「遊び」「健康」「住まい」「介護」「医療」……
究極のホスピタリティの実現で、
セカンドライフを応援するゼクスグループ
群を抜く洞察力と果敢な実行力で
切り拓いたビジネスモデルが
実証する成功の軌跡
創業わずか10年で、東証一部に上場した
ゼクス。その驚異的なスピードと実力が
示すように、ゼクスが創造し、提唱した
さまざまな事業とサービスは、セカンド
ライフ世代の熱い共感を呼んでいる。
「心の豊かさにつながる究極のホスピタ
リティの提供」というミッションを、遊び・
健康・住まい・介護・医療の5つの分野で
力強く展開。セカンドライフをトータルに
サポートするゼクスの発想は、どこから
生まれたのか。団塊の世代がまさに迎え
ようとしているセカンドライフに、何を
提案し、社会をどう変えていくのか。
慶應義塾大学経済学部・島田晴雄教授と
ゼクス・平山啓行社長が語り合った。
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島田ゼクスは、セカンドライフをサポートする事業を、住まい・健康・遊びと次々と拡大してこられた。これは、とても素晴らしいことだと思いますね。高齢時代というと暗いことばかり話題になりますが、大きなチャンスでもある。2007年だけでも60歳を迎える団塊の世代は、226万人。今年の新成人より多いんです。彼らには自由があり、資産がある。しかも、60代で介護が必要な人はほんの一握り。85%の人は元気で過ごせる二十数年間がある。退職後の人生は、まさにゴールデンエイジ。さあこれから自由な生活ができる、こういうことをやりたい、健康でいたいと、さまざまな夢があるわけです。この夢を誰かが背負って実現しないといけないんです。












1943年生まれ。70年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。74年米国ウィスコンシン大学博士課程修了。82年より慶應義塾大学経済学部教授。富士通総研経済研究所理事長。





平山団塊の世代は、今後5年間に770万人の方が退職されます。64歳までのプレシニアの方に伺うと、最も関心のあるテーマは健康と遊びなんですね。ようやくリタイアして時間ができ、豊かなセカンドライフを送りたいと思っておられる。供給側として新しいライフスタイルを提案していくことが、ゼクスの責務だと思っています。
島田膨大なニーズと市場がある一方で、先進国の中でいまの日本ほど老後の生活が貧しい国はありません。夢のような世界が広がると感じている人は多いのに、そこにいい解がまだない。こういう生き方がいいね、というのが示されていないんです。だからこそ、最初にトビラを開いた人にチャンスがある。平山さん率いるゼクスが創業10年で東証一部上場とめざましい実績をあげてこられたのも、洞察力と実行力の賜物でしょうね。
平山ありがとうございます。シニアマーケットでゼクスが目指すビジネスを実現するためには、資金力と信用力が不可欠です。事業のスピードをあげるためにも時流に乗っていく必要がありますし、それが社会貢献につながっていけばいいと願っています。ゼクスは今年創業11年目ですが、気持ちでは1年目(笑)。新たな10年の元年というスタンスで取り組んでいます。
島田シニア市場に着目されたキッカケにはご自身の経験があるそうですね。
平山原風景は、私が中学生のとき祖母が寝たきりになってしまったことですね。当時は支援制度もなければ介護の仕方を教えてくれる人もいなかった。やさしかった祖母の晩年を見て感じた寂しさや悔しさが、究極のホスピタリティを追求するゼクスの原点になっています。学生時代は身障者施設などでボランティアも経験しましたが、就職したのは商社。機械が第一志望で世界を相手に大いに稼ごうと思ったんですが、配属されたのは不動産部門、実は不本意でした(笑)。
島田でも、そこで経験されたことがゼクスの土台になっている。
平山 おっしゃる通りです。学んだことは、不動産事業のノウハウだけではありません。ゼクスのDNAである、自分で自分を高めていく姿勢、上司に相談するときでも「どうしましょう」ではなく「こうしたいんです」という姿勢は、商社時代に得たものですから、非常に感謝しています。
独立したのは、いま当社がやっているシニアレジデンス「チャーミング・スクウェア」の発想が、受け入れてもらえなかったためです。バブル時代にリゾート型有料老人ホームがブームになり、大手商社はこぞって参加しました。そのほとんどが失敗で、私の所属部門がその敗戦処理に当たりました。施設も立派ですし、快適な老後へのニーズも大きいのに、なぜ失敗したんだろうと分析したんです。結果としてわかったのは、遠隔地という立地と寝たきりになったら出ていかなければいけないというシステムでした。「住まい」という発想でつくれば絶対ビジネスになると企画提案したんですが、決裁されなかった。それなら自分でやるしかない。当時は不況のどん底でしたから、周囲に猛反対されました(笑)。でも、地価も金利もどん底の時代に起業できたことは、逆に幸運でしたね。
島田 寝たきりになっても住み替えの必要がない、というのは非常に重要なポイントですね。いま日本が抱える課題の一つに、800万戸もの空き家があるのに住宅が流通していないという問題があります。戦後、日本人はマイホームを求めてきましたが、高度成長と賃上げ、地価の持続的な上昇のおかげで住宅ローンを払い終えることができたんです。その三条件が見込めないいま、持ち家取得は難しいという現実がある一方で、世界一の長寿国です。つまり、60代はまだしも、70代後半になると、バリアフリーになっていない自分の家に住み続けられない。資産はあっても流通していないから売れないんです。ですから、時代は大きく変わりつつある。マイホームがすべてだった時代は終わり、自分の好みやライフスタイルに合った家に次々と移り住んでいく。そこにさまざまなファイナンスやサービスがついていくという時代が、もう始まっていますね。
平山
団塊の世代へのアンケート調査で、6割以上の方が現在のお住まいに不安があるというデータがありました。希望の引っ越し先は、一位が海の近く、二位が都心、三位が山。女性は圧倒的に都心希望です。今後は、湾岸にこぢんまりとした快適なマンションという需要も伸びてくるでしょうし、30〜40年後には団塊ジュニアが二次取得する時代になる。セカンドライフ世代のこうありたいを実現するのが、ゼクスの事業なんです。










芦屋マリーナ横に位置し、神戸の夜景が一望できる「チャーミング・スクウェア芦屋」(2007年3月開業)。







島田こうありたいという解の一つが、シニアレジデンスであり、遊びと健康を応援するサービスでしょう。2003年でしたか、最初に建てられたときから手応えは感じておられたんですか。












1958年生まれ。80年神戸大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。大阪建設部に勤務し、多様な不動産業に携わる。96年同社を退社し、(株)ゼクスを設立、代表取締役に就任。鋭い読みと行動力で2005年に東証二部上場、06年11月には東証一部への昇格を果たした。







平山 予想以上だったというのが、実感ですね。シニアレジデンス第1号の「チャーミング・コート溝の口」を建てたときは、3年で入居率90%が目標だったんですが、実際は1年半で達成してしまいました。都心に近い文化と利便性のある立地、要介護になっても住み替え不要、リーズナブルな価格、延べ床面積の50%もの広い共用部分のある楽しい生活空間というコンセプトに共感する方が確実に広がっている。おかげさまで、ゼクスのやりたいことに時代が合ってきたと感じています。
島田 広い共用部分に込めた思いが、これまでのシニア向け住宅のあり方を根本から変えたんですね。
平山 通常のマンションでは20%程度ですが、思い切って贅沢にしました。というのも入居者の7割は一人暮らしの方。この方たちを部屋に閉じこもったままにさせないためには、共用部分を充実させないといけない。「普通の家」という発想ですから、もちろんお部屋にはキッチンもお風呂もありますが、ミストサウナ付きの大浴場や友だちが来たときに腕が振るえるキッチンラウンジに加えて、絵や陶芸ができるアトリエを設けました。共用スペースに行けば誰かとコミュニケーションできる、何か楽しいことができるという場を実現させたかったんです。
島田人間は社会的な動物ですからね。人とのコミュニケーションや好きなことに打ち込める場と時間は、豊かなセカンドライフの大事な条件ですね。
平山「チャーミング・スクウェア」では、年1回文化祭を開いていますが、それが契機になり文化や趣味、スポーツなどのサークルが30以上も生まれた。2つも3つもサークルに入り、忙しさを楽しんでおられる方も多いですね。
島田
僕はいま63歳ですが、還暦を迎えて人生観が変わった。60歳でゴルフを始め、55年ぶりに油絵を描き始め、昨年からはカンツォーネを習っている。そこで得た友人たちが、人生をさらに豊かにしてくれている。共用部分を充実させるという発想には、人へのやさしさがある。それも優れた経営者の資質の一つだと思いますね。










再開発地区として注目を集める豊洲に建設中の「チャーミング・スクウェア豊洲」(2008年5月開業予定)。







島田シニアレジデンスに続いて、ゴルフ場やリゾートなどプレシニア向けのサービスを事業化されたのは、当初からのプランなんですか。












「C-stage メンバーシップ」のゴルフ場の一つ「チャーミング・リゾートワイルドダックカントリークラブ」。

















共用スペースが50%以上というチャーミング・スクウェアのエントランスロビー(上/舞子)では、時に音楽会など多彩な催し物で入居者のコミュニティの場となっている。またアトリエ(右/芦屋)では絵画や陶芸などが楽しめ、生き生きとしたセカンドライフを応援する。






平山実は読み違いの結果です(笑)。「チャーミング・コート溝の口」で私が想定していた入居者の平均年齢は67〜68歳でした。ところが実際は75歳、エッと思いましたね。60代は、そんなことを考えてもいないんです。
島田そう考えるのは、75歳以上の後期高齢者ですよ。
平山ゼクスはセカンドライフの応援企業ですから、プレシニア層にもライフスタイルを提案していかなければいけません。みんな何をやりたいんだろう、と考えて出てきたのが、遊びと健康というテーマ。ゴルフ場やリゾートホテル、スポーツクラブなどでした。
でも、従来型の施設では、新しいライフスタイルの提案にはなりませんし、ゼクスでやる意味がありません。ゼクスらしいシステムをと考えた一つが、ゴルフ&リゾート会員権にシニアハウジングの優待申込権を組み合わせた「C-stage メンバーシップ」なんです。都心に会員専用のサロンをつくりました。そこで交流が生まれ、また何か新しい楽しみが生まれる場を提供したかったんです。沖縄でホテルを経営しているのも、暖かくて外国語のストレスがないところで、自由な時間を満喫していただくためです。社名のゼクスは、「Zenith Excellent Customer"s Satisfaction(究極の顧客満足)」の頭文字から採ったものですから、本当にご満足いただけるものをご提案し、実現していく。ゼクスのファンになっていただき、老後はすべてお任せいただけるような仕組みを考えながら進めていきたいと思っています。
島田あとは情報とファイナンスでしょうね。高齢者層には1兆4000億円もの資産があるわけですから、資産の有効活用へのアドバイスといったニーズもある。
平山ゼクスは、不動産証券化というフロー型のビジネスからスタートし、シニアレジデンスなどストック型のビジネスへと拡大してきました。企業が成長するためには、フローとストックのバランスが取れていないといけない。ゼクスの使命を実現するためには、ゼクス自身が永続的に成長し続けなければなりません。今後は優れたノウハウをもつ企業とのアライアンスを進めていきたいと考えています。
島田平山さんのすごいところは、ウオンツを察知し、実現してしまうところですね。いま、目標にしているのはどんなことですか。
平山数字的なことでいわせていただければ、2010年で経常利益100億円。シニアハウジングでトップ企業、ナンバーワンブランドにしていく。中期経営計画をキチンと積み上げ、創業20年目の2017年には遊び・健康・住まい・介護・医療の5つの分野で、それぞれナンバーワンブランドになりたいと思っています。
島田医療もですか。それはチャレンジングだ(笑)。
平山株式会社の参入が認められていないように、医療にはまだ壁があります。でも、欠くことのできないテーマですから、医療の質とホスピタリティを追求する医療サポート事業をもっと成長させていきたいと思っています。
島田先ほどもいいましたが、セカンドライフはゴールデンエイジ。セカンドライフ世代が望む最大のウオンツは、幸せになること、そして健康でいること。人の幸せを応援するゼクスへの期待は大ですよ。
平山 心の豊かさにつながるホスピタリティサービスの実現がゼクスの使命ですから、ぜひ応え続けていきたいですね。ゼクスグループの施設のご利用者は、5万人近くの方がおられます。この方々が、当社のR&Dセンターです。ゼクスは、みなさまがもっておられるたくさんのウオンツを、一つずつ確実に具現化していく。より豊かなセカンドライフを創造するお手伝いをするために、120%の力で挑戦していきます。


株式会社ゼクス 03-5510-1120(代表) URL www.zecs.co.jp
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