人に教えたくない店 [303]
中国料理店の焼きそばも好きだけど、ペヤングも食べたい。
そんな僕ですが、舌の確かさにはちょっと自信があります
金子達仁さん
僕が寿司と酒を教わったのは、「すし昂」の松本卓さんが師事する四谷「すし匠 はな家与兵衛」の親方。初めて訪ねたのは、いきなり著書が売れた1997年頃。それまでは、寿司といえば回転専門(笑)。すし匠の寿司をごちそうになり、今まで寿司を食べていなかったことに気づかされました。僕が食べていたのは、米と刺し身の集合体にすぎなかったんです(笑)。
そのすし匠で修業を積んでいた松本さんが独立したのは、ちょうど1年前。応援する意味もありますが、深夜までやっているので職業柄足を運びやすく、四谷と交互に顔を出しています。それに、寿司を知って7年の僕が大きな顔をさせていただけるというのは貴重でしょう(笑)。
仕事で知り合った人々や嫁の両親を案内しては、しびれさせています。連れて行った人たちは、必ずすし昂にハマってくれます。これが本当にうれしい。快感すら覚えます。
それと突然、無性に食べたくなるのが沖縄そば。仕事中の深夜に頭から離れなくなり、たまらずに探したのが朝までやっている「なんくるないさ」。勢い出かけたところ、沖縄の路地裏にありそうな雰囲気に、心なごむ気取りのない味。しかも新顔の僕に「スープの味つけ、どうしますかぁ?」って厨房から声がかかり、それがとてもうれしかった。考えてみれば、通っている店はどこも作り手と話を交わせる店ばかり。僕はおいしいだけじゃ駄目なんです。
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●寿司
匠 すし昂
寿司と焼酎が合うことを
初めて知りました。
ここでは「焼酎屋 兼八」をぜひ。
心から惚れ込む旨さです
●カウンター8席の小体な店。締める、煮る、漬けるといった江戸前寿司の伝統を味わえる。基本はおまかせ。予算は酒別で一人1万5000円〜。
●東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山103
TEL03-5411-1420
営業時間/18:00〜深夜 月曜定休 カード可 ※要予約(当日でも構わないが、電話は早めに)

- 旬の握り。手前から青森産平目のエンガワ、青森産鮪の赤身のづけ、九州の白いか、唐津の赤うに、玉子。
- 1つのネタを2通りで味わえる酒肴。手前の秋刀魚は、煎りワタと大根おろしで食べる刺し身、あさつきで食べるたたき。奥の穴子は、山葵を混ぜた大根おろしで食べる煮穴子と、梅肉で味わう白焼き。
- 手前は炙りかますの押し寿司、奥はあんきも。

●沖縄家庭料理
琉球家 なんくるないさ
夫婦揃って沖縄好き。
現地の気分も味わえる
店がある幸せに乾杯
●オーナーの母が料理指導を行ったナチュラルな料理が人気。泡盛はグラス売り578円〜のほか、4合瓶3990円〜、1升瓶7875円もある。
●東京都港区新橋3-25-15(JR高架下)
TEL03-3433-7933
営業時間/17:00〜翌3:00(LO)、ただし月曜は〜翌2:00(LO)、土曜は23:00(LO) 日曜・祝日定休 カード可 ※予約をしたほうがいい
- ソーキそば893円。3時間かけて煮込むソーキ(骨つきスペアリブ)がなんとも旨い。そばは那覇で人気の「守礼そば」のコシの強いつるつる麺を特別に取り寄せ。
- 金子さんが泡盛と一緒に必ず頼むスクガラス(あいごの稚魚の塩漬け)578円。豆腐も沖縄の硬い島豆腐を使用。
- 他店とは一線を画すティビチ(豚足の煮物)872円。沖縄の塩だけで煮るため、さっぱりとろとろが絶品。オーナー雨久たつこさんのおばぁ直伝の味。










