人に教えたくない店 [334]
「本当によく食べますね」と呆れられるほど食欲は旺盛!
無駄な動きと無駄なテンションでカロリー消費しています(笑)。
用稲千春さん
寒くなると、無性に恋しくなるのがおでん。このことに気づいたのは、仙台で暮らした5年間でした。それまで日本酒を飲めなかったのですが、地酒の浦霞でおいしさを覚えてしまい、仕事の反省会がいつしか利き酒会のような集まりに発展。このことで食に目覚め、ふと気づいたら、「あぁおでんが食べたいなぁ〜」って(笑)。
さっそく母に電話して、うちのつくり方を教わりました。煮込むほどおいしくなるおでんは、一人暮らしにも便利なんです。近所におでん種屋さんがあったので、大量に仕込んでいました。私、おでんの玉子が大好きで、これで喉を詰まらせてもいいくらい(爆笑)。「一日一個にしておきなさい」って母がわざわざ電話してきたのも、懐かしい思い出です。
活動拠点が東京に移り、おでんならここ、と連れてきてもらったのが「六根」でした。おでん種ごとに完成されていることに驚かされ、味わえば実に洗練されたおいしさ。さすがはプロの仕事です。何度訪ねても感動が薄まることがありません。
おでん同様に、定期的に恋しくなるのが「イル・ペンティート」のピッツァ。薪窯でパリッと焼かれたモチモチの薄い生地の食感が、私を手招きするんです(笑)。生地のおいしさに加え、チーズのおいしさが違うので、ついつい食べすぎてしまいます。今、話しているだけで食べたくなってきてしまいました。食べたいモードに突入したら数日内に味覚を満足させたいのですが、小さな店なので予約が取れないことも。これが唯一のストレスでしょうか。
-
●おでん料理
六根 ろっこん
おいしいだしが
じゅわ〜っと染み出す
あの瞬間が幸せ
●一歩踏み込んだ途端に圧倒される、ゆったりとした空間とインテリアの贅。おでん種ごとの下ごしらえ、煮込み、そして注文後の仕上げと、庶民派とは一線を画すおでんを一年中味わえる。
●東京都港区西麻布3-17-25
TEL.03-3405-6950
営業時間/17:00〜翌3:00(LO)、ただし日曜・祝日は〜22:00(LO) 無休 カード可 ※冬季は要予約

「京懐石の煮物を特化させた」というおでんは、大鍋で煮込まれた後、最後の仕上げが個別に施される。
- 阿武隈産の牛すじのおでん740円。とろとろに煮えた牛すじを有馬山椒で味わう。
- 手前は岩手産地卵のおでん420円、奥は季節替わりの種、生たらこのおでん650円。季節ものは常時6〜8品が並ぶ。
- 不動のトップ人気、大根のおでん420円は3日がかりで仕込まれる。京都・洛北の湧き水を使い、土佐鰹節と利尻昆布でとっただしで煮るおでんは、味がしっかりと染み、食材の旨味が生きる。

●ピッツェリア
イル・ペンティート
あれもこれも食べたい。
だから、いつも注文しすぎ。
よそで期待と違う
ピッツァを食べた後は、
ここで食べ直したくなります
●ローマ市民に愛されるピッツァの専門店。薪窯はローマの最高の職人につくってもらった本物で、高温で瞬時にパリッと焼き上がる。ワインをボトル注文した人だけがオーダーできる前菜メニューもある。席料420円(ブルスケッタ付き)。
●東京都渋谷区代々木3-1-3
TEL.03-3320-5699
営業時間/19:00〜22:00入店 日曜・祝日定休 カード不可 ※要予約
- リヴォルノ風チコリのサラダ1000円。極めてシンプルだが、次の料理への期待が高まる魅力的な味わい。
- ハムとルッコラ、パルメザンチーズの前菜2000円。契約農家から届くルッコラの下には、モルタデッラとミラノサラミがびっしり敷き詰めてある。
- フンギポルチーニのピッツァ2500円。フレッシュポルチーニの豊かな香りと食感、モッツァレラチーズの甘さが渾然となった旨さに驚かされる。2月20日頃までの限定メニュー。
おすすめコンテンツ
-
- dancyu
- 真っ赤に燃える 激情の辛味 名古屋「台湾ラーメン」
- 新ご当地ラーメンの旅
-
- dancyu
- 新発想の“おつまみおでん”
- スーパードライ「至上の一皿」47 東京・広尾「金のおでん 羽重」
-
- プレジデント
- [第14回] 理想は「アメーバみたいな組織」
- ダブルキャリア列伝【4.特別篇】 石黒不二代さん









