英国系総合金融グループHSBCの信頼と安心

「ローカルを知ること、
それがHSBCの考えるグローバル」

 
 
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HSBCグループ在日代表
グラハム・マクノートン
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世界有数の総合金融グループHSBC。
1865年の設立以来約140年。
激動の世紀をまたぎ、この間
いくつもの金融機関が淘汰されるなかで
大きく前進を続けている。
それを可能にした原動力は、
顧客との長期的なつながりを重視した
HSBCの経営ポリシー。
昨年11月に着任したHSBCグループ
在日代表のグラハム・マクノートン氏に
その戦略を聞いた。
 
 

地域に根を下ろした
世界最大規模の金融グループ

 歴史ある世界規模の企業を一言で表現することは至難の業だ。もしできるとするならば、その企業のミッションが明確だということに他ならない。

「ワールズ・ローカル・バンク(地域に根づいたグローバルな金融グループ)」。

 香港上海銀行を母体とするHSBCグループの140年の歴史は、この言葉とともに歩んできた。

 世界各地でその地に根をおろした金融サービスを提供する。一部の外資系金融機関に見られるような短期的な利益を目的とはせず、顧客との長期的な関係を築くことで、共存し、評価されることを勲章とするビジネススタイルである。それを支えるのが世界9500カ所の拠点だ。

「世界的なネットワークを生かしながら、地域密接型の銀行であることがライバルにはないHSBCの最大の強みです。顧客サービスやリレーションシップ強化といった金融機関としての基本こそ、HSBCが最大限重視していることです」

 HSBCグループ在日代表のグラハム・マクノートン氏は、HSBCの基本スタンスをこう表現する。

「日本で営業を開始して以来約140年間ビジネスを続けています。その間にはもちろん、良いときも悪いときもありましたが、現在に至るまで撤退は行っていません。他の国を見ても、撤退をしては、また機会を見て戻って来るようなやり方は行っておりません。安定的に、継続的に成長するというのがわれわれのやり方なのです」

 世界が認めてきたこうしたHSBCのスタンスは、日本でもその評価が高まってきている。

 今年1月5日に発表された日経金融新聞の全国の上場企業を対象に実施した「金融機関人気ランキング」によると、銀行部門では、経営健全化しつつある邦銀が順位を高める一方で、相対的優位性の薄れた外資系銀行が軒並み順位を落とした。そのなかで唯一順位を上げたのが香港上海銀行である。

 金融システム不安が薄らいだことで、企業は銀行のサービス面や情報力に目を注ぎ始めているが、この結果は、HSBCグループの「ワールズ・ローカル・バンク」というスタイルが今またあらためて注目を集めたということに他ならない。

 別な面から見れば、優良企業が銀行の選別を始めているなかで、HSBCは選ばれる金融機関としての内容があることを、明確に示したといえる。

企業価値を創造する
さまざまなソリューション

 昨年12月24日、保険会社の買収が発表された。

「ミレアホールディングスによる、スカンディア生命の買収」だ。 ミレア傘下の東京海上が、スウェーデンの保険会社日本法人の発行済全株式を取得したというもの。これによって、ミレアはスカンディアの主軸である変額年金の市場を獲得することができた。拡大する個人年金マーケットをめぐるこの買収劇では、HSBCが投資銀行業務の一環として、スカンディア側のファイナンシャル・アドバイザーを務めていたのである。

 また、HSBCは、伝統的に資金為替や貿易金融などの商業銀行業務での定評が高い。近年は、さまざまな金融サービスで、さらにその力を見せつけている。

 例えば、HSBCの高い調査・アドバイザリー能力が発揮されたケースが、NTTドコモの海外進出に対するアドバイスである。世界第2位の携帯電話会社である同社であっても未進出の地域(香港、オランダ、英国)についてはサポートを必要としていた。  

 その役を担ったのが情報調査力と交渉力で群を抜いているHSBCだった。とりわけ通信事業における分析力は世界トップレベルで、事業価値の評価、投資先との交渉に加え、各国・地域での最新の法規情報のほか、長期的視野に立った案件のリスク評価など多岐にわたるサービスを提供したのだ。

 こうした案件からも分かるとおり、商業銀行業務にとどまらず、国際的なM&Aなどを手がける投資銀行業務においても、HSBCは高い実績を挙げている。

 金融にかかわるあらゆるサービスを高い次元で提供する。こうした総合力も「ワールズ・ローカル・バンク」であることとともに、もう一つの特徴である。世界で事業展開する企業にとって、HSBCに蓄積された知識・サービスの提供能力は、大きな価値を生み出さずにはおかない。

強さを発揮する中国ビジネス支援

 2008年の北京オリンピックも視野に入れ、さらなる発展を続ける中国は、この10年間、日本だけでなく、世界中の企業から注目を集め続けている。特に近年、中国市場は第二段階に入ったといわれる。従来は、安い工賃で加工した製品を日本など海外に輸出する「加工・輸出型」だったが、ここ数年は自動車や家電製品を中国国内で販売する「国内販売型」ビジネスが急増している。

 中国が、世界の「工場」から「消費市場」としても拡大しつつあるなか、外国企業が中国でビジネスを行うことの難易度は高まってきている。

 分かりやすい例を挙げてみよう。

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1998年、東京・日本橋に建設された10階建ての自社ビル。

 日本企業が中国企業に商品を卸して、後日その代金を受け取るようなケースが増える。商慣習の異なるなかで円滑に売買代金の回収と管理(キャッシュ・マネジメント)を行うシステムを築くことは、中国でビジネスを展開したい日本企業にとって死命を決する重要事項となる。

 日本企業が中国企業に商品を輸出する際に、信用状(L/C Letter of Credit=指定の条件で輸出された場合に中国の銀行が中国輸入者に代わって支払い保証をするもの)を受け取って、その輸出債権を保全していると考えてみよう。ただ単に信用状で債権が保全されていると思いがちだが、実際は、その取引には、中国企業自体のリスク以外にも、カントリーリスク(突然の外貨規制等で外貨決済不能や決済が遅れたりするケース)・銀行リスク(信用状発行銀行による決済の遅延や債務不履行になるケース)の2つのリスクが潜んでいる。それらのリスクを抑えて、決済期日に売買代金を受け取ることは日本企業によって最重要課題となる。HSBCの貿易金融サービスはそれらの貿易金融分野でのリスクヘッジ商品を日本企業に提供し続けている。

 また政治的な状況を読み解くことも中国ビジネスにおいては不可欠な要素である。

 対中国ビジネスをサポートするサービスは、邦銀やコンサルティング会社も力を入れている分野である。とはいえ、資金管理から、政情分析までをサポートできる能力を持つ組織となると自ずと限定される。

「HSBCには、長年培ってきた中国ビジネスに関する経験とノウハウ、そして中国の政治経済全般における情報収集力があります」

 マクノートン代表が言うように、HSBCグループはその母体である香港上海銀行として1865年にスタートして以来、中国におけるプレゼンスを保ち続けている。最近も外資系銀行として初の地場銀行への資本参加として注目を集めた、上海銀行への出資や、地場の保険会社への出資など、中国経済への足がかりを増している。

 このようにHSBCが展開する上海、北京をはじめ12拠点ある中国国内ネットワークや中国政府、経済界とのつながりは、他の追随を許さない圧倒的な強みである。

「中国ビジネスに関するサービスを提供するために、東京にチャイナデスクを置いています。また上海にもジャパンデスクを設置し、われわれの中国でのビジネスのなかに、日本企業に向けた対中国ビジネスの支援体制を確固とした形で組み込み、中国で築いてきたビジネスのノウハウを、日本のお客様に提供しています」

 チャイナデスクとは、正式名称を「中国業務推進室」という。HSBCが、2002年3月、日本企業の対中国ビジネスをあらゆる側面から支援する目的で、東京に新設した部署である。

 ジャパンデスクは上海支店に置かれた日本語での応対を受け付けている部署で、日本からシニア・マネージャークラスの人材を上海に駐在させている。東京のチャイナデスクには中国から専門家を配置し、両者が密接に連絡を取り合って、情報に対する顧客のニーズに応えている。

140年の歴史が築く信頼と安心

1866年、横浜に開設した当時の支店。その後神戸、大阪、長崎、東京に開設された。
 HSBCグループは、「香港上海銀行」を母体として1865年に設立。当時、中国沿岸で活動していた貿易会社に対して、金融サービスを提供する目的で開設された。本店を香港、支店を上海とロンドンに、駐在員事務所をサンフランシスコに設置するところからこの金融グループはスタートした。
 翌年には幕末期の日本に横浜支店を開業している。日本銀行が開業する16年前のこと。香港上海銀行は、日本近代とともに幕を開けた、事実上、日本最古の銀行である。
 その後も「ワールズ・ローカル・バンク」の理念に基づき、ヨーロッパをはじめ、アジア太平洋地域、北米およびラテンアメリカ、中近東、アフリカなど世界各地にネットワークを構築し続けた。
 1992年には、「銀行史上最大の買収」といわれる、英国のミッドランド銀行買収を実行し、名実ともに世界最大規模の金融機関となった。
 現在、日本で事業を展開しているHSBCグループの主要な企業は、香港上海銀行、HSBC証券会社、HSBCアセット・マネジメント。この3社によりHSBCグループの総合的な金融サービスを提供している。
 98年には、東京・日本橋に自社ビルを竣工している。日本に自社ビルを持つ数少ない外資系金融機関でもある。これも、「ローカルに根ざす」HSBCグループの矜持の表れだといえる。

 この仕組みにより、中国に精通したスタッフの力を結集し、HSBCグループの関連部門と連携しながら、中国業務関連の情報とノウハウを集中させることが可能になった。HSBCにしかできない、日本企業の対中国ビジネスに関する的確な財務アドバイスや金融ソリューションを提供している。

 また、各地で顧客向けに中国ビジネスに関するセミナーを開催するなどきめ細かいサービスも行っている。

 中国ビジネスにおける強みは、アセットマネジメントの分野でも生かされている。その一つが、02年1月に設定された投資信託「HSBCチャイナオープン」で、これまで日本で販売されている中国株式投信のなかでは、抜群の運用成績を収めている。

 このファンドは、現在は、主として中国の証券取引所(香港、上海、深セン)に上場する株式を投資対象としている。

 運用は、1992年以来、中国株式の運用で好成績を収めているHSBCアセット・マネジメント(香港)のチームが行う。世界の運用拠点から集められたグローバルな情報とその分析を視野に入れながら、香港を拠点とする運用チームが他のアジア地域の株式を運用するチームの協力を得ながら、中国の経済・政治の分析を行っている。個々の企業の分析のため、会社訪問はとりわけ時間を割いて現地の新鮮な情報を徹底的に収集している。同チームは、すべて欧米の新しい投資理論を身につけ、同時に言語も含めて中国の事情に明るいメンバーが任に当たっている。

日本企業をあらゆる面でサポート

 日中間のビジネスに、より強い絆をつくるために着任したといってもいいマクノートン代表は、90年、32歳の若さでロンドンと香港におけるグループの上級経営陣の一員となり、01年からはアジア太平洋地域を監督する国際統括責任者として激動するアジア経済のなかで金融ビジネスに携わってきた。その目から、日本経済の現状をどのように見ているのか。

「全体的に先行きに対してポジティブになってきています。金融業界の再編、構造改革が行われ、企業収益も回復、日本経済には回復の兆しが見えています。私は日本に来て2カ月ですが、顧客の方々、同業他社などと話すなかで、この見方はより確かなものになっています」

 ようやく、日本経済が一歩踏み出す時期が訪れたわけだ。このチャンスを生かすための後押しをするのが金融機関の役目である。

「私たちが最も重視しているのは、お客様と一緒に伸びていくこと。一度取引を始めたお客様には必ず満足いただけるという自負を持っています」

 45歳の若きバンカーが率いるHSBCは、日本企業にとっての新たな信頼できるパートナーとなる。何よりも金融機関本来の姿がそこにある。

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●お問い合わせ先/
HSBCグループ 電話03-5203-3000(代)
 
 
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