人に教えたくない店 [337]
外でお食事するということは非日常のイベントみたいなもの。
家では絶対に味わえない味、サプライズを求めたいですね
生田智子さん
ここ「オテル ドゥ キタオカ」さんは、家族や親戚がさまざまなメモリアルでお邪魔している生田家の御用達なんです。お味のよさはもちろんですが、何度訪ねても楽しみなのは、極上の気分にさせてくれるプラスの演出。
それは席に着いたときから始まります。ギャルソンの方々がとてもお話し上手で、メニューを選ぶ段階からおいしさに対する期待がどんどん高まってしまうのです。食材の話だったり、お料理の由来だったり。
そうして食事が始まるわけですが、クライマックスはメインディッシュ。銘々のお料理が銀のクロシュ(蓋)をかぶって登場し、「ボワラ!(Voilà!)」(どうぞ!)の掛け声でオープン。その瞬間、たまらない香りが立ちのぼり、得もいわれぬ幸福感に包まれます。大勢での会食だとシェフまで参加して、サプライズをプレゼントしてくれるのです。香りに酔いしれ、料理の美しさに目が喜び、そして、すばらしい味わいに舌が踊る。一つの料理でこれほどまで感動できるのは、すばらしいことです。
外でするお食事の醍醐味は、味だけでなく、普段の暮らしではありえない高揚感が伴ってこそだと思っています。インテリアもしかりで、最近教えてもらった「漢粹」は、水族館に迷い込んだような気分になれるんですよ。中国料理との関係は謎ですが、その凝りようは隅々までチェックしたくなるほど(笑)。
そこで飲茶を味わっていると、とても楽しくなります。そして、味わえば気分はまさに香港の雑踏が聞こえてきそう。営業時間の関係もあって、都心にあるにもかかわらず超穴場な一軒です。
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●フランス料理
オテル ドゥ キタオカ
フランスのエスプリたっぷりで
大好きな「ボワラ!」な瞬間。
大人の愉しみにあふれています
●オープンして18年。代表取締役の北岡博昭さんは、フランス食文化の奥深さを料理、サービスのあらゆる面で表現。隠れ家的レストラン。
●東京都豊島区西池袋5-26-16 CHIBAビル1F
TEL.03-3959-6655
営業時間/11:30〜14:00(LO)、18:00〜21:00(LO) 月曜定休 カード可 ※予約可
ランチはプリフィックスコース3800円、夜はプリフィックス6850円、9450円とコース料理1万2600円、1万6800円がある。写真はコース料理より。
- フランス産ホワイトアスパラガスと活オマール海老のロースト モリーユ茸のソースで。
- フォアグラ、和牛ひれ肉のソテー、和牛ほほ肉の煮込みの三段重ね。
- スズキのポワレと10種のボイル野菜 バジルソースで。魚はすべて長崎から朝獲れが届く。
●中国料理
漢粹 かんすい
食材を吟味し、手間を
惜しまない丁寧な仕事。
料理人の愛情が
伝わってくる
感動的なおいしさ
●13:00までツムラの社員食堂となっている異色の店。ランチは飲茶のほか、多彩な麺飯料理やミニコースも楽しめる。海の洞窟をイメージしている店内では、シュモクザメやシーラカンスが出迎えてくれる。男女とも化粧室は必見。
●東京都千代田区六番町2 ツムラ六番町ビルB1F
TEL.03-5210-3377
営業時間/月曜から金曜13:00〜15:00(LO)、17:00〜21:30(LO)、土曜は12:00〜15:00(LO)、17:00〜21:30(LO) 日曜・祝日定休 カード可 ※夜は予約を。個室1室あり

写真はすべて2人前。
- 月替わりの特別菜譜9240円から、活ホタテ貝と春雨のガーリック蒸し。
- ランチ限定の飲茶は20品から選べ6品1890円、8品2520円。
- 特別菜譜より、やわらか豚肉の黒豆ソース土鍋煮込み。揚げてからじっくり蒸し上げた豚肉は、とろけるよう。竹村洋一料理長は、蒸すという広東ならではの調理法を大切に守り、食材の滋味を引き出す。
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