特集/全予測「働き方、生き方、稼ぎ方」
PART2.家族・自分篇 - 12
個人として環境問題に取り組むには何から始めるべきか
難しく考えず、少しずつでも
毎日の暮らしを見直してみる
まず電気、ガソリン、
ガス使用量をチェック
環境問題といっても、難しく、堅苦しく考える必要はありません。私たちの毎日の暮らしが環境とつながっているわけですから、朝から晩まで「取り組む」チャンスはごろごろしています。
たとえば、温暖化対策。家庭からの二酸化炭素排出量の内訳を見ると、「照明・家電製品から」が3割近く、「自動車から」が3割近く、「給湯から」が14%ほどです。つまり、家庭からの二酸化炭素を減らすには、「電気、ガソリン、ガスを減らせばよい」のです。ふだんあまり意識せずに使っているのなら、自分が「いつ」「どこで」「何のために」使っているかを振り返るだけでも、「この電気はいらないかも」「まとめ買いをすれば自動車で買い物に行く回数を減らせるかも」と、減らすための気づきがいっぱい得られるでしょう。そうすれば、不便さを我慢しなくても、電気やガソリン、ガスを減らし、二酸化炭素を減らすことができます。
また、できるだけ二酸化炭素を出さない電気製品や電球を使うこと。家電製品の買い替え時には、省エネラベルなどを見比べて選びましょう。ランニングコストも大きく下げることができます。照明が必要な場所には、「省エネ型電球」を。値段は高めですが、寿命は従来型の約10倍、消費電力は四分の一から五分の一。つまり、出る二酸化炭素が少ないだけではなく、電気代が安くすみ、取り替え頻度も10分の1ですみますからラクになります。
買い物をするのだったら、マイバッグを持っていきましょう。レジ袋一枚をつくるには、おちょこ一杯の石油が必要だとか。資源を節約し、ゴミを削減し、温暖化を防止し、そして、自分の家を散らかさないためにも、スマートな買い物をどうぞ。
新聞の折り込みチラシをほとんど見ていないのだったら、折り込みチラシそのものを断りましょう。新聞配達店に電話をすれば、次の日から折り込みチラシなしで届けてくれます。自宅に入ってからどうリユース・リサイクルするかを考えるより、家に入れないという「水際作戦」によって、エコにもなるし暮らしが軽やかになります。
そして、忘れてはならないのが「買い物パワー」。私たちが一生に稼ぐ可処分所得はかなりの額になります。そのお金を「環境にやさしいモノや企業」に投ずるのか、「環境を害するモノや企業」に投ずるのか??一人ひとりが大きな“投票権”を手にしているのです!
買い物の基準に、「値段、品質」だけではなく「エコ」も加えてくださいね。できるだけエネルギーや資源を使わず、二酸化炭素を出さず、有害な物質を使わずにつくったモノを買いましょう。トイレットペーパーを買うなら、バージンパルプ(木を伐採してつくったパルプ)ではなく、紙パックなどをリサイクルしたトイレットペーパーを。
私は、障害を持つ人たちの授産施設である共働学舎さんがつくっている雑紙(さまざまな古紙。品質がそろっていないのでリサイクルしにくい)をリサイクルしたトイレットペーパーを使っています。私たちの買い物パワーで、エコな取り組みを進めている人や企業を力強く応援することができます。
毎日の暮らしのなかでちょっとやり方を変えてみるだけで大きくエコに役立つことができます。環境への取り組みって、眉間にしわを寄せて「ねばならない」とやっていると続きませんから、「晴れ時々曇り」じゃないけど、「晴れ時々やる」ぐらいで、「やらないよりマシ」と少しずつでもどうぞ。











