人に教えたくない店 [346]

仕事と付き合いで溜まった疲れは
有機野菜の食事と酒で一挙に挽回!

内田詠子さん

 
 
内田詠子 = 談
Eiko Uchida
うちだ・えいこ●
1973年、静岡県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業後、南日本放送に入局。アナウンサーとして「ぴかぴか情報市場」「内田詠子のGO!GO!GO!」「MBCニュース」などで活躍する。その後、フリーランスのキャスターとなり、NNN24「スーパーモーニングライブ24」や「マーケット・ナビ」での活躍ぶりが認められ、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のリポーターに抜擢される。現在、月〜水曜を担当。また、BS・i「大学病院救急救命室Vital Signs」ではインタビュアーとして活躍。
大沢尚芳 = 撮影斉藤由利子 = 構成
 
 

 深夜のニュース番組を担当するようになって1年ちょっと。月に数件、飲食店を取材しています。私が心してレポートするようにしているのは、匂いと味。テレビだと調理の音や雰囲気までリアルに紹介できますが、この二つは私の言葉を介さないと伝えられません。「おいしい!」と言うのは簡単ですが、その味わいを具体的にどう表現すれば視聴者に伝わるのか、言葉選びにはいつも頭を悩ませています。

 こういう仕事を通して出合ったなかでも、そのおいしさ以上に記憶に残るのは「旬」「有機野菜」「アンチエイジング」(老化防止)、というテーマで訪ねたお店です。取材後にプライベートでも通うようになったお店を、ご紹介したいと思います。

「麻布十八番」はメニューに「アンチエイジングコース」というそのものズバリなコースがあるお店。女性に支持されているのだろうと思っていたら、男性リピーターも多いと聞き、時代の気分とも合っていることを確信しました。旬の野菜や有機野菜を一度に何種類も食べられるのは、外食ならではの醍醐味です。

「BAR RAGE」は有機野菜を使ったカクテルが飲めるバーです。最初は洗練されたバーに大地が薫る有機野菜が合うのかな? と訝しんだのですが、実際に行くと、スマートで恰好いいんです。驚きますよ。

 なぜ私は、アンチエイジングのようなテーマに本能的に惹きつけられてしまうのだろうか、と考えてみたところ、三十路に突入したから(笑)というのも大きいのですが、主たる原因は、ロケ中や番組終了後の食事にありました。取材チームは男性ばかりなので、ランチは「がっつり系」の定食、夜はたいてい焼き肉。真夜中の誘いもほとんど断らない私を襲う、明け方のおなかの膨満感。そして目覚めれば、顔にむくみが……。せめてプライベートくらいは、となってしまうのは当然の理でしょう。私が体を張ってたどり着いたお店です。毎日を頑張っている働き盛りの女性には、特にお薦めします。

麻布十八番 アンチエイジングレストラン
麻布十八番

旬の有機野菜を一度に何種類も食べられるのが醍醐味


●体がよろこぶ料理をおいしく楽しく味わえる店。食材を厳選、砂糖不使用で薄味、調理法の追求により、栄養素を最大限に引き出す工夫も織り込まれている。また、店内は空調を排除し、水の循環で室温を一定に保つ。
●東京都港区麻布十番2-7-5 イプセ麻布十番1F
TEL.03-5443-5757
営業時間/12:00〜14:00(LO)、18:00〜22:30(LO) 日曜定休 カード可 ※予約したほうが確実


  1. 前菜の盛り合わせ、パスタ・リゾット・野菜料理(いずれか1品)、魚か肉を選ぶメイン料理で構成されるアンチエイジングコース5040円。この日のメイン、賀茂茄子とマグロの重ね焼き、鹿児島県産黒豚を2種の調理法で、を特別に盛り合わせ。栄養が吸収されやすい調理法を徹底的に貫く。
  2. 青汁のクレームブリュレ 自家製白ごまアイス添え735円。甘みは蜂蜜やメープルシロップでつけている。

バー
BAR RAGE バー・レイジ

バーテンダーならぬ
「ミクソロジスト」が作る有機野菜・果物を使った超健康的カクテル


●カウンター10席のほか、個室が4室あるのがうれしい。フルーツや野菜のカクテルではハーブやスパイスを隠し味に使い、フレッシュな甘さの中にウイットを効かせている。フードメニューも充実。ノンチャージ、サービス料15%。
●東京都港区南青山7-13-13 青山JIN&ITビル3F(ビルの1Fは入り口で肉を販売する焼き肉店)
TEL.03-5467-3977
営業時間/18:00〜翌5:00、日曜・祝日は〜翌2:00 無休 カード可 ※事前に空席確認を


バー・レイジ
この店ではバーテンダーのことをミクソロジストと呼ぶ。「混ぜる+学問+実践する人」を意味する造語で、バーシェフという発想から生まれた。イギリスやニューヨークのバーが発信地。
  1. グラニュー糖をふったトマトをバーナーでキャラメリーゼ。様々なキッチンツールが駆使されるのもこの店ならでは。
  2. 店長の一守邦泰さん。店内には新鮮な果物や野菜が並ぶ。
  3. 手前から、グラスを塩&胡椒でスノースタイルにしたトマトのカクテル、バニラビーンズが香るパッションフルーツのカクテル、セロリが爽やかなマスクメロンのカクテル。フレッシュフルーツカクテルのベースはフランス産のプレミアムウオツカで、各1ショット1600円。
 
 
PRESIDENT 2006年8.14号
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