Yasuhiro Yamamoto
1942年生まれ。68年日本医科大学卒業。74年同大学大学院医学研究科修了。同大学付属千葉北総病院院長などを経て、97年4月より現職。同大学付属病院高度救命救急センター部長も務めている。
西所正道=構成
萩原 淳=撮影
 
 

 この設問を見て、多くの読者は昨年の奈良県のケースを思い出したはずです。あの事件は、妊娠七カ月の女性を乗せた救急車が、多数の医療機関に受け入れを断られ、流産に至ってしまったケースでした。本当に残念な結果でした。でも、ここで考えてほしいことがあります。その妊婦さんは、それまで診察を受けていなかったのです。

 妊娠の経過がわからないと、受け入れる医者は適切な処置を行うことができません。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)ではないのか、感染症の有無、胎児の状態など必要な情報がたくさんあるのです。定期的に診察を受けていれば母子手帳に必要事項が記されているので、緊急な場合でも受け入れやすくなります。(……続きは本誌をご覧ください)

 
 
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